Category Archives: レバノンの動き

クルド最高委員会がジュネーブ2に民主統一党のムスリム共同党首を団長とする使節団を派遣する意向であると報じられるなか、国連平和維持活動局はゴラン高原非武装地帯でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘に関する報告書を安保理に提出(2013年6月7日)

国内の暴力 ヒムス県によると、シリア人権監視団によると、マスウーディーヤ村、東ブワイダ市、ガントゥー市などで軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。 一方、SANA(6月7日付)によると、クサイル市郊外のマスウーデ … Read More

ヒムス県ではシリア軍が東ブワイダ市、ダール・カビーラ村、ラスタン市に対して空爆・砲撃を加える、米国は同軍による軍によるクサイル市制圧を非難(2013年6月6日)

国内の暴力 クナイトラ県では、『ハヤート』(6月7日付)によると、反体制武装集団がゴラン高原の対イスラエル非武装地帯との境界にある国境通行所(クナイトラ検問所)を一時占拠したが、軍が戦車を用いて奪取した。 この戦闘にUN … Read More

シリア軍がヒムス県クサイル市を制圧し同氏の治安と安定を回復したと発表、カイロで開催されたアラブ連盟緊急会議ではシリア情勢に加えヒズブッラーのシリアでの戦闘への参加・支援などについて審議される(2013年6月5日)

国内の暴力 シリア軍武装部隊総司令部は、ヒムス県クサイル市および周辺の村々に対する一連の作戦の末、5日早朝に市の治安と安定を回復し、テロリストの浄化を完了したと発表した。 また、戦闘により、多数のテロリストを殺害、またそ … Read More

シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会が「シリアで化学兵器が使用された」とする報告書を公開、米仏はすぐさまアサド政権の関与を疑う(2013年6月4日)

国連人権理事会の動き シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会(パウロ・セルジオ・ピネイロ委員長)は、シリアでの軍と反体制武装集団の戦闘での化学兵器使用疑惑に関して「信じるに足る根拠がある」とする報告書を公表した … Read More

シリア軍作戦司令官のハドゥール准将がアレッポ市内の治安委員会で「マンナグにフサインの旗を揚げ、フサインの旗のもとに戦う」と宣言しシーア派信徒らを鼓舞、アラブ連盟事務副長がヒズブッラー戦闘員によるシリア国内の戦闘への参加を非難(2013年6月3日)

反体制勢力の動き シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、『シャルク・アウサト』(6月3日付)に対して、「北朝鮮の士官がアレッポ(県)で政府軍側について戦闘に参加している」と主張した。 アブドゥッラフマー … Read More

シリア革命総合委員会がシリア革命反体制勢力国民連立からの脱退を発表するなか、レバノンの対シリア国境地帯でヒズブッラーの戦闘員とシリアの反体制武装集団が交戦(2013年6月2日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、国連の潘基文事務総長と電話会談し、クサイル市での戦闘に関して「軍事作戦が終わり次第」赤新月社のスタッフの同市訪問を許可するとの姿勢を示した。 ムアッリム外務大臣 … Read More

各地で軍と反体制武装勢力間の戦闘が続くなか、ズウビー情報大臣が前日からイスタンブールなどで始まったトルコ警察治安部隊と反政府デモとの衝突を非難(2013年6月1日)

シリア政府の動き マフムード・ズウビー情報大臣は5月31日に始まったイスタンブールなどでの反政府デモと警察治安部隊の衝突に関して、「トルコ国民はこうした(レジェップ・タイイップ・エルドアン内閣の)蛮行に値せず、エルドアン … Read More

ヒムス県クサイル市の掌握をかけて軍・ヒズブッラーと反体制武装集団が激しい交戦を繰り広げるなか、ロシア国営の軍用機メーカーがアサド政権に戦闘機10機以上を輸出することを発表(2013年5月31日)

国内の暴力 ヒムス県では、『ハヤート』(6月1日付)などによると、アレッポ県で反体制活動を行っているタウヒード旅団などからなる武装集団の戦闘員数百人がクサイル市に増援部隊として入った。 同報道によると、反体制武装集団は、 … Read More

各反体制勢力がヒズブッラーによるシリア当局への協力に関する懸念を表明するなか、国連人権理事会がアサド政権およびヒズブッラーなどの戦闘員による人権侵害を非難する声明を採択(2013年5月29日)

国内の暴力 ヒムス県では、シリア人権監視団が「ヒズブッラーと共和国護衛隊の特殊部隊からなる増援部隊が、クサイル市に派遣され…、広範な作戦を準備している」と発表した。 またクサイル市北部、西部を中心に軍が激しい空爆を行った … Read More

自由シリア軍参謀委員会がヒズブッラーに「24時間の猶予」のもとにシリア領内からの撤退を求めるなか、シリア国民評議会のスィーダー前議長はシリア革命反体制勢力国民連立の混乱の責任が諸外国にあると非難(2013年5月28日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区で軍と反体制武装集団が交戦、またアッバースィーヤ地区のバス・ターミナルに何者かが撃った迫撃砲弾2発が着弾した。 一方、SANA(5月28日付)によると、ジャ … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立にキールー氏を含む8人の新規参加が承認される一方、EU外相理事会がシリアの反体制勢力に対する武器禁輸の緩和を決定(2013年5月27日)

