軍・治安部隊が自由シリア軍による前日の空軍情報部施設攻撃への報復を行う、露外相いわく「近隣諸国からシリアへの武器密輸が増大している」(2011年11月17日)

反体制運動掃討

ダマスカス郊外県では、前日の自由シリア軍による空軍情報部施設への攻撃への報復として、軍・治安部隊によるハラスター市への攻撃が激化し、約70人が逮捕され、少なくとも民間人12人が殺害された。

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イドリブ県では、シリア革命調整諸委員会とシリア人権監視団によると、イドリブ市郊外で子供1人を含む12人が治安部隊によって射殺された。

またシリア人権監視団によると、マアッラ・ニウマーン地方では、治安部隊が拠点としていた革命青年連盟本部に対して、離反兵がRPG弾などで攻撃をしかけ、13人を殺害した。

一方、SANA(11月17日付)は、マアッラ・ニウマーン地方で指名手配中の武装テロ集団メンバー57人を逮捕、大量の武器弾薬を押収したと報じた。またカフルズィーター市で武装テロ集団が市民3人を殺害したと報じた。

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ヒムス県では、シリア革命調整諸委員会とシリア人権監視団によると、ヒムス市で2人が治安部隊によって射殺された。

一方、SANA(11月17日付)は、ヒムス市で指名手配中の武装テロ集団メンバー8人を逮捕したと報じた。

バアス大学法学部のムハンマド・ファルハーン・アブー・ハイイル教授がヒムス市マハッタ地区の自宅前で暗殺された。シリア人権監視団が発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア革命調整諸委員会とシリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で子供1人を含む2人が治安部隊によって射殺された。

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ダマスカス第1検事は、9月7日にダマスカス国際空港で逮捕された世界的な心理アナリスト、ラファー・ナーシド氏の保釈に同意した。

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ダマスカス第一検事は17日、ヒンナーウィー・ザフルート、マリク・シャンヌーニー、アースィム・ハムシュー、シャーディー・アブー・ファフル、ウマル・アスアド・ワルーディー・ウスマーン、ギーファーラー・サイード、サッルール・シャイフ・ムーサー、ジュワーン・アイユーを、国家転覆罪、国家反逆罪、デモ扇動罪といった容疑で次々と起訴した。

ミシェル・シャンマース弁護士がAFP(11月17日付)に対して述べたところによると、彼らは過去4ヵ月間に逮捕されたシリア人活動家だいう。

反体制勢力の動き

ロンドンで活動するシリア・ムスリム同胞団のムハンマド・リヤード・シャカファ最高監督者はトルコのイスタンブールで記者会見を開き、アサド政権の弾圧から市民を保護するため、「シリア国民が西側ではなくトルコの軍事的介入を受け入れるだろう」と述べた。

この記者会見は反体制運動を扇動するジャズィーラが放映した。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン事務局長は声明を出し、自由シリア軍による武装闘争の激化への警鐘を鳴らした。

同声明で、ガルユーン事務局長は「我々は岐路になっている。一つの道は、我々を自由と尊厳へと導き、もう一つの道は奈落…そして内戦へと導く」と述べた。

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国内で活動する国民民主イニシアチブは声明を出し、アラブ連盟の対シリア決議に関して「解決策はシリア的、民主的で、シリア社会の平和的運動に対応しなければならない」としたうえで、「シリアの危機は、シリアの枠組みから出て、地域的、国際的な枠組みのなかに置かれようとしており…それは最近では、シリアの加盟資格停止に帰結したアラブ連盟のイニシアチブとして現れて、危機の国際問題化への道が整備されつつある。そしてこのことが、対話という概念をめぐって…シリア国内の分裂を激化させている」と非難した。

同声明はそのうえで「シリアの国内問題へのいかなる外国の干渉」を拒否すると明言、それが「国家、社会の構成を消滅させるような内戦を炎上させ、国土や国民の統合を脅かす」と警鐘をならした。

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『サバフ』(11月17日付)は、シリアの反体制勢力がアレッポ市などの上空に飛行禁止空域を設定するようトルコ政府に求めたと報じた。

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SANA(11月17日付)は、アレッポ県アレッポ市では女性約50人がダマスカス県ウマウィーイーン広場でアラブ連盟の対シリア決議に対する抗議の座り込みと連帯、座り込みを開始した、と報じた。

アサド政権の動き

Akhbar al-Sharq, November 17, 2011
Akhbar al-Sharq, November 17, 2011

SANA(11月17日付)は、内務省が諸外国の施設への侵入・襲撃などを「試みる者」に対して、しかるべき法的措置で対処すると発表し、アラブ連盟の対シリア決議以降続いている諸外国の大使館・領事館などへの襲撃を止めるよう求めた。

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シリア・ポンドの為替レートが1米ドル=50.56シリア・ポンドと西側による経済制裁発動以降初めて、50代を越えた。

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「アフバール・シャルク」(11月17日付)は、ダルアー県警察のムハンマド・アディーブアスアド所長が、同県で反体制勢力の弾圧を続けている軍が「活動形態」を変更し駐留・展開を続けることが決定されたことを各位に伝える文書(11月8日付決定第19169号)を公開した。

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複数の外交筋によると、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長はシリアの親体制勢力から暗殺を脅迫する電話を受けた。

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『クッルナー・シュラカー』(11月17日付)は、学生の反体制デモへの参加を強要するため、教育省は初等学校、高等学校の学長に、アサド政権支持の集会で試験範囲を提示するよう指示していたと報じた。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでインドのS.M.クリシュナ外務大臣と会談、その後共同記者会見を開いた。

会見でラブロフ外務大臣は、シリア情勢に関して、「アラブ連盟やシリアの反体制勢力に活動の地を与えている国々は、シリア当局だけでなく反体制勢力の暴力停止も求めるべきだ」と述べた。

また「近隣諸国からシリアへの武器密輸が増大している」としたうえで、「自由シリア軍が軍の施設に対して行った攻撃…は、内戦のようだ」と非難した。

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中国外交部報道官は、自由シリア軍の空軍情報部攻撃を受けて、「中国はシリアでの出来事を強く懸念している…。我々はシリアの当事者に大して、早急な暴力停止、安定確保、事態の正常化を呼びかける」と述べた。

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マーク・トナー米国務省副報道官は18日(現地時間17日)、自由シリア軍による空軍情報部施設への攻撃を受けるかたちで、「我々はシリア軍や政府による暴力も反体制勢力による暴力も認めない」としたうえで、反体制勢力による武装闘争がアサド政権に資するだけだと述べた。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、トルコなど中東諸国歴訪に先立って、シリアの反体制勢力に関して「シリア国民会議は隊列を整えなければならない。我々は彼らと接触し、その代表(ガルユーン事務局長)とパリで会談した。我々は彼らを支援し、彼らと連絡をとりつづけ、彼らに調整を促している」と述べた。

この発言は、シリアの反体制勢力、とりわけ国外で活動するシリア国民評議会と国内で活動する国民民主諸勢力国民調整委員会の意見対立を受けたもので、シリア国民の正当な代表としての承認を求めるシリア国民評議会の要求に早急には応じ得ない態度を示したものである。

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イランのアリー・ラーリージャーニー国会議長は、「アラブ連盟はアラブ諸国の接近や相乗を目指すのではなく、内戦や分断を引き起こそうとしている」と述べ、対シリア決議を非難した。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、「シリアはこれまで双方の関心を国際社会から受けてこなかったように思う。なぜならエネルギー資源が豊かではないからだ」と述べ、国際社会のさらなる介入を求めた。

トルコのザフェル・チャーラヤン経済大臣は、アサド政権の反体制運動弾圧へ制裁として、トルコがシリアを迂回した販路(海路でエジプト経由など)を検討中だと述べた。

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イラクのムクタダー・サドル氏は、反体制勢力に対してアサド政権との対話を行うよう呼びかけた。

サドル氏はまた「君たち(シリアの反体制勢力)と他のアラブ諸国の革命の間には大きな違いがあり、シリアが戦争(内戦)に突入すれば、アメリカに飲み込まれてしまうだろう」と述べた。

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そのうえでバッシャール・アサド大統領を「レジスタンスと米帝国主義に対抗する男」と評価し、反体制勢力に「君たちの領土の一部は依然として占領されている。君たちはそれを解放せねばならず、我々はそれを支持する」と述べた。

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EU高官は、キャサリン・アシュトン外務・安全保障政策上級代表が、アサド政権の退任を改めて求めたと述べた。

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国連総会では、西側諸国(英仏独)がシリアでの民間人に対する弾圧停止を求める決議案を第三委員会(人権委員会)に提出した。

複数の外交筋によると、サウジアラビア、カタール、ヨルダンが決議案を支持する一方、モロッコ、クウェート、トルコの代表は現在のところ態度を保留しているという。

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『シュルーク』(11月17日付)は、アルジェリア在住のシリア人留学生が、シリア学生総連合を脱退し、反体制の自由シリア学生連合を発足したと報じた。

AFP, November 17, 2011、Akhbar al-Sharq, November 17, 2011、al-Hayat, November 18, 2011, November 19, 2011、Kull-na Shuraka’, November 17, 2011, November 18, 2011、Reuters, November 17, 2011、SANA, November 17, 2011、al-Shurūq, November 17, 2011などをもとに作成。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

自由シリア軍司令官が国際社会にアサド政権打倒に向けた「軍事的支援」を呼びかける一方、トルコ政府がシリア国民評議会への「ロジスティック支援」の提供を決定したと報じられる(2011年11月16日)

反体制勢力の動き

ダマスカス郊外県などで反体制武装集団、自由シリア軍がムハーバラート施設などを襲撃した。アラブ連盟など地域・国際社会は平和的な手段によるアサド政権打倒への支援強化を検討しており、この武装闘争がどのような影響を与えるか注目される。

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ダマスカス郊外県では、シリア革命調整連合が声明を出し、自由シリア軍がハラスター市にある空軍情報部本部をRPB弾などで襲撃した、と発表した。

同声明によると、攻撃は三方から行われ、同施設からは煙があがったという。

またヒムス県ヒムス市を拠点とするとされる自由シリア軍のハーリド・ブン・ワリード旅団が空軍情報部本部襲撃を実行した離反兵を祝福する声明を出した。

一方、シリア人権監視団によると、15日夜から16日にかけて、ザマルカー、ハムーリーヤ、ハラスターで複数の爆発が発生した。

複数の住民、活動家によると空軍情報部への攻撃で少なくとも20人が死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、早朝にかけてバルザ区で大きな爆発が3回発生した。

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ヒムス県では、地元調整諸委員会やシリア人権監視団によると、ヒムス市の検問所での発砲で3人が殺害された。

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ハマー県では、地元調整諸委員会やシリア人権監視団によると、カフルズィーター市の検問所を離反兵が襲撃し、軍・治安部隊兵士8人が殺害され、数十人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市で軍・治安部隊の発砲で市民1人が殺害された。

またダーイル町では、シリア人権監視団によると、軍・武装部隊がゼネストを止めさせるために介入を試み、離反兵らと交戦した。

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シリア革命最高指導評議会のリーマー・フライハーン報道官は声明を出し、イラクの一部の勢力がシリア国民の弾圧に荷担していると非難した。

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フェイスブックの「シリア革命2011」など反体制勢力は連日、反体制抗議行動を呼びかけ、11月16日は「友愛の水曜日」と銘打っていたが、祭日にもかかわらず管見の限り平和的なデモは発生していない。

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トルコに逃亡中の自由シリア軍司令官のリヤード・アスアド大佐は、国際社会に体制打倒のための「軍事的支援」を呼びかける一方、シリアへの外国軍による介入には反対の意思を示した。

また自由シリア軍指導部メンバーの一人(ハサン大尉)はロイター通信(11月16日付)に対して、離反兵が17,000人に達していると述べた。

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国内で反体制活動を行っているシリア国家建設潮流は声明を出し、シリア情勢の「いかなる国際問題化もシリアを国際紛争の主戦場とし、シリア国民の利益反する」と述べ、外国の介入に強い反対の意思を示した。

声明では、ラバトでのアラブ連盟緊急外相会議に関して、「シリア危機の国際化ではなく、シリア政府がアラブ連盟との合意を明確に遵守するような圧力を保証する決定」を行うよう呼びかけるとともに、「国内のシリア人の多くは、外国の軍事干渉やシリア危機の国際化をもたらすようなあらゆる措置を拒否する」と続けた。

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サミール・イータはフェイスブックを通じて、自身が国民民主変革諸勢力国民調整委員会を脱退し、無所属となり、ミシェル・キールーなどの無所属活動家と協力を続ける、と発表した。

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タルトゥース県ミスヤーフ市出身の有識者がミスヤーフ革命連盟のなで反体制組織を結成した。

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アラブ連盟高官が11月16日、シリア国民評議会の使節団と国民民主諸勢力国民調整委員会の使節団とそれぞれ個別に会談した。

AKI(11月18日付)によると、連盟高官は各使節団から各組織の見解が記された覚書を受け取った、という。

アサド政権の動き

SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011
SANA, November 16, 2011

ダマスカス県各所、ラタキア県ラタキア市、カルダーハ市(ハーフィズ・アサド前大統領の生地)、タルトゥース県タルトゥース市など各地で、矯正運動(ハーフィズ・アサド前大統領による政権掌握)記念日に合わせて、アラブ連盟の決議、外国の干渉拒否、アサド政権による改革支持を訴える大規模な集会が行われた。

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ダマスカス県のモロッコ大使館が100~150人の市民によって包囲され、投石などを受けた。ムハンマド・ハサースィー在ダマスカス・モロッコ大使がAFP(11月16日付)に対して明らかにした。

この抗議行動は、モロッコのタイイブ・ファースィー・ファフリー外務大臣が15日にトルコのアフメト・ダウトオール外務大臣との会談後の記者会見で、「いかなるシリアの使節団もモロッコを訪問することが可能である…。シリアは姉妹国である」と述べ、ラバトでのアラブ連盟緊急外相会議へのシリア政府の代表の出席に言及しなかったことを受けた動き。シリア政府および親政権の市民はこの曖昧な発言に関して、ワリード・ムアッリム外務大臣の出席が拒否されたと解釈したという。

ファフリー外務大臣は大使館襲撃に関して、アラブ・トルコ協力会議後の記者会見で強い批判の意思を表明しつつも、駐シリア大使を召還するかとの問いに関して、「外相会談後に回答したい」と述べるにとどまった。

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アサド政権を支持する市民が、ダマスカス県のUAE大使館を包囲、投石などを行った。

これに対して、UAE政府は非難声明を出した。

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バアス党が指導する連立与党の進歩国民戦線は16日に会合を開き、アラブ連盟の対シリア決議を「アラブの共同行動を解体し、外国の干渉への扉を開く」決定だと非難した。

アラブ連盟緊急外相会議、アラブ・トルコ協力会議

SANA(11月16日付)は、シリア高官の話として、シリアが16日のアラブ連盟外相会議とアラブ・トルコ協力会議への出席を取りやめたと述べた。

同高官によると、「12日にアラブ連盟の対シリア決議が出された後、一部アラブ姉妹国がアラブ連盟の活動や役割に関する信頼・正当性回復のために活動した。またこれらの国々はラバトでのアラブ・トルコ協力会議と連盟外相会議にシリアが出席することが重要だと確認した。これを受け、シリアはこれらのアラブ諸国の期待に応え、アラブ共通行動を強化すべく…会議への出席を決定した…。しかしモロッコ高官らが出した声明…を踏まえ、シリアはこれらの会議への出席を取りやめることを最終決定した」。

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モロッコのラバトでアラブ連盟緊急外相会議が開催された。

シリアの代表は欠席した。

会合では、シリア派遣予定のアラブ監視団の派遣に関する法的・組織的枠組みを定めた議定書を作成し、シリア政府に3日以内に署名することを求めることが決定された。

決定の全文は以下の通り:

قرار مجلس جامعة الدول العربية على المستوى الوزاري في دورته غير العادية المستأنفة المنعقدة في الرباط بتاريخ 16/11/2011 حول مشروع بروتوكول بشأن المركز القانوني ومهام بعثة مراقبي جامعة الدول العربية إلى سورية:

إن مجلس جامعة الدول العربية على المستوى الوزاري في دورته غير العادية المستأنفة المنعقدة في الرباط بتاريخ 16/11/2011،

بعد اطلاعه على مشروع بروتوكول بين الأمانة العامة لجامعة الدول العربية والجمهورية العربية السورية،

وتنفيذا?? للبند (2) من قرار مجلس الجامعة على المستوى الوزاري رقم 7438 د.غ.ع.م بتاريخ 12/11/2011 والخاص بتوفير الحماية للمدنيين السوريين،

وإسهاما?? في وضع حد لاستمرار العنف والقتل والاستجابة لتطلعات الشعب السوري في إحداث التغييرات والإصلاحات السياسية والاقتصادية والاجتماعية المنشودة وحقنا?? لدماء الشعب السوري وضمانا?? لأمن سورية ووحدتها وتجنبا?? للتدخل الخارجي في شؤونها الداخلية،

يقــرر

1. الموافقة على مشروع البرتوكول بشأن المركز القانوني ومهام بعثة مراقبي جامعة الدول العربية إلى سورية والمكلفة بالتحقق من تنفيذ بنود الخطة العربية لحل الأزمة السورية وتوفير الحماية للمدنيين السوريين بالصيغة المرفقة، ويوقع عليها من قبل الأمانة العامة لجامعة الدول العربية والحكومة السورية.

2. الطلب إلى الأمين العام لجامعة الدول العربية اتخاذ ما يراه مناسبا?? نحو تسمية رئيس بعثة مراقبي جامعة الدول العربية المشار إليها، وكذلك القيام بإجراء الاتصالات اللازمة مع الحكومة السورية للتوقيع على البروتوكول المرفق.

3. بعد توقيع الحكومة السورية على البروتوكول في أجل لا يتجاوز ثلاثة أيام من تاريخ صدور هذا القرار، وبعد وقف جميع أعمال العنف والقتل، يتم إرسال بعثة مراقبي الجامعة فورا?? إلى سورية.

4. ضرورة إعلان الحكومة السورية موافقتها على تنفيذ كامل بنود خطة العمل العربية التي اعتمدها المجلس بتاريخ 2/11/2011.

5. إدانة الاعتداءات التي تعرضت لها البعثات الدبلوماسية والقنصلية العربية والأجنبية في دمشق، ومطالبة الحكومة السورية بتوفير الحماية اللازمة لكافة البعثات ومقراتها المتواجدة على أراضيها طبقا?? للاتفاقيات الدولية المرعية والتزاماتها في هذا الشأن.

6. مطالبة الحكومة السورية بالاعتذار رسميا?? عما صدر من المندوب الدائم السوري تجاه مجلس الجامعة من عبارات نابية وغير دبلوماسية في اجتماع المجلس بتاريخ 12/11/2011.

7. إبقاء المجلس في حالة انعقاد دائم لمتابعة تطورات الوضع.

(ق: رقم 7439– د.غ.ع.م – 16/11/2011)

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ラバトでのアラブ連盟緊急外相会議と併せて開催されたアラブ・トルコ協力大会(第4期)は、シリア情勢に関して、外国の非干渉と民間人保護のための早急な措置の実施の必要を確認した。

大会後の声明では、「流血停止、シリア国民へのさらなる暴力・殺戮の必要」を確認し「民間人保護のための早急な措置の実施を求める」とともに、「シリアの安定と統一の重要性、外国の干渉を排除したかたちでの危機解決策の案出の必要」が確認された。

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会場となった外務省会議場の前ではモロッコ人とシリア人の活動家が「シリア国民に対するアサド政権の犯罪」に講義するための座り込みを行った。

しかしモロッコ治安当局はこの抗議行動を排除しなかった。

諸外国の動き

アラブ・トルコ協力会議出席のためモロッコを訪問したアフメト・ダウトオール外務大臣は、「シリア政府がアラブ連盟との約束を履行しない場合に支払う大きな代償は、アラブ世界における孤立である」と警鐘を鳴らした。

『ラディカル』(11月16日)は、トルコ政府がシリア国民評議会へのロジスティックな支援を行い、トルコ国内で活動を行う機会を提供することを決定したと報じた。

同報道によると、この支援は軍事的なものではなく、またシリア国民評議会を承認するものではない、という。

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フランス政府は、市民による大使館・領事館襲撃への対応として、エリク・シュヴァリエ大使を召還するとともに、ラタキアとアレッポの領事館、さらにはシリア国内の文化関連施設の閉鎖を宣言した。アラン・ジュペ外務大臣が発表した。

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クウェートの国会(定数49人)議員のうち33人が政府に、駐シリア・クウェート大使の召還と、シリア国民評議会のシリア国民の正当な代表としての承認を求めた。

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IRNA通信によると、イランのアルー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、「アラブ連盟は地域の安全保障を危機にさらすような振る舞いをした」と述べ、シリアの連盟加盟資格凍結を批判した。

サーレヒー外務大臣は「シリア政府は政党発足認可や国会選挙実施を約束し、バッシャール・アサド大統領は憲法再考を約束した」としたうえで、「地域の緊張を高めようとしている者がいる。一部の国は自らが危機の部外者だと考えている…が、(シリア)危機の悪影響は…すべての国に及ぶ」と述べた。

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ヨルダン・ムスリム同胞団の政治組織イスラーム行動戦線は、ヨルダン政府に対して、シリア国民評議会をシリア国民の正当な代表として承認するよう書簡で求めた。

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ドイツ外務省はシリアへの渡航延期勧告を発した。

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サウジアラビアに避難中のサアド・ハリーリー前首相はフェイスブックで、アサド政権の存続を支持しているのは、イスラエル、イラン、そしてヒズブッラーしかいないと綴った。

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モロッコのムハンマド6世国王は、シリア国内での危機解消に向けたアラブ世界、国際社会の努力に応えようとしないとの理由で、ムハンマド・ハッサースィー在ダマスカス・モロッコ大使を召還すると決定した。

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レバノンのヒズブッラーに近いジャーナリストで国際情報戦略研究センター所長のラフィーク・ナスルッラー氏は、ドゥンヤーのインタビューでヨルダンのアブドゥッラー国王がアサド大統領の退任を求めたことに関して以下のように答えた。

「我々はヨルダン国内に細胞を持っている。これらの細胞はヨルダンがシリアを攻撃した場合に対処し、ヨルダン、占領下パレスチナに対して長大な戦線を昼夜開くことになるだろう…。イエメンやシナイにも同様の細胞がある…。アンマンの空にイスラエルの旗をなびかせているヨルダン人は、シリア、アラブ性について語るべきでない…。混乱は中東に拡がり、スエズ運河、ホルムズ海峡は閉鎖され、石油価格は500ドル/バレルに上昇し、ゴラン戦線は開かれ、レジスタンスがパレスチナに入り、イランも黙ってはいないだろう」。

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『クッルナー・シュラカー』(11月16日付)は、シリア国内で行われているアサド政権支持のデモ・集会において、パレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP-GC)の情報部門責任者のアンワル・ラジャー氏がダマスカス県ヤルムークの住民を「強制的」に動員していたと報じた。

AFP, November 16, 2011, November 17, 2011、Akhbar al-Sharq, November 16, 2011, November 17, 2011, November 18, 2011、AKI, November 18, 2011、al-Hayat, November 17, 2011, November 18, 2011、Kull-na Shuraka’, November 16, 2011、Naharnet, November 16, 2011、Reuters, November 16, 2011, November 17, 2011、SANA, November 16, 2011などをもとに作成。

 

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シリア国民評議会の使節団がモスクワを訪問しロシアのラブロフ外相と会談、ロシア当局がアサド大統領の退任を呼びかけるよう求める(2011年11月15日)

反体制勢力掃討

アラブ連盟の決議に伴うシリア・バッシングの激化に伴い、反体制人権団体は14日と15日の被害を加算して報じることで、事態の深刻さを印象づけようとした。

しかし被害状況を精査すると、11月に入ってからの死者数は2桁代で推移しているなか、被害者の増減は反体制勢力・離反兵だけでなく軍・治安部隊兵士の死者数によって左右されていることが分かり、反体制運動が「平和的民主化」の様相を失いつつあることがわかる。

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イドリブ県では、同監視団によると、カフルルーマー村で軍設備を標的とした爆破が3件発生した。また同村で離反兵と軍・治安部隊が交戦し、軍・治安部隊の兵士14人が殺害された。また子供1人が戦闘の巻き添えとなって死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン所長によると、ハーッラ市で、離反兵と思われる武装集団と軍・治安部隊が衝突し、軍・治安部隊の兵士5人が殺害された。

また地元調整諸委員会によると、サナマイン市近郊に展開する第15旅団内でも激しい銃声が聞こえた、という。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で身元不明の遺体19体が発見された。

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SANA(11月15日付)は、武装テロ集団から応酬したとされるハイテク機器(衛星電話など)を公開したと報じた。

SANA, November 15, 2011
SANA, November 15, 2011

反体制勢力の動き

シリア国民評議会の使節団がロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

使節団を率いたブルハーン・ガルユーン事務局長は、「体制内で血に手を染めていない勢力との対話の用意はある」としたうえで、「軍事介入や内戦を回避するために平和的政権移行」をめぐって交渉したいとの意思を伝えた。

また「アサドの辞任が交渉実施の余地を与える」として、ロシアにアサド大統領の退任を呼びかけるよう求めるとともに、アサド政権の人道に対する犯罪を支持する姿勢とも受けとれられない安保理での対シリア非難決議採択での拒否権発動を行わないよう訴えた。

ラブロフ外相は使節団に対して、「国際監視団の派遣、メディアの入国許可といったアラブ連盟の決議のほとんどを支持する」と述べたが、国内で政府と対話を行い危機を解決することが重要であるとの主張を行った。また外務省声明によると、ロシア側は、シリアが直面する事態正常化に向けた建設的な姿勢、すべてのシリア人のための改革実施を強調する一方で、外国の軍事干渉に反対の意思を示した。

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シリア国民評議会執行部のバスマ・カドマーニー報道官は、16日に予定されているラバトでのアラブ連盟緊急外相会談に関して、民間人保護と監視団派遣のしくみを確定するよう求めた。

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AKI(11月14日付)は、アッシリア教徒の反体制活動家スライマーン・ユースフ氏が、キリスト教徒とりわけアッシリア教会が、現政権の保護を求めたり、現政権と運命をともにすることはないと述べたと報じた。

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国内で活動する反体制活動家のアーリフ・ダリーラ、ブトルス・ハッラーク、サミール・イータ、ハーズィム・ナハール、ミシェル・キールー、ムハンマド・マフルーフ、ファーイズ・サーラ、フサイン・アウダート、リヤード・ラビーウ、イリヤース・ワルダ、ザカリヤー・サッカール、ムンズィル・イスビル、サルキース・サルキース、ハビーブ・ハッダード、ムンズィル・バドル・ハッルームは連名でヒムス市でのあらゆる暴力停止を呼びかけた。

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シリア国民協会(2011年9月に発足した反体制組織)は11月15日、アラブ連盟に対して「アラブ抑止軍」の派遣を要請した。

アサド政権の動き

SANA(11月15日付)は、「シリアでの事件に関与したが、その手を血に染めていない逮捕者1,180人を釈放した」と発表した。

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シリア外務省は11月16日にモロッコのラバトで開催されるアラブ連盟緊急外相会談を欠席すると発表した。

SANA, November 15, 2011
SANA, November 15, 2011

当初はワリード・ムアッリム外務大臣が出席すると見られていた。

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ムハンマド・シャッアール内務大臣は殉教者バースィル・アサド警察アカデミーの研修生らの前で訓辞を述べ、武装テロ集団逮捕に引き続き努力するとの意思を表明した。

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アラブ社会主義バアス党民族指導部とシリア地域指導部は共同声明を出し、アラブ連盟の決議が、アラブの共同行動を傷つける危険な先例になると非難した。

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SANA(11月15日付)は、シリア各地で前日に引き続き、アラブ連盟の決議に抗議する小規模なデモが行われたと報じた。

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『クッルナー・シュラカー』(11月15日付)は、米『ニューヨーク・タイムズ』記者がトルコ高官に対して40分にわたりインタビューを行い、同高官が、「シリアにおける問題は、大統領の母、アニーサ・アフマド・マフルーフが息子のバッシャール・アサド大統領に、父ハーフィズ・アサド前大統領が1980年代にハマーで用いたのと同じ方法でシリアの現状に対処するよう忠告したことにあると述べたと報じた。image2

レバノンの動き

ナジーブ・ミーカーティー首相は閣議で、アラブ連盟外相会議での対シリア決議にレバノン代表が反対票を投じたことに関して、「徹頭徹尾、レバノン国内の安定を守るため」と述べた。

しかし『ハヤート』(11月16日付)は、ミーカーティー首相がGCC諸国大使との会談では「私が知らないところで、私との調整なしに行われ、それに驚いた」と述べたと報じた。

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自由国民潮流代表のミシェル・アウン元国軍司令官は、変化改革ブロックの定例会合後の記者会見で、アラブ連盟における対シリア決議採択に関して「アラブ諸国は誤った道を選んでしまった」と非難した。

諸外国の動き

GCCのアブドゥッラティーフ・ズィヤーニー事務局長は、アサド大統領によるアラブ連盟緊急首脳会談開催の要求に関して「GCCはこの時期の開催には効果がないと考えている」と述べた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相はAKP会合で「シリアの政府は非常に危険な道、刃のうえを進んでいる」と述べた。

Kull-na Shurakā’, November 15, 2011
Kull-na Shuraka’, November 15, 2011

エルドアン首相はシリア国内でのトルコ大使館、領事館への包囲に関して、「トルコ高官やトルコの旗に対する攻撃を改めて強く非難する。我々はシリア政府が直ちに謝罪に必要な措置をとることを望んでいる」としたうえで、「バッシャールよ、お前はトルコの旗を攻撃した者の処罰を求められている。我々はシリア政府にトルコ人やトルコの旗を尊重するよう望んでいるだけではない。自国民を尊重するよう望んでいる」と述べた。

そして「我々はもはやアサド政権が誠実で、勇敢で、満足行くような精緻な指導ができるとは思っていない」と述べ、アラブ連盟が加盟資格停止を行うことを評価した。

さらに「我々は現在(2006年以降)シリアに電気を供給している…。このような状況が続けば、この決定のすべてを再考せざるを得ない」と述べた。

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EUは官報で追加制裁(14日に決定)の対象となる18人の氏名を公開した。追加制裁の対象となった18人の氏名は以下の通り(『クッルナー・シュラカー』(11月15日付は対象となった18人に関する追加情報を発表した)。

ジュムア・アフマド准将(特殊部隊司令官)
ルワイユ・アリー大佐(軍事情報局ダルアー支部長)
アリー・アイユーブ中将(副参謀長、共和国護衛隊第105旅団の前司令官)
ジャースィム・フライジュ一等中将(参謀長)
アウス・アスラーン准将(共和国護衛隊付旅団長、アリー・アスラーン元参謀長の息子で故バースィル・アサドおよびアサド大統領の友人)
ガッサーン・ビラール准将(マーヒル・アサド大佐事務所長)
アブドゥッラー・ビッリー(ビッリー家の首領で、民兵を組織)
ジョルジュ・シャーウィー(シリア・インターネット軍メンバー)
ズハイル・ハマド少将(総合情報部次長、EUの官報には軍事情報局次長とある)
ウマル・イスマーイール(シリア・インターネット軍代表、民間人)
ムジャーヒド・イスマーイール(シリア・インターネット軍メンバー、シャッビーハのリーダー)
サクル・ハイルベク(内務次官)
ナズィーフ・ハッスーン少将(EUの官報には姓は明記されず、総合情報部次長)
キファーフ・ムルヒム(第4機甲師団付士官、故バースィル・アサドおよびアサド大統領の友人)
ワジーフ・ムハンマド少将(第18師団司令官)
バッサーム・サッバーグ弁護士(ラーミー・マフルーフ、ハドゥーン・マフルーフの法律顧問)
ターラー・ムスタファー・トゥラース(EUの官報には准将とされているが、ターラーは女性の名前。なおマナーフ・トゥラース准将の妻の名がターラー・ハイイル)
フアード・タウィール准将(空軍情報部次長)

