ダマスカス郊外県で「イスラーム旅団」が子供を含む25人を惨殺したとされるなか、シリア政府と「ほとんど」の反体制武装勢力がイード・アル=アドハーの休戦を受け入れたと報じられる(2012年10月24日)

イード・アル=アドハー(10月26~29日)の休戦案をめぐる動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟(カイロ)で、シリア政府と「ほとんど」の反体制武装勢力と在内の反体制組織の幹部がイード・アル=アドハーの休戦を受け入れた、と発表した。

SANA, October 24, 2012
SANA, October 24, 2012

ブラーヒーミー共同特別代表はまた、休戦開始時刻は明言しなかったが、シリア政府が遅くとも25日中に休戦に関して声明を出すと付言した。

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国連安保理は、シリア情勢をめぐる非公式会合を開き、ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハーの休戦案を支持するプレス向け声明を採択した。

『ハヤート』(10月26日付)によると、これは、ブラーヒーミー共同特別代表が安保理非公式会合にして「全会一致で強い支持」を表明するよう要請したのを受けた動きだ(外交筋)という。

プレス向け声明はロシアが提案し、西側諸国、モロッコの修正要求を受け入れるかたちで採択され、「イード・アル=アドハーの停戦は殺戮行為の持続的停止の第1歩になり得る」と位置づけるとともに、「政治的移行プロセス開始の必要」を再確認している。

全文(SC/1800, October 24, 2012)は以下の通り:

Security Council Press Statement on Ceasefire in Syria

The following Security Council press statement was issued today by Council President Gert Rosenthal (Guatemala):

The members of the Security Council welcomed the important and timely initiative of the Joint Special Representative of the United Nations and the League of Arab States, Lakhdar Brahimi, for a ceasefire and a cessation of violence in all its forms during the period of Eid al-Adha, and echoed the joint appeal of the Secretaries-General of the United Nations and the League of Arab States to all regional and international actors to support it. The Members of the Security Council called upon all regional and international actors to use their influence on the parties concerned to facilitate the implementation of the ceasefire and cessation of violence.

The members of the Security Council called upon all parties, in particular on the Government of Syria as the stronger party, to respond positively to the initiative of the Joint Special Representative, and reiterated their call of the Syrian authorities to allow immediate, full and unimpeded access of humanitarian personnel to all populations in need of assistance, in accordance to international law and guiding principles of humanitarian assistance and called upon all parties in Syria, in particular the Syrian authorities, to cooperate fully with the United Nations and relevant humanitarian organizations to facilitate the provision of humanitarian assistance. In this context, the members of the Security Council called upon all Member States to contribute urgently to the United Nations Syrian Humanitarian Assistance Response Plan.

The members of the Council agreed that an Eid al-Adha ceasefire could be a first step towards a sustainable cessation of all violence, in conformity with Security Council resolutions 2042 (2012) and 2043 (2012) and underscored the need to launch an inclusive Syrian-led political transition leading to a democratic, plural, political system that realizes the legitimate aspirations of the Syrian people for democracy, equality and justice, regardless of their affiliation, ethnicities or beliefs.

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自由シリア軍国内合同指令部はイード・アル=アドハーの休戦に関して声明を出し、「いかなる状況においても、休戦が犯罪行為継続と体制による拠点包囲強化を隠蔽する口実になることを受け入れない」と述べ、慎重な姿勢を示した。

また「バッシャール・アサドを移行期間の長にとどめようとする…取引に関する言説に我々はまったく関心がなく、第一条件は悪党の長の退任であり…、これをめぐって対話、関係正常化はない。我々はブラーヒーミー氏がイニシアチブを発揮する前に合同指令部と協議することを望んでいる」と付言し、国連主導のもとでの紛争和解を拒否する姿勢を示した。

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DP-News(10月24日付)によると、自由シリア軍の政治顧問だというバッサーム・ダーダーはイード・アル=アドハーの休戦に関して、「(ブラーヒーミー共同特別代表は)、我々と休戦に関してコミュニケーションをとっていない。それゆえ我々は休戦遵守を強制されない」と述べた。

