YPG主体のシリア民主軍はマンスール市を制圧、「数日中」にラッカ市解放に向けた作戦を開始(2017年6月3日)

ラッカ県では、ARA News(6月3日付)が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍消息筋の話として伝えたところによると、シリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市とタブカ市の間に位置するマンスーラ市を制圧した。

ARA News, June 3, 2017

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外、ユーフラテス川南岸一帯のアブー・カッバーブ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦するとともに、フナイダ村、バアス・ダム、マンスーラ市で掃討作戦を継続した。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のジーハーン・シャイフ・アフマド公式報道官は、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて「数日中」にラッカ市解放に向けた作戦を開始するだろうと述べた。

『ハヤート』(6月4日付)などが伝えた。

al-Hayat, June 4, 2017

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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