なお8月以降の制裁を通じてEUが資産凍結とビザ発給停止の対象としたアサド政権高官らの数は56人におよぶ。

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米民主党のクリス・コーンズ上院議員、ボブ・カーシー上院議員、共和党のマーク・ケリー上院議員は、ヒラリー・クリントン国務長官、ジョン・ブライソン商務長官に書簡を提出し、アサド政権が反体制勢力を監視するためにインターネット監視システムを購入したとの情報への懸念を表明するとともに、調査を求めた。

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イランのIRNA通信は、アリー・アクバル・サーレヒー外務大臣がアルジェリアのムラード・マドリスィー外務大臣と電話会談を行い、シリアの改革を前進させることの必要を強調、また外国の介入を拒否するべきとの姿勢を明示したと報じた。

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パレスチナ解放人民戦線(DFLP)はパレスチナの政治組織のなかで初めて、アラブ連盟によるシリアの加盟資格凍結に関する声明を発表した。

DFLP政治局が発表した同声明のなかで、DFLPは「シリア、シリアの人民民主運動、アラブ地域全体、そして民族安全保障にマイナスに作用する可能性がある」と非難し、外国の干渉、とりわけNATOの軍事介入をもたらす危険への懸念を表明した。

またアラブ連盟の決議に対するパレスチナ代表の姿勢を「棄権すべきだった」と述べ、賛成票を投じたことが、シオニズム・帝国主義の利益に資することになると非難した。

なおファタハ、ハマースをはじめとするパレスチナ諸勢力はシリアでの反体制運動に原則、不関与の方針をとっている。

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サウジアラビアのトゥルキー・ファイサル皇太子はワシントンDCでアサド大統領が暴力停止のためのアラブ連盟の努力に応えようとしなかったと非難し、「こうしたなかで、民衆の反体制運動はさらに増大し、殺戮行為も毎日繰り返されている。何らかのかたちで退任する以外に逃げ道はないと思う」と述べた。

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国連安保理はシリア国内での各国大使館包囲・襲撃に関して「深い懸念」を表明した。

AFP, November 15, 2011、Akhbar al-Sharq, November 15, 2011, November 16, 2011、AKI, November 15, 2011、Al-shorfa.com, November 19, 2011、al-Hayat, November 16, 2011、Kull-na Shuraka’, November 15, 2011, November 19, 2011、Naharnet.com, November 15, 2011、Reuters, November 15, 2011、SANA, November 15, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

ムアッリム外務大臣が記者会見のなかでアラブ連盟による決議を「違法で憲章に従っていない」として非難、また自由シリア軍が声明を出し「暫定軍事評議会」の発足を宣言(2011年11月14日)

アサド政権の動き

ワリード・ムアッリム外務大臣はダマスカスで記者会見を行い、シリアでの「リビア・シナリオの再来はいかなる正当性もない」と述べるとともに、「シリアは鼓動するアラブの心臓であるがゆえ、アラブの共同行動」が必要との立場を明示した。

Kull-na Shurakā’, November 14, 2011
Kull-na Shuraka’, November 14, 2011

ムアッリム外務大臣は、アラブ連盟の決議におけるシリアの加盟資格停止に関して「アラブの共同行動、連盟の基礎、そしてその役割との関連で現在、そして未来にわたってきわめて危険な措置」と厳しく非難、決議を「違法で憲章に従っていない」と評した。

一方、反体制勢力との対話に関して、以下のように述べ、シリア国内での実施を改めて主張した。

「対話は政権と反体制勢力に限定されるものではない。なぜなら様々な要求をもつシリア人がいるからだ。彼らは政権、反体制勢力のいずれにも代表されていない。我々は観が手いるのは、国民対話を包括的対話となるよう拡大することだ…。我々はダマスカスで開催予定の国民対話大会に参加するすべての人々を歓迎する。在外居住者でさえ」。

一方、反体制勢力の弾圧に関しては、「国家が国民を保護し、武装テロ集団と対決するのは義務である」と述べた。

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SANA(11月14日付)は、ダマスカス県の外務省舎前でアラブ連盟の決議に抗議する市民がデモを行ったと報じた。

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SANA(11月14日付)は、パレスチナ人が集住するダマスカス県ヤルムーク・キャンプで、パレスチナ住民がアラブ連盟の決議に反対するデモ行進を行ったと報じた。

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SANA(11月14日付)は、イスラエルの占領下にあるゴラン高原のマジュダル・シャムスでアラブ連盟の決議に反対するデモが行われたと報じた。

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SANA(11月14日付)は、ダマスカス県のウマウィーイーン広場で女性数十人が集まり、自らの頭髪を切り落とし、アラブ連盟の決議への拒否の姿勢を表明した。

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SANA(11月14日付)はシリア・アラブ共和国憲法草案準備委員会が旧首相府で会合を開いたと報じた。

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『ガド』(11月15日付)は、14日晩にダマスカスのヨルダン大使館前で約120人の市民がアブドゥッラー国王の発言に抗議するデモを行い、そのなかの2人が大使館内に進入したとウマル・アムド在ダマスカス・ヨルダン大使が述べたと報じた。

反体制勢力の動き

SANA, November 14, 2011
SANA, November 14, 2011

国民民主諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役は、訪問中のドーハで『ハヤート』(11月15日付)の取材に応じ、カイロでの反体制勢力の会合に向けた抱負を述べた。

そのなかでアブドゥルアズィーム総合調整役は、「反体制勢力各派は様々な原則をめぐって遵守すべき文書を作成する必要がある。例えば、対話には体制が参加するのか否か?おそらく一部の反体制勢力がそのために努力し、体制との対話を求めてくるはずである」と述べ、外国の介入だけでなく、アサド政権との関係をめぐっても反体制勢力内で対立があることを示唆した。

アブドゥルアズィーム総合調整役はドーハよりカイロに戻り、アラブ連盟決議に基づき他の反体制勢力と会合する予定。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣はアンカラでシリア国民評議会執行部の使節団と会談した。

「アフバール・シャルク」(11月14日付)によると、会談で、ダウトオール外務大臣は、シリア国内のトルコ大使館・領事館への市民の襲撃の責任がアサド政権にあると非難した。

またアラブ連盟の決議に関して、トルコが決議の即時・完全履行にむけて連盟と協調すると述べた。

これに対してブルハーン・ガルユーン事務局長を団長とする使節団は、トルコ国内にシリア国民評議会の代表部の設置を認めるなど具体的な協力を求めた。

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『ザマーン・ワスル』(11月14日付)は、自由シリア軍が声明を出し、暫定軍事評議会を発足すると報じた。

同紙が掲載した声明(14日付)によると、暫定軍事評議会は以下の士官から構成される。

リヤード・ムーサー・アスアド大佐(評議会議長)
マーリク・アブドゥルハリーム・クルディー大佐
アフマド・ヒジャーズィー・ヒジャーズィー大佐
アラファート・ラシード・ハンムード大佐
アーリフ・ムハンマド・ヌール・ハンムード大佐
アブドゥッラッザーク・ラーシド・ラフムーン大佐
アブドゥッサッタール・ムハンマド・ジャミール・ユーンスー大佐
ガッサーン・イスマーイール・フライヒル大佐
マーヒル・イスマーイール・ラフムーン少佐

同評議会は、現政権打倒、軍の組織などを目的とする。

http://all4syria.info/web/archives/36745

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シリア国民評議会の使節団は、ドイツ外務省でギド・ヴェスターヴェレ外務大臣と会談した。

評議会が出した声明によると、ヴェスターヴェレ外務大臣はブルハーン・ガルユーン事務局長ら使節団との会談で、自由と民主主義を求めるシリア国民への支持を表明するとともに、政権による弾圧激化への懸念を示し、「シリアでの人権侵害を前に沈黙できない」と述べたという。

反体制運動掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウバル区で市民2人が治安部隊の発砲により殺害された。

また同監視団によると、同市バーブ・アムル地区で黒煙があがっているという。

ヒムス県ヒムス市マハッタ地区のキリスト教会前で反体制デモが行われる映像がYoutubeに公開された。http://www.youtube.com/watch?v=Okk76vY5fEw&feature=player_embedded#t=0s

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市の軍の検問所で1人が射殺された。

また同監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町で軍・治安部隊が大規模な逮捕・追跡活動を行い、その直後、離反兵と思われる武装集団と激しい交戦状態に入り、軍・治安部隊兵士4人が少なくとも死亡し、軍・治安部隊の戦闘車両5輌が破壊された。

これに対してSANA(11月14日付)は、ヒルバト・ガザーラ町とアルマー町で武装テロ集団が治安維持部隊を襲撃し、部隊兵士2人を殺害したと報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視弾によると、ナイラブ村で軍・治安部隊の兵士の遺体5体が発見された。

軍・治安部隊はカフルバッティーフ、ジューバース、アブディーターで指名手配者の追跡を行っているという。

カフルーバ村では、女性と子供たちが反体制デモを行った。

これに対してSANA(11月14日付)は、マアッラ・ニウマーン地方スィンジャール近くで鉄道の線路に武装テロ集団が爆弾5発を仕掛け、うち1発が爆発したと報じた。残りの4発は爆弾処理班が撤去したという。

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ハマー県では、シリア事件監視団によると、カフルヌブーダ町で反体制デモが発生した。

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アレッポ県では、アレッポ市で夜、トルコ国旗を掲げる市民数百人がトルコ大使館、領事館の包囲に抗議するデモを行った。

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なおシリア人権監視団は11月15日、14日に治安部隊による民間人への攻撃や離反兵と軍・治安部隊の戦闘によって多数死亡したと発表した。

具体的な内訳は以下の通り。

シリア北部および南部で治安部隊の弾圧により、民間人27人が死亡した。

ダルアー県で離反兵と思われる武装集団と軍・治安部隊が衝突し、軍・治安部隊兵士34人と武装集団メンバー12人が死亡。

ダルアー県のブスル・ハリール市、ナーフタ町、ムライハト・アトシュ村などで軍・治安部隊の検問所からの市民への発砲で23人が死亡。

ヒムス県では、カフルラーハー市で軍・治安部隊の検問所からの市民への発砲で4人が死亡。またヒムス市のドゥライブ地区で市民1人が殺害。

この発表は15日の被害と合わせて行われ、シリア情勢が悪化しているという錯覚を与えた。

アラブ連盟の動き

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、シリア情勢を検討するためのアラブ連盟緊急首脳会談の開催をバッシャール・アサド大統領が呼びかけているとのワリード・ムアッリム外務大臣からのメッセージを受け取ったと述べた。

アラビー事務総長は同メッセージを各国に伝えたという。緊急首脳会合の開催には加盟国の3分の2以上の賛成が必要となる。

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アラブ医師連合支援緊急委員会のイブラーヒーム・ザアファラーニー事務局長は、アラビー事務総長と会談し、シリアへのアラブ監視団の派遣に関して、「民間人の状況とその保護のための報告書作成を準備するためすべての場所を訪問する」と述べた。

アラブ監視団の派遣の日程はラバトでのアラブ連盟閣僚会議で決定予定。

アラブ連盟高官筋によると使節団は、アラブ地域諸機関の代表、ジャーナリスト、軍人など約500人からなるという。

諸外国の動き

ヨルダンのアブドゥッラー国王はBBCのハードトークに出演し、「私が彼(アサド大統領)の立場だったら、退いていただろうと思う」と述べた。

また「現体制がそのようなこと(アサド大統領の退任)を許すとは思っていない。それゆえバッシャールが国益に関心を寄せているなら、彼は退かねばならない。しかし同時に、彼は、シリアの新たな政治プロセスの始まりを保障するような行動をとらねばならない」と述べた。

ヨルダンではシリアと同様、今年初めから反体制デモが散発しているが、アブドゥッラー国王は退任していない。

なおこの発言が放映された直後、ヨルダンのペトラ通信は、「ヨルダン国王の発言はシリア大統領への直接かつ明確な退任要求ではなく、同じ状況に身を置く人間がどのようなことをするのかという質問への答えに過ぎない」との声明を出した。

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EU外相会議がブリュッセルで行われ、アラブ連盟の決議への支持を確認するとともに、アサド政府高官・関係者18人を新たに制裁リストに追加することを決定した。

また会談後の声明で、アラブ連盟の決議が高く評価される一方、「EUはシリア国民評議会のように非暴力と民主主義の価値観を遵守する反体制勢力の代表と対話の用意がある」との意思が示された。

会談後、フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、民間人保護が国連安保理を通じて拡充されるべきだと述べた。

英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、EUが追加制裁を科すことが重要だとの見解を示した。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は国会で「中東で国民と平和に暮らせず、その希望に添えない者たちは去るべきである」と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、アラブ連盟の決議に関して、「正しくない」と評し、「この決定に与した者は、事態に透明性を付与する実質的機会を奪った」と非難した。

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中国の外交部報道官は、記者会見で「現在重視されるべきは、アラブ連盟のイニシアチブを正しく、そして早急に実施することにある…。中国は改めて、シリア政府とすべての当事者に暴力の停止を求める」と述べ、国際社会にアラブ連盟のワーキングペーパーの実施に相応しい環境を作り出すよう呼びかけた。

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イラン外務省報道官は、アラブ連盟の決議に関して「問題の正常化ではなく複雑化をもたらすだろう」と非難した。

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クウェートの『カバス』(11月15日付)は、クウェートでシリア人1人がスパイ容疑で逮捕されたと報じた。

レバノンの動き

レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相は、エジプト、ヨルダン、EUの大使と相次いで会談し、アラブ連盟外相会議での対シリア決議にレバノン代表が反対票を投じたことに関して、アラブ諸国に反対したのではく、自国を守るためと説明したと『ナハール』(11月15日付)が報じた。

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ナビーフ・ビッリー国民議会議長は『ジュムフーリーヤ』(11月14日付)で、アラブ連盟はシリアに対する立場を改める必要があると述べた。

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進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は、アラブ連盟の決議をレバノンの代表が棄権したことに関して、「イエメンのアリー・サーリフと同じ態度をとるべきでなかった」と述べた。『ナハール』(11月14日付)が伝えた。

同記事によると、ジュンブラート党首はまた、「レバノンはシリアに関してアラブ・イニシアチブにコミットすることを声高に述べた方がよかった」としたうえで、「アラブ・イニシアチブがシリア救済を意味している」と述べた。

AFP, November 14, 2011、Akhbar al-Sharq, November 14, 2011, November 15, 2011, November 16, 2011、al-Ghad, November 15, 2011、al-Hayat, November 15, 2011, November 16, 2011、Kull-na Shuraka’, November 14, 2011、al-Liwa’, November 15, 2011、al-Nahar, November 14, 2011, November 15, 2011、Naharnet.com, November 14, 2011、al-Qabas, November 15, 2011、Reuters, November 14, 2011、SANA, November 14, 2011、Zaman al-Wasl, November 14, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

アラブ連盟の決議をめぐって親・反体制勢力双方から激しい反応が巻き起こるなか、アサド政権は同連盟と緊急首脳会談の開催を求める(2011年11月13日)

反体制勢力の動き

エジプトでのアラブ連盟ナビール・アラビー事務総長との会談を終えた国民民主変革諸勢力国民調整委員会など国内の反体制勢力代表からなる使節団は、カタールのドーハを訪問した。

Kull-na Shurakā’, November 13, 2011
Kull-na Shuraka’, November 13, 2011

使節団は、ハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役、アブドゥルアズィーズ・ハイイル、サーリフ・ムスリム、ムンズィル・ハッルーム、ハーズィム・ナハール、ハイサム・マンナーアからなる。

シリア・アラブ人権機構代表で国民民主変革諸勢力国民調整委員会在外局長のマンナーア氏は、『ハヤート』(11月14日付)の取材に答え、シリア国民評議会、国民調整委員会、そして無所属の活動家らが反体制勢力の会合に出席し「次期段階におけるシリアの声を代表するための共通の枠組み」を構築すると述べた。

またシリア国民評議会を国際社会で唯一承認しているリビアから国民調整委員会が謝罪を受けたことを明らかにした。

シリア国民評議会と国民調整委員会の意見の相違に関して、マンナーア氏は「シリア国民評議会の結成のありようは、民主的ではなかった。シリアのロードマップを表明するための民主的な観点以上に、個人的、地域的、国際的な観点を考慮して発足された」と述べ、そのありようを批判した。

また「政権打倒を云々するだけでなく、計画を明示しなければならない。国家の形態やその性質を明示せねばならない。我々は外国の干渉に反対している。しかし評議会には、少なからぬメンバーがそれを体制を打倒する方法だと考えている」と述べ、対立点が外国の干渉の是非にあることを示唆した。

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オーストリアのウィーンで在外シリア人連盟の主催で、シリア国民評議会のメンバーなど80人が集まった。

Kull-na Shurakā’, November 13, 2011
Kull-na Shuraka’, November 13, 2011

会合では、在オーストリア・シリア人代表のアーミル・ハティーブ氏が、シリア国民評議会メンバー3人をカイロでの反体制勢力の会合に出席させると発表した。

3人とはアブドゥルバースィト・スィーダー、マフムード・カイラーニー、バドル・ジャームース。

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パリ在住の反体制活動家は、リフアト・アサド前副大統領がプルマン・ホテルで来世紀機構主催のもとに開かれた記者会見に抗議すべくピケを張った。

『クッルナー・シュラカー』(11月13日付)によると、リフアト・アサド前副大統領は、「クルド人分離主義者や治安機関に近い傭兵と国民連合評議会」という「反体制勢力」の発足を宣言するために記者会見を行った、という。

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国内で反体制活動を行うシリア国家建設潮流(ルワイユ・フサイン代表)は声明を出し、アラブ連盟の決議を非難した。

同声明で、シリア国家建設潮流は「シリア政府が受理した連盟イニシアチブを成功させるため、真剣に活動」するよう訴えた。

また、3日以内の連盟本部(カイロ)での反体制勢力による会合を呼びかけた決議の項目に関して、「アラブ連盟の保護のもとシリア領内ですべての反体制勢力が会合を開く必要がある。なぜなら、シリアの政治闘争は、広く知られた一部の反体制勢力に限られておらず、連盟と連絡をとっている組織の枠外にも多くの政治運動や活動家がいるからだ」と述べた。

そのうえで「一部の反体制勢力をシリア国民の合法的・唯一の代表などと承認すべきでない」と警鐘を鳴らした。

http://all4syria.info/web/archives/36423

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同じくシリア国内で反体制活動を行うシリア共産主義者統一国民委員会(解放改革国民戦線参加組織)のカドリー・ジャミール委員長は、アラブ連盟の決議に関して、「我々の国の主権に抵触しており、拒否されるべきもので、現下の危機を国際化し、植民地主義的干渉をもたらし、米・シオニズムの計略のもとにシリアの領土と国民を粉砕する」と強く非難した。

http://all4syria.info/web/archives/36517

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サラーム・カワーキビー氏は、「包括的な愛国観、親の民主的行動に依拠し、献身的な友人を励したいとの念により」発足以来関与してきたシリア国民建設潮流を離党すると発表した。

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またイヤード・シュルバジー氏もシリア国家建設潮流からの離反を発表した。

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ゴラン高原のヌアイム部族が声明を出し、アラブ連盟の決議を支持するとともに、シリア国民評議会を「自由シリア国民の代表」と讃えた。

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リフアト・アサド前副大統領はAFPおよび『ル・モンド』との共同会見で、アサド大統領退任に協力するための条件をアラブ世界および国際社会に対して明らかにした。

それによると、リフアト・アサド前大統領は以下のように述べたという。

「解決策は、アラブ諸国がバッシャール・アサドに安全を保障したうえで辞任させ、財政支援(力)があり、バッシャールの集団が続くことを保証できる人物に権力を移譲することがその秘訣であり、そのような人物は、彼自身の家族…つまり、私か私のような人物でなければならない」。

また「(シリアの現)体制は退任の用意がある。しかし体制はその構成員だけの(身の安全の)保証だけでなく、退任後に少数派のアラウィー派と多数派のスンナ派の間で内戦が発生しないことの保証も望んでいる」と述べた。

さらに反体制勢力内部、アラブ連盟内部の意見の対立に関しては、西側諸国、ロシア、イランが参加したかたちで「政府との交渉能力を持った…国際的・アラブ的な同盟を作る必要があり…、体制に退任のための真の保証を作り出さねばならない」と述べた。

アサド大統領の指導力に関しては、アサド大統領のみが国を運営でき、陰の長がいるとの一部見方を否定した。

軍や治安機関の中枢に多いアラウィー派に関しては、「アラウィー派の士気は停滞しており、彼らはバッシャールへの信頼を失い、危機脱却能力を持っていないと考えている。しかし、(政権からの)報復への恐怖が彼らに沈黙を強いている」の述べた。

アラブ連盟の決議については、その能力に疑義を停止、国連などが事態収拾を主導すべきだとの立場を明示した。

アサド家の面々が権力の在にとどまることを「シリア革命」が制限するか、との問いに対して、「制限するだろう。だがバッシャールはカッザーフィー、ベンアリーとは違う。だから国際社会は彼とその家族に安住の地を与えねばならず、紛争が長期化すれば、内戦になる恐れがある」と答えた。

リフアト・アサド前大統領は会見の最後に、自身を代表とする新たな「反体制」組織、民主国民評議会の発足を宣言した。同組織は、自身が指導する統一民族民主主義連合のメンバーなどからなる。

アサド政権の動き

SANA(11月13日付)は、早朝から、ダマスカス県、アレッポ市、タルトゥース市、ラタキア市、ハサカ市、ダルアー市、ラッカ市、ダイル・ザウル市、ヒムス市、ハマー市、イドリブ市など各地で市民数百万人が、シリアの加盟資格停止などを定めたアラブ連盟の決議拒否を表明するため大規模なデモを行ったと報じた。

SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
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SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
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SANA, November 13, 2011
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SANA, November 13, 2011
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SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011

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SANA(11月13日付)は、シリア高官筋の話として、シリアがアラブ連盟緊急首脳会談の開催を求めた、と報じた。

同高官はまた、アラブ連盟外相会議の決議に基づきシリアの加盟資格停止が発効する「16日までにアラブ連盟閣僚委員会の訪問を歓迎」するとともに「相応しいと判断し得る監視団、民間・軍事監視団の随行」を認めるとの立場を示したという。

ユースフ・アフマド・アラブ連盟シリア代表はカイロでの記者会見で、緊急首脳会談を求めると述べたが、連盟筋によると「そうした要請はいまだ提出されていない」という。

この点に関して、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は訪問中のトリポリ(リビア)で、「シリア国民保護のためのしくみを準備することが現在、連盟に求められている」と述べ、詳細なコメントを控えた。

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シリア・オリンピック委員会はカタールのドーハで12月に予定されている大会への参加を辞退することを決定した。シリア・アラブ・テレビ(11月13日付)が報じた。

反体制運動掃討

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で治安部隊がアサド政権支持のデモに対抗して敢行された反体制デモに発砲し、6人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、複数の学生がタカーヤー通りでのアサド政権支持デモのなかで反体制デモを行おうとして、治安部隊に排除され、その際、15歳の学生が殺害された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、治安部隊の発砲で市民1人が殺害された。

またイブリーン地方アブディーター村で軍・治安部隊と離反兵の間で激しい戦闘があった。この戦闘の直前、バーラ村にある軍・治安部隊の検問所で時限爆弾が爆発したという。

さらにマアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村でアラブ連盟の決議を支持し、政権打倒を求めるデモが発生した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市カイロ通りで治安部隊の発砲により重傷を負っていた市民1人が死亡した。またバイヤーダ地区では2人、ジュッブ・ジャンダリー地区で1人が殺害された。

また市内のバアス大学土木工学部構内でRPB弾が発射され、複数の学生が負傷した。

クサイル市では、離反兵と思われる武装集団が治安部隊を襲撃し、治安部隊兵士2人を殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市やヤードゥーダ村で治安部隊が大規模な逮捕・追跡活動を行い、複数が逮捕され、複数が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権擁護連盟によると、アレッポ市教育局次長事務局のワッダーフ・スバーヒー氏を逮捕し、当局は反体制活動家で同氏の兄弟アブドゥルガニー・スバーヒー氏が投降しない場合、その家族を殺害すると脅迫した。

レバノンの動き

ベイルート県ハムラー地区で在レバノン・シリア人がアラブ連盟の決議に抗議するデモを行った。

SANA, November 13, 2011
SANA, November 13, 2011

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ミシェル・スライマーン大統領は北部県トリポリ市を訪問し、自身がいかなるアラブ諸国の孤立を拒否するが、アラブ連盟の決議に反対していないと述べた。

またアサド大統領に対してアラブ連盟のイニシアチブを実行するよう求めたと述べた。

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ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、サウジアラビアのアブドゥッラー国王に対して電報で、「アッラーを除いた場合、あなた以外にシリア人どうし、そしてアラブ人どうしの和解を後押しできる人物を見つけることはできない」とのメッセージを送り、アサド政権への強硬な姿勢を改めるよう暗に求めた。

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3月14日勢力は、アラブ連盟の決議を受け、ミシェル・フーリー在ダマスカス・レバノン大使を召還するよう求めた。

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『アンバー』(11月13日付)は、米国がレバノンに対して、シリア人避難民の追放など「消極的な結果をもたらす」ような行動をとらないよう警告を発したと報じた。

アラブ諸国によるアラブ連盟決議への消極的姿勢

アルジェリアのムラード・マドリスィー外務大臣とエジプトのムハンマド・カーミル・アムル外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、マドリスィー外務大臣は、アラブ連盟の決議に関して、「シリアのアラブ連盟資格停止が一時的なものであり、可能な限り早期に解除し得る」と述べるとともに、アルジェリアが在ダマスカス大使を召還しないことを明らかにした。

またマドリスィー外務大臣は、「もし原案のまま決議案が提出されていたら、我々は撤退していた」と述べ、大使召還などをめぐる決議案の文言にアルジェリアが強く反対し、連盟閣僚委員会からの撤退さえ検討していたことを明らかにした。

一方、アムル外務大臣は、「アラブ連盟のイニシアチブが依然として生きており、シリアの問題を解決基礎であり続けている」と述べ、エジプトがアルジェリアとともに、外国の介入を回避することを最優先の目的としていたことを明らかにした。

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イラク政府はアラブ連盟の決議を「受け入れられないこと」と非難した。

アリー・ダッバーグ首相報道官は、決議が「受け入れられないかたちで決せられた。こうしたことはシリアよりも激しい危機に見舞われている他の国では採用されたことがない」と述べたうえで、「我々は反体制勢力との対話、シリア国民の自由を支持している…。しかしこのような厳しい方法は問題を国際化するだけだ」と非難した。

イラクの法治国家連合はアラブ連盟の決議を「外国の計略を実行する」ためのものと非難した一方、イラーキーヤ、クルディスタン同盟は、決議を支持し、イラクが棄権したことを批判した。

諸外国の動き

サウジアラビアは、ダマスカスのサウジアラビア大使館を市民が包囲し、投石などを行ったことに関して、治安当局がデモ排除など充分な措置をとらなかったと非難した。

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フランス外務省もまた、ダマスカスのフランス大使館、アレッポ、ラタキアの領事館を市民が襲撃したことを受け、ラミヤー・シャックール在パリ・シリア大使を呼び出した。

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トルコ外務省は在アンカラ・シリア大使を呼び出し、ダマスカスのトルコ大使館、アレッポ、ラタキアの領事館を市民が襲撃したことに関して、厳重抗議した。

また外務省はアラブ連盟の決議に関して声明を出し、国際社会が「声を一つにして」シリア情勢に対応するよう呼びかけた。また、ダマスカス県のトルコ大使館がアサド政権を支持する市民の包囲・襲撃を受けたことを受け、シリア在住のトルコ人に対して、不要不急の渡航・滞在を控えるよう勧告を発し、大使館職員の家族らを帰国させた。

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国連の潘基文事務総長はアラブ連盟の決議に関して「協力で勇敢」な措置と評価した。

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カイロ、アンマンのシリア大使館周辺では、アラブ連盟の決議を支持するデモが行われ、数百人が参加した。

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ヨルダン・ムスリム同胞団のイスラーム行動戦線は、ヨルダン政府に駐シリア・ヨルダン大使の召還を呼びかけた。

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『リヤード』(11月13日付)は、アラブ連盟の決議に伴うシリアとサウジアラビアの関係悪化に伴い、シリア経由の物流が滞る可能性があると指摘。

ただし、同報道によると、現在のところシリアからの物流は通常通りで、約600輌の大型貨物車輌が30,000トンの製品を毎日サウジに搬入している、という。

AFP, November 13, 2011、Akhbar al-Sharq, November 13, 2011, November 14, 2011、al-Anba’, November 13, 2011、al-Hayat, November 14, 2011、Kull-na Shuraka’, November 13, 2011, November 15, 2011、Naharnet.com, November 13, 2011、Reuters, November 13, 2011、al-Riyad, November 13, 2011、SANA, November 13, 2011などをもとに作成。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

アラブ連盟がシリアの連盟加盟資格を停止する決議を18か国賛成のもとで可決、米・英・仏はいずれもこれを歓迎(2011年11月12日)

シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記

2011年11月12日のシリア情勢

アラブ連盟をめぐる動き

アラブ連盟外相会議は、11月16日にシリアのアラブ連盟における加盟資格を停止し、連盟のワーキングペーパーが完全に履行されるまで連盟関連の会合への出席を停止するとともに、加盟国に対して駐シリア大使の召還を呼びかける決議を18カ国の賛成のもとに可決した。

SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011

決議ではまた、「シリアのすべての反体制勢力に対して、シリアにおける今後の過渡期に関する統一のビジョンに合意するため3日間の会合をアラブ連盟本部で開催するよう呼びかけ、連盟閣僚委員会は、会合の結果を見て、シリアの反体制勢力の承認が妥当かを決定する」ことが定められた。

さらに決議は、関連するアラブ諸機関を通じた民間人保護の拡充、暴力が停止しない場合の連盟事務局長による国連など国際人権諸機関への報告を求めるとともに、シリア軍に暴力停止を呼びかけた。

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アラブ連盟外相会議決議の全文は以下の通り:

إن مجلس جامعة الدول العربية على المستوى الوزاري في جلسته المستأنفة للدورة غير العادية بتاريخ 12/11/2011 بمقر الأمانة العامة

وبعد اطلاعه على تقييم اللجنة العربية الوزارية لما آلت إليه الأوضاع في سورية،

وبعد استماعه إلى تقرير الأمين العام، ومداخلة وفد الجمهورية العربية السورية، ومداولات السادة الوزراء ورؤساء الوفود.

ونظرا?? لعدم التزام الحكومة السورية بالتنفيذ الكامل والفوري لمبادرة جامعة الدول العربية التي اعتمدها مجلس الجامعة على المستوى الوزاري في اجتماعه الذي عقد يوم 2/11/2011

يقرر:

1- تعليق مشاركة وفود حكومة الجمهورية العربية السورية في اجتماعات مجلس جامعة الدول العربية وجميع المنظمات والأجهزة التابعة لها اعتبارا?? من يوم 16/11/2011 وإلى حين قيامها بالتنفيذ الكامل لتعهداتها التي وافقت عليها بموجب خطة العمل العربية لحل الأزمة السورية والتي اعتمدها المجلس في اجتماعه بتاريخ 2/11/2011

2- توفير الحماية للمدنيين السوريين وذلك بالاتصال الفوري بالمنظمات العربية المعنية، وفي حال عدم توقف أعمال العنف والقتل يقوم الأمين العام بالاتصال بالمنظمات الدولية المعنية بحقوق الإنسان بما فيها الأمم المتحدة وبالتشاور مع أطياف المعارضة السورية لوضع تصور بالإجراءات المناسبة لوقف هذا النزيف وعرضها على مجلس الجامعة الوزاري للبت فيها في اجتماعه المقرريوم 16/11/2011

3- دعوة الجيش العربية السوري إلى عدم التورط في أعمال العنف والقتل ضد المدنيين.

