アル=カーイダ系のシャーム解放機構などが活動を続けるイドリブ県、ダマスカス郊外県東グータ地方に対するシリア軍の爆撃続く(2018年2月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーッス村、カフルサジュナ村、ダイル・シャルキー村、ジスル・シュグール市を爆撃し、10人が死亡した。

またシリア軍戦闘機が、ジャルジャナーズ町、ハラーキー村を「樽爆弾」で爆撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、アブー・ズフール町近郊のカルバ丘一帯でシリア軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が東グータ地方のドゥーマー市、アルバイン市に対する爆撃を継続し、子供2人を含む7人が死亡し、50人あまりが負傷した。

同監視団によると、5日以降のシリア軍による爆撃での犠牲者数は230人以上にのぼっているという。

一方、SANA(2月9日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がジャルマーナー市を砲撃し、5人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月9日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がアッバースィーイーン地区、ザブラターニー地区、ドゥワイラア地区を砲撃し、6人が負傷した。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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