イランのハサン・ロウハーニー大統領は、国営テレビを通じてダーイシュ(イスラーム国)に対する勝利宣言を行った。
ロウハーニー大統領は「今日、アッラーとこの地域におけるレジスタンスの支援を受け、我々はこう言うことができるようになった。「人々の頭上にのし掛かってきた悪は弱まった」。もちろん、逃亡劇は続くだろう。だが、基本的、そして根本的にダーイシュは廃滅された」と述べた。
一方、イラン・イスラーム革命防衛隊の公式サイトであるセパ・ニュース(11月21日付)が伝えたところによると、ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官は、イランの最高指導者アーヤトッラー・アリー・ハーメネイー師に書簡を送り、ダーイシュ(イスラーム国)が終わったと報告した。
書簡のなかで、ソレイマーニー司令官は、多国籍部隊がイラン・イスラーム革命防衛隊の指揮下でダーイシュに対するシリア軍の軍事作戦を支援したとしたうえで、「聖地防衛に尽力したイラン、イラク、シリア、アフガニスタン、パキスタンの数千の殉教者と負傷者」に謝意を示した。
ソレイマーニー司令官はまた、レバノンのヒズブッラー、イラク人民動員隊がダーイシュ壊滅に「決定的な役割」を果たしたと指摘した。
AFP, November 21, 2017、ANHA, November 21, 2017、AP, November 21, 2017、ARA News, November 21, 2017、Champress, November 21, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2017、al-Hayat, November 22, 2017、al-Mada Press, November 21, 2017、Naharnet, November 21, 2017、NNA, November 21, 2017、Reuters, November 21, 2017、SANA, November 21, 2017、Sepah News, November 21, 2017、UPI, November 21, 2017などをもとに作成。
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