ロシアのプーチン大統領提案の「シリア諸国民大会」は11月のソチでの開催に向け準備が進む(2017年10月30日)

リア・ノヴォースチ(10月30日付)は、ロシア消息筋の話として、ヴラジミール・プーチン大統領が19日に提案した「シリア諸国民大会」に関して、開催場所を当初予定していたラタキア県フマイミーム航空基地ではなくロシアのソチに変更したうえで、11月の開催に向けて準備が行われていると伝えた。

シリア情勢に詳しい消息筋によると、「シリア諸国民大会」にはシリア政府と反体制派の代表1,000~1,300人が出席する予定で、トルコマン人をはじめとするエスニック集団の代表、宗教関係者の代表も参加するという。

なお、フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部は、10月29日に開催を予定していた「シリア諸国民大会」を11月7~10日に延期すると発表していた。

al-Durar al-Shamiya, October 30, 2017

なお、RT(10月30日付)によると、ロシア政府は「シリア諸国民大会」開始に向けて、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に大会の運営を付託しようとしたが、デミストゥラ氏は、オブザーバーとして出席することや、アサド政権に国民和解の方途を検討させることなどを条件に、これを辞退したという。

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ムウタスィム旅団(自由シリア軍)のムスタファー・スィージャリー政治局長は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領が提案した「シリア諸国民大会」開催地がロシアのソチに変更されたことに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(10月30日付)に対して、「ロシアがアサドとその政権を再生産するために行ういかなる会合においても、我々は当事者とはならない」と避難した。

al-Durar al-Shamiya, October 30, 2017

AFP, October 30, 2017、ANHA, October 30, 2017、AP, October 30, 2017、ARA News, October 30, 2017、Champress, October 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 30 2017、al-Hayat, October 31, 2017、al-Mada Press, October 30, 2017、Naharnet, October 30, 2017、NNA, October 30, 2017、Reuters, October 30, 2017、RIA Novosti, Octoner 30, 2017、RT, October 30, 2017、SANA, October 30, 2017、UPI, October 30, 2017などをもとに作成。

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