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シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、「我々はこの体制の間に停戦はない。我々と体制とアッラーの間には険のほかに何もない」と、停戦を無視する意思を示した。

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シリアの外務在外居住者省は、イブラーヒーミー共同特別代表の発表を受け、軍・治安部隊総司令部の検討結果を待って、25日に休戦に対する「最終的立場」を示すと発表した。

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フランス外務省は、ブラーヒーミー共同特別代表による休戦合意の発表を受け、「休戦が実現すれば、シリア軍は戦争行為を持続的に停止し、兵舎に戻らねばならない」と述べ、反体制武装勢力やサラフィー主義者の外国人戦闘員の停戦は求めなかった。

国内の動き

ワーイル・ハルキー首相はヒムス市を訪問、被害状況・復興状況を視察した。

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SANA(10月24日付)は、ダマスカス郊外県とダルアー県での「最近の事件」に関連して逮捕された逮捕者のうち、殺人を犯していない122人を釈放したと報じた。

釈放者の地域別内訳はダマスカス郊外県が70人、ダルアー県が52人。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(10月24日付)が、住民からの情報として、ドゥーマー市のハウワー・モスク近くで「イスラーム旅団」(ザフラーン・アッルーシュが指揮)が子供3人、女性1人を含む25人を惨殺した、と報じた。

事件に関連して、シリアの外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長宛に書簡を提出、そのなかで「武装テロ集団とその支援者が、安保理でのシリア情勢の審議直前といういつものタイミングで」犯行に及んだと述べ、反体制武装勢力とそれを支援する諸外国が「虐殺」の背後にいる、と非難した。

またシリアの情報省も声明を出し、ドゥーマー市での「虐殺」に関して、「一部の国の沈黙と、反体制武装勢力へのさらなる武器・資金・潜入支援と教練は、犯罪への完全な関与を示しており、テロ支援に外国がいかに関与しているかを示すものだ」と非難した。

一方、ロンドンを拠点とする反体制組織の人権監視団は声明で、ドゥーマー市での「虐殺」を「正規軍の手によって犠牲者が殺害された」と発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダッフ・シューク地区で爆弾が仕掛けられた自動車が自爆し、6人が死亡、20人以上が負傷した。

ダマスカス県・ダマスカス郊外県で反体制武装活動を行う組織の司令官によると、ダッフ・シュクーク市での自爆テロは、アル=カーイダと関係があるアフガン人によるもので、「タウヒードとジハード集団」なる組織が「イード・アル=アドハーを記念した、アサド政権とその民兵へのプレゼント」として行ったのだという。

一方、SANA(10月24日付)によると、タダームン区で爆弾が仕掛けられた自動車が爆発し、民間人4人が死亡、11人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市で反体制武装集団と交戦していた軍の発砲・砲撃などで14人が死亡した。

一方、SANA(10月24日付)は、ハラスター市で軍・治安部隊が反体制武装勢力を殲滅したと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港周辺、ナイラブ軍航空基地周辺で、軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

またアレッポ市内では、AFP(10月24日付)によると、反体制武装勢力は北西部のターリク・ブン・ズィヤード兵舎を襲撃した。

一方、SANA(10月24日付)によると、アレッポ市のジャンドゥール交差点、アスィーラ市場、ザフラーウィー市場、フィルドゥース地区、マルジャ地区、イシャーラート地区、ブスターン・バーシャー地区、ナイラブ地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力を殲滅した。

またカフルナーハー村、アターリブ市、ハーン・アサル村などで、軍・治安部隊は反体制武装勢力と交戦し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、タッルミンス村、カフルルーマー村が軍の空爆を受け、少なくとも5人が死亡した。

またアイン・クライウ村で、反体制武装勢力が軍の戦車3輌を破壊、兵士9人を殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ・ハサカ街道で爆弾が仕掛けられた自動車が爆発、軍の兵士8人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「何者か」がジュワイス油田のガス・パイプラインを爆破した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハウワーシュ村での軍・治安部隊の砲撃で子供2人を含む3人が死亡した。

