YPGに従軍していた英国人が死亡する一方、米国人戦闘員の俳優は「マンチェスターの復讐のためラッカに来た」主張(2017年10月24日)

BBC(10月24日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に参加していた英国人のジャック・ホームズ氏(24歳)が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配から解放されたラッカ市での地雷撤去作業中に死亡したと伝えた。

ホームズ氏は2015年に人民防衛隊に加わり、ハサカ県のタッル・ハミース市、アレッポ県のマンビジュ市、ラッカ県のタブカ市、ラッカ市での戦闘に参加、ラッカ市での戦闘では、スペイン人、米国人、ドイツ人の隊員とともに狙撃部隊を編成していたという。

ANHA, October 24, 2017

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西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に従軍している米国人俳優のマイケル・インライト氏がフェイスブックのアカウント「ユーフラテスの怒り」ラッカ解放戦」のビデオ映像(https://www.facebook.com/raqqaliberation/videos/489074444782010/)に登場し、「マンチェスターでの犠牲者のために復讐する目的でラッカ市にやって来た」と述べた。

マンチェスターでは2017年5月22日、マンチェスター・アリーナで自爆と思われる爆発が発生し、少なくとも22人が死亡、59人が負傷した。

Facebook, October 24, 2017

AFP, October 24, 2017、ANHA, October 24, 2017、AP, October 24, 2017、ARA News, October 24, 2017、Champress, October 24, 2017、al-Hayat, October 25, 2017、Kull-na Shuraka’, October 24, 2017、al-Mada Press, October 24, 2017、Naharnet, October 24, 2017、NNA, October 24, 2017、Reuters, October 24, 2017、SANA, October 24, 2017、UPI, October 24, 2017などをもとに作成。

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