シャーム解放機構支配下のイドリブ市とトルコ占領下のマーリア市(アレッポ県)でアフリーン市の病院などへの砲撃を非難する抗議デモ(2021年6月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市の病院などに対する砲撃に抗議するデモが行われ、シリア軍、「イランの民兵」、ロシアによる「犯罪」に非難の声が上げられた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるマーリア市で同様の抗議デモが発生した。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カーミシュリー市近郊のドゥーラーヤ村で軍事治安局支援者が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡(2021年6月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のドゥーラーヤ村で、軍事治安局の支援者が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市に対してドローンで爆撃(2021年6月13日)

アレッポ県では、ANHA(6月13日付)によると、トルコ軍が早朝、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市に対して無人航空機(ドローン)で爆撃を行った。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにタッル・リフアト市を砲撃した。

砲撃は同日午後も行われた。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はイランとパレスチナの新大使の信任状捧呈式に出席(2021年6月13日)

アサド大統領はシリアに着任したイランのマフディー・ソブハーニー大使とパレスチナのサミール・リファーイー大使の信任状捧呈式に出席、両大使と個別に会談した。


SANA(6月13日付)が伝えた。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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アレッポ城で3日連続で大統領選挙の成功とアサド大統領の再選が祝われる(2021年6月13日)

アレッポ県では、SANA(6月13日付)によると、アレッポ市のアレッポ城内で、観光省がアレッポ県の協力を得て「慈愛と忠誠」と銘打った祝典を開催し、三日連続で大統領選挙の成功とアサド大統領の再選を祝った。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で25人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で64人(2021年6月13日)

保健省は政府支配地域で新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、6月13日現在の同地での感染者数は計24,814人、うち死亡したのは1,810人、回復したのは21,675人となった。

SANA(6月13日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で6月13日に新たに64人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、90人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡15人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡22人、アフリーン郡11人、アアザーズ郡10人。

これにより、同地での感染者数は計24,740人、うち回復したのは21,444人、死亡したのは692人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1598373810367504/

AFP, June 13, 2021、ACU, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がラタキア県で砲撃戦(2021年6月13日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカバーナ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリアの支配下にあるトルコマン山地方のシャムルーラーン村、下シュマイル村、ザイトゥーナ村、カルズ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマガール・ウルヤー村、ナイラブ村、ザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

同監視団によると、6月6日の戦闘激化以降、355世帯、1,500人が反体制派支配地内のより安全な場所に避難しているという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県20件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を26件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民301人と国内避難民(IDPs)284人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は674,498人、2019年以降帰還したIDPsは88,838人に(2021年6月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月13日付)を公開し、6月12日に難民301人(うち女性90人、子供153人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民301人(うち女性90人、子供153人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は674,498人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者279,250人(うち女性83,933人、子ども142,143人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は903,778人(うち女性271,209人、子供460,634人)となった。

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一方、国内避難民284人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは284人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は88,838人(うち女性32,939人、子供32,013人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,357,434人(うち女性415,498人、子供675,779人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2021をもとに作成。

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