マティス米国防長官「ジュネーブで成果が上がるまでシリアから米軍部隊を撤退させない」(2017年11月14日)

ジェームズ・マティス米国防長官は、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を口実にシリア国内各所に米軍部隊を進駐させている件に関して、ワシントンDCの国防総省で記者団に対し、「ジュネーブ・プロセスが成果を得るまで、すぐに立ち去るつもりはない…。この混乱に対して何かする必要がある。一部で軍を戦わせて、別のところで「幸運を祈る」と言い放つ以外のことをだ…。我々は外交的解決に際して条件を示すことになる」と述べた。

また、ヨルダン政府が、米国、ロシアとともにシリア南部で「暫定的緊張緩和地帯」の設置に合意したと発表したことに関しては、「ロシアの憲兵がシリア南西部の緊張緩和地帯に展開している。しかし、それぞれの地域には個性がある。つまり、シリア南西部にそれ以外の地域の状況を一般化して当てはめることは難しい」と述べた。

ロイター(11月14日付)が伝えた。

**

この発言に対して、シリアの外務在外居住者省消息筋はSANA(11月14日付)に対して「シリアにおける米国の駐留を紛争解決のプロセスと結びつけるのは、駐留を正当化する口実でしかない」と非難、「一切拒否される」と述べた。

AFP, November 14, 2017、ANHA, November 14, 2017、AP, November 14, 2017、ARA News, November 14, 2017、Champress, November 14, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2017、al-Hayat, November 15, 2017、al-Mada Press, November 14, 2017、Naharnet, November 14, 2017、NNA, November 14, 2017、Reuters, November 14, 2017、SANA, November 14, 2017、UPI, November 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: 諸外国の動き パーマリンク