Monthly Archives: 8月 2015

米国務省報道官「トルコと合意したのはシリア北部での安全保障の設置ではなく、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うため」(2015年8月12日)

マーク・トナー米国務省報道官は、米トルコ両政府がアレッポ県北部で設置合意したとされる「安全地帯」に関して、「トルコと合意したのはシリア北部での安全保障の設置ではない。合意はダーイシュ(イスラーム国)と戦うためだ」としたう … Read More

ヌスラ戦線が撤退したアレッポ市北部(「安全保障地帯」)で、ダーイシュ(イスラーム国)と「穏健な反体制派」が捕虜交換(2015年8月12日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月12日付)によると、トルコ国境に近いハルジャラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)と、「穏健な反体制派」(自由シリア軍)と目されるバーズ大隊が捕虜交換を行った。 ダーイシュ側は1年 … Read More

ファトフ軍に参加するジュンド・アクサー機構が「外国の計略」に乗り、幹部暗殺を企てていた「穏健な反体制派」のメンバー5人を処刑(2015年8月12日)

ファトフ軍を構成するジュンド・アクサー機構は声明を出し、外国の計略に乗り、シャームの民のヌスラ戦線やジュンド・アクサー機構の司令官の暗殺を目的として要請された組織(「穏健な反体制派」)のメンバー5人をイドリブ県某所で処刑 … Read More

レバノンで「爆弾製造に使用することも可能な化学物質」をシリア国境地帯に持ち込もうとした男性逮捕(2015年8月12日)

ナハールネット(8月12日付)によると、レバノン軍司令部は声明を出し、「爆弾製造に使用することも可能な化学物質」をベカーア県バアルベック郡アルサール村の北東部郊外(シリア国境地帯)に持ち込もうとしたレバノン人男性アフマド … Read More

反体制武装集団が首都ダマスカスを無差別砲撃し13人死亡、シリア軍もダマスカス郊外県一帯を報復爆撃し37人死亡(2015年8月12日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が早朝、迫撃砲50発以上で無差別砲撃を行い、ロシア大使館周辺(アダウィー地区)、ウマウィーイーン広場、ザバダーニー地区、バグダード糸折り、マッザ区、カッザーズ地区 … Read More

イドリブ県カンスフラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム自由人イスラーム運動本部に対して自爆攻撃(2015年8月12日)

イドリブ県では、ARA News(8月12日付)によると、カンスフラ村にあるシャーム自由人イスラーム運動の本部近くで、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団の戦闘員が自爆ベルトを爆発させ、シャーム自由人イスラーム運動 … Read More

トルコ、イラン、そしてシリアの野党の仲介により、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)で一時停戦(2015年8月12日)

ダマスカス郊外県では、AFP(8月12日付)によると、ザバダーニー市一帯で戦闘を続けるシリア軍(第4師団)、ヒズブッラー戦闘員と、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団および地元の武装集団の間で、7 … Read More

アサド大統領がイランのザリーフ外相と会談(2015年8月12日)

アサド大統領はシリアを訪問したイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣とダマスカスで会談した。 SANA(8月12日付)によると、会談では、アサド大統領が最初に、イランの核開発をめぐる「P5+1」との合意への祝 … Read More

アレッポ県北部のマーリア市をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃、反体制武装集団と交戦(2015年8月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)がトルコ国境に近いマーリア市に進軍し、同地を支配する反体制武装集団(「自由シリア軍」を名乗る武装集団)と交戦した。 この戦闘 … Read More

イドリブ県フーア市一帯でファトフ軍の攻勢続く(2015年8月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下にあるフーア市およびカファルヤー町(いずれもシーア派宗徒が多く居住)周辺で、国防隊、人民諸委員会、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサ … Read More

サウジアラビアのジュバイル外相がラヴロフ露外相と会談「アサド、イランはシリア問題の一部をなしており、解決策の一部とはなり得ない」(2015年8月11日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣はロシアを訪問し、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、シリア情勢など国際情勢・地域情勢、二国間関係について意見を交わした。 会談後の記者会見で、ラブロフ外務大臣は、シ … Read More

有志連合(米軍)がイドリブ県のトルコ国境に位置するファトフ軍の爆弾・ロケット製造工場を爆撃し、子供ら25人が死亡(2015年8月11日)

イドリブ県では、ARA News(8月11日付)によると、有志連合がトルコ国境に位置するアティマ村のファトフ軍の拠点複数カ所を空爆し、子供を含む民間人25人が巻き添えとなって死亡した。 空爆は、アティマ村にあるファトフ軍 … Read More

スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)がトルコからアレッポ県北部に入り、ヌスラ戦線の制圧地域移譲(2015年8月11日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月11日付)などによると、スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)の数十人が四輪駆動車、貨物車輌を連ねて、トルコ領内からバーブ・サラーマ国境通行所を通過、シリア領内に入った。 こ … Read More

旬刊シリア情勢(試作版2015年8月1~10日)

2015年8月1日(土)から10日(月)までのシリアをめぐる主な動きは以下の通り。 1. トルコで米軍が教練した「穏健な反体制派」の第30師団をめぐる混乱を突くかたちで、ダーイシュがアレッポ県北部の「安全地帯」で勢力伸長 … Read More

アサド大統領の甥のスライマーン・アサド容疑者逮捕/スライマーン容疑者「ラッカ、イドリブ、タドムルを売った連中が処罰されたら、自分が処罰されることも受け入れる」(2015年8月10日)