一方、SANA(10月24日付)によると、ジナーン村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、甚大な被害を与えた。

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ヒムス県では、SANA(10月24日付)によると、タッルカラフ市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(10月24日付)に対して、2012年3月以降の死者数が、民間人24,964人、兵士8,767人、離反兵1,276人にのぼっている、と答えた。

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反体制ビジネスマンのガッザーン・アッブード(駐トルコ)が運営するオリエント人道支援機構は、イード・アル=アドハーに併せて、イドリブ県、アレッポ県への人道支援を行うことを決定した。

クッルナー・シュラカー(10月24日付)が報じた。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド民主党(パールティー)は政治局メンバーのバフザード・ドゥールスィンが民主統一党の「人民防衛隊」(YPG)が実効支配するハサカ県ダイリーク地方で「闘争のための任務」を遂行中に失踪したと発表した。

ドゥールスィンはシリア・クルド国民評議会のダイリーク地方評議会の議長。

レバノンをめぐる動き

アリー・アブドゥルカリーム・アリー駐レバノン・シリア大使は、アドナーン・マンスール外務大臣と会談した。

会談後アリー大使は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、「シリアはこの犯罪とは無関係だ…。(暗殺をめぐって)イスラエルは得する側だ…。我々はまた混乱が利益をもたらすと考える…タクフィール主義者を非難する」と述べた。

AFP, October 24, 2012、Akhbar al-Sharq, October 24, 2012、DP-News, October 24, 2012、al-Hayat, October 25, 2012、Kull-na Shuraka’, October 24, 2012、al-Kurdiya News,
October 24, 2012、Naharnet, October 24, 2012、Reuters, October 24, 2012、SANA,
October 24, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領が2012年10月23日以前の重犯罪者への恩赦を決定、米大統領選挙の第3回討論会ではオバマ大統領とロムニー共和党候補がシリア情勢をめぐって意見を戦わせる(2012年10月23日)

国内の動き

アサド大統領は政令第71号を発令し、2012年10月23日以前の重犯罪者への恩赦を決定した。

同政令は、死刑を無期懲役刑に、無期懲役刑および無期刑を懲役20年に減刑することを定めている。

ただし、武器麻薬密輸犯などテロ撲滅諸法が定めるテロ犯罪者、国外逃亡者などは恩赦の対象外としている。

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進歩国民戦線加盟政党以外の与党および野党からなる国民民主ブロックの代表が、ダマスカスでアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表と会談した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住副大臣は、ダマスカス県でアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が宿泊するホテルを見送りのため訪問し、共同特別代表の訪問が「成功」したと述べた。

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シリアの外務在外居住者省は声明を出し、フランスが反体制武装勢力を招聘するなどしてテロ活動を支援し、シリア国内の平和と安定を脅かしていると非難、国際社会、とりわけ国連安保理に真摯な対応を求めた。

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シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は国連の潘基文事務総長宛に文書を提出し、そのなかでEUおよび米国などによる対シリア経済が、シリアの子供に害を与え、「非道徳的で非合法」と非難した。

国内の暴力

アレッポ県では、複数の活動家・目撃者によると、アレッポ市のハナーヌー地区のパン配給所が砲撃を受け、並んでいた市民ら約20人が死亡した。

死者のなかには、配給所の警備を行っていた反体制武装勢力戦闘員複数も含まれていた。

またシリア人権監視団によると、反体制武装勢力が潜伏するアレッポ市カタールジー地区を軍が空爆した。

一方、SANA(10月23日付)によると、タームーラ村、カフルハムラ村、カブダーン・ジャバル市、アターリブ市、カフルハラブ市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトなどを攻撃し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またアレッポ市でも、ダウワール・サーリヒーン、ダウワール・ジャズマーティー、ブスターン・ハナーヌー、スッカリー地区、旧市街(アンタキア門など)などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ザーヒラ地区に軍・治安部隊が突入した。