4- توقيع عقوبات اقتصادية وسياسية ضد الحكومة السورية.

5- دعوة الدول العربية لسحب سفرائها من دمشق مع اعتبار ذلك قرارا?? سياديا لكل دولة.

6- دعوة جميع أطراف المعارضة السورية للاجتماع في مقر الجامعة العربية خلال ثلاثة أيام للاتفاق على رؤية موحدة للمرحلة الانتقالية المقبلة في سورية، على أن ينظر المجلس في نتائج أعمال هذا الاجتماع ويقرر ما يراه مناسبا?? لشأن الاعتراف بالمعارضة السورية.

7- عقد اجتماع على المستوى الوزاري مع كافة أطراف المعارضة السورية بعد توصلهم إلى الاتفاق كما جاء في سادسا??.

8- بقاء المجلس في حالة انعقاد دائم لمتابعة الموقف.

(ق : رقم 7438 – د.غ.ع.م – 12/11/2011)

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アラブ諸国外相は、11月16日にモロッコのラバトでトルコを交えて会合を開き、民間人保護などに関して審議を行う予定である。

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会合は非公式で行われたが、シリアへの強硬姿勢への是非をめぐって紛糾、エジプト、スーダン、アルジェリア、オマーン各国の外務大臣とナビール・アラビー事務総長が別途協議し、制裁まで4日間の猶予を与えるという追加提案を行った。

その後も審議が混迷を続けたため、採決となった。

アラブ連盟の加盟資格停止は当事国を除く参加国(22カ国・1機関)の3分の2以上の賛成が必要で、採決ではレバノン、イエメンが反対票を投じ、イラクが棄権した。

当初、決議案に反対すると見られていたスーダンとアルジェリアは賛成にまわった。

なおアラブ連盟憲章第12条、第18条によると、連盟憲章の義務を守らない国の除名や加盟資格停止は連盟参加国の「合意」に基づき決せられると定めており、採決でシリアの加盟資格を停止した今回のアラブ連盟の決議は明らかに憲章に反している。

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会議後、議長を務めたカタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は、決議が「完全にアラブ的」であると強調し、飛行禁止空域や軍事介入に関して「会合で決して審議されなかった」と強調した。

また加盟資格凍結などの制裁に関しては「我々は、彼らが誓約を履行し、我々がそれを支援できるよう、彼らに今月16日まで猶予を与えている」と述べた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会執行部情報課声明は声明を出し、アラブ連盟の決議を歓迎した。

同声明において、評議会は、決議を「正しい方向へのステップ」と評し、「シリア国民を支持したすべてのアラブ諸国、カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣を議長とする外相委員会への謝辞」を示すとともに、「サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣の参加への評価」を表明した。

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トルコのアンタルヤを拠点とする反体制勢力、シリア変革大会は声明を出し、アラブ連盟の声明を歓迎した。

同声明でシリア変革大会は、アラブ連盟による反体制勢力の会合呼びかけを評価し、参加の意思を表明するとともに、シリアの今後の過渡期をめぐる統一ビジョンに達することを目指すと表明した。

アサド政権の対応

SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011

SANA(11月12日付)はアフマド代表は決議を「違法で、連盟の憲章と内規に反している」と述べたと報じた。

同報道によると、アフマド代表は、外相会議の冒頭で、シリアが連盟のワーキングペーパーを「遵守」し、「そのすべての条項の実施し続けている」と述べた。

都市部などからの軍の撤退に関しても、武装集団が重火器を駆使した攻撃を継続しているなかで、撤退プロセスを完了し、軍に代わって治安維持部隊が展開していると説明した、という。

また逮捕者釈放に関しては、553人を既に釈放したほか、段階的に釈放を行っていくと述べた。

SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011

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『ハヤート』(11月13日付)によると、決議採択後、アフマド・シリア代表は記者会見を行い、決議に関して「シリアのことを何ら配慮しておらず、その価値は決議を綴る際に用いられたインクにも劣る」と非難した。

そのうえで、GCC諸国に関して「これらの国は連盟の会合前に会合を開き、決議を携えてやってきた…。連盟は外国のアジェンダや外国の介入を実施するためのツールに成り下がった…。シリアが被害を受ければ、それは近隣諸国に波及する」と述べた。

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SANA(11月12日付)は、アラブ連盟での決議採択直後、ダマスカス県、ラタキア市、タルトゥース市、ハサカ市など各地で、決議に反対し、アサド政権による改革の支持を訴えるデモが発生し、数万人の市民が参加したと報じた。

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アラブ連盟での決議採択を受け、ダマスカス県のサウジアラビア、カタール、フランス、トルコの大使館が市民数千人がによって包囲され、投石などを受けた。またアレッポ市、ラタキア市ではフランス、トルコの領事館が同じく市民によって包囲され、投石などを受けた。

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バアス党員のジャマール・マフムード博士はドゥンヤー(11月12日付)のインタビューで、アラブ連盟の決議採択を受け、ウルーバ(アラブ民族性)とアラブの祖国の思想を蜂起し、ビラード・シャーム、大シリアの地図を念頭に置くべきだと発言した。

反体制運動掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で女性1人を含む4人が治安部隊に殺害された。

また前日に治安部隊の発砲で重傷を負っていた2人がヒムス市で死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で1人が治安部隊に殺害された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、兵士50人から60人が離反した。

またシリア人権監視団によると、離反兵と思われる武装集団が治安部隊のバスを襲撃し、9人を殺害した。

またサラーキブ市では、バスが襲撃され、兵士1人と大尉の妻が殺害されたという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市クナイニス市で先週逮捕された市民の遺体が家族に引き渡され、葬儀の参列者が反体制デモを行った。

諸外国の動き

バラク・オバマ米大統領は、アラブ連盟の決議を「さらなる外交的孤立」をもたらす動きと歓迎した。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、アラブ連盟のメッセージを聞いた国際機関が暴力停止と民間人の保護のための行動をただちにとり、シリアの政治的転換が始まる」ことを望むと述べた。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、アラブ連盟の「決断」を高く評価した。

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EUの外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会報道官も、アラブ連盟の決定に支持を表明した。

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レバノンのアドナーン・マンスール外務大臣は、アラブ連盟の決議に関して、「事態をさらに複雑化させ、地域に安定、治安をもたらさないだろう」と述べた。NNA(11月13日付)が報じた。

同報道によると、マンスール外務大臣は、連盟の非公式会合において、「最初の会合から、一部の当事者にシリアの連盟加盟資格を停止しようとする意図があった」と非難した、という

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レバノンの3月14日勢力のファーリス・スアイド事務局長が記者会見を行い、ナジーブ・ミーカーティー内閣に対して、シリア人避難民への避難場所と人道援助を行うよう求めた。

スアイド事務局長はまた、3月14日勢力の使節団が北部県バトルーン郡、北部県アッカール郡ワーディー・ハーリド地方でシリア人避難民の避難状況を視察し、シリア人避難民を保護しているレバノン人住民が嫌がらせを受けていると警鐘を鳴らした。

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SANA, November 12, 2011
SANA, November 12, 2011

ヨルダンのアンマンで、アサド政権を支持するヨルダン人数十人(レジスタンス支持人民委員会)が、ジャズィーラやアラビーアと事務所などが入ったビルの前で「プロ意識と公正さを欠き、偏った」立場を非難するための座り込みを行った。

デモの参加者が両テレビ局の職員を「シオニストの手先、裏切り者」と非難するシュプレヒコールを連呼すると、職員らが「シャッビーハ、シャッビーハ」と応酬し、デモ参加者が事務所内に進入し、小競り合いとなった。

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SANA(11月12日付)は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がトルコと米国で活動する反体制勢力に関して、対話開始をめぐるあらゆる提案を拒否するその姿勢を理解、支持できないと述べたと報じた。

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ロシア正教会のキリロス総大主教がシリア、レバノン歴訪のためダマスカスに到着した。

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UAE外務省は、シリア在住のUAE国民に対して退避勧告を発した。

Akhbar al-Sharq, November 12, 2011, November 12, 2011、AFP, November 12, 2011、al-Dunya, November 12, 2011、al-Hayat, November 13, 2011, November 14, 2011、Kull-na Shuraka’, November 12, 2011、Naharnet.com, November 12, 2011、NNA, November 12, 2011、Reuters, November 12, 2011、SANA, November 12, 2011などを参照。

(C)青山弘之All rights reserved.

各地で衝突が発生し死傷者が出るなか、アラブ連盟閣僚委員会にてシリアに対する連盟加盟資格凍結などさらなる強い制裁が提案される(2011年11月11日)

アラブ連盟をめぐる動き

アラブ連盟閣僚委員会はカイロのホテルでシリア問題への対応を事前協議した。

委員会に近い消息筋によると、協議では、12日(土曜日)に予定されている連盟の外相会議で、連盟のワーキングペーパーの実施状況に関するアラブ・国際監視団の派遣をシリアに対して求めること、ワーキングペーパーの即時実施を求めるため連盟加盟資格凍結などさらなる強い制裁を科すことが提案された。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、国外で活動する二つの反体制組織、シリア革命総合委員会とシリア国民評議会の使節団とそれぞれ会談した。

シリア国民評議会の使節団メンバーの一人バスマ・カドマーニー書記官は、会談で、シリアのアラブ連盟加盟資格停止、あらゆる合法的手段を通じた民間人保護、アラブ・国際監視団のシリアへの派遣を求めた、と述べた。

シリア革命総合委員会の使節団を率いるハリール・ハーッジ・サーリフ氏は、会談で書簡を提出し、アラブ連盟のワーキングペーパーの完全履行、とりわけ民間人の保護、連盟加盟資格停止、駐シリア大使の召還、シリア国民評議会の承認を求めた、と述べた。

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「アフバール・シャルク」(11月11日付)は、アラブ諸国内にアサド政権への強硬姿勢、とりわけ加盟資格停止といった措置に反対する国が依然として多くあると報じた。

同報道によると、これらの国は、サウジアラビアなどGCC諸国が進める強硬姿勢が西側のアサド政権への圧力を増長させ、内政干渉をもたらすと懸念しているという。

アサド政権の動き

SANA(11月11日付)は、ユースフ・アフマド・アラブ連盟シリア代表がアラビー事務総長宛に対して、シリア政府がアラブ連盟代表団の訪問を歓迎し、その活動に完全に協力すると伝えるとともに、連盟のワーキングペーパーを遵守していると報告したと報じた。

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SANA(11月11日付)は、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表が11日(米東部標準時で10日)の安保理会合において、「国際社会は、武力紛争における民間人保護の問題に関して、恣意的、選択的であってはならず、武装紛争のみに限定されるべき」と述べ、シリア内政への干渉に改めて異議を唱えた。

また「イスラエルの占領下にあるパレスチナ人、シリア人、レバノン人民間人の保護こそが国際社会の努力が向けられるべき主要な問題だ」と述べた。

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『スィヤーサ』(11月11日付)は、ムーサ・ムスリム在クウェート・シリア領事がクウェート国内の商況機関などを秘密裏に訪問し、反体制的な立場の駐シリア人を監視していると報じた。

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『フィナンシャル・タイムズ』(11月11日付)は、シリア政府がロイヤル・ダッチ・シェル社とフランス石油(TOTAL)に対して、国内で生産された石油の代金の支払いを停止したと報じた。

反体制デモ

Kull-na Shurakā’, November 11, 2011
Kull-na Shuraka’, November 11, 2011

各地で金曜日の礼拝後に反体制デモが発生し、治安部隊が弾圧、複数の活動家・目撃者によると19人が殺害された。

また反体制活動家は、ヒムス県、ダルアー県、ダマスカス郊外県、ダイル・ザウル県などでゼネストを行う商店に軍・治安部隊が発砲したと述べたが、祭日にあたる金曜日のシリアではほとんどの商店は閉店している。

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ヒムス県では、国内調整諸委員会など複数の活動家によると、ヒムス市バイヤーダ地区で軍・治安部隊が迫撃砲などを発射し、激しい爆発音が聞こえた。

シリア革命総合委員会によると、治安部隊はまた、大規模な逮捕・追跡・掃討活動を行い、バイヤーダ地区、カラム・ザイトゥーン地区、ナーズィヒーン地区などで多数が逮捕された。

またシリア人権監視団、国内調整諸委員会によると、ヒムス市ではインシャーアート地区、ハムラー地区、クスール地区、バーブ・ドゥライブ地区、ジュッブ・ジャンダリー地区、バーブ・スィバーア地区、同市郊外のフーラ地方など大規模な反体制デモが行われた。

しかしSANA(11月11日付)は、ヒムス市バイヤーダ地区で武装テロ集団が治安維持部隊に発砲し、2人が負傷したと報じた。

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イドリブ県では、シリア人権機構、シリア人権監視団によると、1人が治安部隊に射殺された。

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またシリア人権監視団によると、イドリブ市で反体制デモが発生し、治安部隊に強制排除された。このほか、活動家によると、カフルルーマー村でも治安部隊が市民に発砲した。

しかしSANA(11月11日付)は、マアッラト・ヌウマーン市近郊のハーッス村で治安部隊が武装テロ集団が戦闘し、後者の戦闘員を多数逮捕、逮捕したと報じた。また同地方マアッルディブサ村で市民が1人武装テロ集団に殺害された。

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ダマスカス県では、複数の活動家によると、カダム区などに治安部隊が展開し、デモ発生に警戒し、約20人を逮捕した。

複数の活動家によると、マイダーン地区、ザーヒラ地区、バルザ区でデモが発生した。

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ダマスカス郊外県では、複数の活動家によると、サクバー市でデモ発生を阻止するため、治安部隊がモスクに突入した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で反体制デモが発生し、治安部隊に強制排除された。

またシリア革命総合委員会によると、ダイル・ザウル市、ブーカマール市でのデモに対する治安部隊の弾圧で、複数が死傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で反体制デモが発生し、治安部隊に強制排除された。

またダルアー市のアマル病院、ウマリー・モスク周辺で激しい戦闘があり、市民が多数逮捕された。このほかヒルバト・ガザーラ町でも治安当局により市民が逮捕された。

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ラタキア県では、シリア革命総合委員会によると、ジャブラ市でのデモに対する治安部隊の弾圧で、複数が死傷した。

またラタキア市のオガレット広場でもデモが発生し、治安部隊が強制排除した。

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ハサカ県では『クッルナー・シュラカー』(11月11日付)は、カーミシュリー市、アームーダ市、ダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市、ダイリーク市で大規模な反体制デモが行われた。

このデモはクルド人青年、調整組織、シリア・クルド・イェキーティー党(ハサン・サーリフ)、シリア・クルド民主党(ムハンマド・イスマーイール)などが呼びかけ、約15,000人が参加した。しかしクルド民族主義政党の一部はデモへの参加と協力を拒否した。

また『クッルナー・シュラカー』(11月11日付)によると、カーミシュリー市のアッシリア教徒青年は反体制デモに参加した。

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SANA(11月11日付)は、ハマー県ムハルダ市近くで武装テロ集団が市民を襲撃し、女性1人を含む3人が殺害されたと報じた。またダイル・ザウル市、ダマスカス郊外県、ダルアー県、ハマー県などで時限爆弾が発見され、爆弾処理班が解除したと報じた。

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フェイスブックの「シリア革命2011」などでは、「加盟資格停止の金曜日」と銘打って反体制デモが呼びかけられていた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン事務局長は、イタリアのローマで開かれた民主主義と未来」大会で、アラブ諸国に対して、駐シリア大使の召還を呼びかけた。

シリア国家建設潮流はカイロで記者会見を開き、アラブ連盟のアラビー事務総長との会談で国内の反体制勢力使節団が提示した書簡の内容を明らかにした。

同声明によると、使節団はアラブ連盟のワーキングペーパーの実施状況をフォローアップするための常駐事務所のダマスカスでの設置などを求めた。

全文はhttp://all4syria.info/web/archives/36056を参照。

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Akhbar al-Sharq, November 11, 2011
Akhbar al-Sharq, November 11, 2011

国内の反体制勢力使節団に参加した国民民主諸勢力国民調整委員会メンバーのサミール・イータ氏(『ルモンド・ディプロマティーク』アラビア語版編集長)は『ラアユ』(11月11日付)に対して、アラブ連盟のアラビー事務総長との内容を明らかにした。

同報道によると、使節団は会談で、シリア情勢を監視するための人権メディア委員会の設置などが話し合われた。

またイータ氏によると、国民調整委員会は、アサド政権との対話を拒否しており、またシリア国民評議会との意見の相違が、「バッシャール・アサド退任の方法をめぐる」ものだとしたうえで、シリアのアラブ連盟加盟資格の停止に疑義を呈した。

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自由シリア軍をトルコで指導するリヤード・アスアド大佐はBBC(11月10日付)のインタビューに応え、自身がトルコで避難しているにもかかわらず、外国からの支援は受けていないと述べた。

同大佐によると、自由シリア軍は士官約100人を含む15,000人の兵士からなっており、そのほとんどがトルコ国境で活動し、作戦はインターネットや衛星電話を通じて調整されている、という。

また「シリア革命の軍事化」に拒否の姿勢を示し、自由シリア軍が現在までのところ、民間人の義勇兵としての参加を拒んでいるが、近い将来、民間人を受け入れる可能性を否定していないと述べた。

またアスアド大佐は『ミッリーイェト』(11月11日付)のインタビューに応え、22の「師団」がアサド政権と戦っており、彼らは国内で武器を入手したと述べた。

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シリア国民評議会執行部メンバーのサミール・ナッシャール氏(イスラーム民主無所属潮流)とファールーク・タイフール氏(シリア・ムスリム同胞団)は自由シリア軍司令官でトルコに避難中のリヤード・アスアド大尉と会談した。シリア国民評議会事務局情報課のリーマー・フライハーン氏が声明で明らかにした。

会談において、ナッシャール氏らは、デモ参加者への発砲を拒否し離反した自由シリア軍の立場を支持、両者の政治的立場の統一や支援にシリア国民評議会に関心を示している旨伝えた。一方、自由シリア軍は、シリア国民評議会の政治的なビジョンに従うことを表明した。

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ハーフィズ・アサド前政権時代に閣僚を務めた経験を持つアスアド・ムスタファー元ハマー県知事は、アラビーアのインタビューに応え、「バッシャール・アサド大統領は政権に就いて以来、何らの約束も履行しておらず、改革を求める人々に背いてきた」と批判した。

そのうえでムスタファー氏は、「国民は政権交代、自由の保障、民主主義的雰囲気、立憲議会を心から欲している」と述べ、アサド大統領に退任を求めた。

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クウェートの『ワタン』紙はタイイブ・ティーズィーニー氏(社会学者)がインタビュー(電話取材)で、「シリアの衰退を回避して救済し、外国の干渉や外国による解体を免れるため、シリアの体制には去り、改革を主唱するそれ以外の者にチャンスを与える以外にない」と述べたと報じた。

また「戦車、迫撃砲による砲撃が続くなかで体制と交渉・対話はできない。すべてを所有し、すべてにおいて腐敗した者がいるため、改革の前に道は閉ざされている」と政権を厳しく批判した。

国内で活動してきたティーズィーニー氏がアサド政権の退任を主張するのはこれが初めて。

諸外国の動き

ヒューマン・ライツ・ウォッチはヒムスでの弾圧に関して報告書を発表し、「人道に対する罪」が行われていると非難した。

http://www.hrw.org/news/2011/11/11/syria-crimes-against-humanity-homs

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『ナハール』(11月11日付)は、米国財務省のダニエル・グラザー財務次官補がナジーブ・ミーカーティー首相、リヤード・サラーマ・レバノン中央銀行総裁らと会談し、シリアとの送金に関する技術的な問題に関して意見が交換され、レバノンの「銀行セクターがいかなる制裁の対象ともならない」ことが確認されたと報じた。

しかし『リワー』(11月11日付)は、ミーカーティー首相、サラーマ総裁らとの会談で、「シリアへの送金がレバノンを通じて行われたら、国際社会はレバノン中央銀行への直接的制裁に躊躇しないだろう」と圧力をかけたと報じた。

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『サフィール』(11月11日付)は、レバノンのナビーフ・ビッリー国民議会議長が「レバノンは(シリアでの)改革実施を支持している。(シリア)政府は改革を実施せねばならない。ゆえにいかなる否定的な要因をも排除して、改革を行わせるための機会が与えられねばならない」と述べ、12日のカイロでのアラブ連盟外相会議でアサド政権に圧力をかけるようないかなる決定にも反対する意思を示した。

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レバノンの地元消息筋によると、シリア・レバノン国境(北部県アッカール郡にシリア軍が敷設した地雷で、レバノン人1人(イマード・ハーリド・ウワイシー氏)が負傷した。

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『ナハール』(11月11日付)は、レバノン軍高官筋が、レバノン国内でシリアの反体制活動家が誘拐されたことはないと述べたと報じた。

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イタリアの通信監視会社Area SpA社のアンドレア・フォルマンティCEO会長は、数ヶ月前から同社職員が現在シリアに駐在しておらず、シリアとの契約解消を検討していると述べた。

同社は、ブルームバーク(11月4日付)が、シリアのムハーバラートのため反体制運動を監視するためのシステムを導入したと報じていた。

Akhbar al-Sharq, November 11, 2011、AFP, November 11, 2011、Alarabia.net, November 11, 2011、BBC, November 11, 2011、The Financial Times, November 11, 2011、Kull-na Shuraka’, November 11, 2011, November 11, 2011、al-Hayat, November 12, 2011、al-Liwa’, November 11, 2011、al-Nahar, November 11, 2011、Naharnet.com, November 11, 2011、al-Ra’y, November 11, 2011、Reuters, November 11, 2011、al-Safīr, November 11, 2011、SANA, November 11, 2011、al-Siyasa, November 11, 2011、UPI, November 11, 2011、al-Watan (Kuwait), November 11, 2011などを参照。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

アラブ連盟事務総長がシリア国内で活動する反体制勢力の使節団と前日に引き続き会談、米国務次官補が同国上院の公聴会でアサド政権を「地域の安定に対する危険な要因」と描写(2011年11月10日)

反体制勢力の動き

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長はシリア国内で活動する反体制勢力の使節団と改めて会談した。

使節団は、国民民主諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役とシリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表、リーム・トゥルクマーニー氏、そして無所属のムンズィル・ハッルーム氏、ハーズィム・ナハール氏、ミシェル・キールー氏、サミール・イータ氏からなっていた。

会談は9日のアブドゥルアズィーム総合調整役とアラビー事務総長の会談に続き2回目。

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シリア国家建設潮流のフサイン代表は、『ハヤート』(11月11日付)に対して、「国際的保護を含むいかなる措置も、シリア情勢の国際問題化と軍事的介入をもたらす」とアラビー事務総長に述べたことを明らかにした。

また「我々は民間人の保護が…安保理を通じて行われると…直接軍事介入の余地を与えると見ている」と述べた。

さらに、飛行禁止空域に関しては、「我々はこれを支持しない…。それは軍事介入につながり、さらなる犠牲をもたらすからだ」と続けた。

一方、シリア国家建設潮流は声明を出し、9日に使節団が暴行を受けた後、アブドゥルアズィーム総合調整役が単独でアラビー事務総長と会談したことに反対していたことを明らかにした。

同声明によると、「会談直前、合同使節団メンバーは多くの点で合意に達することができなかったが、国民調整委員会指導部は単独で会合にのぞむと主張した。調整委員会はアラブ連盟事務局長との会談が局長側の呼びかけによると考えているが、実際は逆である…。使節団は…、サミール・アティーヤ、ムンズィル・ハッルームが委員会の立場を受け入れられないとの理由で使節団から身を引いたのちに単独でなされた。またそれゆえ、ミシェル・キールー、ハーズィム・ナハールらも行かなかった…」。

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アブドゥルアズィーム総合調整役は、カイロで声明を出し、国民調整委員会やシリア国家建設潮流がアサド政権と結託しているとの一部非難に関して、「そのようなことは聞いたこともない。我々と政府との間にいかなる接触もない」と述べた。

またアラブ連盟におけるシリアのメンバーシップ凍結に関しては、「この問題については議論しなかった」と述べた。

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RT(11月10日付)、Damas Post(11月10日付)によると、シリア・アラブ人権機構のハイサム・マンナーア氏は、アラブ連盟本部前での暴行事件(9日)に関して「恥ずべき行為で話題にしたくもない」と非難した。

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SANA(11月10日付)は、国民民主諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流などからなる使節団がアラビー事務総長との会談後、記者団に対して、外国の干渉拒否の姿勢を表明したと報じた。

反体制勢力掃討

各地でデモ参加者と治安部隊が衝突、また各地で治安部隊による大規模な逮捕・追跡作戦が行われ、30人以上が死亡した。

在外の反体制勢力は10日にゼネストを呼びかけていた。

複数の活動家によると、ハマー、イドリブ、ダルアー、ダマスカス郊外などシリア国民総合委員会の呼びかけに応じるかたちでゼネストが行われた、という。

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ヒムス県では、ヒムス市で、8歳の少女1人を含む14人が殺害された。

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SANA(11月10日付)は、イドリブ県ジスル・シュグール地域のマアラカ村で、武装テロ集団が仕掛けた爆弾が爆発し、少年二人が巻き沿えとなって死亡したと報じた。

また同地域クファイル村で、武装テロ集団の襲撃で、軍・治安部隊兵士2人が死亡した。

さらにハーン・シャイフーン市では武装テロ集団がしかけた爆弾が爆発し、軍・治安部隊兵士3人が死亡した。

これに対して、反体制活動家は、マアッラト・ヌウマーン市近くのハーッス村の検問所が武装集団に襲撃され、兵士5人が殺害されたと発表した。またハーン・シャイフーン市では、15歳の少年が殺害されたという。

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ダイル・ザウル県では、マリーイーヤ村の検問所が武装集団に襲撃され、中尉1人と兵士1人が殺害された。

またダイル・ザウル市では、活動家によると、治安部隊がデモ参加者約2,000人に発砲した。

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SANA(11月1日付)は、ダマスカス郊外県ドゥーマー市で治安維持部隊3人が武装テロ集団の襲撃を受け負傷したと報じた。

一方、活動家の一人によると、ハラスター市では離反兵3人が治安部隊に殺害された。

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ハマー県、SANA(11月10日付)は、武装テロ集団がムハルダ市・サクラビーヤ市街道を占拠・封鎖したと報じた。

アサド政権の動き

SANA(11月10日付)は、ワリード・ムアッリム外務大臣がアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長に書簡を送ったと報じた。

同報道によると、ムアッリム外務大臣はそのなかで、「米国務省がアラブ諸国に対して、アラブ連盟憲章に反するような対シリア政治的・経済的制裁への参加を奨励していること」への不快感を示し、米国の「扇動」を非難した。

またアラブ連盟外相委員会のワーキングペーパーに関しては、「その条項のほとんどを1週間にわたって遵守した」と主張した。

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SANA(11月10日付)は、カイロのアラブ連盟本部前でのシリア国民評議会支持者が国民民主諸勢力国民調整委員会メンバーらからなる使節団に暴行を加えたことを報じ、前者を厳しく非難した。

同報道は、「他者を退け、拒否するという政策の明確な表明が、アラブ連盟本部前で国民調整委員会の使節団への暴行…を通じて、カイロの「イスタンブール・グループ」(シリア国民評議会)によってなされた。このことは使節団メンバーがシリアへの外国の干渉を拒否したからである」と報じた。

諸外国の動き

ジェフリー・フェルトマン米国務次官補(中東問題担当)は、米上院の公聴会でアサド政権を「地域の安定に対する危険な要因」とみなし、体制転換への意思を示した。

フェルトマン国務次官補はまた、「アラブ人はアサドにシリアでの殺戮を止めて欲しいと思っている…。私が話したアラブ諸国の指導部、外務大臣のほとんどは同じことを言った、「アサドの支配は終わりを迎えつつある。これは避けられない」と…。このように述べたアラブ人のなかには、アサドに早急に国を去るよう求め、そのために身の安全が確保できる場所を提供しようとしている者もいる」と述べた。

フェルトマン米国務次官補は、2000年代半ばに在レバノン米大使として、レバノンのラフィーク・ハリーリー元首相暗殺事件に端を発するシリア・バッシングの急先鋒として、アサド政権に対峙してきた人物である。

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レバノンのミシェル・スライマーン大統領はアシュラフ・リーフィー内務治安総軍総局長ら治安機関幹部と会談し、シリア人反体制活動家の失踪(シリアへの身柄引き渡し)に関する「明確かつ完全な報告」を行うよう求めた。

AFP, November 10, 2011、Akhbar al-Sharq, November 10, 2011, November 11, 2011、Damas Post, November 10, 2011、al-Hayat, November 11, 2011、Kull-na Shuraka’, November 10, 2011、Naharnet.com, November 10, 2011、Reuters, November 10, 2011、RT, November 10, 2011、SANA, November 10, 2011などをもとに筆者作成。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

国民民主諸勢力国民調整委員会を含む反体制勢力使節団がシリア国民評議会の支持者らによって暴行を受ける、エジプトの前共和国ムフティーがシリア国内の反体制武装運動を許可(2011年11月9日)

反体制勢力の動き(アラブ連盟本部前での暴行ほか)

シリア国内で活動する国民民主諸勢力国民調整委員会など反体制勢力の使節団が、シリア国民評議会を支持する反体制活動家の暴行を受けた。

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使節団は、国民民主変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役、アブドゥルアズィーズ・ハイイル、ラジャー・ナースィル、ファーイズ・ファウワーズ、サーリフ・ムスリム、バッサーム・マリク、国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表、リーム・トゥルクマーニー、無所属のサミール・イータ、ミシェル・キールー、ハイサム・マンナーア、アーリフ・ダリーラからなり、アラブ連盟本部でナビール・アラビー事務総長と会談し、「シリアの現状、アラブ連盟イニシアチブ実施、とりわけ国民対話開始の必要性について説明する」(国民調整委員会フサイン・アウダート氏)ことを目的とした。

しかしカイロのアラブ連盟本部前でバッシャール・アサド政権の弾圧に抗議するための座り込みを行っていたエジプト在住のシリア人反体制活動家らが、使節団の訪問に殴打やタマゴを投つけるなどの暴行を加えた。

これにより、ハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役以外の使節団メンバーの訪問は阻止された。

在カイロ・シリア革命調整報道委員会のムウミン・クワイファーティーヤ委員長は、「国民調整委員会の使節団はアラブ連盟事務局長との会談のためにやってきたので、我々は彼らを制止し、彼らと30分間にわたって席をともにし、アラビー事務総長と行うべき会話の内容を議論した」と述べた。

クワイファーティーヤ委員長によると、使節団はシリアのアラブ連盟メンバーシップ凍結や、民間人保護のための飛行禁止空域にはまったく言及しなかったという。

またクワイファーティーヤ委員長は、使節団への暴行に関して、「当然だ。あいつらは金で雇われた裏切り者だ。国民はみなバッシャール・アサド政権の打倒とシリア国民評議会の承認を望んでいる」。

在カイロ・シリア革命調整総合調整役のアフマド・ハンムーダ氏も、国民調整委員会がシリア国民評議会に加わっていない点を指摘したうえで、シリア国民が「彼らに要求を掲げて欲しくないと思っているはずで、一部の人々は政権に取り込まれていると考えている」と述べた。

http://www.youtube.com/watch?v=G9524cX5HvU

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アラブ連盟のアラビー事務総長は、「暴力を用いる理由が分からない。彼らへの暴行を遺憾に思う」と述べた。

また反体制勢力との会合に関しては、「アラブ連盟はシリア国内外のあらゆる反体制勢力と会う。これまでにもシリア国民評議会の代表と数回にわたって会ってきたのだから」と述べた。

