シリアのタルジャマーン情報大臣「和解や緊張緩和はクルドの自治を認めるものではない」(2017年10月23日)

シリアのムハンマド・ザーミル・タルジャマーン情報大臣はスプートニク・ニュース(10月23日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリア国内での和解プロセスや緊張緩和地帯設置を、西クルディスタン移行期民政局が推し進める連邦制構想や自治強化に向けた動きを正当化し、そのための起点とみなすような言説を非難した。

タルジャマーン情報大臣は「みなが理解せねばならない決定的ななポイントは、シリア憲法、シリアへの愛国心、そしてシリア国旗のもとで、すべてが議論、合意、コンセンサスのために開かれているということで、ユーフラテス川東岸、ユーフラテス川西岸といった呼称を我々は承知していないし、承認もしないだろう」と述べた。

タルジャマーン情報大臣はまた「シリア民主軍(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体)は、ラッカ市の将来は分権的な民主的国家の枠内で住民が決めると宣言したが…、分権制など存在し得ない。ダマスカスこそが、シリア・アラブ共和国を政治、経済、社会の面で主導する…。新たな未来を作りたいという意思が将来にあるというのであれば、それはシリア人が言うべきものであり、米国など外国が言うものではない…。シリア人こそが自分たちの国の未来、そしてかたちを決める」と述べた。

AFP, October 23, 2017、ANHA, October 23, 2017、AP, October 23, 2017、ARA News, October 23, 2017、Champress, October 23, 2017、al-Hayat, October 24, 2017、Kull-na Shuraka’, October 23, 2017、al-Mada Press, October 23, 2017、Naharnet, October 23, 2017、NNA, October 23, 2017、Reuters, October 23, 2017、SANA, October 23, 2017、Sputnik News, October 23, 2017、UPI, October 23, 2017などをもとに作成。

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