またドゥワイラア地区で爆弾が爆発し、1人が死亡、ルクンッディーン区で、治安機関の退役士官を狙った爆破テロが発生し、1人が負傷、ティジャーラ地区東部の空軍情報部近くで爆発が発生した、という。

これらの爆破テロに関して、SANA(10月23日付)は、ルクン・ディーン区でテロリストが車に仕掛けた爆弾が爆発した、とだけ報じた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジュダイダト・アルトゥーズ町、ハラスター市などで、軍・治安部隊が反体制活動家の逮捕・摘発を行った。

また『ハヤート』(10月24日付)が、複数の活動家の話として、ムウダミーヤト・シャーム市で第4機甲師団の拠点で爆発が発生した、と報じた。

一方、SANA(10月23日付)によると、ハラスター市、アルバイン市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力を殲滅した。

また反体制武装勢力は警察病院にRPGロケット弾を打ち込んだという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ジュバイリーヤ地区の政治治安部近くで爆発が発生した。

またブーカマール市の政治治安部近くでも爆弾が爆発した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍がクサイル市を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(10月23日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区、東ブワイダ村、タッル・ヒンシュ市、クサイル市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃を継続し、甚大な被害を与えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市が軍の空爆を受けた。

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ハマー県では、SANA(10月23日付)によると、スィージャル村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃し、戦闘員を逮捕した。

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ダルアー県では、SANA(10月23日付)によると、同県の国民和解プロセスを主導するシャイフ、ルバイウ・アフマド・アブスィーを反体制武装勢力が襲撃した。

アブスィーは負傷し、ダマスカス県の病院に搬送された。

反体制勢力の動き

民主的諸勢力国民調整委員会は声明を出し、「アサド大統領はキリスト教徒を含むマイノリティの安全を保障する人格を備えている」とのロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣の発言を「体制側の論理」と非難、拒否すると発表した。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長はストックホルムで、反体制勢力による政権掌握後もバアス党を解体する意思はないと述べた。

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『クッルナー・シュラカー』(10月23日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市のマブルーク地区を自由シリア軍が制圧したと報じた(未確認情報)。

レバノンの動き

北部県トリポリ市では、レバノン国軍がジャバル・ムフスィン地区とバーブ・タッバーナ地区を隔てるシリア街道に展開し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に伴う武力衝突を収束させた、と発表した。

AFP(10月23日付)によると、この衝突で、11人が死亡、39人が負傷した。

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レバノン国軍は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺後のベイルート県や北部県トリポリ市などでの暴動で、シリア人34人、パレスチナ人4人を含む約100人の狙撃主を拘束した、と発表した。

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UNHCRは声明を出し、レバノン国内に避難したシリア人避難民の数が101,283人に達したと発表した。

同声明によると、国外に避難したシリア人の数は358,000人に及び、10万人以上のシリア人が避難した国はトルコ、ヨルダンに続いて3カ国目。

この数値に一時避難(出国)後に帰国したシリア人の数が含まれているか否かは不明。

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ムスタクバル潮流のアンマール・フーリー国民議会議員は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺直後に、アサド政権と対立する複数のレバノン人指導者が脅迫のSMSを受けた、と述べた。

脅迫を受けたのは、アンマール・フーリー、アフマド・ファトファト、ハーディー・フナイシュ、ハーリド・ダーヒル、ヌハード・マンシューク。

このSMSは、シリア国内の電話番号から送信されていたという。

諸外国の動き

米大統領選挙の第3回討論会が行われ、バラク・オバマ大統領とミット・ロムニー共和党候補が外交政策について意見を戦わせた。

シリア情勢に関して、オバマ大統領は、「アサドにとって日数は限られていると確信する」としつつ、軍事介入、安全地帯の設置については否定した。

ロムニー候補は、「アサドが去ると信じている」としつつ、軍事介入、安全地帯の設置については否定した。

一方、反体制勢力の支援に関して、「我々のパートナー、とりわけイスラエルとともに調整」を行い、アサド政権崩壊後の政権受け皿への支援を行うべきとの見解を示しつつ、「サウジアラビア、カタール、トルコがこの点に関与している」と述べた。

