米主導の有志連合は9月7日、ラッカ市に対して15回の爆撃を実施(2017年9月8日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月7日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(11回)で実施された。

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CENTCOMはまた、ダマスカス郊外県西カラムーン地方カーラ市無人地帯およびレバノンのベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯からダイル・ザウル県内にダーイシュ(イスラーム国)支配地域に退去する途中で、有志連合の空爆によって足止めを食っていた戦闘員とその家族を乗せた旅客バスの車列11台が、シリア政府支配下のヒムス県東部の砂漠地帯に通過することを親政権武装勢力によって認められたと発表した。

CENTCOM, September 8, 2017をもとに作成。

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