ハダス・チャンネル(アラビーヤ・チャンネル):「シャルア移行期政権は6月3日のシリア領内からゴラン高原へのロケット弾攻撃に関与していない」(2025年6月5日)

ハダス・チャンネル(アラビーヤ・チャンネル)は、6月3日のシリア領からゴラン高原に対する砲撃に関して、イスラエル治安筋が「アフマド・シャルア移行期政権はこの事件に関与していない」と伝えた。

同筋は、イスラエルへのロケット弾攻撃が「予想されていたことだ」としたうえで、「イラン、ヒズブッラー、アサド前大統領の支持者らが、シリアの安定を妨害しようとしている」と強調した。

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ロシア軍がハサカ県のカーミシュリー国際空港に、米主導の有志連合がハッラーブ・ジール村の基地にそれぞれ貨物機で物資を搬入(2025年6月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の貨物機1機が食料、燃料、必需品などを積んで、ロシア軍部隊が駐留を続けるカーミシュリー国際空港に着陸した。

まて、米主導の有志連合もハッラーブ・ジール村の基地に貨物機1機で軍事物資、対空防衛システム、レーダーなどを搬入した。

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トランプ米大統領はシリア、イラク、北朝鮮、ナイジェリアの4ヵ国を渡航禁止対象国から除外(2025年6月5日)

『ニューヨーク・タイムズ』などによると、ドナルド・トランプ米大統領は、1期目の在任中に発出したシリアを含むイスラーム教徒が多数を占める国などに対する一連の渡航禁止令からシリア、イラク、北朝鮮、ナイジェリアの4ヵ国を除外した。

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シリア民主軍のアブディー総司令官:「統一クルド代表団の結成はクルド民族の権利を憲法上に明記することを確認した3月10日の協定を履行する枠組みに沿ったもの」(2025年6月5日)

シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は X で、「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)」の決定に基づいて結成された統一クルド代表団について、クルド民族の権利を憲法上に明記することを確認した3月10日の協定を履行する枠組みに沿ったものだと綴った。

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シャルア暫定大統領は前政権時代に罷免・辞職扱いとされた63人の判事に対する処分を取り消し、復職させることを決定(2025年6月5日)

イフバーリーヤ・チャンネルによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、2025年政令第70号を施行し、前政権時代の2017年から2019年にかけて罷免・辞職扱いとされた63人の判事に対する処分を取り消し、復職させることを決定した。

政令によると、施行日から1ヵ月以内に職務を再開しなければ、勤務放棄と見なされる。

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国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長:「シャルア暫定大統領はシリアでの原子力エネルギーの活用を目指す意向を示した」 (2025年6月5日)

6月4日にシリアを訪問し、アフマド・シャルア暫定大統領と会談した国際原子力機関(IAEA)のラファエル・マリアーノ・グロッシ事務局長は、 AP通信のインタビューに応じ、そのなかでシャルア暫定大統領が前政権の旧核施設への即時立ち入りを認めたことを明らかにした。

グロッシ事務局長によると、会談で、シャルア暫定大統領は、シリアでの原子力エネルギーの活用について、「なぜダメなのか?」と言い、活用を目指す意向を示したという。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県マジュドゥーリヤー村郊外に侵入(2025年6月5日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車輛7台からなるイスラエル軍地上部隊がマジュドゥーリヤー村郊外に侵入した。

また、ダルアー県のヤルムーク渓谷上空にイスラエル軍偵察機複数機が飛来した。

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米中央軍(CENTCOM)はイラクとシリア国内で協力部隊による作戦を支援、ダーイシュのメンバー2人を殺害、幹部1人を含む2人を拘束、武器などを押収したと発表(2025年6月5日)

米中央軍(CENTCOM)はXを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)壊滅作戦の一環として、5月21日から27日にかけてイラクとシリア国内で協力部隊による作戦を支援したと発表した。

CENTCOMが支援したのは、イラク国内での5回の作戦とシリア国内で1回の作戦で、これによりダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を殺害、幹部1人を含む2人を拘束、武器などを押収した。

具体的な戦果は以下の通り。

シリアでの作戦(5月21~22日):ダイル・ザウル県でシリア民主軍がダーイシュのメンバー1人を拘束。 イラクでの作戦(5月21~27日):サラーフッディーン県、キルクーク県、アンバール県(ファッルージャ郡で、イラク治安部隊が複数の拠点を掃討・破壊、小火器、弾薬、資材を押収、メンバー2人を殺害、幹部1人を拘束。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、県内で特殊作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル6人を逮捕した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合の支援を受けて、ハリーリー村で男性1人を逮捕した。

逮捕の理由は不明。

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財務省は国際通貨基金(IMF)の調査団との会合で短期的支援策について合意(2025年6月5日)