「アフバール・シャルク」(10月23日付)などが報じた。

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トルコのシンクタンク経済外交研究センター(EDEM)はトルコ国内の1,500人を対象にシリア情勢に関する世論調査を行った。

それによると、51%の回答者が「トルコが中立的であるべき」と答え、18%が「紛争当事者の仲介を行うべき」と答えた。

AFP, October 23, 2012、Akhbar al-Sharq, October 23, 2012、al-Hayat, October 24, 2012、Kull-na Shuraka’, October 23, 2012、al-Kurdiya News,
October 23, 2012、Naharnet, October 23, 2012、Reuters, October 23, 2012、SANA,
October 23, 2012、Syria News, October 22, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県で軍・治安部隊がヌスラ戦線・反体制武装勢力と激しく交戦、民主統一党がトルコのアレヴィー派戦闘員から有事の際に対トルコ戦に参加するとの合意を取り付ける(2012年10月22日)

国内の動き

『クッルナー・シュラカー』(10月22日付)は、大統領府筋の話として、アスマー・アフラス大統領夫人が先週、特別機でUAEのアブダビを訪問、ダマスカスに戻ったと報じた(未確認情報)。

Shukumaku.com, January 11, 2012
Shukumaku.com, January 11, 2012

同消息筋によると、この訪問は、モンテスィーリー学校を自主退学した子供たちの転入手続きのためと思われる。

なおアサド大統領の姉ブシュラー・アサドも9月に子供の養育のため、UAEに移っている。

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カナダでの列国議会同盟(IPU)年次大会に出席を予定していたシリア人民議会使節団は、カナダ当局がビザ発給を拒否したことに抗議した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月22日付)は、イッザト・カンジュ労働総連合副総裁が連合臨時総会で、労働者からなる武装集団を結成し、反体制武装勢力と交戦を続ける軍・治安部隊を支援することを決議すべきだと主張した、と報じた。

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シリア共産党ウィサール・ファルハ・バクダーシュ派のウィサール・ファルハ書記長が死去、葬儀が行われた。

ファルハ書記長は、シリア共産党の重鎮ハーリド・バクダーシュ前書記長の妻。

ファルハ書記長の後任には、息子のアンマール・バクダーシュが就任した。

SANA(10月22日付)などが報じた。

国内の暴力

シリア記者連盟によると、シリア革命総合委員会の活動家のウマル・アブドゥッラッザーク・ラトゥーフ(通称ウマル・ヒムスィー)、ムハンマド・ジュムア・アブドゥルカリーム・ラトゥーフ、およびヒムス県タルビーサ市出身の6人(うち3人がラトゥーフ家)が、避難先のトルコからヒムスに戻る途中、アレッポ市近くのICARDAの検問所で拘束され、殺害された。

Akhbar al-Sharq, October 22, 2012
Akhbar al-Sharq, October 22, 2012

ウマル・アブドゥッラッザーク・ラトゥーフはシリア革命総合委員会創設メンバーの一人で、広報局長。またタルビーサ調整、ヒムス自由人連合、ヒムス・ニュース・センターを創設した。

またムハンマド・ジュムア・アブドゥルカリーム・ラトゥーフはタルビーサ市の映像・情報を配信してきた。

 

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市周辺で、軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。

またジュダイダト・アルトゥーズ町、ドゥーマー市、ダーライヤー市が砲撃を受け、反体制武装勢力の戦闘員1人を含む4人が死亡した。

このほか、ザマルカー町、アイン・タルマー村も砲撃を受けたという。

一方、SANA(10月22日付)によると、アルバイン市、ハラスター市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃・放逐を継続した。