国内の暴力 ヒムス県では、SANA(5月27日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ワーディー・サーイフ地区、カラービース地区、タドムル市東部、ダーラ・カビーラ市、ラスタン市、サアン農場、カフルラーハー市で、軍が反体 … Read More

ヒズブッラーに支援された軍がヒムス県クサイル市の約80%を制圧したと報じられるなか、ムアッリム外相がイラクを訪問し同国外相に「ジュネーブ2大会への参加を原則決定した」旨を告げる(2013年5月26日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は空路で突如イラクを訪問し、ホシェリ・ゼバリ外務大臣と会談、シリア情勢などについて協議した。 会談後の合同記者会見で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、「イラク首相に … Read More

湾岸諸国がシリア革命反体制勢力国民連立内のシリア・ムスリム同胞団のプレゼンスを低下させることを画策していると報じられるなか、ヒムス県ではヒズブッラーの支援を受ける軍と反体制武装集団が交戦(2013年5月25日)

反体制勢力の動き AFP(5月25日付)は、イスタンブールでのシリア革命反体制勢力国民連立に参加している複数の匿名活動家の話として、複数の外国の要請のもと、連立拡大が審議されており、そのことがさらなる対立を招いている、と … Read More

アラブ連盟シリア問題閣僚委員会でジュネーブ2会議への参加について協議される、そのなかでカタールとサウジアラビアは「アサド政権退陣を求めてきたアラブ諸国、諸外国の立場が退行している」ことを非難(2013年5月23日)

国内の暴力 アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月23日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市のアルメニア慈善団体代表のハコプ・ミカイリヤン氏を誘拐した。 ミカイリヤン氏はバスでベイルートに向かう途中、 … Read More

米上院外交委員会がシリアの「一部の反体制勢力」に対する武器供与を認める法案を承認するなか、アンマンで開催されたシリアの友連絡グループ会合でアサド大統領の退任の必要性が改めて確認される(2013年5月22日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月22日付)によると、反体制武装集団がハラスター市の高速道路の軍・治安部隊の検問所などに対して総攻撃をかけた。 一方、SANA(5月22日付)によると、ハラスタ … Read More

軍がヒムス県クサイル市のほぼ全ての街区を制圧するなか、英仏がリヤード・トゥルク氏を「ジュネーブ2」大会における反体制勢力の団長にしようと画策していると報じられる(2013年5月19日)

国内の暴力 ヒムス県では、SANA(5月19日付)によると、軍がクサイル市内に突入し、主に外国人戦闘員からなる武装集団を殲滅、市内のほぼすべての街区を制圧、治安を回復した。 軍が殺害した戦闘員のなかには、シャームの民のヌ … Read More

駐ヨルダン・シリア大使はアサド大統領が「(ジュネーブ2大会で発足が審議される)次期移行期政府の一部を構成しない」ことを明らかに、プーチン大統領がネタニヤフ首相と会談し「早急な武力紛争の停止と政治的解決に向けた移行プロセスの開始」の必要をめぐって意見を一致させる(2013年5月14日)

シリア政府の動き ワフダ・イフバーリーヤ・ネット(5月14日付)によると、バフジャト・スライマーン駐ヨルダン・シリア大使は、「ジュネーブ2」大会でその発足が審議される予定の移行期政府に関して、「アサド大統領は次期移行期政 … Read More

アサド政権が「新戦略」を通じて反体制武装集団との闘争における優勢を回復したと報じられるなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会は米露による「ジュネーブ2」イニシアチブに応える意思を示す(2013年5月12日)

国内の暴力 『ワシントン・ポスト』(5月12日付)は、アサド政権が、イラン、ロシア、ヒズブッラーの支援を通じた「新戦略」を通じて、反体制武装集団との闘争における優勢を回復した、と報じた。 http://www.washi … Read More

シリア当局とヒズブッラーが米露による「ジュネーブ2」構想を支持する意向を表明、米国は移行期統治機関発足のための交渉中にアサド政権が続投することを認める(2013年5月9日)

シリア政府の動き 『アフバール』(5月9日付)は、アサド大統領がレバノンの訪問団との会談で、「我々は彼ら(ヒズブッラー)にすべてを与えることを決心した」と述べたと報じた。 同紙によると、アサド大統領は「初めて、我々と彼ら … Read More

イスラエルによる越境空爆に関して各反体制派勢力あるいは反体制寄りの諸国家さえもこれに批判的な立場を表明、シリア高官「我々は待つことなるが、報復する」(2013年5月6日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区、カーブーン区が軍の砲撃・空爆を受け、複数名が負傷した。 一方、SANA(5月6日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区などで、軍が反体制武装集団の追撃を … Read More

イスラエル軍機がダマスカス郊外県の43か所に対して越境空爆を実施し複数の師団が壊滅するなど甚大な被害、シリア外務省は国連への報告のなかで空爆が「タクフィール主義テロ集団の調整のもとに」行われたと指摘(2013年5月5日)

