トルコのユルドゥルム首相は米国がラッカ市から多数のダーイシュ戦闘員を逃がしたと非難(2017年11月14日)

トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は、首都アンカラでの公正発展党(AKP)の国会議員会合で、米国がラッカ市で籠城していたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を逃がしたと非難した。

ユルドゥルム首相は「事の次第を見てみよ。ラッカでダーイシュを浄化するのではなく、米国は重火器を運ぶ10台の車輌を含む大型車輌50台の車列に乗って、戦闘員が同地から武装したまま退去するのを支援した…。これらの戦闘員は今どこに居るのか? いつ再び現れ、民間人に武器を向けるのか? おそらく、トルコ、欧州、米国、あるいは世界中でだ…。ダーイシュの戦闘員は去ったが、その代わり、クルド人武装部隊からなる別のテロリストがやって来た。これは賢い政策と言えるのか?」と批判した。

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一方、BBC(11月13日付)は、戦闘員数百人を乗せたとする旅客バスを運転した複数のドライバーの証言を紹介、戦闘員の多くがトルコ、ないしは出身国に戻ったと伝えた。

AFP, November 14, 2017、ANHA, November 14, 2017、AP, November 14, 2017、ARA News, November 14, 2017、BBC, November 4, 2017、Champress, November 14, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2017、al-Hayat, November 15, 2017、al-Mada Press, November 14, 2017、Naharnet, November 14, 2017、NNA, November 14, 2017、Reuters, November 14, 2017、SANA, November 14, 2017、UPI, November 14, 2017などをもとに作成。

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