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アラビー事務総長と会談したアブドゥルアズィーム総合調整役は、会談に関して「政権が弾圧や殺戮を行うような新たな猶予を与えないようアラブ連盟に求めた」と述べた。

その一方で、アサド政権と結託しているとの一部非難に関して、アブドゥルアズィーム総合調整役は、「我々は愛国的な責任をもって、革命と革命青年を保護するために活動している。アラブ諸国と国際社会による民間監視団の受け入れを望んでおり、シリア革命が平和的であることを望んでいる。軍事干渉以外の保護の手段を拡充したいと思っている」と述べた。

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反体制勢力使節団に参加したシリア・アラブ人権機構のハイサム・マンナーア所長は、アブドゥルアズィーム総合調整役とアラビー事務総長の会談に関して、シリア国内での暴力停止の必要を強調するとともに、アラビー事務総長にアラブ連盟イニシアチブの実施に必要な措置を講じるよう求めたと述べた。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン理事長はアラブ連盟のアラビー事務総長宛に書簡を送った。

そのなかで、ガルユーン理事長は、「政権がアラブ連盟のイニシアチブの各条項を遵守しないなか…、現在すべき唯一のことは、国際法上あらゆる合法的な手段を駆使して民間人を保護することである」と述べた。

そのうえで、書簡では、シリアのアラブ連盟などのメンバーシップ凍結、アラブ連盟諸国による経済・外交制裁、アラブ・国際監視団による監視、メディア、人権団体、支援団体の活動規制撤廃、アラブ連盟によるシリア国民評議会の承認を求めた。

一方、ガルユーン理事長はフェイスブックで、カイロでの暴行に関して、シリア国民評議会に悪影響を及ぼす危険な出来事と批判した。

またシリア国民評議会事務局メンバーのジャブル・シューフィー氏はこの暴行事件に関して「国民調整委員会内外の反体制活動家を攻撃した、ないしは攻撃しているすべての者は、シリア国民評議会を代表していない」と非難した。

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国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表はフェイスブックで、反体制勢力使節団に参加した自身とリーム・トゥルクマーニー氏が、サミール・イータ氏、ミシェル・キールー氏、ムンズィル・ハッルームシ氏、ハーズィム・ナハール氏などとともに使節団を離れ、再び戻ることはないだろうと綴るとともに、潮流が近くカイロでの出来事に関して声明を出すと述べた。

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反体制勢力の使節団に参加していたシリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン氏はフェイスブックで、使節団がカイロのアラブ連盟本部前で座り込みを行うシリア国民評議会支持者の暴行を受けてアラビー事務総長との会談を断念したのではなく、会談前に使節団への参加を取りやめたことを明らかにした。

それによると、シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン氏、リーム・トゥルクマーニー氏は、サミール・イータ氏、ミシェル・キールー氏、ムンズィル・ハッルーム氏、ハーズィム・ナハール氏などとともに使節団への参加を取りやめた。

一方、アラビー事務総長との会談には、ハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役、ハイサム・マンナーア氏、バッサーム・マリク氏、アブドゥルアズィーズ・ハイイル氏、フサイン・アウダート氏、サーリフ・ムスリム氏(民主統一党党首)が参加した。

しかしアラビー事務総長との会談を許されたのは、アブドゥルアズィーム総合調整役だけだったという。

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反体制活動家のイヤード・シュルバジー氏はフェイスブックで反体制勢力の使節団内の不和について暴露した。

それによると、使節団では当初、ミシェル・キールー氏が使節団を代表してアラビー事務総長と話を進める予定だったが、これにアブドゥルアズィーム総合調整役が反対し、事務局長前での意見表明を求め対立した。

その結果、キール氏、イータ氏、フサイン氏などが使節団への参加をとりやめた、という。

反体制運動掃討

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムハルダ市で軍・治安部隊兵士7人が、離反兵との戦闘で殺害された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区で民間人8人が殺害された。うち1人が治安部隊によって早朝に射殺され、5人がその葬儀に参列中に殺害された。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=eru2xzLnGpI#t=0s

http://www.youtube.com/watch?v=v58Tj5-LxJ4&feature=player_embedded#t=0s

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区とカイロ街道で治安部隊の弾圧で負傷していた2人が死亡した。

しかしSANA(11月9日付)は、ヒムス市ハーリディーヤ地区の2カ所で爆弾が発見され、爆発物処理班が解除・撤去したと報じた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市で子供1人を含む3人が殺害された。

またジャースィム市ではインヒル市での犠牲に抗議した市民を治安部隊が強制排除、その際7人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で軍・治安部隊と離反兵の間で激しい戦闘が発生した。

しかし、SANA(11月9日付)は、サラーキブ市で武装テロ集団が民間人を襲撃し、1人を殺害したと報じた。またイドリブ県警は同市とタルマンス村で武装集団が誘拐した市民の遺体3体を発見した。

アサド政権の動き

進歩国民戦線加盟政党の一つシリア共産党(ユースフ・ファイサル派)は声明を出し、米国が反体制勢力の活動を扇動していると批判した。

レバノンをめぐる動き

シリア国民評議会はナジーブ・ミーカーティー首相に書簡を送った。

そのなかで、シリア国民評議会は、レバノン国内でシリア人反体制活動家13人が10月に誘拐されたことへの懸念を表明するとともに、レバノン在住シリア人の安全を確保することがレバノン政府の義務であると訴えた。

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レバノンで活動するシリア国民評議会メンバーのウマル・イドリビー氏は、AFP(11月9日付)に対して、レバノン国内で、シリア人数十人が誘拐されたとしたうえで、「シリアに近い政党の手によってビイル・ハサン(ベイルート南部郊外)で3人が誘拐され、我々のメディア・キャンペーンで釈放された」と述べ、レバノンの親シリア政党(ヒズブッラー)の関与を示唆した。

また「レバノンの治安当局が5人をカーア(ベカーア県バアルベック郡)で2週間ほど前に拘束し、シリア軍に引き渡した」と述べた。

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レバノンのミシェル・スライマーン大統領は、『リワー』(11月9日付)に掲載されたインタビューで、アサド大統領が「意図せぬかたちで越境したことに遺憾の意を示し、同様のことを繰り返さない」と誓約したと語った。

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ナジーブ・ミーカーティー首相は、内閣がシリアの避難民への支援を中止すると一部報道を否定し、口頭救済委員会委員長のイブラーヒーム・バッシャール准将にレバノン国内のシリア人避難民の人道状況をフォローアップし続けるよう支持した。

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ワリード・ジュンブラート進歩社会主義党は、11月9日、レバノン国内でのシリア人反体制活動家の誘拐・失踪を批判した。

ジュンブラート党首は声明で、「すべてのシリアの活動家は、いかなる方面からも嫌がらせや圧力を受けずに自らの意見を自由に表明する権利がある…。進歩社会主義党はレバノン憲法に従い政治的亡命の権利を認めている…」と述べた。

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Kull-na Shuraka', November 9, 2011
Kull-na Shuraka’, November 9, 2011

サアド・ハリーリー前首相は、ツイッターで、シリアの体制が崩壊すればレバノン国内の問題の一部は解決するだろうとつぶやいた。

諸外国の動き

ナバメセム・ピレー国連人権高等弁務官は安保理で、「シリア軍・治安部隊が深刻な人権侵害を続けている」と非難、「シリアでの犯罪に対する真の制裁」を呼びかけた。

またバレリー・アモス人道問題担当事務次長は、シリア情勢が「武力紛争に向かっている」との懸念を表明した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はアラブ連盟のアラビー事務総長と電話会談を行い、アラブ連盟のイニシアチブへの支持を伝えるとともに、シリア政府と反体制勢力の対話のしくみを確立し、政治的・平和的な手段での事態収拾の必要を強調した。ロシア外務省が声明で明らかにした。

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エジプトの前共和国ムフティーのナスル・ファリード・ワースィル師は『イフワーン・オンライン』(11月9日付)で、アサド政権による「野蛮な犯罪に対する報復」は適法と述べ、反体制勢力の武装闘争を認めた。

AFP, November 9, 2011、Akhbar al-Sharq, November 9, 2011, November 10, 2011、Facebook、al-Hayat, November 9, 2011, November 10, 2011, November 11, 2011、Ikhwan Online,
November 9, 2011、Kull-na Shuraka’, November 9, 2011, November 9, 2011、al-Liwa’, November 9, 2011、Naharnet, November 9, 2011、Reuters, November 9, 2011、SANA, November 9, 2011などをもとに作成。

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シリア国内のアッシリア教徒内で「政権打倒」のスローガンをめぐる激しい対立が生じているとの報道がなされる、仏外相は引き続きアサド政権を激しく非難(2011年11月8日)

反体制勢力の動き

AKI(11月8日付)は、シリアの複数のアッシリア教徒消息筋の話として、アッシリア教徒内で「政権打倒」のスローガンをめぐって鋭い意見の対立が発生していると報じた。

それによると、シリアの複数のアッシリア教徒やアッシリア系組織がいかなる犠牲を払ってでもこのスローガンに反対し、混乱をもたらす政権打倒に与するべきでないとの姿勢を取っているという。

複数の消息筋によると、「シリアのアッシリア教徒は、自身がマイノリティであることや、文化的社会的特殊性を踏まえて、体制打倒ではなく、どんなに時間がかかろうとも平和的な政権移行を支持するようになっている」という。

これに関してマイノリティ問題を研究するスライマーン・ユースフ氏は、「シリアのアッシリア政党が統合に失敗したことは疑う余地がない」との評価を下した。

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国家建設潮流はダマスカスで記者会見を行い、その場で声明を発表、アサド政権とアラブ連盟の合意を具体的に実施するための行程表を設置すべく、国民対話大会開催の準備を始めたと宣言した。

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シリア革命総合委員会は声明を出し、シリア国民評議会への支持を表明する一方で、「一部の反体制勢力が革命運動の限度を超えようとしている」と非難し、国民民主諸勢力国民調整委員会など国内の反体制勢力が、自らを国内の唯一の反体制勢力だと主張し、アラブ連盟のアラビー事務総長と会談することが、「限度を越えた動き」と非難した。

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Kull-na Shuraka', November 8, 2011
Kull-na Shuraka’, November 8, 2011

3月15日の反体制運動当初より活動し、これまでに2度逮捕された女性活動家のムルーワ・グムヤーン氏はフェイスブックを通じて声明を出し、11月10日付で国民民主諸勢力国民調整委員会を脱退すると発表した。

同声明によると、国民民主諸勢力国民調整委員会への参加(中央委員会メンバーへの選出)に同意したのは、自ら立候補したためではなく、シリアの反体制勢力の統一をめざすという立場に基づいていた、という。

また同声明で、グムヤーン氏は、それゆえ参加後ほとなくして委員会を脱退していたが、9月30日に逮捕された際、ムハーバラートへの協力を条件に釈放され、委員会と協力することを求められていたことを明らかにした。

そして、10月8日の委員会会合での閉幕声明を読み上げたもの、記者会見の席上から脱出したと暴露した。

そのうえで、グムヤーン氏は、国民調整委員会がムハーバラート、治安機関としての側面を持っていると批判した。

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シリアの公式筋によると、シリア軍は11月8日、暗視装置を備えたレーザー誘導短距離ロケット弾のランチャー341機の解体をヒムス県、ハマー県で完了した。

またこの解体と並行して、軍・治安部隊は自由シリア軍に属すとされるファールーク大隊(離反兵)の約80%を拘束した、という。

http://all4syria.info/web/wp-content/uploads/2011/11/ww.mp4.mp4

アサド政権の動き

Reuters(11月8日付)は、ダニエル・グラザー米財務次官補のレバノン、ヨルダン、ロシア訪問に関して、アサド政権要人らへの西側諸国の制裁を回避するために行われている資金洗浄への対策を強化するためであると報じた。

信頼できる複数の消息筋の話として伝えたところによると、制裁対象となっているラーミー・マフルーフ氏とその父親のムハンマド・マフルーフ氏はラーミー氏の妻の兄弟のワリード・ウスマーン在ルーマニアシリア大使と彼を補佐するファウワーズ・ザナク氏、ラーミー氏の母方のおじのガッサーン・マフナー氏(制裁対象となっているニザール・アスアド氏のビジネス・パートナー)を通じて資金洗浄を行っている。

またムハンマド・ナースィーフ副大統領補は、ビジネスマンのM.Q.氏が資金洗浄を行っている。

ムハンマド・ハムシュー氏は、妻の兄弟のフィラース・ラスラーン氏名義で湾岸諸国で設立された企業を通じて資金洗浄を行っている。

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SANA, November 9, 2011
SANA, November 9, 2011

SANA(11月8日付)は、ムハンマド・シャッアール内務大臣は、ヒムス県、ハマー県、ラタキア県など警察幹部を召集し、シリアの治安と安全の維持のために厳格に任務を遂行するよう通達したと報じた。

 

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SANA(11月8日付)は、クルド人が多く居住するハサカ県ラアス・アイン地域のザフル・アラブ村で、アサド政権の改革支持と外国の干渉拒否を訴える集会を行ったと報じた。

反体制運動掃討

ヒムス県では、軍・治安部隊が、ヒムス市バーブ・アムル地区などで引き続き治安回復作戦を行った。シリア人権監視団によると、これにより2人が殺害された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、離反兵と思われる武装集団が、マアッラト・ヌウマーン市南部で軍・治安部隊が要撃を受け、8人が死亡した。

また同市では、シリア人権監視団によると、治安部隊の発砲で重傷を負っていた市民1人が死亡した。

一方、SANA(11月8日付)は、武装テロ集団がカフルタハーリーム村の警察署などを襲撃し、器物を破壊したと報じた。またサラーキブ市近くで、武装集団が灯油や燃料を輸送する貨物車を襲撃したと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のアサド医療センター、競技場南部、ハーディル地区、マザーリブ地区などで、軍・治安部隊と離反兵が「激しい戦闘」を行った。

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SANA, November 9, 2011
SANA, November 9, 2011

シリア人権監視団によると、軍・治安部隊が厳戒態勢を敷くなか、イドリブ、ヒムス、ハマー、ダルアー、ダマスカスで反体制デモが夜間に行われた。

またラタキア市、ダマスカス郊外県各都市、スワイダー県ハウラーン地方では数十人の反体制運動参加者が逮捕した。

諸外国の動き

レバノンの自由国民潮流のミシェル・アウン代表はシリアの危機は終わったと述べた。

記者会見で、アウン代表は「来週の火曜日に、シリアの危機は続いているかと私に聞くのだろう。だが私はそれがもう終わったと考えている」と述べた。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は『シャルク・アウワト』(11月8日付)の取材に対して、アラブ連盟のイニシアチブは「死んだと思う。だがこのことは努力を継続する必要がないという意味ではない」と述べた。

また同外務大臣は「バッシャール・アサドの発言を信頼できる余地はもはやないと思う」と断じた。

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SANA(11月8日付)は、ロシア外務省が「国外の反体制勢力がアラブ連盟が提案した「ダマスカスでの」対話に参加することを断固として拒否したことに懸念を表明した」と報じた。

Akhbar al-Sharq, November 8, 2011, November 9, 2011, November 10, 2011、AFP, November 8, 2011、AKI, November 8, 2011、Facebook、al-Hayat, November 9, 2011、Kull-na Shuraka’, November 8, 2011, November 9, 2011, November 11, 2011、Naharnet, November 8, 2011、Reuters, November 8, 2011、SANA, November 8, 2011、al-Sharq al-Awsat, November 8, 2011などをもとに作成。

写真はKull-na Shuraka’, November 9, 2011、SANA, November 8, 2011。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

軍・治安部隊がヒムス県における反体制運動の中心部への進入に成功、ムアッリム外務大臣がアラブ連盟イニシアチブの実施状況をめぐってアラブ連盟閣僚委員会などに書簡を送付(2011年11月7日)

反体制勢力掃討

ヒムス県では、軍・治安部隊が、6日間におよぶ重火器による砲撃の末、離反兵と活動家による反体制運動がもっとも激しく展開してきたヒムス市バーブ・アムル地区への進入に成功した。

Ugarit News Network
Ugarit News Network

複数の活動家によると、同地区では、治安部隊と離反兵との間で「非常に激しい交戦」があり、活動家の一人は、治安部隊、シャッビーハが大型車輌でバーブ・アムル地区に入り、住居や商店に侵入し、破壊・略奪を行っていると述べた。また住民のほとんどは同地区から逃げ出したという。

複数の活動家によると、約1週間による攻防で少なくとも110人が死亡し、シリア人権監視団は、複数の住民が「死体を山積みにした」トラックを見たと伝えた。

また複数の活動家によると、これまでに1,100人の市民らが逮捕され、彼らが収監されているヒムス中央刑務所では11月7日昼から、アラブ連盟とのワーキングペーパーに従って逮捕者を釈放するよう要求し、ハンストを開始したという。

なお『ハヤート』(11月8日付)によると、バーブ・アムル地区を拠点としていた離反兵は撤退した。

ヒムス市バーブ・アムル地区以外でも、シリア人権監視団によると、バーブ・スィバーア地区、バーブ・ドゥライブ地区、カラム・ザイトゥーン地区、ジュッブ・ジャンダリー地区、バイヤーダ地区、グータ地区などで激しい銃声や砲撃の音が鳴り響き、ダイル・バアルバ地区では、治安部隊の発砲により、1人が殺害された。

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ヒムス県フーラ地域では、シリア人権監視団によると、8歳の子供1人と女性1人が検問所からの無差別発砲で殺害された。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市で4発の爆弾が爆発した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市で、6日夜から7日朝にかけて激しい銃撃が聞こえた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会執行部は声明を出し、アラブ連盟とシリアとのワーキングペーパー合意から5日を経ってもアサド政権がヒムス市などで弾圧を停止しないと非難、国連およびアラブ連盟に、「ヒムスを人道的被災都市に認定し、医療支援や救援に関する国際法を適用」するよう求めるとともに、「政府が実行する虐殺停止のために国際的なレベルで行動するよう」呼びかけた。

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シリア革命総合委員会もまた声明を出し、アラブ連盟のワーキングペーパーが「まったく実施されてない」と非難、アラブ連盟、イスラーム諸国会議機構、国際的な人権団体に対して、ヒムス市を「被災都市」に指定するよう求めるとともに、「アラブ同胞(アラブ連盟)に、イニシアチブを取り下げ、国際的慣習法に従い市民の安全を確保するために早急に行動するよう求める」よう呼びかけた。

またシリア軍によるヒムス市砲撃に抗議するためのゼネストを11月10日に実施するよう呼びかけた。

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当局は2005年11月以来投獄されていた政治犯のカマール・ルブワーニー氏を釈放した。

アサド政権の動き

SANA(11月7日付)は、ワリード・ムアッリム外務・在外居住者大臣がアラブ連盟閣僚委員会、国連、BRICS諸国に書簡を送付したと報じた。

同書簡において、ムアッリム外務・在外居住者大臣は、シリア政府がアラブ連盟のイニシアチブに「積極的に対処」しているが、米国がこのイニシアチブを「反故」にしようとし、シリア国内での「内乱や暴力に直接関与し」、「武装集団を支援している」と非難した。

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ドイッチェ・ヴェレ(11月7日付)は、共和国ムフティーのアフマド・バドルッディーン・ハッスーン師が『シュピーゲル』紙とのインタビューでアサドで大統領が改革成功後に退任するだろうと述べた、と報じた。

同報道によると、ハッスーン師は以下のように述べたという。

「バッシャール・アサド大統領は死ぬまでシリアの大統領としてとどまらないだろう。彼は、複数政党の発足、自由で公正な選挙の実施など、改革プロセスを終えたのちに権力の座を離れるだろう…。バッシャール大統領は、眼科医診療所を運営したいと夢見ていた。彼は自身が離れた職、すなわち眼科医の職に戻りたいと考えている」。

http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,796363-2,00.html

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『フィナンシャル・タイムズ』(11月7日付)は、シリアのビジネスマンたちが制裁を逃れるため、レバノンに資金を持ち出していると報じた。

諸外国の動き

クウェート通信によると、アラブ連盟のアフマド・ブン・ヒッリー事務副長は記者会見で、ムアッリム外務大臣から、アラブ連盟とのワーキングペーパーの実施状況に関する書簡を受け取ったと述べた。

Naharnet, November 7, 2011
Naharnet, November 7, 2011

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米国財務省は、対シリア制裁を強化するため、ダニエル・グラザー財務次官補をレバノン、ロシア、ヨルダンに派遣すると発表した。

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ビクトリア・ヌーランド米国務省報道官は「我々は大使館から(西側諸国の制裁)の影響が政権の財政面で出ているとの情報と報告を得た」と述べた。

また報道官は離反兵・士官の数が「増加している」と述べた。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、シリア国民評議会がヒムス市の国際的保護を求めたことに関して、安保理メンバーとの対話を通じてこの呼びかけを検討する、と述べた。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、アサド政権を「決して受け入れられない」と述べつつ、アラブ連盟のワーキングペーパーを指示し、アサド政権の弾圧に対する「対応が外国からの軍事介入をもってなされるとは思わない」と述べた。

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NNA(11月7日付)は、負傷したシリア人1人がベカーア県バアルベック郡のカーア地域からレバノン領に入り、レバノン赤十字社がクバイヤートのサラーム病院に搬送した、と報じた。

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レバノンの3月14日勢力事務局のファーリス・スアイド調整役は、「レバノンの声」ラジオで、「シリアの体制が数ヶ月後のうちに崩壊するなら、シリアに衛生のようにまとわりついているレバノン人たちもシリアとともに倒れるだろう」と述べた。

AFP, November 7, 2011、AP, November 7, 2011、Financial Times, November 7, 2011、al-Hayat, November 8, 2011, November 9, 2011, November 16, 2011、Kull-na Shuraka’,
November 8, 2011, November 14, 2011、Naharnet, November 7, 2011, November
8, 2011、NNA, November 7, 2011、Reuters, November 7, 2011、SANA, November
7, 2011などをもとに作成。

写真はNaharnet, November 7, 2011、Ugarit News Network。

(C)青山弘之All rights reserved.

アサド大統領がラッカ県を訪問し約7カ月ぶりに民衆の面前に姿を現す一方、アラブ連盟はシリア国内での弾圧継続を受け緊急会合を開催すると発表(2011年11月6日)

アサド政権の動き

バッシャール・アサド大統領はラッカ県を訪問し、ラッカ市ダルイーヤ地区のヌール・モスクで同県の名士、人民諸組織、職業諸組合、バアス党の幹部、市民とともにイード・アル=アドハーの礼拝を行った。

SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011

礼拝後、アサド大統領はラッカ県庁に移動し、同県の名士、政界、経済界らの代表と面談した。

SANA(11月6日付)は、アサド大統領が県庁に到着した際に数万人の民衆が訪問を歓迎したと報じた。

また歓迎する民衆に対して、アサド大統領がマイクを握って以下のように述べたと報じた。

「内乱、テロ、外国の干渉に反対し、合法的な権利に根ざした主義主張を行うことは、陰謀に立ち向かうシリアの力の基礎をなす…。シリアは、その人民、愛国的選択、そして自由な決意ゆえに強力であり、祖国の権利を完全に回復するために活動しようとしている。また我々の前には、我々の主権と自決を標的とするすべての戦いにおいて勝利する以外の選択肢はない」。

アサド大統領が民衆の前に姿を現したのは、2011年3月30日の人民議会での演説後以来約7ヵ月ぶり。

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『ザマーン・ワスル』(11月6日付)は、バアス党の正規党員(入党後数年を経た党員)に対して、ムハーバラートへの参加を「開放」したと報じた。

同報道によると、これにより、バアス党員の治安機関、シャッビーハ、人民諸委員会への関与が認められたと解釈し得る一方、ムハーバラートがデモ弾圧にあたって組織外の人材を必要としているとみなすこともできるとしている。

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SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011
SANA, November 6, 2011

『ザマーン・ワスル』(11月6日付)は、2011年に入って、76,000人の労働者が解雇されたと報じた。

反体制勢力の動き

アブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領は『ナハール』(11月6日付)のインタビューで、アサド政権が崩壊すれば、レバノンはイランから解放されるだろう、と述べた。

シリアでの反体制運動に関して、ハッダーム前副大統領は「レバノン人はシリアの運命がレバノンと結びついていることに気づくべきだ」と述べ、支援を呼びかけ、「体制が倒れれば、レバノンは解放されるが…、シリアの体制が存続すれば、占領は続き、レバノン人は締め付けられ続けるだろう」と述べた。

ハッダーム副大統領は、1990年代までシリアによるレバノン実効支配を主導した首脳の一人で、「レバノン総督」などと呼ばれていた。

反体制勢力掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市での犠牲者数は9人にのぼった(その後、同監視団は死者数を13人と発表した)。

シリア革命総合委員会によると、タルビーサ市やハーッラ市でデモが発生し、10人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市で治安部隊が1人を射殺した。

またシリア人権監視団などによると、ハマー市、タイバト・イマーム市、ハラファーヤー市、ラターミナ町、ハマーミーヤート村、カルナーズ町、カフルヌブーダ町、ハッターブ村、スーラーン市、カフルズィーター市でイード・アル=アドハーの礼拝後に反体制デモが発生し、カフルヌブーダ町では市民1人が殺害された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で、離反兵と思われる武装集団が治安機関の兵士5人を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、地元調整諸委員会によると、ザマルカー町、アルバイン市でデモが発生し、軍・治安部隊が介入した。

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ダマスカス県では、カフルスーサ区のダクル・モスクでイード・アル=アドハーの礼拝後に反体制デモが発生、治安部隊が催涙ガスや空砲を発射し排除を試み、5人が負傷、30人が逮捕された。

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地元調整諸委員会やシリア人権監視団によると、タルトゥース県バーニヤース市で治安部隊が多数展開するなか、反体制デモが断行された。

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シリア人権監視団によると、複数の刑務所で言論犯や投獄中のデモ参加者らがハンストを行い、アラブ連盟との合意(逮捕者釈放)を履行しないアサド政権の姿勢に抗議した。

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シリア人権連盟は、11月に入って、治安当局が弁護士のアスマー・サーサ女史(ダマスカスの裁判所で逮捕)、映画監督のニダール・ハサン氏ら多数を逮捕したと発表した。

アラブ連盟の動き

アラブ連盟は、シリア国内での弾圧継続を受け、11月12日(土曜日)に緊急会合を開催すると発表した。

諸外国の動き

サウジアラビアに避難中のサアド・ハリーリー前首相は、イード・アル=アドハーの礼拝に際して、支持者にアサド政権が崩壊すれば、レバノンに戻れると述べた。

ハリーリー前首相は以下のように述べたという。

「人は平和的でなければならないと思う。我々はレバノンでそうだったし、シリア国民が最終的に勝利すると確信している…。彼らのために祈ろう…。この体制は変えられることなくして変わらない、と世界が理解するべきだと思ってきた…。ベイルートが恋しい、レバノンが恋しい。しかしもっとも恋しく感じているのは人々のことだ…。時が来たらレバノンに戻る」。

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レバノン民主主義人権研究所のナビール・ハラビー報道官は、レバノンでの武器密輸容疑によるシリア人逮捕の一部は誤認逮捕の可能性があると述べた。

ハラビー報道官は、シリア人アンマール・ウマル・アディーブ氏はベイルート南部郊外の友人を訪問しようとしていたところヒズブッラーに身柄拘束され、その2日後に釈放されたのち、兄弟とともにサウジアラビアを訪問しようとしたところ、ベイルート国際空港で逮捕され、軍事裁判所に起訴されたと述べた。

ムハンマド・シャーキル・シャッラーフ氏、スィルカーム・ムハンマド・アリー氏(クルド人活動家)らも同じようにして逮捕されたという。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、Euro 1のインタビューに応え、「個人的に、改革プログラムを発表しておきながら実施しない(アサド)政権に我々はもはや何も期待できないと思う」と述べた。

AFP, November 6, 2011、Akhbar al-Sharq, November 6, 2011、al-Hayat, November 7, 2011, November 8, 2011、Kull-na Shuraka’, November 6, 2011、al-Nahar, November 6, 2011、Naharnet, November 6, 2011、Reuters, November 6, 2011、SANA, November 6, 2011、Zamān al-Wasl, November 6, 2011などをもとに作成。

写真はSANA, November 6, 2011。

(C)青山弘之All rights reserved.

