イスラエル軍がシリア政府支配地域複数カ所に対して特殊作戦を実施し、レバノンのヒズブッラーが監視所として使用していた病院跡を破壊(2021年6月18日)

クナイトラ県では、アイン・シャーム研究センター(6月18日付)によると、イスラエル軍がシリア政府支配地域複数カ所に対して特殊作戦を実施し、レバノンのヒズブッラーが占領下のゴラン高原との境界地帯の監視所として使用していた病院跡を破壊した。

AFP, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、‘Ayn al-Sham, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠一帯でダーイシュを狙って15回あまりの爆撃を実施(2021年6月18日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ラサーファ砂漠一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って15回あまりの爆撃を実施した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が「イランの民兵」を襲撃し、2人を殺害、8人を負傷させた。

AFP, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団は6月6日から15日にかけてシリア国民軍戦闘員11人を殺害したと発表(2021年6月18日)

アフリーン解放軍団は声明を出し、6月6日から15日にかけて、アレッポ県アフリーン市近郊、アアザーズ市近郊などで、トルコの支援を受けるシリア国民軍の戦闘員11人を殺害、13人を負傷させたと発表した。
ANHA(6月18日付)が伝えた。

AFP, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。

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アレッポ市バーブ街道地区でシリア民主軍への抵抗を続けるマンビジュ市の住民との連帯、米国とトルコの占領の拒否を訴えるデモ(2021年6月18日)

アレッポ県では、SANA(6月18日付)によると、アレッポ市バーブ街道地区で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への抵抗を続けるマンビジュ市の住民との連帯、米国とトルコの占領の拒否を訴えるデモが行われ、住民らが参加した。

デモでは、連立与党の一つ統一社会民主主義党のアレッポ支部局長を務めるムハンマド・サイード・ヌヌフース氏、野党のシリア・アラブ民族青年党のバースィル・ハッラート氏、パレスチナのファタハ・インティファーダのアレッポ支部書記長を務めるサミール・ナジーブ氏、アスィード部族シャイフのアリー・ラスラーン氏、ナイーム部族シャイフのアフマド・ダッハーム・ハラファーン氏、カイヤール部族シャイフのアリー・アドゥース氏、ムハンマド・マーヒル・ハラビーヤ氏らが演説を行い、抗議の意思を示した。

AFP, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で44人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で34人(2021年6月18日)

保健省は政府支配地域で新たに44人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者8人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、6月18日現在の同地での感染者数は計25,035人、うち死亡したのは1,837人、回復したのは21,717人となった。

SANA(6月18日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で6月18日に新たに34人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、31人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡3人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡2人、ジャラーブルス郡7人、バーブ郡8人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡12人。

これにより、同地での感染者数は計25,092人、うち回復したのは21,850人、死亡したのは704人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1602496699955215/

AFP, June 18, 2021、ACU, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県バザーブール村を砲撃、6人負傷(2021年6月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー村近郊のバザーブール村、ザーウィヤ山地方各所を砲撃し、バザーブール村では女性1人と子供1人を含む6人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

なお、イドリブ県、ハマー県、ラタキア県各所へのシリア軍の砲撃は100回以上に及んだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村に近いフールー村、バフサ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるズィヤーラ町、ザイズーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方、クルド山地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市の入り口に設置されているアサド大統領の看板が何者かによって破壊された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町でシリア軍に協力する住民1人が遺体で発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県18件、ラタキア県12件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民296人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は675,939人に(2021年6月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月18日付)を公開し、6月17日に難民296人(うち女性88人、子供151人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民296人(うち女性88人、子供151人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は675,939人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者280,691人(うち女性84,364人、子ども142,879人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は905,219人(うち女性271,640人、子供461,370人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は89,490人(うち女性33,284人、子供32,152人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,358,086人(うち女性415,843人、子供675,918人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2021をもとに作成。

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