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ダマスカス県では、SANA(10月22日付)によると、ルクンッディーン区で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。死傷者は出なかった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市フィルドゥース地区などが砲撃を受け、マイダーン地区、サラーフッディーン地区、イザーア地区、バーブ・ジュナイン地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数が死亡した。

一方、SANA(10月22日付)によると、カフルタアール村、アターリブ市、フライターン市、マーリア市、カフルフーム市、カブターン・ジャバル村、アレッポ市旧市街、カーディー・アスカル地区、シャイフ・ヒドル地区、イシャーラート地区、バーブ・ナイラブ地区、カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、アンタキア門地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺で軍・治安部隊がヌスラ戦線および反体制武装勢力と激しく交戦した。

一方、SANA(10月22日付)によると、ハーリム市、サルキーン市、ジスル・シュグール市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市、タルビーサ市、ムザイリーブ町などが砲撃を受けた。

一方、SANA(10月22日付)によると、ヒムス市スルターニーヤ地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力を掃討し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月22日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(10月22日付)によると、反体制武装し勢力がダルアー市初審裁判所のタイスィール・サマーディー第一検事を誘拐した。

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ユーチューブ(10月22日付)上に、シリア・アラブ航空の旅客機から降りる集団の映像が公開された。

映像によると、これらの集団は、イラン・イスラーム革命防衛隊の兵士だという。

http://www.youtube.com/watch?v=CnH4aijhbj0

反体制勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(10月22日付)は、イドリブ県で自由シリア軍が拘束したクルド人兵士19人に対して、同軍の法廷が無罪判決を下した、と報じた。

逮捕された兵士の家族によると、自由シリア軍は6,800ドルの「保釈金」(身代金)の支払いを要求している、という。

19人は10月13日に拘束されていた。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長は、『ジュムフーリーヤ』(10月22日付)に対して、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺の背後にアサド政権がいる、と断じた。

そのうえで「シリアの政府は、レバノンでさらなる暗殺を行い、不安定を醸成し、シリア国内での犯罪を隠蔽しようとするだろう」と述べた。

一方、サアド・ハリーリー前首相がウカーブ・サクル国民議会議員をシリアの反体制勢力との連絡調整役に任命したことに関して、「我々と3月14日勢力の間で調整は行われており…、両国の国益を尊重することを基礎としている」と述べた。

さらに、ヒズブッラーに対しては、「シリア政府がヒズブッラーを犠牲にして取引を行うことを理解せねばならない」と述べ、アサド政権との決別を促した。

最後に「我々(シリア人とレバノン人)は運命共同体だ。あなたたちはシリア政府の抑圧に苦しみ、その犠牲となってきた…。シリア国民は今日、同じ抑圧を受けている」と述べた。

クルド民族主義勢力の動き

『クッルナー・シュラカー』(10月22日付)は、ハサカ県カーミシュリー空港で、シリア・クルド民主党(アル・パールティー)ナスルッディーン・イブラーヒーム派幹部のアフマド・スィーヌーが逮捕された、と報じた。

スィーヌーは、ファイサル・ユースフ、アブドゥルカリーム・ウマル、ジャマール・シャイフ・バーキー、アフマド・スライマーンとともにシリア・クルド国民評議会の使節団として、ダマスカスに向かい、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とイード・アル=アドハーの休戦について協議する予定だった。

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『クッルナー・シュラカー』(10月22日付)は、PKK筋の話として、民主統一党がトルコのアレヴィー派戦闘員を有事の場合に対トルコ戦に参加させることを同派と合意し、その第一弾としてアレヴィー派戦闘員3,000人のシリア北東部への派遣と、国境での緩衝地帯設置阻止を民主統一党がシリア政府に提案した、と報じた(未確認情報)。

レバノンの動き

ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺を受けるかたちで、21日晩から北部県トリポリ市のジャバル・ムフスィン地区とバーブ・タッバーナ地区で銃撃戦が発生し、少なくとも4人が死亡、シリア人を含む多数の住民が負傷した。

諸外国の動き

AKI(10月22日付)などによると、ユーロサット社(ホットバード)は、EUの制裁の一環として、シリア・アラブ・テレビ衛星放送、シリア・ドラマ・チャンネルの配信を停止した。

