米中央軍(CENTCOM)は、ラッカ文民評議会とアラブ人部族長が12日に行った仲介に基づき、ダーイシュ戦闘員をラッカ市から退去させるための車列が同地を出発したと発表した。
有志連合はこの仲介には関与していないという。
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一方、ラッカ県一帯で暮らすブライイジュ部族の長アミール・ハーブール氏は、ANHA(10月14日付)に対し、西クルディスタン移行期民政局の傘下で発足した自治組織であるラッカ文民評議会に参加する意向を表明した。
また、ラッカ県の部族長や名士らが共同声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して、ラッカ市からのダーイシュ(イスラーム国)の「傭兵」の掃討を改めて求めた。
AFP, October 14, 2017、ANHA, October 14, 2017、AP, October 14, 2017、ARA News, October 14, 2017、CENTCOM, October 14, 2017、Champress, October 14, 2017、al-Hayat, October 15, 2017、Kull-na Shuraka’, October 14, 2017、al-Mada Press, October 14, 2017、Naharnet, October 14, 2017、NNA, October 14, 2017、Reuters, October 14, 2017、SANA, October 14, 2017、UPI, October 14, 2017などをもとに作成。
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