SANA(8月10日付)は、アサド大統領の甥で7日にラタキア市内でハッサーン・シャイフ空軍大佐を射殺したとされるスライマーン・アサド容疑者を関係当局が逮捕・拘束したと伝えた。 ラタキア県のイブラーヒーム・ハドル・サーリム … Read More

ファトフ軍がイドリブ県にあるシーア派の町フーア市地下でトンネルを爆破、また「地獄の大砲」など1,000発以上で無差別砲撃(2015年8月10日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、ファトフ軍がシリア政府支配下にあるフーア市に向かって掘削した地下トンネル内で爆弾を爆発させ、ヒズブッラー戦闘員、国防隊隊員数十人を殺害した。 この地下トンネ … Read More

アレッポ市郊外のクワイリス航空基地でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦(2015年8月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲が続くクワイリス航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュの戦闘が続き、シリア軍が同地への空爆を行う一方、ダーイシュは爆弾を積んだ車3台で自爆攻撃を行う … Read More

反体制ジャーナリスト・人権活動家のマーズィン・ダルウィーシュ氏釈放(2015年8月10日)

AFP(8月10日付)などによると、シリアの司法当局は反体制ジャーナリスト・人権活動家のマーズィン・ダルウィーシュ氏を釈放した。 釈放は7月半ばの大統領恩赦によるもの。 恩赦では「テロ撲滅に関する3法」による逮捕者のうち … Read More

ヌスラ戦線は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)攻撃に参加しないため、アレッポ県北部の前線から撤退すると発表(2015年8月10日)

シャームの民のヌスラ戦線はインターネットを通じて声明を出し、米トルコ両国政府によるアレッポ県北部の「安全地帯設置」設置を受けるかたちで、同県北部の「ダーイシュ(イスラーム国)との前線からの撤退を宣言する」と発表した。 ヌ … Read More

シリア軍がハマー県北部で敗退する一方、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区の建物群を制圧(2015年8月9日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍を構成するシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党、シャーム自由人イスラーム運動、ハック旅団、シャーム軍団、スンナ軍、第101歩兵師 … Read More

ダーイシュ(イスラーム国)が反体制武装集団支配下のアレッポ県北部ウンム・フーシュ村を制圧、ヌスラ戦線は米トルコが設置したアレッポ県北部の「安全保障地帯」からの撤退を続ける(2015年8月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ジハード主義武装集団などの支配下にあるウンム・フーシュ村で、戦闘員が自爆攻撃などを行い、ジハード主義者18人を殲滅、同地を制圧した。 この戦闘で、ダ … Read More

ロシアのラヴロフ外相「ダーイシュ(イスラーム国)撲滅を効果的に進めるためにはダブル・スタンダードを止め、アサド政権を「テロとの戦い」におけるパートナーとみなす必要がある」(2015年8月9日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ロシア国営テレビ「チャンネル1」のインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢について触れ、欧米諸国が「ダーイシュ(イスラーム国)撲滅を効果的に進めるためにはダブル・スタンダードを止め、 … Read More

アサド大統領の甥のスライマーン氏への極刑を求めるデモがラタキア市で発生し、1,000人以上が参加(2015年8月9日)

ラタキア県では、シリア人権監視団などによると、アサド大統領の甥のスライマーン・アサド氏が7日ラタキア市内でハッサーン・シャイフ空軍大佐を射殺したとされる事件に抗議する座り込みデモが8日晩から9日にかけてズィラーア交差点で … Read More

クッルナー・シュラカー:タッル・アブヤド市でダーイシュ(イスラーム国)が地元出身のメンバーを粛清(2015年8月9日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月9日付)によると、タッル・アブヤド市で、地元出身のダーイシュ(イスラーム国)メンバー(アンサール)が2週間ほど前に、市内のチェックポイント(第11チェックポイント)近くで、外国人 … Read More

アレッポ市内の反体制派がシリア・ポンドに代えてトルコ・リラの使用を宣言(2015年8月9日)

シリア解放区通貨交換委員会はアレッポ市内で記者会見を開き、「革命武装集団、諸団体、裁判所とともに、シリアの通貨の代わりにトルコの通貨を使用することを決定し、シリア政府に経済的に圧力をかけ、その打倒と新通貨の発行をめざす」 … Read More

ハマー県、イドリブ県でシリア軍がヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との戦闘を続ける(2015年8月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部ガーブ平原のマシーク村、マンスーラ村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系民兵が、ハック旅団、シャーム軍団、スンナ軍、第101歩兵師団、第111歩兵 … Read More

アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)と戦う「穏健な反体制派」の司令官が何者かによって拉致(2015年8月8日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月8日付)が、ウンム・フーシュ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と戦っていたスルターン・ムラード旅団のアンマール・ハーッジ・ガーズィー司令官が同地で6日に何者かに拉致され、消息が … Read More

YPGは負傷した隊員6人をトルコ当局がアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線に引き渡したと非難(2015年8月8日)

西クルディスタン移行期民政局コバネの人民防衛隊総司令部は声明を出し、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市からミュルシトプナル国境通行所を通ってトルコ領内の病院に搬送された人民防衛隊の負傷兵6人が、トルコ領内で消息を絶った … Read More

サウジアラビア首脳とシリアのマムルーク国民安全保障会議議長がサウジアラビアで会談:サウジアラビアは、イラン、ヒズブッラーのシリアからの撤退を反体制派支援停止の条件として提示(2015年8月8日)

『ハヤート』(8月8日付)は、サウジアラビアの複数の高官筋の話として、サウジアラビア首脳が7月7日、シリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長をジェッダに招いていたと報じた。 この「奇跡の会談」は、ロシアのヴラジミー … Read More