シリア国民評議会事務局長がカイロを訪問しアラブ連盟事務総長と会談、また同評議会が11月5日付で政治綱領案を発表(2011年11月5日)

反体制運動掃討

アラブ連盟との合意にもかかわらず、ヒムス県で反体制抗議行動に対する治安部隊の武力弾圧が続けられる一方、反体制活動家らは離反兵による戦果を「鼓舞」した。

Kull-na Shurakā’, November 5, 2011
Kull-na Shuraka’, November 5, 2011

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・アムル地区での反体制デモに対して治安部隊が重火器などを用いて強制排除を試み、民間人3人が死亡した。

またヒムス県革命評議会を名のる集団によると、バーブ・アムル地区での軍・治安作戦によって同地区は1週間にわたり完全に包囲され、これまでに40人以上が死亡、90人以上が負傷したという。

また同監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区とバーブ・ドゥライブ地区で拷問の跡が残った遺体2体が発見された。

このほか、ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区でも爆発音が聞こえたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団はサラーキブ市の活動家の話として、同市南部でシャッビーハ4人が離反兵との戦闘で殺害されたと発表した。

反体制勢力の動き

『クッルナー・シュラカー』(11月5日付)は、11月4日のカーミシュリー市のデモで参加者内の対立が露呈したと報じた。

Youtube
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同報道によると、数千人が参加したデモで、「クルド国民大会は私を代表している」、「民族自決権のもとクルド人の憲法での承認」、「クルド国民大会はシリア革命を支持する」といったプラカードを(10月下旬のクルド国民大会に参加した)クルド民族主義政党の指導者やメンバーが掲げたことに、若者が反発し、「クルド国民大会は私を代表していない」、「宗派主義反対、政党反対、我々の革命は若者の革命」といったスローガンを掲げて対抗した。

両者の対峙は、クルド民族主義政党の指導者やメンバーが(いつも通り)撤収することで事なきを得たという。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン理事長とバスマ・カドマーニー報道官が同評議会使節団としてカイロのアラブ連盟本部を訪問し、ナビール・アラビー事務総長と会談した。

アラブ連盟のアラビー事務総長はシリア国民評議会との会談後に、「シリアでの暴力の継続と、アラブ連盟の計画実施を通じた進展を妨げることの危険」に警鐘を鳴らし、連盟のワーキングペーパーが頓挫すれば「悲惨な結果」がもたらされるだろうと述べ、アサド政権に対して、暴力の即時停止と、ワーキングペーパーの即時実施を改めて求めた。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン理事長はイード・アル=アドハーに合わせて、ジャズィーラからシリア国民に向けてメッセージを出した。

そのなかでガルユーン理事長は、「我々シリア国民評議会は、政権のあらゆる行動の背後に時間稼ぎを行おうとする目的がある…。我々はこうした政権の落とし穴に落ちることない」と述べたうえで、軍兵士に対して「祖国と国民を守るために革命に参加した軍人に従い…、国民に発砲しない」よう呼びかけた。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=lLdgWtiKUcc

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シリア国民評議会事務局は11月5日付で政治綱領案を作成、発表した。

同綱領では、平和的な革命やアラブ・国際世論の支持を通じた現政権打倒をめざす点が確認されるとともに、過渡期の政策として、①シリア国民評議会が軍事機関とともに過渡期を担う、②暫定内閣の発足、③民主的変革のための国民大会の開催、④政権打倒後6ヵ月以内の自由選挙、制憲委員会の設置、⑤政治犯の釈放、避難民の帰還、⑥独立司法委員会の設置、弾圧にかかる犯罪の調査・処罰、⑦国民和解委員会の設置などが提示された。

また一般原則として、多元的市民的民主主義、議会制、共和制、基本的人権の保障などが確認された。

http://www.levantnews.com/index.php?option=com_content&view=article&id=9754:2011-11-11-03-18-51&catid=66:syria-politics&Itemid=118

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シリア国家建設潮流(ルワイユ・フサイン代表)は、アサド政権によるアラブ連盟とのワーキングペーパー履行状況に関するダマスカス(監視)委員会の第1回報告を発表し、11月4日金曜日の礼拝後のデモ強制排除、参加者の逮捕を非難した。

またアサド政権による553人のデモ参加者の恩赦の事実を確認していないとしたうえで、仮に553人が釈放されたとしても、この人数では不充分だと批判した。

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シリア国民評議会メンバーでアッシリア民主機構のアブドゥルアハド・アスティーフー代表は、アサド政権がアラブ連盟のワーキングペーパーを履行しないとしたうえで、「アラブ連盟のイニシアチブはこの政権の崩壊をもたらすだろう」と述べた。

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『クッルナー・シュラカー』(11月8日付)は、11月5日からアドラー中央刑務所に収監中の反体制活動家13人が、自らの逮捕に抗議し、釈放を求めて無期限のハンストを開始したと報じた。

アサド政権の動き

SANA(11月6日付)は、イード・アル=アドハーを記念して、3月以来の反体制活動に関与し逮捕された553人に対して恩赦を行い、釈放したと報じた。

またSANA(11月6日付)によると、これに先立ち119人の逮捕者が釈放された。

SANA, November 4, 2011
SANA, November 4, 2011

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SANA(11月6日付)は、イマード・ムスタファー在米大使(ロバート・フォード在シリア米大使の一時帰国に対抗するかたちで現在シリアに帰国中)が「米国はいつも、シリアの現下の危機を先鋭化させようとしている」と批判したと報じた。

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SANA(11月6日付)は、外務省高官が昨日、11月4日のビクトリア・ヌーランド米国務省報道官の声明をシリアへの内政干渉と非難、テロ集団による殺戮を支援する発言だと断じた。

同報道によると、違法な武器を当局に引き渡した者に対して政府が恩赦を行うと決定したにもかかわらず、11月4日のヌーランド米国務省報道官の声明は、武装集団の誰一人に対しても当局への投降を勧告するものではなく、米国がシリア内政に干渉し、武装テロ集団の殺戮を支援していることの証左だ、外務省高官は述べた。

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DP-News(11月5日付)は、シリア外務省のアブドゥルファッターフ・アムーラ次官が、「アラブ連盟のイニシアチブに基づき、政府は治安部隊と軍を日曜日(11月5日)に市街地から撤退させるだろう」と述べたと報じた。

諸外国の動き

レバノンの北部県トリポリ市のジャバル・フムスィン地区で、アラブ民主党などの主導のもとアラウィー派住民がアサド政権を支持するデモ行進を行った。

アラブ民主党のアブドゥッラティーフ・サーリフ広報官は、「我々はシリアとともにある。アサド大統領はアラウィー派に属しているだけでない。彼は米国とシオニズムの計画に反対する唯一の国(の指導者)だ。レバノンのレジスタンスを支援する第1の国(の指導者)だ」と述べた。

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マルワーン・シルビル内務地方自治大臣は、LBCのインタビューに応え、シリア軍によるレバノン領内での反体制勢力逮捕・追跡作戦は、両国間の国境画定が行われていないことに起因すると述べた。

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レバノン国軍は声明を出し、「レバノン国軍のトラックがシリア領内に入り、外国の一部の勢力がこの動きをシリア情勢への軍の介入と解釈している」とした一部メディアの報道に関して、「レバノン軍トラックのシリア領内への入国は常時行われており…、軍用車輌のスペアパーツや兵站物資の入手が目的」と発表した。

Akhbar al-Sharq, November 11, 2011、AFP, November 5, 2011、DP-News, November 5, 2011、al-Hayat, November 6, 2011、Kull-na Shuraka’, November 5, 2011, November 6, 2011,
November 8, 2011、Naharnet, November 5, 2011、Reuters, November 5, 2011、SANA,
November 6, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

シリア国民評議会事務局長が同評議会に対する批判に反論し、自由シリア軍司令官も外国からの支援をめぐるシリア当局の主張を否定(2011年11月4日)

反体制デモ

複数の活動家によると、バッシャール・アサド政権とアラブ連盟によるワーキングペーパー合意にもかかわらず、アサド政権は、ヒムス市、ハマー市、バーニヤース市、ラタキア市、ダイル・ザウル市、ダルアー市、ダマスカス郊外県各地で金曜の礼拝後に発生した反体制デモに対して実弾を用いて強制排除を試みた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で金曜礼拝後のデモに対して郡・治安部隊が発砲し、民間人6人を含む17人が殺害された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市で4人が殺害された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で、市民1人と離反兵1人が殺害された。またダルアー市、サナマイン市でもデモがあったという。

またシリア人権監視団によると、治安部隊はヨルダンに逃走しようとした市民2人を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カナーキル村、ハムーリーヤ市で治安部隊がデモ参加者4人を殺害した。

これに対してSANA(11月4日付)は、カナーキル村で武装テロ集団の発砲により警察官4人が負傷したと報じた。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市に治安部隊が多数展開し、金曜礼拝後のデモを阻止、数十人を逮捕。このうち4人は、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン所長の家族の子供だったという。

これに対してSANA(11月4日付)は、タルトゥース県のアーティフ・ナッダーフ県知事が、バーニヤース市で大規模な逮捕が行われているとのジャズィーラの報道が「事実無根」と述べたと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市でデモがあったという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市でデモがあったという。

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フェイスブックの「シリア革命2011」ページなどは、「アッラーは偉大なり」の金曜日と題してデモを呼びかけていた。また地元調整諸委員会は声明で平和的デモを呼びかけていた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン事務局長は、アサド政権がデモ弾圧を継続していることに関して、「政府がその活動を改めることはなかった」としたうえで、アラブ連盟に対して「(シリア)政府に期待を寄せることは止め、そのメンバーシップを凍結し、大使を召還し、安保理への提訴を検討する」よう求めた。

Kull-na Shuraka', November 4, 2011
Kull-na Shuraka’, November 4, 2011

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン事務局長はBBC Arabic(11月4日付)のインタビューに対して、同評議会をめぐる批判に反論した。

ガルユーン氏はそのなかで、同評議会がシリア国民の主要な諸勢力を代表していると述べるとともに、外国で発足されてはいるもの、メンバーのほとんどが国内にいると強調した。

また評議会に参加してない国内の活動家(国民民主変革諸勢力国民調整委員会、クルド民族主義政党、ハイサム・マンナーア氏、アンマール・カルビー氏、スブヒー・ハディーディー氏、ワヒード・サクル氏、自由アラウィー派連合など)が参加を拒否したわけでなく、審議のための時間的猶予を求めていると釈明した。

イスラーム主義者やシリア・ムスリム同胞団のプレゼンスに関しては、「世俗主義者ほど」多くないと述べた。

外国の軍事介入に関しては、評議会が求めているのが民間人の保護である点を強調し、シリア政府が国際監視団を受け入れる必要があるとの立場を示すとともに、内政干渉への拒否の姿勢を示した。

http://www.youtube.com/watch?v=zc_DOizxqiM

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シリア国民評議会事務局は、11月4日金曜日の反体制デモに対するアサド政権の弾圧を受けて声明を出し、アラブ連盟のイニシアチブに従い、武力弾圧の停止、アラブ・外国メディア、国際監視団のシリア入国、アラブ連盟本部(カイロ)での国民対話会合の実施を求めた。

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シリア国民評議会執行部は声明を出し、アサド政権による弾圧継続を非難するとともに、アラブ連盟や国際社会に関して断固たる対応をとるよう求めた。

同声明はカイロのアラブ連盟本部前でのシリア人活動家らの座り込みでの要求を受けるかたちで発表された。

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ダマス・ポスト(11月4日付)などは、シリア救済大会代表のハイサム・マーリフ弁護士が、治安要員に対する免責権撤廃を「国民的な要求」としたうえでその実行を改めて求めたと報じた。

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自由シリア軍司令官のアフマド・アスアド大佐はプレスリリースを発表し、シリア軍を離反した兵士の数は10,000人から15,000人に達し、そのなかには、共和国護衛隊やムハーバラートの兵士もいる、と述べた。

また、「レバノン、トルコ、ヨルダン、サウジアラビアの非公的な勢力がシリアのテロリストを支援している」(11月1日)としたファイサル・ミクダード外務次官の発言を「嘘で偽作」と非難したうえで、「我々は今までいかなる場所からも何らの支援も受けていない。反体制勢力でさえ我々にいかなる支援もしていない」と述べた。

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『インティペンデンス』(11月4日付)は、アサド大統領の妻アスマー・アフラス女史の父で心臓外科医のファウワーズ・アフラス氏が、反体制勢力から沈黙を破るよう求められていると報じた。

同紙によると、ロンドン郊外にある同氏の自宅前には連日、反体制活動家が夜間デモを行っているという。

http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/the-acton-spring-how-unrest-in-syria-spilled-over-into-the-respectable-streets-of-west-london-6256953.html?origin=internalSearch

アサド政権の動き

内務省は、イード・アル=アドハーに合わせるかたちで、武器を保持する者、売る者、配布する者、購入を資金援助する者に対して、11月5日から12日までの間に最寄りの警察署に出頭すれば処罰を免除すると発表し、反体制勢力に投降を呼びかけた。

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ブルームバーク(11月4日付)は、シリアのムハーバラートが、イタリアの通信監視会社Area SpA社の協力のもと、反体制運動を監視するためのシステムを導入したと報じ、現在、ダマスカスとアレッポでイタリア人技術者も監視にあたっていると報じた。

Area SpA社は、欧米のハードウェア、ソフトウェアを用いて監視システムを構築しており、そのなかにはNetApp Inc.、Qosmos SA 、Utimaco Safeware AGなどが含まれているという。

http://www.bloomberg.com/news/2011-11-03/syria-crackdown-gets-italy-firm-s-aid-with-u-s-europe-spy-gear.html

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シャームプレス(11月4日付)は、イタリア在住のシリア人使節団が、シリアを訪問し、「外国の陰謀とメディア戦争」を非難するとともに、シリア商業銀行に口座を開設、シリア・ポンドを守るため外貨の両替を行ったと報じた。

Kull-na Shuraka', November 4, 2011
Kull-na Shuraka’, November 4, 2011

 

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シリア石油公社の複数の取引先がロイター通信(11月4日付)に語ったところによると、同社は毎月行われている石油50,000トンの競売を停止した。

同取引先によると、西側諸国の制裁に対して、国内でのガソリン確保をめざす動きだと思われる。

諸外国の動き

ビクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、内務省の呼びかけに対して「現状では政府に投降する者などいないだろう」と述べた。

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国連人権理事会の米国代表は、アサド政権による弾圧の継続に対して、「国際社会がさらなる決意」をもって圧力をかけるべきと述べた。

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フランス外務省副報道官は、シリアでの「弾圧継続は、アラブ連盟の計画を実施するとしたシリア政府の信頼に対する国際社会の疑念を高める」と非難したうえで、「シリアの弾圧停止のためいつでも…シリア政府に圧力をかける計画がある」と脅迫した。

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トルコ外務省高官は、トルコでアサド政権に対する離反兵の武装闘争を指導している自由シリア軍のリヤード・アスアド大佐がトルコから武器供与を受けているかとのAFP(11月4日付)の質問に対して、シリア人の国境の往来を認めているが、「武器を持った者の国境通過は禁じている」と述べた。

AFP, November 4, 2011、Akhbar al-Sharq, November 4, 2011、November 5, 2011、Bloomberg, November 4, 2011、Champress, November 4, 2011、Damas Post, November 4, 2011、al-Hayat, November 5, 2011、The Independent, November 4, 2011、Kull-na Shuraka‘, November 4, 2011、Reuters, November 4, 2011、SANA, November 4, 2011、Zaman al-Wasl, November 4, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

反体制諸勢力および西側諸国がシリアとの合意に達したアラブ連盟イニシアチブの内容を概ね歓迎、国民対話会合の開催を待つ(2011年11月3日)

アラブ連盟の動き

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、国連安保理常任理理事国各国大使に、緊急外相会合の結果を報告、そのなかで、国民対話会合がカイロで開催されるだろうと述べた。

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シリア問題を扱うアラブ連盟の特別委員会が各国代表によって開催された。

カタール外務省のアラブ関係局のイブラーヒーム・サフラーウィー局長が議長を務め、アラブ連盟のワーキングペーパー実施のための枠組みとして機能することが期待されている。

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アラブ連盟外相委員会(外相使節団)に参加したオマーンのユースフ・ブン・アラウィー・ブン・アブドゥッラー外務大臣は『ハヤート』(11月4日付)に対して、シリアへの軍事介入は「アラブ諸国の合意のもとに拒否されているが、今日の世界では誰も何も禁じることはできない…。米国はイラクを侵略したが、誰もそれを止めることはできず、またそれに制裁を加えることもできなかった」と述べた。

反体制勢力の動き

バスマ・カドマーニー報道官を団長とするシリア国民評議会事務局の使節団がカイロを訪問し、アラビー事務総長と会談した。

使節団メンバーの一人ジブル・シューフィー氏は『ハヤート』(11月4日付)に対して、合意履行までの2週間という猶予期間に関して、「政府による虐殺継続のための猶予ではない」としたうえで、アラビー事務総長に対して、政権移行がシリア国民の要求である旨伝えた、という。

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国民民主諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役は、アサド政権とアラブ連盟によるワーキングペーパー合意を歓迎し、「もし(ワーキングペーパーにおける)これらの要求が実行され、政府が一字一句それを遵守し、現地で実施したら、我々は会合を開き、政治プロセスに関する次のステップについて協議する」と述べ、国民対話会合に応じる姿勢を暗に示した。

Kull-na Shurakā’, November 3, 2011
Kull-na Shurakā’, November 3, 2011
Kull-na Shurakā’, November 3, 2011
Kull-na Shuraka’, November 3, 2011

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地元調整諸委員会は声明を出し、「シリア政府がアラブ連盟イニシアチブの各条項を真剣に受け入れたかは疑いが強い」としたうえで、「あらゆる形態の抗議を継続することで、政府の意図を検証すること」をシリア国民に呼びかけるとともに、「革命諸勢力に対して、包括的なデモ、座り込みのための努力を調整し…、明日金曜日(11月4日)にすべての広場と街頭でデモを行い、体制打倒まで非暴力抵抗を続ける」こと訴えた。

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シリア・クルド・ムスタクバル潮流は声明を出し、アサド政権とアラブ連盟によるワーキングペーパーの合意が、アサド政権への圧力を弱め、弾圧の時間を与える決定と非難した。

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国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表は、記者会見を開き、アサド政権とアラブ連盟の合意を歓迎し、同合意が「平和的な政治闘争へと国を移行させる門戸となり、すべての勢力が民主主義の段階に至るために参加する移行期間へと移行することを望む」と述べた。

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人民変革解放人民戦線のカドリー・ジャミール代表は、シリアの危機を収束させるための正しい方向へのステップとしてシリア政府とアラブ連盟外相委員会の合意を歓迎した。

しかし同時に、ダマスカスが「包括的国民対話会合のための唯一の場所」と述べ、カイロのアラブ連盟本部での国民対話会合の開催に反対した。

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『クッルナー・シュラカー』(11月3日付)は、アサド大統領の「顧問」の一人として、シリアとイスラエルの間接交渉などに関わってきたとされるムルハフ・ジュワイザーティー氏がシリア国民評議会の反体制勢力に参加したと報じた。

アサド大統領の「顧問」で反体制勢力に参加したのは、ニブラース・ファーディル氏(経済顧問と目される)に続き2人目だという。

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シリア・クルド・ムスタクバル潮流は声明を出し、アサド政権がアラブ連盟のワーキングペーパーに合意したのは、圧力の回避と時間稼ぎに過ぎない、と非難した。

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『クッルナー・シュラカー』(11月7日付)は、11月3日木曜日の晩、ダマスカス県シャアラーン地区、マサーキン・バルザ地区、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市の複数カ所で、反体制活動家がスピーカーを設置し、「バッシャールよ出て行け」といった歌詞の歌を大音量で流した。

同報道によると、歌が流れると、治安要員や警察がただちに機材を撤去、周辺の店などを捜索した。またアレッポ市やタルトゥース市でも同様の活動がなされたという。

反体制運動掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市各地区(タッル・シュール地区、ワーディー・イーラーン地区、バーブ・アムル地区、インシャーアート地区、バーブ・ドゥライブ地区、バイヤーダ地区、ハーリディーヤ地区、カラム・ザイトゥーン地区)に軍・治安部隊が激しい砲撃を加え、民間人20人が殺害された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、デモが続いており、8人以上が逮捕された。

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ダマスカス郊外県では、ハラスター市でアラブ連盟での合意を歓迎するデモが夜間デモが発生し、1人が逮捕された。デモには約120人が参加したという。

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俳優のジャマール・スライマーン氏はカタールの首都ドーハでの映画祭に出席後、エジプトに避難。滞在中にジャズィーラのインタビューに応じて、シリア情勢を報道することへの謝辞を述べたことを受け、暗殺予告の噂が広まっていたため。

アサド政権の動き

SANA(11月4日付)は、タルトゥース県タルトゥース市の地中海岸でアサド政権の改革支持と外国の干渉拒否を求める集会が開かれ、約50万人が参加した。

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SANA, November 3, 2011
SANA, November 3, 2011

『ザマーン・ワスル』(11月3日付)は、バアス党ヒムス支部が「人民諸委員会」と呼ばれる政治・社会団体に資金・物資を支援し、自由シリア軍といった離反兵との戦闘で減少したシャッビーハを補い、武力弾圧を継続しようとしていると報じた。

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『クッルナー・シュラカー』(11月3日付)は、統一地方選挙の立候補者数が伸び悩むなか、携帯電話での立候補受付を解禁したと報じた。

諸外国の動き

NNA(11月3日付)は、レバノン軍事裁判所検事は、武器密輸容疑でシリア人3人の逮捕状を発行した。

サウジアラビアで働いている3人(うち2人が身柄拘束中)は、湾岸国の一つで働く別のシリア人らから資金援助を受け、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方の農園所有者から武器を購入し、シリアに密輸していたという。

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NNA(11月3日付)は、負傷したシリア人1人がベカーア県バアルベック郡カーア地方の国境を越えレバノン領内に入り、クバイヤート市のサラーム病院に搬送された。

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中国外交部報道官は記者会見で「中国は、シリアの危機可決のための作業文書にシリアとアラブ連盟が合意したことを関係する…。我々はシリアのすべての当事者が暴力停止と、対話を通じた問題解決のための環境整備に努力することを望んでいる」と述べた。

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キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表も、シリア政府とアラブ連盟の合意を歓迎したうえで、「完全かつ早急な」実施を求めた。

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ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、ベルリン訪問中のトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相との会談後、「我々、少なくともドイツは、国連などで強く非難することを望む」と述べた。

一方、エルドアン首相は、シリア情勢に関して「我々は手をこまねいている訳にはいかない」として、制裁の意思を改めて示した。

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国連の潘基文事務総長は、シリアとアラブ連盟の「合意の可能な限り早急な実施」を求めた。

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ビクトリア・ノーランド米国務省報道官は、ワシントンは計画実施の可能性に懐疑的である、と述べた。

また中国とロシアがアサド政権に弾圧継続の機会を与えるなかで、シリアがアラブ連盟が危機打開のための計画に応えなければ、国際社会でさらに孤立するようになるだろうと警告を発した。

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西側高官によると、国連では英仏独が国連総会第三委員会にシリアでの人権状況に関する決議案を提出した。

同高官によると、この動きはアラブ諸国が採決に同意することなく採決にかけられないという。

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『シャルク・アウサト』(11月3日付)は、トルコの複数の消息筋の話として、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相が近く、シリアの民間人保護と暴力停止のために何らかの措置を講じるだろうと報じた。

AFP, November 3, 2011、Akhbar al-Sharq, November 3, 2011, November 4, 2011, November 6, 2011、al-Hayat, November 4, 2011, November 5, 2011、Kull-na Shuraka’, November 3, 2011,
November 7, 2011、Naharnet, November 3, 2011、NNA, November 3, 2011、Reuters,
November 3, 2011、SANA, November 4, 2011、al-Sharq al-Awsat, November 3, 2011、Zaman al-Wasl, November 3, 2011などをもとに作成。

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アサド政権が「すべての暴力行為の停止」など4項の誓約を含むアラブ連盟ワーキングペーパーに「漸進的に」同意(2011年11月2日)

反体制運動掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団など複数の反体制活動家・目撃者によると、フーラ地域のカフルラーハー市で、シャッビーハが工場労働者11人(シリア人権委員会によると13人)を惨殺した。

シリア人権監視団によると、「武装集団が労働者に発砲した」という。またシリア人権委員会によると、彼らは後ろ手に縛られており、遺体は工場の外に放置されていたという。

複数の活動家らによると、虐殺は、ヒムス市近郊でアラウィー派宗徒9人が誘拐・殺害されたとの情報がSNSで広まった直後に発生したという。

これに対して、『ワタン』(11月2日付)は、ヒムス県で「武装テロリストがヒムス・ジュッブ・アッバース街道でバスを襲撃し、乗客をバスからおろし、市民11人を殺害した」と報じていた。

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シリア人権監視団によると、ヒムス市内各所で、軍・治安部隊の発砲により市民5人が殺害された。

またシャンマース地区では重傷を負っていた男性1人が死亡した。さらに同地区では女性1人の遺体が発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、離反兵がしかけた爆弾が爆発し、治安部隊兵士7人が死亡した。また別の離反兵が治安要員を搬送するバスと車を襲撃し、8人を殺害した。

ヒムス県フーラ地域カフルラーハーでの虐殺に対する報復だという。

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『ザマーン・ワスル』(11月3日付)は、ダマスカス県にあるダマスカス大学医学部キャンパスで2日、学生が反体制デモを断行したが、多数の治安要員が展開し、強制排除されたと報じた。この際、男子学生5人、女子学生7人が身柄を拘束された、という。

反体制勢力の動き

国内で反体制活動を行うマルワーン・ハバシュ氏(元バアス党シリア地域指導部メンバー)は、AKI(11月1日付)に対して、バッシャール・アサド政権が国内と国外の反体制勢力の分断を試みているとしたうえで、それは大失敗を帰する」と断じるとともに、政権が「真の反体制勢力との対話のあらゆる機会を奪い続けている」と批判した。

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第三潮流は声明を出し、アサド政権がアラブ連盟外相会議のワーキングペーパーに同意したことを歓迎した。

また同潮流はシリア国内で反体制活動を行うムハンマド・ハバシュ人民議会議員の第三の道潮流とは異なる組織だと述べた。

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『ザマーン・ワスル』(11月4日付)は、在カイロ・シリア人報道官の話として、カイロで反体制活動を行うムハンマド・マアムーン・ヒムスィー元人民議会議員の弟ヤースィーン・ヒムスィー氏が2日にヒムス市で逮捕されたと報じた。

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変革解放人民戦線のカドリー・ジャミール代表は2日、『ハヤート』(11月3日付)に対して、自身がメンバーを務めるシリア・アラブ共和国憲法草案準備委員会の会合で、シリアを「多元的、民主的な共和制」と規定する条項が含まれていると語った。

ジャミール氏によると、1日の会合では、サリーム・ダッラ氏を報道官に任命した他、委員から具体的な意見が聴取され、その際に国営テレビで審議を放映し、国民に草案内容やそれに関する委員の意見を公開することを提案したという。

また憲法草案に関して、ジャミール氏は、民主主義、多元主義、領土保全、市民権を「憲法を越えた原則」とするよう提案したと述べた。

アサド政権の動き

SANA(11月3日付)によると、ラッカ県ラッカ市とヒムス県サラミーヤ市でアサド大統領の改革支持と外国の内政干渉拒否を訴える大規模集会が開かれた。

SANA, November 1, 2011
SANA, November 1, 2011
SANA, November 2, 2011
SANA, November 2, 2011

アラブ連盟での動き

カイロでアラブ連盟緊急外相会議(非公式)が開かれ、シリアのユースフ・アフマド代表は、事態収拾のためのワーキングペーパーに「漸進的に」同意した旨と正式に通達した。

会合後の記者会見で、カタールのハマド・ブン・ジャースィム・アール・サーニー首相兼外務大臣とアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、シリアの同意を歓迎しつつ、「実施されればよりうれしい…。ワーキングペーパー、とりわけ暴力、殺戮行為の停止と逮捕者釈放が真剣に実施されることを望む」と述べた。

シリアとアラブ連盟が合意に達したワーキングペーパーの内容は以下の通り:

1. シリア国民を保護するためのものであれ、すべての暴力行為の停止。
2. 最近の出来事における逮捕者の釈放。
3. 都市、住宅地区からのすべての武装デモの排除。
4. 真相究明および監視のため、関係するアラブ・国際機関、アラブ・国際メディアにシリア全土を開放。

なお上記4点とともに、ワーキングペーパーでは、シリア政府による誓約の履行、アラブ連盟外相委員会による国民対話大会開催準備に向けた反体制勢力と政府との連絡調整・折衝を求め、その期限を2週間としている。しかし開催地については明示していない。

諸外国の動き

シリアを「活断層」に例えたアサド大統領の発言に関して、フランス外務省報道官は、「バッシャール・アサドは議論をすり替え、国際世論の関心をそらそうとしている」と述べ国民の弾圧停止を改めて求めた。またアラブ連盟による事態収拾の試みを歓迎した。

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ドイツのギド・ウェスターウェレ外務大臣は、「国際社会はシリア政府にさらなる圧力をかける必要がある」と述べた。

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スーダンの首都ハルトゥームで、シリア国民救済人民委員会の活動家(スーダン人)2人がシリア大使館に反体制抗議運動弾圧に抗議する書簡を提出した。

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イランのハサン・フェイローズ・アーザーディー武装部隊参謀長はイラン学生通信(11月2日付)に対して、シリアが「シオニストの占領に対するレジスタンス・抵抗枢軸の前線をなす」と評価したうえで、アサド政権の崩壊した場合、「すべてのイスラーム教徒が蜂起し、米国、そしてシオニスト政体を倒すことになるだろう」と述べた。

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レバノンの3月14日勢力は定例の会合を開き、シリア軍によるレバノン領内での反体制勢力に追跡活動に関して、「シリア政府、ヒズブッラー、そして治安当局に責任がある」と非難する声明を出した。

AFP, November 2, 2011、Akhbar al-Sharq, November 2, 2011、AKI, November 2, 2011、AP, November 2, 2011、al-Hayat, November 3, 2011, November 4, 2011、Kull-na Shuraka’, November 2, 2011、Reuters, November 2, 2011、Naharnet, November 2, 2011、SANA, November 3, 2011、al-Watan, November 3, 2011、Zaman al-Waṣl, November 3, 2011, November 4, 2011などをもとに作成。

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各地の大学で学生たちによる親・反体制デモがともに発生するなか、シリア当局とアラブ連盟外相委員会がシリア情勢に関するワーキングペーパーに最終合意(2011年11月1日)

反体制運動掃討/反体制勢力の動き

ウェブサイト「シリア革命殉教者」(http://syrianshuhada.com/)は、11月1日現在の犠牲者数を発表した。それによると死者総数は、4,135人(男性3,948人、女性187人)で各県の犠牲者数は以下の通り:

ダマスカス県143人、ダマスカス郊外県328人、クナイトラ県29人、ダルアー県748人、スワイダー県4人、ヒムス県1,386人、ハマー県459人、タルトゥース県52人、ラタキア県187人、イドリブ県536人、アレッポ県38人、ラッカ県4人、ダイル・ザウル県231人、ハサカ県14人。

また9月、10月の2ヵ月間だけで1,000人以上が殺害されたという。

http://syrianshuhada.com/default.asp?a=st

http://syrianshuhada.com/
http://syrianshuhada.com/

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市立大学アラブ国際大学(ダルアー県)で、学生が3月以来初となる反体制抗議デモを行い、体制を支持する学生と衝突した。反体制デモを行った学生は校内の池の水を赤色に染めて抗議行動を行っていた。

また同じくシリア最大の市立大学カラムーン大学(ダマスカス郊外県)でも、学生による反体制抗議デモが実施された。デモでは弾圧の犠牲となった「殉教者」への黙祷が捧げられ、その後、アサド政権との対話拒否や体制打倒が訴えられた。デモには約2,000人の学生が集まった。

デモ発生を受け、サリーム・ダアブール学長が学生との会合を提案したが、学生側が拒否、その後、体制を支持する学生がカウンター・デモを組織して対峙した。

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これらの市立大学は、アサド政権の肝入りで2000年代半ばに設立された。

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ヒムス県では、複数の反体制活動家によると、フーラ村で、治安部隊が学生のデモを排除するために空砲を発射した。

ヒムス市では、民間人1人が親体制派民兵(シャッビーハ)の車から放たれた銃弾に撃たれ死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で、治安部隊の発砲により、市民1人が殺害された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、治安部隊が複数の都市・村で大規模な逮捕・追跡作戦を行った。

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地元調整諸委員会によると、軍・治安部隊と離反兵が各地で戦闘を行い、ヒムス県で4人、ダマスカス郊外県で3人、ダイル・ザウル県で1人、イドリブ県で3人が死亡した。

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フランスのパリなどで暮らすシリア人反体制活動家61人が「アラブ民族潮流声明」を発表した。

同声明で活動家らは、自らの運動をアラブ民族主義運動と位置づけたうえで、アサド政権を「独裁体制」と断じてその正統性を否定するとともに、シリアでのアラブの春への支持を表明した。

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シリア国民評議会は、シリア情勢を審議するためのアラブ連盟緊急外相会談に合わせて声明を出し、①連盟におけるシリアのメンバーシップ凍結、②民間人の国際的保護の拡充、③シリア国民の代表としてのシリア国民評議会の承認を求めた。

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シリア・クルド国民行動憲章、シリア・クルド・ムスタクバル潮流、シリア・改革運動が共同声明を出した。

声明は10月末にハサカ県カーミシュリー市で開催されたシリア・クルド国民大会に関して、「クルド人の正当な代表」といった表現を用いたことを非難、同大会が参加した9党(10党)の意見しか代表してないと断じた。<

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『クッルナー・シュラカー』(11月1日付)は、ダマスカス第三法廷がバースィル・マーニウ弁護士の保釈を決定したと報じた。保釈金は3,000シリア・ポンド。

マーニウ弁護士は2011年7月4日に逮捕され、9月10日にマーヒル・アサド大佐暗殺が計画されているとの偽の情報を発信したとの容疑で軍事裁判所に起訴されていた。

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『ロサンジェルス・タイムズ』(11月1日付)は、トルコに避難している自由シリア軍司令官のアフマド・アスアド大佐への取材を行い、同大佐の発言を掲載した。

それによると、アスアド大佐は、「我々は新たなシリアにおける将来の軍である」としたうえで、アサド政権とその軍を複数カ所で攻撃していると述べた。

http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-syria-turkey-defectors-20111102,0,6082244.story

アサド政権の動き

ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市の中心部で、アサド政権の改革支持、外国の干渉拒否を訴える大規模集会が行われ、数十万人が参加した。

SANA, November 1, 2011
SANA, November 1, 2011
SANA, November 1, 2011
SANA, November 1, 2011

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バッシャール・アサド大統領はレバノンのタラール・アルスラーン国民議会議員(レバノン民主党党首)とドゥルーズ派のシャイフ・アクル、ナスルッディーン・グライブ師、マルワーン・ハイルッディーン国務大臣と会談した。

