シリア軍、ロシア軍がラタキア県の対トルコ国境地帯への攻撃を激化し、トルコ在住のシリア国民連合は徹底抗戦を呼びかける(2015年11月21日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、航空機(所属不明)が、クルド山およびトルクメン山(ラビーア町一帯)を数十回にわたり空爆した。

これに関して、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「ロシアとイランの軍事攻撃が激化」したと主張、「自由シリア軍と革命部隊」に対して総動員令を発し、抵抗を呼びかけた。

一方、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がドゥワイル・アクラード村(ハマー県)、ズワイターン山、カッバーナ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がアレッポ市旧市街、カッラーサ地区、バーブ街道地区、フィルドゥース地区などを空爆し、子供3人が死亡した。

一方、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がハーン・トゥーマーン村、フワイジーナ村、カナーティル村、アウラム・クブラー町でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ハイヤーン町、アナダーン市、マンスーラ村、ダフラト・アブドゥラッブフ地区でシャーム戦線を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、シリア軍はアレッポ市バニー・ザイド地区、カルム・カーティルジー地区、マイサル地区で反体制武装集団拠点を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ダーライヤー市を「樽爆弾」で空爆する一方、マルジュ・スルターン村一帯を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はダーヒヤト・アサド町を砲撃した。

一方、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がマルジュ・スルターン航空基地一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、拠点複数カ所、建物群、農場を制圧した。

シリア軍はまた、ウーターヤー町、ハラスター市東部の国際幹線道路一帯、アーリヤ農場などでヌスラ戦線、イスラーム軍などと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブスル・ハリール市を砲撃するとともに、ナワー市を空爆し、複数人が死亡した。

またシャイフ・マスキーン市では、シリア軍と反体制武装集団の戦闘が続き、シリア軍兵士2人が死亡した。

シリア軍はこのほか、ヌアイマ村、ヤードゥーダー村、ダルアー市各所を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がダルアー市アバーラ地区、アルバイーン地区、Syriatelビル南部、ガラズ刑務所街道、ハッラーバート地区な、アッバースィーヤ地区、難民キャンプ地区などで、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がタルビーサ市郊外のフーシュ・ハッジュー村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がタマーニア町、フバイト村、シャンナーン村で、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市一帯、アトシャーン村一帯、ラターミナ町でイッズ大隊連合、シャーム自由人イスラーム運動など反体制武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がジャウバル区でラフマーン軍団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 21, 2015、AP, November 21, 2015、ARA News, November 21, 2015、Champress, November 21, 2015、al-Hayat, November 22, 2015、Iraqi News, November 21, 2015、Kull-na Shuraka’, November 21, 2015、al-Mada Press, November 21, 2015、Naharnet, November 21, 2015、NNA, November 21, 2015、Reuters, November 21, 2015、SANA, November 21, 2015、UPI, November 21, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がマヒーン町郊外の大マヒーン山、小マヒーン山をダーイシュ(イスラーム国)から奪還(2015年11月21日)

ヒムス県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、マヒーン町郊外の大マヒーン山、小マヒーン山でダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を制圧した。

シリア軍はまた、タドムル市、タール山、フワーリーン村、ハーン・ハッラーバート村、サワーナ町などのダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、人民防衛諸集団とともにマヒーン町一帯、フワーリーン村一帯、シャーイル・ガス採掘所一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がナイラブ村一帯、ラスム・アブド村、タッル・イスタブル村、タッル・アフマル村、ジュッブ・サファー村、アッラーン村、スバイヒーヤ村、マスカナ市、ウンム・アルキーラ村、ラドワーニーヤ村、ダイル・ハーフィル市でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍がファフラ村、サルダ山一帯、ティーム油田一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、ムハイミーダ村、フサイニーヤ町、ダイル・ザウル市ウルフィー地区などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点、タンクローリーを攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 21, 2015、AP, November 21, 2015、ARA News, November 21, 2015、Champress, November 21, 2015、al-Hayat, November 22, 2015、Iraqi News, November 21, 2015、Kull-na Shuraka’, November 21, 2015、al-Mada Press, November 21, 2015、Naharnet, November 21, 2015、NNA, November 21, 2015、Reuters, November 21, 2015、SANA, November 21, 2015、UPI, November 21, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコマン人民兵が米トルコの爆撃支援を受け、アレッポ県北部「安全保障地帯」内の2カ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪還(2015年11月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルクメン人(トルコ語を母語とするシリア人)の民兵組織を含む反体制武装集団(ARA News(11月21日付)によると、シャーム戦線)が、有志連合が航空支援を行うなか、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、トルコ国境に位置するダフラ村、ハルジャラ村を制圧した。

アナトリア通信(11月21日付)は、この戦闘に関して、米トルコ両政府が設置合意している「安全地帯」設置に向けた第1歩で、トルコ領内から同地にシリア人避難民が押し返されるだろうと報じた。

同通信によると、トルクメン人民兵による攻撃には、米空軍のF-15戦闘機4機とトルコ空軍のF-16戦闘機6機が参加し、少なくとも70人の戦闘員が殲滅されたという。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がダーイシュの拠点都市の一つバーブ市各所、ターディフ市、カッバースィーン村、ハズワーン村を空爆し、住民3人が死亡した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ミールビーヤ村、ジャブサ平原近郊でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。


AFP, November 21, 2015、Anadolu Ajansı, November 20, 2015、AP, November 21, 2015、ARA News, November 21, 2015、Champress, November 21, 2015、al-Hayat, November 22, 2015、Iraqi News, November 21, 2015、Kull-na Shuraka’, November 21, 2015、al-Mada Press, November 21, 2015、Naharnet, November 21, 2015、NNA, November 21, 2015、Reuters, November 21, 2015、SANA, November 21, 2015、UPI, November 21, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はシリア領内で9回の爆撃を実施(2015年11月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月21日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回、ハサカ市近郊(5回)、フール町近郊(3回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

**

11月23日、有志連合の合同司令部は22日の発表に加えて、ダイル・ザウル市近郊で1回、ハサカ県・ダイル・ザウル県境で1回、ダーイシュの原油集積施設、車列を空爆したと発表した。

CENTCOM, November 21, 2015、November 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.