2014年2月28日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月28日付)は、西クルディスタン移行期民政局が、イラク・クルディスタン自治区でのクルド政党統一大会(シリア・クルド民主政治連合、3月3日開催予定)への参加を予定していたクルド民族主義政党各党の使節団のスィーマルカー国境通行所(ハサカ県)通過での出国を拒否したと報じた。

西クルディスタン移行期民政局が発行する通行許可書を所持してなかったのが理由。

出国を拒否されたのは、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派、シリア・クルドディスタン・イェキーティー党、シリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ジュムア派、同ムスタファー・ウースー派の使節団。

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イスラーム戦線報道官のイスラーム・アッルーシュ大尉は、26日のダマスカス郊外県での軍の要撃(戦闘員175人殺害)に関して、アナトリア通信(2月28日)に対し、民間人と戦闘員45人ほどが殺害されただけだと述べるとともに、殺害された戦闘員が、軍に包囲されていた民間人を安全な場所に避難させていたと主張した。

AFP, February 28, 2014、Anadolu Ajansı, February 28, 2014、AP, February 28, 2014、ARA News, February 28, 2014、Champress, February 28, 2014、al-Hayat, March 1, 2014、Iraqinews.com, February 28, 2014、Kull-na Shuraka’, February 28, 2014、Naharnet, February 28, 2014、NNA, February 28, 2014、Reuters, February 28, 2014、SANA, February 28, 2014、UPI, February 28, 2014などをもとに作成。

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