会談でアルスラーン議員は、一部のレバノンおよび地域の勢力がシリアを弱体化させようとする外国勢力の野望を反映した言動を行っていると述べた。

SANA, November 1, 2011
SANA, November 1, 2011

ナハールネット(11月1日付)によると、これに対してアサド大統領は「シリアは危機を克服し、これまで以上に強力になった…。我々はこれを機に、シリアがアラブ大衆文明の手本となっており、いかなる者の教訓やロードマップも必要とはしていないとの念を強めた」と答えた。

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シリア・アラブ憲法草案準備国民委員会は10月31日に引き続き、旧首相府で会合を開いた。

サーム・ダッラ報道官は記者会見で「新憲法が依拠する基本原則をめぐっていかなる審議も禁じられていない」と述べた。

また「改正や再検討ができない憲法など存在しないが、そのことはすべての条項を再検討するという意味ではない」としつつ、バアス党を「国家と社会を指導する党」と規定する憲法第8条に関しては、「第8条が最近もっとも議論されるようになったのは当然だ…。政治的多元主義への移行や政党法の制定に関して多くの議論がなされており、多元的な政治体制に向かうのなら、第8条は存続し得ない、ないしは再検討されるべきとするのは自明の理だ…。しかしこのことは第8条に限られる話ではなく、他の条項にもかかわってくる」と述べた。

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経済対話会合は3日間の予定を終え、農業、工業、行政改革、住宅、衛生、観光、資源、財政、生活保護などに関する提言をまとめて閉幕した。

提言では、農業部門への投資拡大、国境地域などでの水資源の確保、公共セクターの近代化、マンパワーの強化、貿易促進を目的とした通商政策の構築、市立大学への学生受入の拡充、農村地域における生活状況の改善、汚職撲滅などが盛り込まれた。

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ナジャーフ・アッタール副大統領は、トルコの女性議員・党幹部約40人からなる使節団と会談し、シリア・トルコ関係に関して意見を交換した。

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ファイサル・ミクダード外務次官はRT(11月2日付)のインタビューに応え、「一部の外国政府機関、国際機関は信用を失った。なぜなら事実を一方的にしか捉えず、真実を見ていないからである…。こうした組織は、シリアが軍・治安部隊兵士1,150人を失ったということにさえ言及しない」と述べた。

また「レバノン、トルコ、ヨルダン、サウジアラビアの非公的な勢力がシリアのテロリストを支援している」と述べた。

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バアス党地域指導部は統一地方選挙への積極参加を呼びかける声明を出した。

アラブ連盟をめぐる動き

SANA(11月1日付)は速報で、「シリアとアラブ連盟外相委員会(外相使節団)が、シリア情勢に関するワーキングペーパーに最終合意し、明日(11月2日)、カイロのアラブ連盟本部でその内容を公式に発表する」と報じた。

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アルジェリア通信(11月1日付)は、アラブ連盟外相使節団に参加したアルジェリアのムラード・マドリスィー外務大臣が、「ドーハでもシリアとの会合で達した合意をカイロで確認することを望む」と述べたと報じ、シリアの使節団と連盟の間で何らかの合意がなされたことを示唆した。

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しかしカタールの複数の消息筋は、ドーハでアラブ連盟外相委員会(外相使節団)と会談したシリアの使節団が「ドーハ滞在中に連盟のワーキングペーパーへの回答を行わなかった」ことを明らかにした。

また複数のアラブ消息筋は、アサド政権が使節団の帰国後に正式な立場を通知することを期待していたと述べた。

『ハヤート』(11月2日付)によると、ワーキングペーパーには、アサド政権と反体制勢力のカイロ(連盟本部)での対話会合が提案されているが、アサド政権はシリア国内での対話会合をめざしている。

またドーハでの会談で審議された「政治犯」問題に関して、シリアの使節団は「政治」という言葉を削除し「逮捕者」とするよう求めたという。

一方、外国の干渉拒否に関しては、シリア側と連盟側で合意に達したという。

アラブの複数の消息筋は、本件が連盟とシリア政府との間で「最終段階」に入っており、11月2日に大衆的な立場が確定したうえで、シリア政府には「民主的変革と真の改革を求めるシリア国民の合法的な要求を尊重する」以外に選択肢はないと述べた。

アラブ連盟緊急外相会議は11月2日、カイロで開催が予定されており、外交筋によると、連盟はシリア政府の正式な回答を待っているという。

諸外国の動き

IRNA(11月1日付)は、イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣がシリアでの権力の真空は予期できない影響をもたらすだろうとしたうえで、アラブ連盟に「幸福な終わり」に向けて必要なあらゆることを行うべきだと述べた、と報じた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、アブドゥッラーUAE外務大臣と共同記者会見で、シリアとリビアの情勢に関する質問に対して、「このようなことが繰り返されるのを我々は許さない」と述べ、シリアへの軍事介入に改めて反対の意思を表明した。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、アンカラでAKPの国会議員を前に「父(ハーフィズ・アサド前大統領)の時代を特徴づけていた構造がシリアで再び現れ、ハマー、ヒムス、ダルアーで人々に残忍な行為が行われている」と述べ、アサド政権による反体制運動弾圧を批判した。

そのうえで「我々がこのような行為に沈黙することは許されない。必要な態度を取らねばならず、それを行うだろう」と述べ、制裁発動の意思を改めて示した。

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欧州議会は10月31日付で、エジプトとシリアのキリスト教徒の状況に関する報告書を発行した。

同報告書によると、シリアのキリスト教徒の人口は、サッダーム・フサイン政権崩壊後に多数のキリスト教徒がイラクから流入してきたにもかかわらず、「シリアからキリスト教徒が避難している」ため、8~10%減少したという。

http://www.europarl.europa.eu/en/pressroom/content/20111027IPR30446/html/Parliament-stands-up-for-Christians-in-Egypt-and-Syria

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スティーブ・チャボット米下院議員は声明を出し、レバノン国内でのシリア人反体制活動家の誘拐やシリア軍によるレバノン領内での弾圧活動を非難した。

AFP, November 1, 2011、Akhbar al-Sharq, November 1, 2011, November 2, 2011、al-Hayat, November 2, 2011, November 3, 2011、Kull-na Shuraka’, November 1, 2011, November 2, 2011、Los Angels Times, November 1, 2011、Naharnet, November 1, 2011, November 2, 2011、Reuters, November 2, 2011、SANA, November 1, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

経済対話国民会合が経済政策の再検討の必要性を確認、カタールにおけるアラブ連盟外相使節団との非公式会談に際しシリア使節団は「何ら答えを示すことなく」帰国(2011年10月31日)

アサド政権の動き

経済対話国民会合(開催地:ダマスカス郊外県カスル・ウマウィーイーン、議長:ラーティブ・シャッラーフ・シリア・ビジネス・センター理事長)が2日目のセッションを行い、現下のシリアにおける経済諸問題について検討を加え、経済政策を再検討する必要を確認した。

大会では、ダマスカス大学のアドナーン・スライマーン教授らが、ムハンマド・ナージー・アトリー前内閣のもとでアブドゥッラー・ダルダリー前副首相が主導してきた「リベラルな経済政策」を批判、アーディル・サファル内閣を「火消し内閣」と評し、IMFの構造調整プログラムなどの実施をめざしたアトリー前内閣の経済政策からの撤退を求めた。

一方、ダマスカスの有価証券金融市場委員会のムハンマド・アマーディー代表は、「市場経済のもとでの公正、平等の実現、私有権や収益の保護を可能とするような開発・経済・社会政策の主導」を政府に求めた。

報告を行った参加者の多くは、社会市場経済に代わるシリア経済の「新たなアイデンティティ」構築の必要を訴えるとともに、中産階級の再生や貧困率低下に向けた試みを主唱した。

アラブ連盟での動き

アラブ連盟外相使節団との会談のため、シリア使節団代表としてカタールを訪問したワリード・ムアッリム外務大臣は、ハマド・ブン・ハリーファ・アール・サーニー首長と会談し、シリア情勢などについて意見を交換した。

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ワリード・ムアッリム外相らシリアの使節団はアラブ連盟外相使節団との会談を終え、カタールを去った。

ジャズィーラ(10月31日付)によると、シリアの使節団はアラブ連盟のイニシアチブに「何ら答えを示すことなく」帰国した。

カイロのアラブ外交筋は、アラブ連盟が提示した「ワーキングペーパー」にアサド政権が積極的に応えない場合、事態はエスカレートする方向に向かうだろうとの懸念を示し、アラブ連盟ほか地域機関のメンバーシップ凍結などの可能性を示唆した。

反体制運動掃討

ヒムス県では、複数の目撃者、活動家によると、ヒムス市の複数地区で軍・治安部隊が激しい砲撃を加え、複数の負傷者が出た。

シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・アムル地区で民間人1人(19歳)が殺害された。

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ハマー県では、複数の活動家によると、ガーブ渓谷に軍・治安部隊の戦車などが多数展開し、大規模弾圧の準備をしている。

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ダルアー県では、シリア革命総合委員会によると、ハーッラ市で軍兵士が離反、その直後、戦闘機が拘束で旋回、威嚇した。

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複数の活動家によると、ヒムス県、ダルアー県、ハマー県、イドリブ県で31日夜、政権打倒を求めるデモが発生し、約10人が殺害された。

諸外国の動き

NATOのアナス・フォー・ラスムセン事務局長はAFP(10月31日付)に対して、NATOがシリアに対して飛行禁止空域を設定する可能性はないと述べ、軍事介入を改めて否定した。

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『カバス』(10月31日付)、複数の米高官筋によると、米国は2~3週間以内にアサド政権の関係者らを対象とした追加制裁を発動することを決定した。またこの追加制裁と合わせて、トルコとカタールも制裁を科すとしたうえで、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相が近く発表するであろう制裁が、アサド政権にとって「痛手」となるだろうと述べた。

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Voice of Lebanon(10月31日付)は、ラフィーク・ハリーリー国際空港の治安当局は、武器を密輸しようとしたシリア人1人を逮捕したと報じた。逮捕されたのはムハンマド・シャーキル・タウフィーク氏。

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アラビーヤ(10月31日付)は、アラブ・アメリカ研究所がアラブ諸国で行った世論調査で85%の回答者がシリアでの「革命」「蜂起」に同情的な回答を行ったと報じた。

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DPI(10月31日付)は、オーストリア航空が11月18日でシリアへの乗り入れを停止すると報じた。乗り入れ停止の理由は制裁ではなく、経済的な理由によるものだという。

AFP, October 31, 2011、Akhbar al-Sharq, October 31, 2011、Alarabia.net, October 31, 2011、Aljazeera.net, October 31, 2011、DP-News, October 31, 2011、al-Hayat, November 1, 2011、Kull-na Shuraka’, October 31, 2011、Naharnet, October 31, 2011、al-Qabas, October 31, 2011、Reuters, October 31, 2011、SANA, October 31, 2011などをもとに作成。

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アサド大統領がロシアのインタビュー内で語ったところによるとシリアは地域の「活断層」、シリア・アラブ共和国憲法草案準備国民委員会が第一回会合を開催(2011年10月30日)

アサド大統領発言

バッシャール・アサド大統領はロシア国営放送第1チャンネルのインタビューに出演した。インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り。

SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011

「こうした言説(西側諸国がシリアに軍事介入するとの言説)は、最近耳にするようになっているが…、その目的はシリアに圧力をかけてその政治姿勢の変更を迫ることになるのだろう」。

「我々は常にあらゆる可能性を考えている。こうした問題がメディアでリークされ、ごろん去れていなくてもである。しかし祖国が軍事的、安全保障面で脅威に曝されているとき、パワー・バランスなどには価値がないし、誰がより強くて、誰がより弱いのかといったことも関心事とはならない。もしシリアが弱い小国で、強大だとしても、パワー・バランスを度外視して国を防衛することは自然なことである」。

「このシナリオ(シリアへの軍事介入)考慮することは容易なことではない。なぜならシリアは地理的、地政学的、歴史的な側面で特別な地位を占めており、文化、宗教、宗派、エスニシティなど、中東のほとんどすべての構成要素の結節点だからである。それはあたかも活断層であり、この活断層の安定を揺るがそうとするいかなる試みも、大地震をもたらし、地域全体がその被害を受けることになるだろう」。

「(誰が反体制勢力を代表するかという問題は)新政党が結成され、統一地方選挙と人民議会選挙が実施されたときにより正確に決せられるだろう…。我々はすべての人々と関係を持っている。(政治の)場にいるすべての勢力、既存の勢力、そして危機発生以降に表れた勢力と…。なぜなら我々は今、これらの勢力と関係を持つことが非常に重要だと考えているからである。我々は誰が大衆的基盤を持ち、誰が持っていないなどと限定はしていない」。

「シリアに対する(西側の)包囲、具体的には経済、技術、テクノロジーへの制裁は数十年前から行われていた…。しかしこの包囲は最近の危機において強まっている。それゆえ我々は2005年以降、東に目を向けるようになった」。

「最初の数ヶ月、とりわけ最初の1ヵ月、どこから資金と武器がもたらされているのか、そして実際に資金や武器が存在するのかを知ることは容易でなかった…。しかしその後7ヵ月が経ち…、完全ではないが明確な情報がもたらされるようになった。最近行われたテロリストらへの聴取によって、近隣諸国からシリア国境を経て武器が密輸され、資金が支払われていることが疑う余地なくなった…。現在、我々にはシリア国外の複数の国でこの活動を指導する者たちの情報を有している。これらの者たちと各国の関係に関する正確な情報を有していないが、明らかなのは、武器の種類や量、資金の額が個人によるものでなく、この援助の背後に複数の国が存在しているということである。

SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011

http://www.sana.sy/ara/2/2011/10/30/378876.htm

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『サンデイ・テレグラフ』(10月30日付)はバッシャール・アサド大統領とのインタビューを掲載した。同記事でのアサド大統領の発言は以下の通り。

「(西側諸国は)明らかに圧力を強めようとしている…。しかしシリアはエジプト、チュニジア、イエメンとあらゆる点で異なっている。歴史が違う。政治が違う」。

「シリアは今やこの地域の中心点だ。活断層だ。その地盤をもてあそべば、地震を発生させることになろう…。もう一つのアフガニスタンを見たいというのか?」

「シリアのいかなる問題も地域全体を炎上させるだろう。計画がシリア分断なのなら、地域全体が分割されるだろう」。

SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011

「軍のみがアル=カーイダに対峙するために訓練されている…。あなたがたの国の軍隊を派遣しても同じことが起きるだろう。我々は今テロリストと戦っているだけだ。戦闘が減っているのはそのためだ」。

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/syria/8857898/Assad-challenge-Syria-at-your-peril.html

アサド政権の動き

スワイダー県のスワイダー市で、アサド大統領の改革支持、外国の干渉拒否を訴える大規模集会が開催された。

SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011

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SANA(10月31日付)は、シリア・アラブ共和国憲法草案準備国民委員会がダマスカス郊外県の旧在外居住者省舎で第1回会合を開催したと報じた。

委員会のサーム・ダッラ報道官によると、会合では、委員会の活動方針、憲法改正案全般に関する審議が行われた。

また11月1日に引き続き審議を継続することを決定した。

DP-News(10月31日付)、『ワタン』(10月31日付)によると、会合では、被選挙権を厳正に適用する必要を確認したと報じた。

同報道によると、ハラフ・アッザーウィー委員長は、人民議会議席の労働者・農民代表とその他の諸集団代表の議席配分に関して近く委員会で審議すると述べた。

またその際、立候補者の要件として、「読み書きができ、自身が立候補する選挙区の有権者であるか、同選挙区に選挙登録を移動させねばならず、選挙に関わる諸委員会のメンバーであってはならず、複数の選挙区で立候補してはならない。また地方議会選挙の立候補者は公務員であってはならない」と述べたという。

なお委員会は、すべての有権者は立候補資格の有無に関して、(立候補届け却下後)3日以内に各地の選挙分科委員会に申し立てができ、委員会はこの申し立てに3日以内で回答することを確認した。さらに、立候補者の選挙活動に関しては、外国のメディアを使用することができないことを確認した。

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ダマスカス県で経済対話大会が始まった。同大会には約300人が出席し、3日間にわたって社会経済改革についての議論が交わされる予定。

開会式でアーディル・サファル首相は「改革プロセスは法律、行政、社会における困難に立ち向かう」としたうえで、この困難への対処することが「政府の義務であり、延滞は許されない」と改革への意思を改めて表明した。

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バアス党シリア地域指導部のハイサム・サターイヒー氏はルーマニアの報道使節団と会談し、近く開催予定の国民対話大会に関して、「いかなる勢力、個人も排除しない」と述べた。

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AKI(10月30日付)は、バアス党シリア地域指導部のファーイズ・イッズディーン氏が、アラブ連盟外相会議のイニシアチブに関して、「問題はシリアがアラブ(連盟)のイニシアチブにどの程度応えるかという点にあるのではない。シリア政府は未だ公式に回答してはいないが、重要なのはシリアと連盟で合意されたことである…。連盟が提示した問題のなかには、シリアが完全に合意の意思を示したものと、いまだ検討中のものがある…。シリアが同意したのは、シリアの主権と安定、加盟国の内政に干渉しないとしたアラブ連盟憲章に関して完全なる合意がなされているという点である」と述べ、暴力停止要求や国民対話大会開催といった要請には応じないことを示唆した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月30日付)は、来年初めに予定されている人民議会選挙を前に、当局がクルド人を懐柔するための選挙リスト作成を持ちかけ、反体制活動への参加を控えるよう試みていると報じた。

同報道によると、当局はクルド人立候補者だけから構成される選挙リスト「シャームおよび同郊外県西クルディスタン評議会選挙」の結成を持ちかけているという。

同リストは以下のような構成だという。

第1区:ルクンッディーン、テシュリーン、カーブーン、アッシュ・ウルード
第2区:ルーズ・アーファー、ドゥンマル、マッザ、クドスィーヤー、クラー・アサド
第3区:キスワ、ビナー・クワイティー、サビーナ、イザーア、フジャイラ村、ヤルダー、ハジャル・アスワド、サフナーヤー
第4区:ヒルバト・アワルド、ガザール、ディヤービーヤ、ニシャービーヤ、ムライハ、アドラー、ハラスター、ドゥーマー、ムハイヤム・ファーフィディーン
第5区:ナバク、ザバダーニー、ムウダミーヤ、ジュダイダト・ファドル町、ジュダイダ・アルトゥーズ

反体制運動掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のダイル・バアルバ地区とガントゥー市の検問所で治安部隊が市民に発砲し、2人が殺害され、10数人が負傷した。

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複数の活動家によると、ヒムス県(ヒムス市、タドムル市)、ダイル・ザウル県(クーリーヤ市)、ハマー県、タルトゥース県バーニヤース市(バイダ村)、イドリブ県(ザーウィヤ山)、ダマスカス郊外県、ダルアー県で、アラブ連盟におけるシリアのメンバーシップ凍結を求めるデモが発生し、ユーチューブなどにその映像がアップされた。

フェイスブックの「シリア革命2011」などは、「メンバーシップ凍結の日曜日」と銘打ってデモを呼びかけていた。

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アラブ連盟外相使節団をめぐる動き

カタールの首都ドーハで、アラブ連盟外相使節団とシリア使節団の非公式会合が行われた。

会合では、アラブ連盟外相使節団がアサド政権に示した提案に対する「シリア側の回答」をめぐって議論がなされたという。複数の高官によると、使節団の提案とは、殺戮の即時停止、シリア人の要求に応えるための対話などを骨子としているという。

シリアの使節団はワリード・ムアッリム外務大臣、ファイサル・ミクダード外務次官、ブサイナ・シャアバーン大統領府情報顧問らからなっていた。

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長はAFP(10月30日付)に対して、会談で、外相使節団側は「軍備の即時撤退、暴力の即時停止することで、我々(アラブ連盟)が信頼とシリア国内を安堵させるメッセージと与える」べきとした行動計画をシリア側に示したと述べた。

なお『カバス』(10月30日付)は、ダマスカスを訪問したアラブ連盟外相使節団がアサド大統領に対して、危機解消のための行程表を示すことを求めるとともに、「問題がアラブ世界の枠組みを出て、地域が国際的な制裁に曝されるのを回避するため、アラブ連盟の努力に応える必要がある」と警告したと報じた。

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またこの会合と時を一にして、イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣がドーハを訪問した。

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一方、レバノンのアドナーン・マンスール外務大臣は、カタールを訪問しハマド・ブン・ハリーファ・アール・サーニー首長と会談した。NNA(10月30日付)によると、会談ではシリア問題に議論が集中した。

諸外国の動き

AFP(10月30日付)は、国の呉思科中東問題特使がシリア訪問に関して、「シリアの高官に危険な状態であり、そうした常態が続いてはならない」としたうえで、アサド大統領が「国民の合法的な要求を尊重し、応えるだろう」と述べたと報じた。

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レバノン治安筋によると、負傷したシリア人5人がレバノン領内に逃げ込んだ。

うち4人はシリア領内で銃で撃たれて、北部県アッカール郡アクルーム地方に逃げ込み、残り1人は地雷を踏んで負傷し、ベカーア県ヘルメル郡を経由して北部県ディンニーヤの病院に搬送されたという。

SANA, October 30, 2011
SANA, October 30, 2011

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『クッルナー・シュラカー』(10月30日付)は、在米シリア人の使節団がシリアを訪問し、アサド政権の改革路線への支持を表明したと報じた。

AFP, October 30, 2011、Akhbar al-Sharq, October 30, 2011、AKI, October 30, 2011、DP-News, October 30, 2011、al-Hayat, October 31, 2011、Kull-na Shuraka’, October 30, 2011, October 31, 2011、Naharnet, October 29, 2011、NNA, October 30, 2011、al-Qabas, October 30, 2011、Reuters, October 30, 2011、SANA, October 30, 2011、October 31, 2011、The Sunday Telegraph, October 30, 2011、al-Watan, October 31, 2011などをもとに作成。

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ヒムス市で離反兵が治安本部を襲撃し17人が死亡、シリア国民評議会議長が在シリア・クルド人の立場をめぐる発言に関して「訂正とお詫び」を発表(2011年10月29日)

反体制運動掃討

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市では離反兵が市内の治安本部2カ所を襲撃し、28日晩から29日にかけて軍・治安部隊兵士17人を死亡した。

Kull-na Shurakā’, October 28, 201
Kull-na Shurakā’, October 28, 201

またシリア人権監視団によると、軍は、ヒムス市バーブ・アムル地区のデモに対して対空砲で砲撃し、同市ダイル・バアルバ地区などで市民2人が治安部隊に射殺された。

このほか、シリア人権監視団によると、またタルビーサ市でも女性1人が治安部隊に射殺された。

これに対して、SANA(10月30日付)は、ヒムス市で治安維持部隊が武装テロ集団と交戦し、テロリスト6人を殺害、20人を逮捕したと報じた。同報道によると治安維持部隊側にも4人の犠牲者が出た。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊と離反兵が交戦し、前者の兵士10人と離反兵1人が死亡した。

これに対して、SANA(10月30日付)は、ザーウィヤ山に近いマルイヤーン村で武装テロ集団が協力を拒んだ村人1人を殺害したと報じた。またバシーリーヤ村では、同じく武装テロ集団が村人2人を誘拐したと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊と離反兵が交戦した。

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なおシリア人権監視団は29日晩に声明を出し、ヒムス県、イドリブ県での軍と離反兵との衝突で、シリア軍兵士が少なくとも20人殺害され、50人が負傷してヒムス軍事病院に搬送されたと発表した。

またヒムス市では、軍・治安部隊の砲撃や発砲で市民12人が殺害されたと発表した。

反体制勢力の動き

ドイツのドイッチェ・ヴェーレ・チャンネル(10月29日付)、シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン議長が、将来のシリアにおいてクルド人が自らを排除しないよう求めていることをどう捉えているかとの問いに対して「シリアの国家としてのアイデンティティは、住民の大多数がアラブ人であるために、アラブ的である」と述べ、それ以外の民族集団がフランスのイスラーム教徒はアジア系移民の存在に似ているとしたと報じた。

これに対して、ガルユーン氏はフェイスブックで「訂正とお詫び」のメッセージを掲載し、クルド人に謝罪するとともに、自らの前言を撤回した。

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AKI(10月29日付)は国民民主変革諸勢力国民調整諸委員会の指導者らが「中国がシリア国民の側につくだろう」との見方を示した。

同報道によると、中国の呉思科中東問題特使と同調整委員会との会談は「反体制勢力ではなくシリア政府の圧力によるもので、シリアの反体制勢力は特使との会談を求めておらず、特使がそれを求めた。反体制勢力は自らの見解を特使に示した」。

またこれに対して呉特使は、「シリアの危険な現状を解消し、民主的・代議的・多元的な体制へと移行させるための政治プロセスを開始するのに必要な雰囲気を醸成する活動」をとらねばならないと述べ、暴力・殺戮の即時停止、逮捕者の釈放、軍・治安部隊の撤退、平和的デモ権の保障、責任者の処罰などに理解を示したという。

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SANA(10月30日付)は、変革解放人民戦線が、ダマスカス県内で第1回大会を開催したと報じた。

約250人が参加した同大会は、行動閉幕声明を出し、外国の内政干渉拒否、暴力の停止、国民対話会合支持の姿勢を改めて確認した。

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シリア国民評議会が声明を出し、28日(金曜日)のアサド政権による弾圧を非難した。

アラブ連盟外相使節団をめぐる動き

SANA(10月29日付)は外務省高官筋の話として、ワリード・ムアッリム外務大臣がアラブ連盟外相使節団団長を務めるカタールのハマド・ブン・ジャースィム・アール・サーニー首相兼外務大臣から28日晩遅くにメッセージを受け取ったと報じた。

同報道によると、同高官は同メッセージが「シリアで起きていることに関して偏った扇動を行う放送局の偽りの情報に基本的に依拠している」としたうえで、「外相委員会委員長は、扇動放送局が広めている姿勢を発表するのではなく、真実に依拠すべきであった」と批判したという。

またムアッリム外務大臣は、「ドーハでシリア政府と外相委員会で日曜日に行われる予定の会合に先立ってこのような方法」がとられることに「違和感」を感じていると続けた。

この発言は、昨日、アラブ連盟外相委員会が、シリア政府に対して、「民間人への殺戮を停止するよう」厳しく批判するメッセージを送ったことに対する動きである。

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アラブ連盟事務局のハーリド・アル=ハッバース顧問は、連盟の使節団がシリア問題を協議するために中国を公式訪問すると発表した。

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エジプト作家連盟と在エジプト・シリア人有識者らが共同声明を出し、11月2日にシリアのアラブ連盟メンバーシップ凍結とシリアの作家連盟のアラブ作家連盟メンバーシップ凍結を求めるデモ行進を行うと発表し、参加を呼びかけた。

アサド政権の動き

SANA(10月29日付)、Syria News(10月29日付)などは、シリア・アラブ共和国憲法草案準備国民委員会が10月31日に会合を開催すると報じた。

SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011

諸外国の動き

モスクワ、ロンドン、マドリード、ベルグラード、ブルノ(チェコ)、ブダペスト、ブラティスラバ、アンマン、で、ロシア在住のシリア人がアサド大統領の改革支持、外国の干渉拒否を訴える集会を開いた。

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ロンドンで約2,000人がアサド政権の弾圧に抗議し、シリアでの革命を支持する集会を開催した。

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国連の潘基文事務総長が、シリア政府に対して、「民間人に対する軍の攻撃の停止」、政治犯の釈放を改めて求めた。事務総長報道官が発表した。

SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
SANA, October 29, 2011
Akhbār al-Sharq, October 30, 2011
Akhbār al-Sharq, October 30, 2011

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AKI(10月29日付)は、EUの複数の外交筋の話として、EU加盟諸国がアサド政権への抗議の意思表示の一環として、大使召還を検討していると報じた。

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AFP(10月30日付)、『アクス・サイル』(10月29日付)は、米国のブルーコートシステムズ社(本社カリフォルニア)は、自社がイラク通信省に売却したインターネット制御機器がシリアで、反体制勢力のウェブ上での活動を監視するために使用されている可能性があると発表した。

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レバノンの内務治安軍総局は声明を出し、シリアに武器を密輸しようとしたシリア人1人を逮捕したと発表した。

AFP, October 29, 2011, October 30, 2011、Akhbar al-Sharq, October 29, 2011, October 30, 2011、AKI, October 29, 2011、‘Aks al-Sayr, October 29, 2011、al-Hayat, October 30, 2011, October 31, 2011、Kull-na Shuraka’, October 29, 2011, October 29, 2011、Naharnet, October 30, 2011、NNA、Reuters, October 29, 2011、SANA, October 29, 2011, October 30, 2011、Syria News, October 29, 2011などをもとに作成。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

中国の呉中東問題特使が国民民主諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム総合調整役と会談し、アラブ連盟イニシアチブへの支持を表明(2011年10月28日)

反体制デモ

金曜礼拝後に反体制デモが発生し、治安当局の弾圧によって、40人以上が殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団や地元調整諸委員会によると、ヒムス市のダイル・バアルバ地区、ハーリディーヤ地区、バイヤーダ地区、バーブ・アムル地区などで大規模な反体制デモが発生し、治安当局が弾圧、20人を殺害した。

シリア人権監視団によると、クサイル市でも反体制デモに対する治安当局の弾圧で1人が殺害された。

また複数の活動家によると、クサイル市など県内各所で軍・治安部隊による離反兵の掃討作戦が継続され、複数の死者が出た。

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イドリブ県では、複数の活動家によると、カフルナブル市で大規模な反体制デモが発生した。

マアッラト・ヌウマーン市では、殺害された離反兵の葬儀が反体制デモに発展した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市で反体制デモに対する治安当局の弾圧で12人が殺害された。

地元調整諸委員会によると、軍・治安部隊と離反兵が交戦し、カルナーズ町で12人が、カルアト・マディーク町で2人、カフルヌブーダで1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町で反体制デモに対する治安当局の弾圧で2人が殺害された。またフラーク市、ダーイル町でもデモが発生した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カナーキル村で大規模なデモが発生し、多数が逮捕された。

これに対して、SANA(10月30日付)は、ハラスター、ドゥーマーで複数の時限爆弾が発見され、撤去されたと報じた。しかしそのうちの一つがハラスターで爆発し、子供1人が犠牲となったという。またドゥーマーでは、大量の武器弾薬、偽の軍服などが押収された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、マイダーン地区でデモが発生した。またバルザ区は治安当局によって閉鎖された。

Kull-na Shurakā’, October 28, 2011
Kull-na Shuraka’, October 28, 2011
Kull-na Shurakā’, October 28, 2011
Kull-na Shuraka’, October 28, 2011

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タルトゥース県では、バーニヤース市で治安当局がデモ参加者を追跡、逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル革命運動会議の名で、市内各地で夜間に複数の爆発があったと発表した。

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なおフェイスブックの「シリア革命2011」などが、「飛行禁止の金曜日」と銘打って、反体制デモをよびかけ、国際社会による民間人の保護を求めた。

また活動家らは、自由シリア軍の活動を支援するため国際社会による飛行禁止空域の設定を求めた。

また最近、フェイスブック上に「シリアへの飛行禁止に賛成」と題した新たなページが立ち上がり、国内の活動家らが参加し、リビアと同様の飛行禁止空域設定を呼びかけている。

http://ar-ar.facebook.com/NoFlyZone.In.Syria

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一方、SANA(10月28日付)は、アレッポ県のアレッポ市内でのデモ発生や、ヒムス県上空などでのシリア空軍機の威嚇などを報じる一部メディアの報道を否定した。

反体制勢力の動き

シリア・クルド・ムスタクバル潮流は声明を出し、10月28日金曜日のハサカ県カーミシュリー市の反体制デモで、「クルド国民大会はシリアのクルド人を代表している」と書かれたプラカードを同評議会に参加したクルド民族主義政党の指導者やメンバーが掲げたことに対して、デモに参加した若者や無所属の活動家が反発したとしたうえで、クルド人内部の対立を助長するようなこうした行為を厳しく非難した。