イスラエル軍によるシリアへの越境空爆 『ハヤート』(5月6日付)など、イスラエル軍機がダマスカス郊外県ジャムラーヤー市の軍科学研究センターなど43カ所に対して約4時間にわたって空爆を行ったと報じた。 複数の目撃者によると … Read More

イスラエルが2日から3日にかけてシリア領内に対する越境空爆を行ったことが明らかになるなか、シリア革命反体制勢力国民連立は軍および親政権武装組織がバーニヤース市で実行した「虐殺」を激しく非難(2013年5月4日)

イスラエル軍機によるシリア越境空爆の報道 CNN(5月4日付)やMSNBC(5月4日付)など複数のメディアは、複数の米国高官の話として、5月2日晩から5月3日未明にかけて、シリア領内に対して空爆を行ったと、イスラエルの高 … Read More

バーニヤース市近郊のバイダー町で軍・親政権武装組織が反体制武装集団と激しい戦闘を繰り広げるなか、米国による第1回目の支援物資供与800万ドル相当が自由シリア軍参謀委員会に引き渡されたことが明らかに(2013年5月2日)

国内の暴力 タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市近郊のバイダー町で軍と親政権の武装組織が反体制武装集団と激しく交戦した。 親政権の複数の消息筋によると、軍・治安機関・人民諸委員会のパトロール隊がバ … Read More

軍が各県内の反体制武装集団の拠点に砲撃を加える一方、アラブ連盟はシリア革命反体制勢力国民連立の代表出席を「暫定政府の発足と国外での代表権に関わる行政的措置の完了」まで見合わせ(2013年5月1日)

シリア政府の動き(シリア社会の動き) アサド大統領はメーデーを祝して、ダマスカス県ティシュリーン公園のウマウィーイーン発電所を視察訪問し、従業員らの歓迎を受けた。 SANA(5月1日付)によると、アサド大統領は発電所の従 … Read More

ダマスカス県内のマルジャ広場で爆破テロが発生し14人が死亡し国内外からの非難を呼ぶなか、オバマ米大統領はアサド政権による化学兵器使用の確認が「ゲームを変える要因」となるとの見解を示す(2013年4月30日)

国内の暴力 ダマスカス県では、SANA(4月30日付)によると、首都中心部に位置するマルジャ広場で爆破テロが発生し、14人が死亡、約100人が負傷した。 またダマスカス商業タワー・ビル、ファドルッラー・ブサイリー・モスク … Read More

ダマスカス県でハルキー首相の車列を狙った爆破テロが発生するなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表は「シリア国民の唯一の代表」としてのシリア革命反体制勢力国民連立承認を批判(2013年4月29日)

シリア社会の動き クッルナー・シュラカー(4月29日付)などによると、バフル機構がシリア人1,500人を対象に、シリア革命反体制勢力国民連立のガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班選出などに関する世論調査を行った。 世論調査 … Read More

レバノンを訪問したボクダノフ露外務副大臣がヒズブッラー戦闘員のシリアからの撤退を求めたと報じられるなか、トルコのハタイ県アンタキア市で、「世界帝国主義の陰謀」に立ち向かうアサド政権との連帯を訴える大規模デモが実施される(2013年4月28日)

国内の暴力 ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヌアイマ村近くのレーダー大隊基地を反体制武装集団が制圧した。 これに先だって、27日にはヌアイマ村、サイダー町の大隊基地を完全制圧したという。 またマスミヤ町の第34 … Read More

シリア外務省がブラーヒーミー共同特別代表に「国連代表としてのみ協力する」意向を示す、アレッポ市旧市街のウマイヤ・モスクのミナレットが軍と反体制武装集団の交戦のなかで倒壊(2013年4月24日)

シリア政府の動き シリアの外務在外居住者省は、声明を出し、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表に関して、「国連代表としてのみ協力をする。なぜならアラブ連盟はシリアに対する陰謀の一当事者であり、停戦監視団の任務が終了した2 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立のマーリフ法務委員会委員長がハティーブ議長による辞任を「合法性を覆すクーデタ」と非難する一方、アラブ連盟事務総長はシリアの反体制武装集団への武器供与を是認する姿勢を示す(2013年4月23日)

シリア政府に動き(国内の動き) ワーイル・ハルキー内閣は閣議を開き、EUによる対シリア石油禁輸措置の部分緩和に関して、「敵対行為」を非難、シャームの民のヌスラ戦線に代表されるテロ集団への武器、資金確保のため、世界のいかな … Read More

アサド大統領がボルージェルディー国家安全保障外交委員長を団長とするイラン国会使節団と会談するなか、EUが外相理事会を開きシリアからの石油禁輸措置を一部緩和などを決定(2013年4月22日)

シリア政府の動き アサド大統領は、アラーッディーン・ ボルージェルディー国家安全保障外交委員長を団長とするイラン国会使節団とダマスカスで会談し、地域情勢などについて意見を交換した。 SANA(4月22日付)によると、会談 … Read More