アラブ連盟諮問機関の議長が同連盟監視団のシリアからの即時撤収を求める(2012年1月1日)

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アラブ連盟監視団

アラブ連盟の諮問機関であるアラブ議会のアリー・サーリム・ディクバースィー議長は、連名のナビール・アラビー事務総長に対して、「シリア政府が、民間人保護をめざすアラブ連盟議定書にあからさまに違反して、無実のシリア国民への虐待と殺戮を続けている」としたうえで、シリアからの監視団の即時撤収を求めた。

反体制運動掃討

シリア革命総合委員会やシリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県、ハマー県で離反兵と軍・治安部隊が交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のワーディー・イーラーン地区で市民1人が、クサイル市で2人が治安部隊の狙撃により殺害されたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市内でのデモが治安部隊の弾圧を受け、市民20人以上が負傷したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市で市民1人が殺害されたという。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会の渉外局代表のムハンマド・ヤースィーン・ナッジャール氏は『ハヤート』(1月2日付)に対して、「リークは先方によるものだ」と国民調整委員会を非難した。

また合意文書(案)に関しては、自由シリア軍への「完全な支持」を表明したチュニジアでの大会決議に反していると注釈するとともに、同評議会が「反体制勢力の80%」を代表していると自負した。

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地元調整諸委員会によると、「革命青年」は土曜日夜から日曜日朝にかけて、イドリブ県、アレッポ県、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、ダルアー県、ハサカ県(カーミシュリー市)、ダマスカス県(マイダーン地区、カダム区)で新年を祝うデモを行うとともに、政権打倒を要求した。

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サウジアラビアのリヤドで、シリア部族連立の会合が開かれたが、参加者が「体制支持者とシャッビーハ」と衝突し、5人が負傷した。

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スーリーヤトナー(1月2日付)は、アレッポ県アレッポ市でアシュラフィーヤ地区の刑事保安課施設前で約500人が反体制デモを行ったと報じた。

諸外国の動き

『クッルナー・シュラカー』(1月1日付)は、ハーフィズ・マフルーフ准将がビザ発給を拒否したスイス外務省に対して行っていた異議申し立てをスイス最高裁が却下したと報じた。

マフルーフ准将は西側の経済制裁(資産凍結)の対象となっており、スイス国内での資産凍結に関して弁護士と面談するためビザ発給を申請していた。

AFP, January 1, 2012、al-Hayat, January 2, 2012、Kull-na Shuraka’, January 1, 2012, January 2, 2012、Naharnet.com, January 1, 2012、Reuters, January 1, 2012、SANA, January 1, 2012、Suriyat-na, January 2, 2012などをもとに作成。

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