アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(10月14日付)によると、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるダーラト・イッザ市の住民が、金曜日の集団礼拝後に街頭デモを行い、イドリブ県およびアレッポ県に侵攻・進駐したトルコ軍部隊に歓迎の意を示した。
クッルナー・シュラカーによると、このほかにも、反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市や国境沿いの避難民キャンプ、アレッポ県のアターリブ市、アンジャーラ村、カフルハムラ村、アフタリーン市、アアザーズ市、ジャラーブルス市、バザーア村、ウンム・カラーミール村、タッル・ダマーン村、ヒムス県のラスタン市、ダマスカス郊外県東グータ地方のほぼすべての町村で「シリア怒りの日」と銘打った同様のデモが行われ、合計で数千人が参加、トルコ軍侵攻に歓迎の意思を示す一方、アサド政権打倒、逮捕者釈放、イラン・ロシアの占領反対が訴えられた。
ダマスカス郊外県でのデモでは、ホワイト・ヘルメットがデモを主導したという。
AFP, October 14, 2017、ANHA, October 14, 2017、AP, October 14, 2017、ARA News, October 14, 2017、Champress, October 14, 2017、al-Hayat, October 15, 2017、Kull-na Shuraka’, October 14, 2017、al-Mada Press, October 14, 2017、Naharnet, October 14, 2017、NNA, October 14, 2017、Reuters, October 14, 2017、SANA, October 14, 2017、UPI, October 14, 2017などをもとに作成。
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