イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官とシャームの民のヌスラ戦線東グータ地区のアブー・アースィム司令官(アミール)は、ダマスカス郊外県東グータ地方での対立(http://syriaarabspring.info/?p=20823を参照)を解消し、合同作戦司令室の設置と治安面での協力再開することなどで合意した。
両者の和解は、ラフマーン軍団の仲介によるもので、①双方による中傷、煽動の停止とこれに背いた者の処罰、②治安面での協力の再活性化、③イスラーム軍によるマディーラー・バイト・サワー検問所の放棄とグータ地方のすべての検問所に関する報告書の提出、④グータ地方の現状を把握するための合同作戦司令室の設置、⑤共通ヴィジョン確立に向けた司法ファイルの設置、を骨子とする。
ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)が伝えた。
AFP, July 20, 2015、AP, July 20, 2015、ARA News, July 20, 2015、Champress, July 20, 2015、al-Hayat, July 21, 2015、Iraqi News, July 20, 2015、Kull-na Shuraka’, July 20, 2015、al-Mada Press, July 20, 2015、Naharnet, July 20, 2015、NNA, July 20, 2015、Reuters, July 20, 2015、SANA, July 20, 2015、UPI, July 20, 2015などをもとに作成。
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