イラン革命防衛隊が直接監督する「ファーティミーユーン」の司令官が、米軍が拠点化するシリア領内のタンフ国境通行所一帯での偵察活動中に「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室と交戦し死亡(2017年6月7日)

ヒムス県では、イランのABNA通信(6月7日付)によると、米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派)との戦闘で、タンフ国境通行所一帯での偵察活動中だった民兵組織「ファーティミーユーン」の諜報司令官モハンマド・ホスニー氏(通称サルマーン)が死亡した。

『ハヤート』(6月8日付)によると、「ファーティミーユーン」はイラン・イスラーム革命防衛隊の直接監督のもと、シリア領内で活動を続けてきた組織で、アフガン人(ハザラ人)を主体とする。

「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室は、米主導の有志連合によるダマスカス郊外県東部のシリア軍拠点に対する空爆に呼応するかたちで、6日に「土地は我らのものだ」作戦を再開していた。

ABNA, June 7, 2017、AFP, June 7, 2017、AP, June 7, 2017、ARA News, June 7, 2017、Champress, June 7, 2017、al-Hayat, June 8, 2017、Kull-na Shuraka’, June 7, 2017、al-Mada Press, June 7, 2017、Naharnet, June 7, 2017、NNA, June 7, 2017、Reuters, June 7, 2017、SANA, June 7, 2017、UPI, June 7, 2017などをもとに作成。

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