ロシア国防省がロジャヴァ支配地域で開催されたダーイシュの化学兵器使用実態に関する国際会議に参加(2016年11月5日)

アレッポ県では、ARA News(11月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市で、ロシア国防省軍事報道局とロジャヴァ戦略研究センターが共同会見を開き、アレッポ県北部やアレッポ市シャイフ・マクスード地区での化学兵器使用に関して、クルド・ロシア協力センターが作成した文書についての報告が行われた。

共同会見には、ロシア国防省軍事報道局の高官と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊主導アフリーン地区の幹部らが参加した。

ロジャヴァ戦略研究センターのアミーン・アリークー氏によると、共同会見に先立って、アフリーン大学で国際会議が開催され、アレッポ県北部やアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、ダーイシュ(イスラーム国)がトルコの支援を受けて行ってきた一連の国際法違反、具体的には化学兵器の使用に関して国連安保理とロシア外務省に書簡を送ることなどについて協議を行ったという。

ARA News, November 5, 2016
ARA News, November 5, 2016

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県とアフリーン市(アレッポ県)でPYD支持者がトルコによるクルド人議員逮捕に抗議するデモを実施(2016年11月5日)

クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、首都ダマスカス北部のドゥンマル地区郊外にあるワーディー・マシャーリーウ地区で、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)の支持者がデモを行い、トルコ当局によるクルド人議員逮捕に抗議した。

デモでは、クルディスタン労働者党(PKK)の旗やアブドゥッラ・オジャラン党首の写真が掲げられ、抗議行動を行った。

ワーディー・マシャーリーウ地区はクルド人が多く暮らす地区。

Kull-na Shuraka', November 5, 2016
Kull-na Shuraka’, November 5, 2016

 

**

ARA News(11月6日付)によると、同様のデモは、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアレッポ県アフリーン市でも行われた。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

有志連合の航空支援を受けたYPG主体のシリア民主軍がラッカ市北部でダーイシュに対する攻勢を強める(2016年11月5日)

ラッカ県では、ARA News(11月6日付)によると、有志連合の偵察機、無人航空機がヒーシャ村上空を旋回するなか、同地一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(11月5日付)によると、この戦闘でダーイシュはシリア民主軍戦闘員35人以上を殺害したという。

**

同じく、ARA News(11月6日付)によると、所属不明の無人戦闘機がタブカ市内でダーイシュ(イスラーム国)の幹部の車を空爆し、アブドゥルファッターフ・ハサン・ウスマーンを名のる幹部が死亡した。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がアレッポ県北部のシュドゥード村をダーイシュから奪取(2016年11月5日)

アレッポ県では、ARA News(11月5日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、シュドゥード村を制圧した。

また、トルコ軍は、アレッポ県北部のダーイシュ(イスラーム国)拠点71カ所を砲撃したと発表した。

ARA News, November 5, 2016
ARA News, November 5, 2016

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市北部郊外の歩兵士官学校をダーイシュから再び奪取(2016年11月5日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、シリア軍がアレッポ市北部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、歩兵士官学校(通称殉教者ユースフ・ジャーディル学校)一帯を再び制圧した。

ARA News, November 6, 2016
ARA News, November 6, 2016
ARA News, November 6, 2016
ARA News, November 6, 2016

 

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外のシャーイル油田一帯およびマフル油田一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ARA News(11月5日付)によると、フワイスィース村で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、ARA News(11月5日付)によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市で砲撃戦を行った。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市西部で空軍情報部と国防隊が交戦(2016年11月5日)

アレッポ県では、ARA News(11月5日付)によると、アレッポ市西部のムーカーンブー地区にあるアルジャーティー病院に空軍情報部の部隊が突入し、同地を占拠していた国防隊と交戦、後者の隊員複数人が死傷した。

空軍情報部が突入した理由などは不明だという。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍の包囲を受けるハーン・シャイフ・キャンプ(ダマスカス郊外県)で戦闘員の投降・退去に向けた停戦交渉(2016年11月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア軍によるハーン・シャイフ・キャンプ包囲を受け、同地からの反体制武装集団の登校と退去希望者の退去についての停戦交渉が、シリア政府代表者と同地で籠城する反体制武装集団の代表者の間で行われた。

だが、クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、停戦交渉は、武器携帯・引き渡しや退去の仕組みをめぐって難航し、合意には至らなかった。

クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、シリア政府は停戦合意に反体制武装集団側の代表を明記することを求めているという。

また、ARA News(11月5日付)によると、反体制武装集団側がダルアー県方面への退去を申し出ているのに対して、シリア政府側はイドリブ県方面への退去を求めているという。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市西部郊外でアレッポ・ファトフ軍作戦司令室を構成する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動と「命じられるまま正しく進め」連合が対立、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動やシャーム・ファトフ戦線が介入(2016年11月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外で、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室を主導するヌールッディーン・ザンキー運動とシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、双方の戦闘員7人が死亡した。

ヌールッディーン・ザンキー運動は、この戦闘の数日前に、アブー・アマーラ大隊やシャーム・ファトフ戦線の支援を受けて、アレッポ市東部にある「命じられるまま正しく進め」連合(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属)の拠点複数カ所を襲撃、これを制圧していた。

事態を受けて、「命じられるまま正しく進め」連合は、シャーム自由人イスラーム運動に異議を申し立て、事態収拾のための司法委員会設置を求めていたという。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県北部で反体制武装集団が反転攻勢を強め、ムハルダ市郊外の村などを制圧(2016年11月5日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムハルダ市郊外のシャルユート村一帯でシリア軍と反体制武装集団(イッザ軍、ナスル軍など)が交戦、また反体制武装集団がスーラーン市、ラハーヤー村などを砲撃した。

この戦闘で、反体制武装集団側はシャルユート村一帯をほぼ制圧したという。

しかし、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がムハルダ市周辺で反体制武装集団と交戦し、アブー・ウバイダ村、シャルユート村を制圧した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍)がアレッポ市北部郊外のマッラーフ農場近くでシリア軍の装甲車を襲撃、またアレッポ市ダーヒヤト・アサド地区内のシリア軍拠点に対して攻撃を加えた。

また、クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、ロシア軍はダーラト・イッザ市を空爆し、3人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍がナシャービーヤ町一帯のシリア軍拠点を砲撃、これに対してシリア軍はハラスター市、ハーン・シャイフ・キャンプを空爆した。

AFP, November 5, 2016、AP, November 5, 2016、ARA News, November 5, 2016、Champress, November 5, 2016、al-Hayat, November 6, 2016、Iraqi News, November 5, 2016、Kull-na Shuraka’, November 5, 2016、al-Mada Press, November 5, 2016、Naharnet, November 5, 2016、NNA, November 5, 2016、Reuters, November 5, 2016、SANA, November 5, 2016、UPI, November 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.