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アラブ連盟のアフマド・ベン・フッリー事務副長は、イード・アル=アドハーの休戦に関して「望みは薄い」と述べた。

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イラク・クルディスタン地域政府は、ドホーク県ドマイズ避難民キャンプのシリア人避難民が35,000人に達したと発表した。

またイラク中央政府の移民難民省も、アンバール県のカーイム避難民キャンプのシリア避難民の数が7,638人に達したと発表した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はロシア紙に対して、「アサド大統領はキリスト教徒を含むマイノリティの安全を保障する人格を備えている」と述べた。

また欧米諸国が「彼(アサド大統領)をかかしに仕立て上げている…。しかし実際のところ、向けられる嫌疑はいずれも断片的である…。現在、中東の地政学の書き換えが行われており、多くのプレーヤーが地政学的な地位を確保しようとしている…。多くのプレーヤーは基本的にシリアではなく、イランに対処しようとしている」と述べた。

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キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長はヨルダンを訪問し、アブドゥッラー国王らと会談、シリア情勢について協議した。

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ヨルダンのシリア人避難民の支援活動を行っている聖典スンナ協会によると、ザアタリー国営避難民キャンプで、多数の避難民がテント約20台に放火し、処遇改善を求めた。

AFP, October 22, 2012、Akhbar al-Sharq, October 22, 2012、AKI, October 22, 2012、al-Hayat, October 23, 2012, October 24, 2012、Kull-na Shuraka’, October 22, 2012、al-Kurdiya
News, October 22, 2012、al-Jumhuriya, October 22, 2012、Naharnet, October 22, 2012、Reuters, October 22, 2012、SANA,
October 22, 2012、Youtube, October 22, 2012などをもとに作成。

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ダマスカス県を含む複数県で車爆弾によるテロが発生しいずれも死傷者を生む、一方ベイルートではハサン内務治安軍総局情報課長の国葬が執り行われ「数千人」が参列(2012年10月21日)

国内の動き

アサド大統領がダマスカスを訪問中のアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表と会談した。

SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012

ブラーヒーミー共同特別代表は会談後、記者団に対して、「私と大統領が何を話したかは述べない。この問題(イード・アル=アドハーの休戦)について話はした。彼は私達の言葉が意図しているものを理解しただろうし、彼と彼の政府はこの点に関する見解を述べるだろう」と述べた。

また「すべての当事者が(休戦を)個別に決定すれば、それがイード中には武器を使用しないという全体の決定になるだろう」と述べた。

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一方、SANA(10月21日付)は、会談に関して、「いかなる政治的なイニシアチブ・プロセスも本質的にテロ停止の原則に基づかねばならない…」と伝え、シリアで活動するテロリストへの資金・武器援助を求める国々にテロ支援停止を求めた。

 

国内の暴力

ダマスカス県では、SANA(10月21日付)などによると、バーブ・トゥーマ広場の警察署近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、13人が死亡、約30人が負傷した。

シリア人権監視団によると、アサーリー地区、ティシュリーン地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と激しく交戦した。

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アレッポ県では、AFP(10月21日付)によると、アレッポ市スィルヤーン地区フランス病院近くで、爆弾がしかけられた車が自爆し、複数人が負傷した。

シリア人権監視団によると、バーブ・ナスル地区、カスタル・ハラーミー地区、バーブ・ハディード地区、ブスターン・カスル地区が砲撃を受け、ブスターン・カスル地区では反体制武装勢力の戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(10月21日付)によると、アレッポ市のシャイフ・ヒドル地区、スライマーン・ハラビー地区、インザーラート地区、旧市街各所、ダイル・ハーフィル市、ハーン・アサル村、アズィーザ市、マーリア市、ウワイジャ地区、マアマリー市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(10月22日付)によると、タッル市で軍・治安部隊の兵士が乗ったバスにしかけられた爆弾が爆発し、兵士9人が死傷した。

