ダルアー市へのシリア軍の砲撃に対し、アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する武装集団が報復の意思を表明(2017年10月14日)

ダマスカス県では、SANA(10月14日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発がアッバースィーイーン地区に着弾し、4人が負傷した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(10月14日付)によると、シリア軍が、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室の支配下にあるダルアー市ダルアー・バラド地区を砲撃し、子どもを含む住民多数が負傷した。

これに関して、「堅固な建造物」作戦司令室は声明を出し、シリア軍の停戦違反が続いた場合、報復を行うと警告した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(10月14日付)によると、北ヒムス郊外作戦司令室所属組織が、ジャッブーリーン村のシリア軍検問所を襲撃し、兵士11人を殺傷した。

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ハマー県では、『ハヤート』(10月15日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市各所を砲撃した。

AFP, October 14, 2017、ANHA, October 14, 2017、AP, October 14, 2017、ARA News, October 14, 2017、Champress, October 14, 2017、al-Hayat, October 15, 2017、Kull-na Shuraka’, October 14, 2017、al-Mada Press, October 14, 2017、Naharnet, October 14, 2017、NNA, October 14, 2017、Reuters, October 14, 2017、SANA, October 14, 2017、UPI, October 14, 2017などをもとに作成。

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