ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、ヤードゥーダ村に対して21回を空爆するとともに、「樽爆弾」32発を投下、地対地ミサイル26発で砲撃を加えた。
これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室)は、ダルアー市サウナ地区にあるシリア軍拠点を砲撃した。
シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室はこの砲撃に関して、手製の迫撃砲「ウマル」でダルアー市内のシリア軍の作戦司令室を砲撃した、と発表した。
シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団はまた、ダルアー市内マンシヤ地区一帯で戦闘を続けた。
一方、SANA(6月3日付)によると、反体制武装集団がダルアー市サビール地区、空港地区を砲撃し、1人が死亡、29人が負傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団とアレッポ市南部のカフルビーシュ村一帯で交戦した。
AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。
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