アサド政権の動き

地方自治省は12月12日投票予定の統一地方選挙の立候補者受付を開始した。受付期間は1週間。

SANA, October 28, 2011
SANA, October 28, 2011

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『インディペンデント』(10月28日付)はブサイナ・シャアバーン大統領府情報顧問が同紙のインタビューで「今日は私の父の3回忌で、私たちは墓参したいと思っています。しかし、ヒムスで殺されるかもしれないので行くことができません」と述べたと報じた。

インタビューはダマスカスの執務室でロバート・フィスク氏が行った。

http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/fisk/robert-fisk-the-army-was-told-not-to-fire-at-protesters-2376892.html

諸外国の動き

反体制活動家のフサイン・アウダート氏(作家)は『ハヤート』(10月29日付)の取材に対して、シリア訪問中の中国の呉思科中東問題特使が国民民主諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役とダマスカスで会談したと述べた。

同会談で、呉特使はアラブ連盟のイニシアチブへの支持を表明するとともに、危機打開に関する中国側の姿勢を説明した、という。

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米国でスパイ容疑に問われているシリア人ムハンマド・スワイド氏に対して、米司法当局は公判(3月5日)までの拘留を決定。スワイド氏は無罪を主張している。

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スーダンの首都ハルトゥームでシリアでの反体制運動を支援するデモが発生し、約350人が参加した。

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エジプトの首都カイロのシリア大使館前で数千人が反体制デモを行った。

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スペイン外務省はフサームッディーン・アラー在マドリード・シリア大使を呼び出し、スペイン在住シリア人への脅迫を止めるよう警告した。

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リトアニア国防省報道官は、同国がシリアの航空機の領空通過を禁止したと発表した。西側諸国の対シリア制裁に歩調を合わせた動き。

AFP, October 28, 2011、Akhbar al-Sharq, October 28, 2011, October 29, 2011, November 2, 2011、al-Hayat, October 29, 2011、The Independent, October 28, 2011、Kull-na Shuraka’, October 28, 2011、Reuters, October 28, 2011、SANA, October 28, 2011, October 30, 2011などをもとに作成。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

ラタキア県でアサド政権を支持する100万人以上の集会が行われるなか、ムアッリム外務大臣が中国中東問題特使と会談し改革路線支持の意向を受ける(2011年10月27日)

アサド政権の動き

SANA(10月27日付)は、ラタキア県ラタキア市で100万人以上が集まり、バッシャール・アサド政権の改革支持、外国の内政干渉拒否を訴えたと報じた。

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

 

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

 

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

 

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

 

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

 

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ファールーク・シャルア副大統領とワリード・ムアッリム外務大臣は、中国の呉思科中東問題特使と会談した。

シャルア副大統領はアラブ連盟外相使節団による危機解決に向けたイニシアチブに関して、「シリアはアラブのイニシアチブを歓迎し、それが主権に合致するような内容を含んでいることに関心がある」との前向きな評価を述べた。

一方、中国やロシアの国連安保理での姿勢については、「シリアの改革路線を支援する」と評価した。

またムアッリム外務大臣は、「国の現状や国民の合法的要求に答えようとするシリア政府の政策、改革実現の努力、国民対話大会開催に向けた努力」について説明した。

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

SANA(10月27日付)によると、呉特使は会談で、シリアと中国の友好関係を確認するとともに、対話と改革を通じた事態収拾と国内の安定を望んでいるとの意思を示した。

また「国民の合法的な意思と要求は尊重されねばならない」と述べ、「我々は国民が改革プロセスに参加することでその要求が実現可能だと確信する」としたうえで、「暴力の停止と対話をはじめとする平和的な方法での改革の実施」を求めた。

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バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、国連安保理決議第1559号に関する潘基本国連事務総長の報告に関して文書で、「レバノン領内にシリア軍は一人もいない」と反論し、「国連安保理決議第1550号の実施に関する事務総長報告書でシリアの国名や国内情勢に言及し続けることは受け入れられない」と非難し、「報告書のシリアに関する情報のほとんどは偽の情報源に依拠している」と断じた。

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レバノンの地元の高官筋によると、シリア軍はレバノンの北部県アッカール郡ワーディー・ハーリドに地雷を敷設し、密輸業者や反体制活動家の越境阻止を試みた。

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イエメンの反体制勢力を支持する軍消息筋は、イエメンの航空機事故で死亡したシリア人11人が、イエメン空軍兵士の多くが拒否した国民への空爆を行うために派遣された「シャッビーハ」であると発表した。

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SANA(10月28日付)は、ファイサル・ミクダード外務次官がロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談したと報じた。

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

同報道によると、この会談でラブロフ外相は、包括的国民対話大会実施に向けた努力が重要だとの立場を示すとともに、アラブ連盟外相使節団とバッシャール・アサド大統領の会談の前向きな雰囲気に安堵感を示した。

反体制運動掃討

複数の活動家によると、15歳の少年1人を含む7人がヒムス県やダルアー県で治安部隊の発砲によって殺害された。

またシリア革命総合委員会や複数の活動家によると、ヒムス県、ハマー県の複数の都市、ダマスカス県のカイマリーヤ地区、バルザ区、カーブーン区、あれポオのサイフ・ダウラ通り、サーフール地区でゼネストが行われた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市、ヒムス市ダイル・バアルバ地区、同バーブ・アムル地区でそれぞれ1人が殺害された。

これに対して、SANA(10月27日付)は、タッルカラフ市で治安当局は、車に積まれた大量の武器、弾薬を押収したと報じた。

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ダルアー県では、地元調整諸委員会によると、ダーイル町でアムジャド・アイサムくん(15歳)が殺害された。

同諸委員会によると、同市では約5,000人が反体制デモを断行した。

またブスラー・シャーム市で負傷した老人1人(ダマスカス出身)が死亡した。

SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011
SANA, October 27, 2011

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ダマスカス郊外県では、グータ東部、カフルバトナー、サクバー、ハムーリーヤ、ジスラインなどで軍・治安部隊が逮捕・捜索活動を行った。

反体制勢力の動き

『ラアユ』(10月27日付)は、国民民主変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役が、アラブ連盟外相使節団との会談を望んでいたが、実現しなかったと報じた。

同記事によると、アブドゥルアズィーム総合調整役は、同連盟のイニシアチブを高く評価しているとしたうえで、国民対話大会に関して、自身としてはダマスカスとカイロのいずれで開催されてもかまわないとしつつ、国外の反体制勢力が参加できるようカイロで行われるのがよいだろうと述べた。

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シリア・クルド国民大会が閉幕した。10のクルド民族主義政党の代表や無所属活動家合わせて255人が出席した。

クルド人の運動をシリア革命の一部とみなす、体制転換をめざす、憲法でクルド人の存在を保障することをめざす、といった点を確認した。

また、シリア・クルド民族同盟、シリア・クルド政治評議会、クルド調整委員会といった政治同盟を解体し、クルド民族主義運動全体の統合が決定された。

しかし『クッルナー・シュラカー』(10月27日付)によると、国民行動憲章(2011年7月16日、http://bingeh.org/index.php/2011-07-19-09-56-30/1041-2011-08-15-19-34-29)参加組織(シリア民主統一党、シリア・クルド民主党、シリア・クルド・イェキーティー党、シリア・クルド民主合意、シリア・クルド・ムスタクバル潮流、改革運動)は参加しなかった。

またシリア・クルド・アーザーディー党はこの大会で組織が二つに分裂した。

Kull-na Shurakā’, October 28, 2011
Kull-na Shurakā’, October 28, 2011

なお大会閉幕翌日にあたる10月28日付で、シリア・クルド国民大会行動閉幕声明が発表された。http://all4syria.info/web/archives/33857

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自由シリア軍司令官のアスアド・アスアド大佐は『ニューヨーク・タイムズ』(10月27日付)の取材に応じ、「我々は体制が倒れるまで闘い、シリアに安定で安全な新たな国を建設する…。我々はシリア国民を指導しており、我々は彼らの側に立っている」と述べた。

アスアド大佐はトルコに避難しており、取材はトルコ当局の調整のもと実現した。

http://www.nytimes.com/2011/10/28/world/europe/turkey-is-sheltering-antigovernment-syrian-militia.html?_r=1&scp=1&sq=syria%20free%20army&st=cse

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シリア国民評議会を構成するクルド・ブロックは、10月23日のトルコ南東部での地震の犠牲者に哀悼の意を表明した。

諸外国の動き

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は連盟外相使節団のシリア訪問の成果に関して、「両当事者(シリア政府と使節団)の合意に従い、日曜日まで説明を待つのが得策だろう」と答え、言及を避けた。

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英国外務省は「Syrian Reform: Myths and Reality」と題した報告書をウェブ上で公開し、アサド政権が改革の約束を履行しないことを非難。http://www.fco.gov.uk/en/global-issues/mena/syria/014-syria-myths/

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ユースフ・カラダーウィーが議長を務めるイスラーム教ウラマー世界連盟は、すべてのアラブ・イスラーム諸国に対して10月28日金曜日にシリア国民と連帯するよう呼びかけた。

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レバノン治安当局高官は、BBC(10月28日付)に対して、ヒズブッラーのメンバーがシリア人3人をベイルートで27日晩に誘拐した、と証言した。

同証言によると、誘拐されたのは反体制活動家のヤースィーン・サハン氏、ムスタファー・サハン氏、イーサー・サーリフ氏でベイルート県ビイル・ハサンで拘束され連れ去られたという。

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フランス国連代表は27日、ロシア、中国、IBSA、レバノンの反対で否決された対シリア制裁決議を国連安保理で再び審議する可能性があると述べた。

AFP, October 27, 2011、al-Akhbar, October 28, 2011、Akhbar al-Sharq, October 27, 2011, October 28, 2011、AP, October 27, 2011、al-Hayat, October 28, 2011、Kull-na Shuraka’, October 27, 2011、Naharnet, October 28, 2011、The New York Times, October 27, 2011、Reuters, October 27, 2011、SANA, October 27, 2011、, October 28, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

アラブ連盟外交使節団がシリアを訪問し大統領と会談、これを受け親・反体制勢力がともに各地で大規模デモを組織(2011年10月26日)

SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011

アラブ連盟外交使節団のシリア訪問

バッシャール・アサド大統領はアラブ連盟外相使節団と会談し、アラブ連盟外相会議での決議(連盟本部での政府と反対勢力との国民対話などを骨子)やシリア情勢に関して意見が交わされた。

同使節団は、カタールのハマド・ブン・シャイフ・ジャースィム・アール・サーニー首相兼外務大臣を団長とし、オマーン、エジプト、スーダン、アルジェリア各国外相およびナビール・アラビー連盟事務局長からなる。

使節団はアサド大統領との会談後、反体制勢力などと一切会談せずダマスカスを去った。

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SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011

アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は10月26日(水曜日)のシリア訪問に先立って、『ハヤート』(10月26日付)の取材に答え、アラブ外相団が「発砲停止、逮捕者釈放、包括的政治対話の開始」をめざしていると述べていた。

またカイロでシリア国民評議会の使節団と会談したことに関して、「このことが私とシリア政府である種の不一致をもたらしている」としたうえで、「反体制勢力が平和的である限り、会談を行うことはアラブ連盟事務局長の権限の一つだと考える」と自己弁護した。

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アラブ連盟外相使節団の団長としてシリアを訪問したカタールのハマド首相兼外務大臣は、会談後ジャズィーラのインタビューに応じ、「外国の当事者が干渉しないかたちでのシリアの危機解決をめざそうとする意思がアラブ側に明確にある」としつつ、バッシャール・アサド政権が「我々が提示したすべてに同意しなかった」と述べ、政権と反体制運動の連盟本部での対話をめざす使節団の試みが失敗したことを示唆した。

反体制勢力のゼネスト

シリア国民評議会は、アラブ連盟外相団の訪問に合わせて10月26日にゼネストを行うよう呼びかけ、暴力停止、軍・治安部隊の都市・村からの撤退、政治犯釈放、失踪者の行方調査、被害者の遺体返還を主唱、これらの実現を通じて対話にふさわしい雰囲気を醸成するよう求めた。

そのうえで、「民間人の殺戮が続く限り」アサド政権との対話を拒否するとの意思を示すとともに、同政権の弾圧が続くなかでの対話を求めるアラブ連盟外相会議のイニシアチブを暗に批判した。

またフェイスブックの「シリア革命2011」も、ハウラーン地方との連帯のためのゼネストを呼びかけた。

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この呼びかけに呼応するかたちで、地元調整諸委員会などによると、ダルアー県のダルアー市およびその郊外(フラーク市、タッル・シハーブ町、ブスラー・シャーム市)、ダマスカス県のカーブーン区、バルザ区、ダマスカス郊外県(ドゥーマー市)、イドリブ県のイドリブ市およびその郊外、ジャルジャナーズ町、タルトゥース県のバーニヤース市、ハマー県のハマー市およびその郊外、ヒムス県のヒムス市およびその郊外(ハウラ地方)、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市およびその郊外、アレッポ県のアレッポ市及びその郊外、ハサカ県アームーダー市、ダマスカス県:カーブーン区などゼネストが実施された。

ダルアー市の住民の一人によると、普段閉められることのない薬局や肉屋も閉められ、人通りもまったくなかったという。

アサド政権の動き

SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
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SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
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しかし反体制勢力がゼネストの実施を訴えたにもかかわらず、ダマスカス県ウマウィーイーン広場では、数十万の市民が大規模集会に参加し、アサド政権の改革路線への支持が表明された。

この集会は「シリアの家族の木」を名乗る青年グループによって呼びかけられ。同グループは「挙国一致支持」を表明するため、木が描かれた全長500メートルの布を掲揚し、反体制勢力のゼネストの呼びかけを無視して会場に集まった。

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同様の大規模集会は、ハサカ県のハサカ市でも行われた。

10月に入って、ダマスカス県サブウ・バフラート広場とアレッポ市で同様の大規模集会が実施されており、近くラタキア県ラタキア市でも同様の集会が予定されている。

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SANA(10月26日付)は、ダマスカスで10月30日、31日に経済対話国民大会が開催されると報じた。

同報道によると、この大会には約300人が参加し、改革プロセスと枠組みと対話の基礎新がの原則に基づき、経済社会改革のための共通のビジョンを構築することを目的としている。

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『ワタン』(10月26日付)は、シリア中央銀行のアディーブ・マイヤーラ総裁が、ユーロに加えてロシア・ルーブルと中国元を貿易決済通貨に加えると発表したと報じた。

SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011
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SANA, October 26, 2011

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アラブ連盟で開催されたアラブ諸国運輸大臣会合で、シリアの使節団は西側の経済制裁に対抗するため航空貨物分野で協力体制を構築するよう求めた。

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『サウラ』(10月26日付)は、ロバート・フォード米大使の米本国への召還に関して「フォード大使のダマスカスでの(任務の)失敗が、ワシントンへの召還の理由である」と報じ、国内の反体制勢力などとの接触を続け、抗議行動を「扇動」していた米国の外交政策を改めて批判した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月26日付)は、ヒムス市の民間紙などで務めていたジャーナリストたちがデモ弾圧やデモ参加者の逮捕に参加・荷担していると報じた。

同記事によると、こうしたジャーナリストの多くは治安機関の元要員で、反体制抗議運動発生以後、「復職」して弾圧にあたっている、という。

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保健省は声明を出し、アムネスティ・インターナショナルの報告書の内容が事実に反すると非難した。

反体制運動掃討(軍・治安部隊と離反兵の戦闘)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハムラ市で、軍・治安部隊と離反兵が交戦し、前者に11人の犠牲者が出た。また軍・治安部隊による逮捕・追跡作戦で市民11人(子供2人を含む)が殺害された。

SANA, October 26, 2011
SANA, October 26, 2011

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で軍の検問所からの発砲で、市民1人が射殺され、3人が負傷した。

またマアッラト・ニウマーン市ではデモを解除しようとした治安部隊が発砲し、5人が負傷した。

カフルルーマー村ではデモを解除しようとした治安部隊が発砲し3人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、男性1人が治安部隊の発砲により射殺された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区で男性1人が治安部隊の発砲により射殺された。またバイヤーダ地区では少女1人が治安部隊の砲撃に巻き込まれ死亡し、バーブ・ドゥライブ地区でも男性1人が射殺された。

ガースィビーヤト・ナイーム村(ラスタン市郊外)では、シリア人権監視団によると、治安部隊の発砲で民間人1人が射殺された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市での治安機関による捜索中に子供が撃たれて死亡した。

反体制勢力のその他の動き

ハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役はAP(10月26日付)に、ロバート・フォード米大使が自身の事務所を訪問した際、タマゴやトマトを投げつけられたと語った。

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『クッルナー・シュラカー』(10月26日付)は、ハサカ県のカーミシュリー市で、シリア・クルド国民大会が開始されたと報じた。

同大会には様々な政党・政治組織に属するシリアのクルド人が会し、クルド人の活動統一、シリア国民評議会への政治的立場の決定などが審議・決定される予定だという。

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国内各地で活動する「人民運動指導部」などを名のる18の反体制組織の代表が、変革解放国民戦線事務所で記者会見を開き、声明を発表した。

同声明で指導者らは、現下の危機打開のために、すべての政治犯の釈放、暴力停止、国内外の弁護士から構成される委員会による国内での殺戮・弾圧の調査、汚職撲滅、平和的な運動などを要求した。

記者会見に参加した代表者の所属は以下の通り:

ドゥーマー人民運動指導部
バルザ人民運動指導部
カーブーン人民運動指導部
ハラスター人民運動指導部
マイダーン人民運動指導部
カフルスーサ人民運動指導部
タッル改革変革人民戦線委員会
ルクンッディーン・サーリヒーヤ・ムハージリーン国民イニシアチブ委員会
スワイダー人民運動3月26日連合
人民運動諸委員会(アームーダ各地区クルド青年)
ブーカマール市民平和委員会
マヤーディーン市民平和委員会
ラタキア・クドゥス委員会
人民諸委員会(ダイル・ザウル各地区)

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シリア国民協会を名のる組織が10月26日に声明を出し、11月5日にゼネストを行うよう呼びかけた。

諸外国の動き

イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、『シャルク・アウサト』(10月26日付)のインタビューに対して、「シリア政府は国民の要求に応えなければならないが、外国の介入があってはならない…。バッシャール(アサド大統領)は改革(案)を示し、最近では新憲法について検討していると発表した。我々は彼ら(シリア政府)にチャンスを与えねばならない」と述べるとともに、「外国の支援を受けた集団がことを荒立てようとしているが、我々はこうしたことを望んでいない」と反体制勢力を批判した。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、シリアでの抗議行動や制裁が「アサド政権の崩壊を持っており、このことはほぼ避けることができないだろう。しかし残念ながら、シリア国内の諸勢力の内戦の危険があり、近隣諸国が我々の介入を望んでいないなど、状況が複雑であるため、時間を要するだろう」と述べた。

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デヴィッド・コーエン米財務次官補は、『ハヤート』(10月26日付)の取材に対して、米国のシリアに対する制裁が、アサド大統領退任を目的としていると述べるとともに、米国とEUによる経済制裁によって、シリア経済が大きく後退していると語った。

米民主党のリチャード・ダービン上院議員ら複数の議員がスーザン・ライス米国連代表に書簡を提出、そのなかでアサド政権による民間人への虐殺を人道に対する罪と断じ、国際刑事裁判所に起訴するよう求めた。

米国務省のビクトリア・ヌーランド報道官は、ロバート・フォード米大使が11月24日にシリアに戻る予定だと述べた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は訪問先のヨルダンの首都アンマンでヨルダン外相と共同記者会見を行い、「我々は(シリアで)起きていることが非常に痛ましく、非人道的で、民間人殺害はきわめて遺憾である」と述べるとともに、「シリア政府は何一つ(国民の)要求に応えず、国民に対して厳しい方法で対処し続けている」と批判した。

AFP, October 26, 2011、Akhbar al-Sharq, October 26, 2011, October 27, 2011、Aljazeera.net, October 26, 2011、AP, October 26, 2011、al-Hayat, October 26, 2011, October 27, 2011, October 28, 2011, October 29, 2011、Kull-na Shuraka’, October 26, 2011, October 28, 2011, October 29, 2011、Reuters, October 26, 2011、Qasiyun, October 27, 2011、SANA, October 26, 2011、Sham Press, October 26, 2011、al-Sharq al-Awsat, October 26, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

ダマスカス県でアサド政権による改革を支持する集会が実施、国内の無所属青年活動家らが政治・社会運動「祖国シリア」を発足(2011年10月25日)

アサド政権の動き

ダマスカス県旧市街のバーブ・トゥーマで、青年グループがバッシャール・アサド政権の改革支持、外国の干渉反対を訴える集会を行った。

SANA, October 25, 2011
SANA, October 25, 2011
SANA, October 25, 2011
SANA, October 25, 2011

 

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『クッルナー・シュラカー』(10月25日付)は、ダマスカス県とアレッポ市で行われたアサド政権の改革支持集会の参加者のなかに、在ダマスカス米仏大使館前で抗議行動を行った若者がいたことを示す写真を公開した。

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リフアト・アサド前副大統領がサウジアラビアのスルターン・ブン・アブドゥルアズィーズ皇太子の葬儀に参列するためにリヤドを訪問した。

サウジアラビア国営通信によると、R・アサド前副大統領は、アブドゥッラー国王、ナーイフ第2首相らを弔問した。

SANA, October 25, 2011
SANA, October 25, 2011

なおシリア政府はファールーク・シャルア副大統領を葬儀に参列させるためリヤドに派遣した。

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イエメン南部の空軍基地でイエメンの戦闘機が着陸に失敗し、シリア軍「技術者」8人を含む9人が死亡した。

シリア軍「技術者」はイエメン国軍の飛行訓練の任務についていたとされる。同「技術者」がアリー・サーリフ政権による反体制抗議運動の弾圧に直接関与していたかは不明。

Kull-na Shurakā’, October 25, 2011
Kull-na Shuraka’, October 25, 2011

反体制勢力掃討

ヒムス市で武装集団に誘拐されたのち、シリア当局が奪還・解放したバアス大学石油化学工学部のムハンマド・ハッドゥール学長がシリア・アラブ・テレビに出演し、自らの解放に尽力したシリアの治安当局、そして当局に協力したヒムス市住民への謝辞を述べた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のインシャーアート地区で老人(ムアッズィン)の遺体が発見された。この老人は早朝にシャッビーハに誘拐されたという。また市内各所では銃声が聞こえたという。

al-Hayat, October 26, 2011
al-Hayat, October 26, 2011

フーラ村に治安機関の増援部隊が到着し、シリア人権監視団によると重火器での攻撃を行ったという。

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イドリブ県では、マアッラト・ヌウマーン市入り口の検問所で軍・治安部隊と離反兵の戦闘が発生した。

これに関して、シリア人権監視団は、離反兵と思われる武装集団が治安部隊の兵員輸送車を襲撃し、士官1人を含む7人のシリア軍兵士が殺害され、1人が負傷したと発表した。

同監視団によると、この兵員輸送車は、40輌から編成される治安部隊の「テロ掃討」部隊に所属しているという。

反体制勢力の動き

10月26日のアラブ連盟外相団の訪問に先立って、シリア国内で活動する反体制勢力の活動が活発化した。

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国家建設潮流(ルワイユ・フサイン代表)は声明を出し、アラブ連盟のイニシアチブと外相団の訪問を歓迎するとともに、「(アラブ連盟のイニシアチブ)が意図する対話のプロジェクトは、単なる議論や意見交換、そしてシリア政府による提案にとどまるべきではない。政府と反体制勢力の間の責任ある交渉でなければならない」と述べた。

そのうえで「合意内容の実行をフォローアップを目的とするアラブ連盟使節団の常駐事務所を設置する必要があると考える」との意向を示した。

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国民民主諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム総合調整役は、外相団を構成する各国大使に対して、同国民調整委員会との会談をアレンジするよう求めた。

Akhbar al-Sharq, October 25, 2011
Akhbar al-Sharq, October 25, 2011

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国内の無所属青年活動家が、「祖国シリア」の名で政治・社会運動を発足した。

同運動はマジド・タッバーア女史を代表とし、「シリアへの忠誠心に基づく国民的な政治・社会組織」をめざすという。

同運動の発足を発表する記者会見にはタッバーア女史の他、俳優のドゥライド・ラッハーム氏、変革解放人民戦線のカドリー・ジャミール代表も同席した。

タッバーア女史によると、同組織は50人の発足メンバーと650人の参加メンバーを擁し、「シリアの国土、国民の統一、抵触してはならないレッドラインとしての国民平和、政治的、経済的、社会的な危機の抜本解決、社会の軍事化拒否、外国の干渉拒否、国民対話大会準備に向けた迅速な行動、政治犯釈放」などを基本原則としている、という。

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なおこのほか、ビジネスマンのザーヒル・サアドゥッディーン氏がフェイスブック上で、政党法に基づきシリア開発党を発足すると発表している。

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在米の反体制活動家ラドワーン・ズィヤーダ氏(ダマスカス人権センター)は、米国内で記者会見を行い、3月以降、当局が3,000人以上逮捕したと述べた。

Kull-na Shurakā’, October 25, 2011
Kull-na Shuraka’, October 25, 2011

諸外国の動き

中国外交部の姜瑜報道官は記者会見で「我々はシリアのすべての当事者が何よりもまず国益を優先し、暴力、流血、衝突を止めて、平和的な対話を通じて意見の相違を解消できると考えている」と述べた。

また「我々はシリア政府が自由への約束を早く履行し、国民の正当な要求に応えねばならないと思う…。呉思科中東問題特使を10月26日から30日にかけてシリアに派遣する」と述べた。

SANA, October 25, 2011
SANA, October 25, 2011

AFP, October 25, 2011、Akhbar al-Sharq, October 25, 2011、al-Hayat, October 26, 2011、Kull-na Shuraka’, October 25, 2011、Reuters, October 25, 2011、SANA, October 25, 2011などをもとに作成。

 

(C)青山弘之All rights reserved.

米国が在ダマスカス大使を本国に召還する一方、ヒズブッラー書記長がアサド政権へと支持を改めて表明(2011年10月24日)

諸外国の動き

米政府はバッシャール・アサド政権がロバート・フォード在ダマスカス米大使に対する「扇動キャンペーン」を行っているとの理由で、同大使を米本国に召還した。

Akhbar al-Sharq, October 24, 2011
Akhbar al-Sharq, October 24, 2011

『ハヤート』(10月25日付)は、米高官の話として、この召還は「正式な大使引き上げを意味しない」と報じた。

マーク・トナー米国務省副報道官は、フォート大使のシリアへの帰国は「シリア国内での体制による扇動や治安状況への我々の評価」に関わっており、「シリア政府がフォード大使への扇動キャンペーンを止めることを希望する」と述べた。

この動きに対抗して、シリア政府はイマード・ムスタファー在ワシントン大使を召還した。

米国務省報道官は記者会見で、「過去数週間にわたってシリア軍がレバノン領内に侵入している」と非難したうえで、レバノンの主権を尊重するよう警告を発した。

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アラン・ジュペ仏外務大臣は、ロバート・フォード在ダマスカス米大使の召還を受け、フランスにはシリアから外交官を引き上げる意思がないと述べた。

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レバノンのヒズブッラーが運営するヌール放送はHPで、トルコの高官が10月21日(金曜日)にダマスカスを極秘訪問し、「数日後に明らかになるであろう任務の結果について話し合った」と報じた。

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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長がマナール・チャンネルを通じてテレビ演説を行い、そのなかで「今日シリアで要求されていることは、改革や民主主義実現ではなく、米国の条件を拒否してレジスタンスと抵抗を行う体制の打倒と、レジスタンス運動支援の停止である」と述べ、アサド政権への支持を改めて表明した。http://www.youtube.com/watch?v=ThRTRe4dTLE

http://www.youtube.com/watch?v=ThRTRe4dTLE

Naharnet, October 24, 2011
Naharnet, October 24, 2011

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アムネスティ・インターナショナルは報告書を発表し、そのなかでシリアの病院や医師の状況を伝えた。

同報告書によると、軍・治安部隊が病院や医療関係者を標的とすることで恐怖が蔓延し、病院が反体制勢力を追跡するための「弾圧装置」と化していると非難した。http://www.amnesty.org.uk/news_details.asp?NewsID=19770

アサド政権の動き

『ワタン』(10月24日付)は、アサド大統領が今月中に国民対話大会を主催するだろうと報じた。同報道によると、同大会は「国が苛まれている危機を解消することを目的」としており「近く、ファールーク・シャルア副大統領を議長とする準備委員会が発足し、拡大国民対話大会準備の任につく」という。

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ラーミー・マフルーフ氏の事務所は、『ダマス・ポスト』(10月24日付)に対して、同氏が暗殺未遂にあったとの情報を否定した。

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MTV(10月24日付)は、シリア軍部隊がレバノンの北部県アッカール郡ワーディー・ハーリド地域フナイディル村に侵入し、密輸業者と交戦したと報じた。

LBC(10月24日付)によると、これによってシリア軍部隊は2人を逮捕したという。

反体制運動掃討

ヒムス県では、複数の活動家・目撃者によると、軍・治安部隊による大規模な逮捕・掃討作戦が続き、シリア人権監視団によると、ヒムス市内各所で少なくとも5人が殺害された。

また複数の活動家・目撃者によると、ヒムス市ワアル地区にあるバッル病院にシャッビーハが突入し、バイヤーダ地区から搬送された負傷者を連行した。

人権監視団によると、フーラ地方のタッルドゥー市などでは、軍・治安部隊が重火器を用いて攻撃を行った。

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Akhbar al-Sharq, October 24, 2011
Akhbar al-Sharq, October 24, 2011

ダルアー県では、複数の活動家・目撃者によると、治安部隊がゼネストの行われている都市に突入し、ストを中止させ、多数を逮捕した。

シリア人権監視団によると、アトマーン村、ダーイル町、イブタア町、サナマイン市、タファス市、サフム・ジャウラーン村、タスィール町、アドワーン村、ナワー市、ブスラー・シャーム市、ブスル・ハリール市、イズラア市、フラーク市、ジーザ町、ヒルバト・ガザーラ町、サイダー町、タイバ町、スーラ町、カティーバ村、(東西)ムライハ村、インヒル市、ジャースィム市、ムサイフラ町、ナスィーブ村など県内85%の都市・村でゼネストが続けられているという。

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シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県では、ハラスター市などで治安部隊が大規模な逮捕・追跡活動を行った。またドゥーマー市では犠牲者の葬儀が反体制デモに発展した。

シリア人権監視団によると、ブロガーのフサイン・ガリール氏が逮捕された。同氏はガザ紛争でパレスチナ人との連帯を、レバノン紛争でレジスタンスとの連帯を求めていたほか、「占領地ゴランのためのシリア・ブロガー」と銘打った活動を指導していた。

反体制勢力の動き

シリア・キリスト教民主連合がレバノン・マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教に宛てた覚書を発表、そのなかでシリア軍・治安部隊による民間人への暴力の停止、活動家の殺戮・誘拐・拷問の責任者の処罰、シリア憲法改正、アラブ連盟および国際社会への民間人保護要請、政権議会選挙に向けてイニシアチブを発揮するよう求めた。

またこれと合わせて、新憲法において、アッシリア教徒とシリア政教徒のエスニシティとしてのすべての権利とアラブ語の公用語化を保障するよう求めた。

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国民調整委員会執行部は声明を出し、シリア国内での弾圧の停止を求めようとしているアラブ連盟のイニシアチブを支持する声明を出した。

AFP, October 24, 2011、Akhbar al-Sharq, October 24, 2011, October 25, 2011、AP, October 24, 2011、Damas Post, October 24, 2011、al-Hayat, October 25, 2011, October 28, 2011、Naharnet, October 24, 2011、Kull-na Shuraka’, October 24, 2011, October 26, 2011、Reuters, October 24, 2011、SANA, October 25, 2011、Syria News, October 24, 2011、al-Watan, October 24, 2011、などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