財務省はテレグラムを通じて、国際通貨基金(IMF)の調査団と会合を開き、以下の短期的支援策を優先することで合意したと発表した。

  • 税制および関税制度改革の支援
  • 国民経済計算統計の作成支援
  • 国際収支統計の作成支援
  • 金融政策フレームワークの立案支援
  • マネーロンダリング・テロ資金対策(AML/CFT)制度の改善
  • 政府財政管理(PFM)能力の強化支援


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ダマスカス郊外工業会議所のマウラウィー会長は、中国シリア友好財団理事らと会談、アドラー市とハスヤー町での中国企業Fidi Contractingの投資など、中国側の今後の活動計画について協議(2025年6月5日)

SANAによると、ダマスカス郊外工業会議所のムハンマド・アイマン・マウラウィー会長は、シリアを訪問した中国シリア友好財団のジョウ・リィジィエン理事およびスン・シィビン理事とともに、ダマスカス郊外県アドラー市とヒムス県ハスヤー町での中国企業「Fidi Contracting」の投資など、中国側の今後の活動計画について協議した。

中国シリア友好財団の理事らは、ダマスカス県および同郊外県の工業会議所や工業主たちとの個別会合開催と、シリア市場で需要の高い中国製製品・原材料のリストの提供を要請した。

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サウジアラビアのフライ・ナース航空の旅客機が運航する初の直行便が、首都リヤドを離陸、ダマスカス国際空港に到着(2025年6月5日)

SANAによると、サウジアラビアのフライ・ナース航空の旅客機が運航する初の直行便が、首都リヤドを離陸、ダマスカス国際空港に到着した。

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前日から外出禁止令が発出されているラタキア県バイト・アーナー村とダーリヤ町で、内務省総合治安局が住宅数十軒などを強襲、若い男性2人が死亡、若い男性1人が遺体で発見され、若者複数人が逮捕(2025年6月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、クドスィーヤー市で、地元住民と国防省の要員の口論が銃撃戦に発展した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジッリーン村で武装グループによって若い男性2人が即決処刑され、遺体で発見された。

一方、ラジャート高原のブスターン村に対して、ベドウィンの民兵によると見られる武装グループが砲撃を行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、前日から外出禁止令が発出されているバイト・アーナー村とダーリヤ町で、内務省総合治安局が住宅数十軒、学校、モール、スポーツ・クラブなどを強襲、若い男性2人が死亡、若い男性1人が遺体で発見され、若者複数人が指名手配中だとして逮捕された。


また、ラタキア市では、内務省の治安部隊が、武装グループが軍の拠点1ヵ所を攻撃しようとしたとして、メンバーとされる2人を逮捕した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、数日前にヒムス市で内務省の治安部隊によって逮捕されていた若い男性1人(ハーフィズ・ユースフ・タウィールさん)が、拷問を受けて死亡した。


また、SANAによると、クサイル市において、内務省総合治安局がトラックによる武器密輸を阻止し、対戦車誘導ミサイルや30ミリ口径弾薬など、レバノン領に密輸されようとしていた武器を押収した。

運転手は逮捕され、関係司法当局に引き渡されて必要な法的措置が取られることとなった。

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SANAによると、イード・アル=アドハー(犠牲祭)に合わせて、アレッポ県のアフリーン市、アレッポ市、ヒムス県のヒムス市などに内務省の治安部隊が治安維持と市民の保護のために展開した。


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イドリブ県サルマダー市の集合センターに身を寄せていたハマー県タイバト・イマーム市の国内避難民35世帯が「魂の身体への帰還」と題されたイニシアティブの一環として、故郷に帰還(2025年6月5日)

SANAによると、イドリブ県のサルマダー市の集合センターに身を寄せていたハマー県のタイバト・イマーム市の国内避難民(IDPs)35世帯が、「魂の身体への帰還」と題されたイニシアティブの一環として、故郷に帰還した。

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シャルア暫定大統領は欧州委員会ドゥブラフカ・シュイツァ地中海担当委員と会談:アラブ諸国の首脳らからイード・アル=アドハー(犠牲祭)を祝う祝電を受け取る(2025年6月5日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに首都ダマスカスで、欧州委員会ドゥブラフカ・シュイツァ地中海担当委員と会談した。

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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領、ヨルダンの国王アブドッラー2世、オマーンのハイサム・ビン・ターリク国王、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領、バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王、ソマリアのハッサン・シェイク・マフムード大統領、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、アルジェリアのアブドゥルマジード・タブーン大統領、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、モロッコのムハンマド6世国王、クウェートのミシュアル・アフマド・サバーハ首長、スーダン主権評議会のアブドゥルファッターフ・ブルハーン議長からイード・アル=アドハー(犠牲祭)を祝う祝電を受け取った。










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