シリア国民評議会の使節団がカタールを訪問、マケイン米上院議員は世界経済フォーラムにてシリアに対する軍事介入の必要性を強調(2011年10月23日)

反体制運動掃討

ダルアー県では、地元調整諸委員会によると、ダーイル町、インヒル市、(東西)ムライハ村、サナマイン市、ナワー市などでゼネストが続けられていることに対処するため、治安部隊が増援された。

同諸委員会によると、「ゼネストは1週間前から続いており、住民は、軍の撤退と政治犯釈放の要求が実現するまでストを継続する構えを見せている」という。

SANA, October 23, 2011
SANA, October 23, 2011

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、治安部隊の発砲により市民8人が殺害された。またバアス大学石油化学工学部のムハンマド・ハッドゥール学部長が何者かに誘拐された。同監視団によると、ハッドゥール学部長は護衛にあたっていた士官1人を殺害したという。

しかしSANA(10月24日付)は、武装テロ集団によって誘拐されていたバアス大学石油化学学部のムハンマド・ハッドゥール学部長を当局が解放したと報じた。

またSANA(10月24日付)は、バアス大学の女子学生がヒムス市内で武装テロ集団によって殺害されたと報じるとともに、ダイル・バアルバ市で当局が武装テロ集団多数を逮捕したと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カルアト・マディーク町で治安部隊の発砲により市民2人が殺害された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サイドゥーン村で3人が殺害された。

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複数の活動家、目撃者によると、ダマスカス郊外県の住民数百人が軍・治安部隊と離反兵の戦闘に巻き込まれるのを回避するため、避難した。

これに対してSANA(10月24日付)は、ダマスカス郊外県のサアサア地域で野菜・果物輸送用の車両に隠された武器、弾薬、爆発物を押収したと報じた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会内のクルド・ブロックは声明を出し、シリア国民評議会事務局がトルコのアフメト・ダウトオール外務大臣宛に送った10月21日付書簡で、イラク領内でのPKKによるトルコ軍への攻撃を「危険なテロ行為」と非難したことに関して、トルコにおけるクルド問題の現実を無視していると批判した。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン事務局長兼執行部長を団長とする使節団がカタールを訪問した。

使節団はニブラース・ファーディル氏、ヤースィーン・ナッジャール氏、ムスタファー・サイラフィー氏(イスラーム教ウラマー世界会議)、マジュド・マッキー氏(シリア・ウラマー連盟)からなる。

同使節団は、ユースフ・カラダーウィー氏(イスラーム教ウラマー世界会議議長)と会談した。
ガルユーン議長によると、カタール訪問はアラブ諸国の支持獲得が目的。

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国内で反体制活動を行う国民民主イニシアチブと変革解放人民戦線が共同声明を出し、アラブ連盟閣僚委員会の訪問を前に「外国のいかなる介入も拒否する」と発表した。http://all4syria.info/web/archives/33265

アサド政権の動き

バッシャール・アサド大統領は、イドリブ県のハーリド・アフマド知事を解任し、ヤースィル・シューフィー氏を後任知事に任命した。

SANA, October 23, 2011
SANA, October 23, 2011

またダマスカス郊外県のザーヒド・ハーッジ・ムーサー県知事を解任し、フサイン・マフルーフ氏を後任知事に任命した。

交代の理由など詳細は発表されなかった。

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『クッルナー・シュラカー』(10月23日付)は、ハマー県の軍警察が10月15日付でハマー県(軍事裁判所の)検事長宛に文書で、逮捕した活動家2人(マフムード・シャントゥート氏、アブドゥッラフマーン・アフマド・トゥルク氏)の容疑を「”自由シリア”と書いたシリア国旗を掲揚したテロ行為」とするよう求めたと報じた。

Kull-na Shurakā’, October 23, 2011
Kull-na Shuraka’, October 23, 2011

諸外国の動き

ヘルマン・ファン・ロンパウ欧州理事会議長は、シリアがデモ弾圧を停止しない場合に備え、EUがシリアへの新たな制裁を検討していると述べた。

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ヨルダンでの世界経済フォーラムに出席中のジョン・マケイン米上院議員(共和党)は、シリアでの民間人保護のため、リビアでの任務を終えたNATOは軍事的選択肢を検討せねばならないと述べた。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、10月26日(水曜日)にダマスカスを訪問する予定のアラブ外相委員会の任務が、アサド政権と国内外の反体制勢力の連絡・対話を行い、連盟本部での包括的国民対話大会開催を準備することにある、と述べた。

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UAEのダーナ・ガス社のアフマド・ラシード・ウライビドCEOは、一部UAE紙がシリアでの事業展開の交渉を行っていると報じたのを受けるかたちで、シリアのエネルギー部門に参入するための対話を行っている事実はないと発表した。

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シリア自由貿易地区機構のアブドゥルハキーム・カッダーフ総裁がイラク自由貿易地区委員会のサラーフ・カイスィーを団長とするイラク使節団と会談し、シリアとイラクの共同自由貿易地区の設置に関して意見を交換した。

共同自由貿易地区はシリアのダイル・ザウル県ヤアルビーヤ町およびブーカマール市と、イラク領内のルバイア、カーイムに設置が予定されている。

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シリアのクルド人反体制活動家ら約50人がベイルート県ハムラー地区にあるシリア大使館前で反体制抗議デモを行った。これに対抗して、アサド政権を支持するシリア人もデモを行った。

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ジャズィーラ(10月23日付)は、リビアのミスラータからの特派員の報告として、ムアンマル・カッザーフィー大佐が衛星電話で最後に受けた電話がシリアからのものだったと報じた。

AFP, October 23, 2011、Akhbar al-Sharq, October 23, 2011、Aljazeera.net, October 23, 2011、AP, October 23, 2011、al-Hayat, October 24, 2011、Kull-na Shuraka’, October 23, 2011, October 24, 2011、Naharnet,
October 23, 2011、Reuters, October 23, 2011、SANA, October 24, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

ヒズブッラー高官いわく同党は「アサド政権存続を至上命令としている」、アサド政権がジュンブラート党首と絶縁(2011年10月22日)

反体制運動掃討

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ハルマ村で軍・治安部隊と離反兵が衝突し、市民1人が殺害された。

これに対してSANA(10月23日付)は、マアッラト・ニウマーン市東部のワーディー・ダイフ近くに武装テロ集団が仕掛けた爆弾を爆弾処理班が撤去したと報じた。

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ヒムス県では、オガレット・ニュース・ネットワークによると、ドゥライブ地区、クスール地区、バーブ・アムル地区、ジュッブ・ジャンダリー地区、バイヤーダ地区で軍・治安部隊と離反兵が衝突し、6人が殺害された。

シリア人権監視団によると、治安機関の逮捕・捜索活動で青年1人が殺害されたほか、狙撃手がアシーラ地区で市民1人を射殺した。また21日にバイヤーダ地区で治安部隊の発砲で重傷を負っていた市民1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、クサイル市で10月19日に逮捕された市民が死亡、家族に遺体が引き渡された。

ヒムス県クサイル市でナスルッディーン・シャイフ・ラシード教授が逮捕された。同教授はシリア・アラブ人権監視団のラシュディー・シャイフ・ラシード事務次長の兄弟。

これに対して、SANA(10月23日付)は、ヒムス市のハミーディーヤ地区で警官1人が武装テロ集団に射殺されたと報じた。また武装テロ集団が数日前に誘拐した市民の遺体3体が発見されたと報じた。さらにヒムス市クスール地区で、治安維持部隊がテロリスト1人(アブドゥッラヒーム・ナジーブ)を殺害したと報じた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ハムーリーヤ市、カフルバトナー町、サクバー市、アルバイン市、ハラスター市に、治安機関要員約5,000人が展開し、数十人の市民を逮捕した。

レバノンをめぐる動き

『シャルク・アウサト』(10月22日付)は、レバノンの北部県アッカール郡にあるアクルーム山やワーディー・ハーリド、ベカーア県バアルベック郡にあるカーア、アルサールなどでレバノン軍の軍備が増強され、パトロールも強化されていると報じた。反体制勢力掃討を目的としたシリア軍のレバノン領内(とされる地域)での作戦を受けた動きである。

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『ラアユ』(10月22日付)は、レバノンの親バッシャール・アサド勢力が、「崩壊するにせよしないにせよ、(アサド政権)独りだけで崩壊はさせない」との意志を持っていると報じた。

同報道はヒズブッラーの意志決定サークルからの話として、「危機は存在するが、回避できないほど手遅れになっているわけではない…。アサド大統領は、街頭行動やアラブの春を前に性急な改革を行ってこなかった…。陰謀の規模は…これまで行われてきた緩やかな改革では対処できないほど大きい」としたうえで、「アサド大統領の運命は、ヒズブッラーの運命、さらには地域におけるイランの影響力の運命を左右する」と述べ、ヒズブッラーがアサド政権存続を至上命令としていると述べた。

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『アフバール』(10月22日付)は、アサド政権がレバノンのワリード・ジュンブラート進歩社会主義党党首の最近の言動に「きわめて大きな不快感」を示していると報じた。

それによると、①ジュンブラート党首はダマスカス訪問時に、ポケットから一枚の紙を取り出し、これがシリア大統領が危機を脱するための行程表だと述べた、②そのことがジュンブラート党首とアサド政権の関係改善に尽力してきたムハンマド・ナースィーフ副大統領補を当惑させた、③ヒズブッラーとの関係については介入しないとしながらも、アサド大統領はジュンブラート党首との関係を絶つことを決めた、④ジュンブラート党首は自身がシリアの反体制勢力に同情的な立場をとったことでシリアとの関係が「冷却化」していたことを知りつつも、ハサン・ナスルッラー書記長との面談を利用し、その後マナールで再び、アサド政権に不快感を与える発言を行った、という。

諸外国の動き

イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は、CNNとのインタビューで、「我々はシリアでの殺戮・虐殺行為を非難する、治安部隊による行為であれ、国民は反体制勢力による行為であれ…。」と述べた。

APF, October 22, 2011、al-Akhbar, October 23, 2011、Akhbar al-Sharq, October 22, 2011, October 23, 2011、al-Hayat, October 23, 2011、Kull-na Shuraka’, October 23, 2011、Naharnet, October
23, 2011、al-Ra’y, October 22, 2011、SANA, October 23, 2011、al-Sharq al-Awsat, October 22, 2011などをもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

カッザーフィー大佐の死を受けて地元調整委員会が声明を発表、各地では「過去1ヵ月強のなかでもっとも大規模」な反体制デモが行われる(2011年10月21日)

反体制デモ

ヒムス県、ハマー県、イドリブ県、ダイル・ザウル県、ダルアー県、ダマスカス郊外県、ハサカ県の各地で金曜日のモスクでの礼拝後に散発的な反体制デモが発生、「数万人」(『ハヤート』10月22日付)が参加、「バッシャールの番だ」、「カッザーフィーはバッシャールを待っている」など、ムアンマル・カッザーフィー大佐の死に触発されるようなシュプレヒコール、プラガードが掲げられた。

Ugarit News Network, October 21, 2011
Ugarit News Network, October 21, 2011

デモは、政権と反体制勢力の対話を求めたアラブ連盟外相会議の決議への不満やカッザーフィー大佐の死への共鳴を背景として、「過去1ヵ月強のなかでもっとも大規模」(『ハヤート』10月22日付)だった。

活動家の一人は「リビア国民はネズミ大佐を町から町へ、街道から街道へ、小道から小道へ追い詰め、ついに下水処理所で彼を発見した…。おまえの番が来た、ドクトール…。カッザーフィーが逃げたように逃げられると思っているのか。国民は家から家へ、ザンガ・ザンガ(リビア方言で「小道から小道へ)へ、シリア方言で言うなら「ザワーリブ・ザワーリブ」(小道から小道へ)へとおまえを追い立てる」と述べた。

Facebook
Facebook

なおフェイスブックの「シリア革命2011」では「アラブの猶予がもたらした殉教者たち」の金曜日と銘打って、アラブ連盟外相会議の姿勢に抗議するデモが呼びかけられていた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、デモ参加者への治安部隊の発砲により、ヒムス市のバーブ・スィバーア地区で15人、バーブ・フード地区で2人、バイヤーダ地区で1人、ジュッブ・ジャンダリーで2人、アシーラで1人、バーブ・アムル地区で2人が殺害された。

クサイル市では、治安部隊がすべてのモスクを閉鎖しデモ発生を阻止した。

タルビーサ市でも、治安部隊がモスクを包囲、検問所を設けて市民の接近を禁じた。

フーラ村では、バアス革命以前のシリア国旗が掲揚された。

ラスタン市でもデモが発生した。

これに対し、SANA(10月22日付)は、ヒムス市で、「武装テロ集団」と治安維持部隊が衝突し、前者のメンバー2人が殺害されたと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のジャヌーブ・マルアブ地区のサハービー・ウマル・ブン・ヤースィル・モスクの礼拝者たちが礼拝後にデモを行い、2人が殺害された。またガーブ渓谷の村々でも反体制デモが発生したという。

カフルヌブーダ町で老人が軍用車にひかれて死亡した。

これに対し、SANA(10月22日付)は、ハマー市タアーウニーヤ地区で「武装テロ集団」がしかけた爆弾が爆発したと報じた。

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ハサカ県では、カーミシュリー市、ダルバースィーヤ市、マーリキーヤ市、アームーダー市でクルド人が反体制デモを行った。

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イドリブ県では、マアッラト・ヌウマーン市で、カッザーフィー大佐の死に触発されたシュプレヒコールが連呼されたほか、「NATOはどこだ?」といったプラカードが掲げられた映像がユーチューブで配信された。しかしシリアのほとんどの反体制勢力は外国の軍事干渉に反対している。

Kull-na Shurakā’, October 21, 2011
Kull-na Shuraka’, October 21, 2011
SANA, October 21, 2011
SANA, October 21, 2011

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ダルアー県では、地元調整諸委員会によると、インヒル市で軍・治安部隊が拡声器で外出禁止を呼びかけたが、ジャースィム市などで反体制デモが発生した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市、ブーカマール市、マイダーン市で反体制デモが発生した。

しかしSANA(10月22日付)は、ブーカマール市で数千人の市民がアサド大統領の改革路線を支持する行進を行ったと報じた。

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ダマスカス郊外県では、地元調整諸委員会によると、サクバー、カフルバトナー、ハムーリーヤ、ジスリーンなどに多数の治安部隊が展開し、デモ阻止を試みた。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市の複数のモスクの礼拝者たちがデモを行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、スライバ地区のファターヒー・モスクを治安部隊とシャッビーハが包囲し、デモを阻止した。

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アレッポ県では、シリア革命総合委員会によると、サラーフッディーン地区でデモが発生、治安当局が3人の身柄を拘束した。マーリア市、タッル・リフアト市でもデモが発生したという。

一方、SANA(10月22日付)は、高官筋がアレッポ市上空で戦闘機が旋回しているとのジャズィーラの報道を否定したと報じた。

反体制勢力の動き

地元調整諸委員会はカッザーフィー大佐の死を受けて声明を出し、「アラブ革命の3番目となる大勝利は、地域の専制者、蜂起する国民、そして全世界に明確なメッセージを発信している。自由への要求は後戻りできず、それなしには尊厳に満ちた至高の血も魂もないというメッセージを…。リビアは…永遠に続くと支持者たちが考えてきた専制者に対する地域国民の意思の勝利を示すもう一つのモデルとなるだろう…」と述べた。

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シリア革命総合委員会はカッザーフィー大佐の死を受けて声明を出し「シリア革命とリビア革命には類似点が多い…。シリアの革命の勝利はリビアの革命と同様約束されている」と述べた。

アサド政権の動き

シリア中央銀行のアディーブ・マイヤーラ総裁は、RTとのインタビューで、EUの制裁が続いた場合、貿易決済通貨をユーロからロシア・ルーブルに切り替える可能性があると述べた。シリアは2005年のジョージ・W・ブッシュ米政権によるシリア制裁レバノン主権回復法発動を受け、貿易決済通貨を米ドルからユーロに切り替えていた。

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SANA(10月22日付)は、憲法草案作成国民委員会のアフマド・クスバリー弁護士が、同委員会が来週会合を開き、憲法条文に関する審議を行うと述べたと報じた。

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Kull-na Shurakā’, October 21, 2011
Kull-na Shuraka’, October 21, 2011

『ジャディード』(10月21日付)は、数日前にカタールのハマド・ブン・ハリーファ・アール・サーニー首長がバッシャール・アサド大統領と電話会談したと報道した。同記事によると、この会談で、シリア情勢について尋ねられたアサド大統領は「ジャズィーラでシリア情勢をフォローできる(はずだ)…。ほとんどの外国のもくろみは失敗し事態は収束に向かっている」と答えたという。

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ヴァージニア州アレキサンドリアの連邦地方裁判所でのムハンマド・スワイド氏(通称「アレックス」)の審理で、検察側は、同氏がバッシャール・アサド大統領と握手を交わしている写真を証拠として提出した。

スワイド氏は米国内で活動するシリアの反体制活動家を写真やビデオに収め、シリアの諜報機関に渡していたと疑われている。なお公開された資料写真は画素が荒く、その真偽は不明である。

検察側が提出した文書は、「被告は在米シリア大使を含むシリア政府高官と定期的に連絡を取り合っていた」として、米国内でのスパイ活動にアサド政権が関与していたことを疑っている。

レバノンの動き

ニューヨーク訪問中のレバノン・マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教は、国連の潘基文事務総長との会談に先立って記者会見を行い、「我々はシリアでの平和的な方法による民主主義と改革を支持する…。シリアで内戦が勃発すれば、レバノンに波及し、キリスト教徒が排除されるだろう」と述べた。

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レバノン・シリア最高会議のナスリー・フーリー議長は、ナジーブ・ミーカーティー首相との会談後、記者団に対して、「シリア軍はレバノン領を侵犯していない…。レバノン軍が国境情勢を管轄しているがゆえ、このことを保障できる…。メディアはリークしようとするが、公式発表で裏を取ろうとしていない…。(10月4日に領土侵犯がされたとされる)アルサール地区は係争地であり、レバノン側はレバノン領と、シリア側はシリア領と主張している」と述べた。

諸外国の動き

ヒューマン・ライツ・ウォッチなど各国の29の人権団体が共同声明を出し、国連人権理事会に対して、シリアでの民間人に対する過剰な暴力を阻止するための措置を講じるよう求めた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、「ロシアの声」放送などを通じて、西側諸国のシリアへの対応が、リビア・シナリオの再来を招く、と述べ警鐘をならした。

AFP, October 21, 2011、Akhbar al-Sharq, October 21, 2011, October 22, 2011, October 25, 2011、DP-News, October 22, 2011、al-Hayat, October 22, 2011、al-Jadid, October 21, 2011、Kull-na Shuraka’, October 21, 2011, October 22, 2011、Naharnet, October 21, 2011、Reuters, October 21, 2011、SANA, October 21, 2011, October 22, 2011などをもとに作成。

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複数の都市で軍・治安部隊と離反兵との間で激しい戦闘が発生、国内で活動する反体制組織「シリア国家建設潮流」は監督委員会と行動委員会の設置を発表(2011年10月20日)

反体制運動掃討

反体制活動家によると、複数の都市で軍・治安部隊と離反兵との間で激しい戦闘が発生し、多くの兵士が死傷したほか、民間人5人が殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市近郊のブルハーニーヤ村で、軍・治安部隊と離反兵との激しい戦闘があり、兵士1人が死亡、多数が負傷し、軍の装備が破壊された。

クサイル市ではライフラインが途絶えたままだという。

シリア革命総合委員会によると、同じくクサイル市近郊のニザーリーヤ村、ジュースィーヤ村で兵士約50人が離反し、軍・治安部隊の装甲車1輌とシャッビーハを載せたバスを破壊した。

これに関して、自由シリア軍は声明でジュースィーヤ村で兵士30人が離反したと発表した。

また同総合委員会は、ジュースィーヤ村で軍が住宅を攻撃し、姉妹3人を殺害したと発表した。

だが、SANA(10月20日付)は、クサイル地域ジュースィーヤ村で19日、「武装テロ集団」の住宅を襲撃し、女性3人を殺害したと報じた。

ヒムス市では軍・治安部隊がバイヤーダ地区、ハーリディーヤ地区、カラム・ザイトゥーン地区、ナーズィヒーン地区で反体制活動家の掃討作戦を行い、多数を逮捕した。またこの際青年1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で軍・治安部隊と離反兵との戦闘があり、5人が負傷した。またフラーク市、ダーイル町でも戦闘があり、1人が死亡、複数が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハウワーシュ村で軍・治安部隊が住民に発砲し、1人が死亡、5人が負傷した。

自由シリア軍は声明を出し、ハマー市の中央刑務所近くでカーシューシュ大隊が「作戦」を実行し、体制支持は40人を殺害し、バス3輌を破壊したと発表した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥマイル市で青年1人が、デモ参加者に対する治安部隊の発砲の巻き添えとなり死亡した。シリア革命総合委員会などによると、サクバー市、ハラスター市、ミスラーバー市で大規模な逮捕・追跡作戦が行われ、アルバイン市では離反兵と軍・治安部隊の戦闘があった。

ドゥーマー市ではヒムス市で離反した兵士1人が殺害された。

さらにアイン・タルマー村のモスクの説教師、ファーイズ・ラッバーン氏が多数の学生、友人とともに逮捕された。

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アレッポ県では、複数の活動家によると、タッル・リフアト市に武装した治安部隊の増援部隊が派遣された。またアレッポ市各所では学生による小規模な反体制デモが発生した。

反体制勢力の動き

シリア国内で活動する反体制組織のシリア国家建設潮流は声明を出し、各地の事務局長から構成される監督委員会と有識者からなる行動委員会を設置したと発表。

Kull-na Shurakā’, October 20, 2011
Kull-na Shurakā’, October 20, 2011

監督委員会のメンバーは以下の通り:

クタイバ・フサイニー(ハサカ市)
ズハイル・ブーシュ(カーミシュリー市)
スブヒー・ジャースィム(ダイル・ザウル市)
ファルザンド・ウマル(アレッポ市)
ルーディー・アイユー(ダマスカス県)
サミール・スアイファーン(UAE)
タラール・ムハイニー(英国)
ハッサーン・ジャマーリー(カナダ)
サアド・ルースターン(フランス)
ジハード・スィーヌー(トルコ)

行動委員会メンバーは以下の通り:

ルワイユ・フサイン(国家建設潮流代表)
ムナー・ガーニム(書記長)
バハーッディーン・ラッカード(法務担当)
リーム・トゥルクマーニー(総合関係担当)
ハサン・カーミル(運営担当)
アナス・ジャウダ(運動担当)

http://all4syria.info/web/wp-content/uploads/2011/10/binaa-syria.pdf

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シリア国民評議会はナジーブ・ガドバーン氏らからなる使節団をリビアに派遣した。

これに関して、シリア国民評議会執行部メンバーのアブドゥルアハド・イスティーフー氏はアッシリア民主機構のサイト(ADO)で、評議会使節団のリビア訪問が、リビア暫定国民評議会がシリア国民評議会を承認したことへの謝辞を述べるためだと述べた。

アサド政権の動き

人民議会は12月12日に投票予定の統一地方選挙の日程に関して審議した。

SANA(10月21日付)によると、同審議において、議員の大多数が、現在進行中の改革を定着させ、包括的公民対話会合での決定を待つためにアサド大統領に選挙日程の延期を求めた。

SANA, October 20, 2011
SANA, October 20, 2011

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ワリード・ムアッリム外務大臣はロシアの報道関係者使節団との会談で、包括的国民対話大会開催の準備が進行中であると述べた。

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アブドゥルファッターフ・アムーラ外務次官は、国民対話会合に向けた「アラブの献身的なあらゆる努力」を歓迎すると発表した。

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バアス党シリア地域のムハンマド・サイード・バヒーターン副書記長は歯科医師組合顧問委員会との会談で、「(国民)対話においてすべてのすべての社会集団、政治勢力が参加し、アサド大統領が指導する包括的改革プロジェクトを前進させることが重要」と述べた。

諸外国の動き

潘基文国連事務総長は国連安保理決議第1559号にかかる第14回目の報告書を作成し、そのなかでレバノン領内(ベカーア県カーア地区)でシリア軍が行ったとされる反体制活動家の掃討作戦に関して、レバノン領内における「あらゆる侵入行為を即時停止」するよう求めた。

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アラブ連盟事務局は、アラブ連盟外相会議での決定に基づき、連盟が10月25日(火曜日)、アラブ閣僚委員会をシリアに派遣することでアサド政権と合意したと発表した。

同委員会は、カタールのハマド・ブン・ジャースィム・アール・サーニー首相兼外相を委員長とし、エジプト、オマーン、アルジェリア、スーダンの外相、そしてアラブ連盟事務局長から構成される。

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フランスのアラン・ジュペ外務大臣は、シリアの危機をめぐってインドとの対話を試みている、と述べた。

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レバノンのマラダ潮流のスライマーン・フランジーヤ代表はLBCのインタビューに応じ、シリア・ムスリム同胞団がシリアの政権を掌握することは「受け入れられない」と述べるとともに、「アサド大統領に対する彼(サアド・ハリーリー前首相)の嫌悪は宗派感情に根ざしており、この感情に基づいて、彼はフスニー・ムバーラク(エジプト大統領)らを支持してきた…。ハリーリー王朝は…親スンナ派的政策を押しつけようとしてきたが、それは実現不可能な計画だ」と述べた。

さらに「ヒズブッラー、イラン、そしてパレスチナ人の対義を支持することを断念させようとして」アサド大統領が圧力に曝されていると述べた。

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バラク・オバマ米大統領がリビアのムアンマル・カッザーフィー大佐の死に合わせて「鉄の支配は必ず終わる」との声明を出したことに関連して、ジェイ・カーニー・ホワイトハウス報道官は記者団からアサド大統領へのメッセージかと質問され、「(米)大統領はアサドの正統性が失われたと考えている」と答えた。

AFP, October 20, 2011、Akhbar al-Sharq, October 20, 2011, October 21, 2011、al-Hayat, October 21, 2011、Kull-na Shuraka’, October 20, 2011、Naharnet, October 20, 2011、Reuters, October 20, 2011、SANA, October 21, 2011などをもとに作成。

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各地で離反兵と軍・治安部隊の衝突が継続、英外相はシリアに対する軍事介入の意向がないことを明言(2011年10月19日)

反体制勢力掃討

各地で離反兵と軍・治安部隊の衝突が続いた。

これに関して『ハヤート』(10月20日付)は、複数の外交官、軍事評論家などの話を総合して、アサド政権の弾圧が増大する離反兵の掃討に対して重点的に行われているとしつつも、離反兵の多くが街道の検問所の警備にあたる下士官以下の兵士で、その規模も大規模ではないと指摘した。

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『ハヤート』(10月20日付)が「鼓動する革命の心臓」*と評したヒムス県では、自由シリア軍ウマル・ブン・ハッターブ大隊がフェイスブック上に声明を出し、「シリア…レバノン国境のジュースィーヤ村(クサイル市近郊)で装甲車1輌を破壊した」と発表した。またジュースィーヤ村入口でシリア国軍兵士30人が戦車4輌とともに離反し、軍と戦闘を行い、軍側に約40人の死者が出たと述べた。

シリア人権監視団によると、同村で軍・治安部隊と離反兵の衝突の巻き添えとなり、少女2人が死亡し、4人が負傷した。

シリア人権監視団によると、レバノン国境近くのニザーリーヤ村で軍・治安部隊と離反兵が戦闘、民間人2人が巻き添えとなり死亡した。

これに対してSANA(10月20日付)は、クサイル地域ジュースィーヤ村で「武装テロ集団」の住宅を襲撃し、女性3人を殺害したと報じた。目撃者によると同集団はRPG弾などで武装、家々に向かって発射していたという。

ヒムス市では、軍・治安部隊と離反兵との激しい戦闘が発生し、3日間の死者総数は少なくとも38人に達した。

複数の目撃者によると、マーヒル・アサド大佐が率いる共和国護衛隊と第4師団の兵士数千人がヒムス市東部郊外で掃討作戦を展開し、離反兵・士官の逮捕・追跡を行った。

シリア人権監視団によると、ナーズィヒーン地区で市民がシャッビーハ、軍・治安部隊に襲撃され、4人が殺害、5人が負傷した。またバーブ・ドゥライブ地区でも1人が殺害され、ハーリディーヤ地区では5人が負傷した。

これに対して、SANA(10月20日付)は、警察・治安当局がヒムス市の武装テロ集団を追跡し、「テロリスト」のアドナーン・ブータ氏、ヤースィーン・カッドゥール氏、そして「アブー・シャーム」を名乗るグループを逮捕したと報じた。またグータ地区で車に積まれた大量の武器弾薬を押収したと報じた。

複数の反体制勢力筋によると、ラスタン市でも、離反兵に対して軍・治安部隊が攻撃を加え、離反兵ら約100人が殺害された。

シリア人権監視団によると、クサイル市で、1人が殺害、1人が逮捕、9人が負傷した。

シリア人権監視団によると、アルジューン市で1人が殺害され、5人が負傷した。

シリア人権監視団によると、ワッダーン村で2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団などによると、フラーク市で兵士20人が離反し、軍・治安部隊と衝突した。これに先だって、軍・治安部隊は同村のデモ参加者3人を殺害、アブー・バクル・モスクのイマームで反体制デモを指導してきたシャイフのワジーフ・カッダーフを逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊兵士4人が殺害された。

SANA, October 19, 2011
SANA, October 19, 2011
SANA, October 19, 2011
SANA, October 19, 2011

また複数の活動家によると、サラーキブ市で、アレッポ市での親体制行進に対抗する反体制デモが断行され、約3,000人が参加した。

アサド政権の動き

アレッポ県アレッポ市では、サアドゥッラー・ジャービリー広場(サアドゥッラー・ジャービリー地区)に「数千人」(『ハヤート』10月20日付)が集まり「百万人行進」を行い、外国の干渉拒否、バッシャール・アサド政権の改革支持、ロシアと中国のシリア支持の姿勢支持を訴えた。

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『サウラ』(10月19日付)は、社説で、アラブ連盟が、「破壊行為」を行う外国勢力の「敵対的」アジェンダに従って行動することで、アラブの国益に反している、と痛烈な批判を展開した。

SANA, October 19, 2011
SANA, October 19, 2011

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マアン・ハイダル・ラジオ・テレビ機構会長が情報省次官に異動となった。ハイダル氏はラーミー・マフルーフ氏が経営していたニーナール・チャンネルの会計責任者だった。

 

諸外国の動き

北アフリカ諸国訪問中の英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は記者団に対して、「私はシリアに対する魔法の圧力手段を持っているふりをしたくない。我々にはリビアで行った以下の圧力手段しかないし、軍事介入も支持しない」としたうえで、シリア国民評議会の承認に関して「我々はまだその段階に達していない」と答えた。

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フランス外務省は声明を出し、シリア軍によるレバノン領内(レバノンのベカーア県ヘルメル郡カーア地区)で行われたとされる反対勢力掃討作戦を強く非難し、レバノンの主権と独立を尊重するよう求めた。

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トルコの農業銀行(国営)はシリアとの共同プロジェクトを破棄すると発表した。同行は2010年12月にシリアの銀行との協業関係強化に乗りだし、2011年までに50%以上のシェア確保をめざしていた。

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米当局は、スパイ容疑で起訴されているシリア人ムハンマド・スワイド氏を自宅軟禁措置を講じる決定を下した。

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リビアの暫定国民評議会は、シリア国民評議会を「シリアの正当な政府」として公式に承認した。

AFP, October 19, 2011、Akhbar al-Sharq, October 19, 2011、al-Hayat, October 20, 2011、Kull-na Shuraka’, October 19, 2011、Reuters, October
19, 2011、SANA, October 20, 2011などをもとに作成。

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