一方、SANA(10月21日付)によると、ムニーン町で車にしかけられた爆弾が爆発し、通行人数人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市の南側で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月21日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(10月21日付)によると、ヒムス市ワルシャ地区で、車にしかけられた爆弾が爆発し、反体制武装勢力の戦闘員8人が爆発に巻き込まれて死亡した。

また同市バーブ・フード地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
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SANA, October 21, 2012
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SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012
SANA, October 21, 2012

このほかタッルカラフ市郊外の対レバノン国境で、シリア領内への潜入を試みる反体制武装勢力戦闘員を軍・治安部隊が撃退した。

レバノンの動き

ベイルート県中心に位置する殉教者広場(ムハンマド・アミーン・モスク)で、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の国葬が執り行われ、ミシェル・スライマーン大統領、ナジーブ・ミーカーティー首相、フアード・スィニューラ元首相らが参列した。

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弔辞でスライマーン大統領は、ハサン情報課長が担当していたミシェル・サマーハ元情報大臣のテロ容疑事件での起訴を急ぐよう述べた。

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各紙によると、国葬には3月14日勢力の支持者「数千人」が参列した。

ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の国葬に参加した3月14日勢力の支持者は葬儀後、首相府前でナジーブ・ミーカーティー内閣の総辞職を求めて暴徒化し、軍・治安当局に強制排除された。

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自由国民潮流代表のミシェル・アウン元国軍司令官は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、「一部の政治勢力が政争(の具)にしようとしている」と非難した。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、「これ(事件)がシリアの悲劇の延長だというこをあらゆることが示している…ようだ」と述べ、シリアの関与を推定した。

Naharnet, October 21, 2012
Naharnet, October 21, 2012

AFP, October 21, 2012、Akhbar al-Sharq, October 21, 2012、al-Hayat, October 22, 2012、Kull-na Shuraka’, October 21, 2012、al-Kurdiya News, October 21, 2012、Naharnet, October 21, 2012、Reuters, October 21, 2012、SANA, October 21, 2012などをもとに作成。

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ムアッリム外相がブラーヒーミー共同特別代表と会談、レバノンではミーカーティー首相がハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺を防げなかった責任から辞意を表するも慰留される(2012年10月20日)

国内の動き

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とダマスカスで会談した。

SANA, October 20, 2012
SANA, October 20, 2012

会談後に外務在外居住者省が発表した声明によると、両者の会談は「建設的」で、地域情勢や国連の人道活動などについて協議された。

しかし声明では、イード・アル=アドハーの休戦案について言及はなかった。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はまた、民主的変革諸勢力国民調整委員会の使節団とも会談した。

委員会の声明によると、会談では、地域情勢、国際情勢、両者の提案が協議された。

ハサン・アブドゥルアズィーム代表は、ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハーの休戦に関して「政治プロセスを促すだろう」と述べ、歓迎の意を表明した。

国内の暴力

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、マアッル・シャムシャ市が軍の空爆を受け、マアッラト・ニウマーン市南部の国際高速道路で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、南部環状線(ドゥワイリア)などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サクバー市でがれきの下から市民の遺体14体が発見された。

一方、SANA(10月20日付)によると、スバイナ町近郊のアドナーン・モスクで反体制武装勢力が仕掛けた爆弾が爆発した。

この爆発で、反体制武装勢力の戦闘員複数名が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、シリア国民評議会などによると、ダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区(軍・治安部隊が制圧する地区)で拷問を受けるなどして死亡した市民の遺体37体が発見された、と発表した。

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アレッポ県では、SANA(10月20日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ハナーヌー地区、ハーン・アサル村、ターディフ市、フライターン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力への掃討作戦を継続し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(10月20日付)によると、反体制武装勢力がダルアー国立病院の医師を暗殺した。

クルド民族主義勢力の動き

サウジ日刊紙『アッカーズ』(10月20日付)は、シリア・クルド国民評議会の信頼できる複数の消息筋の話として、米国がシリア分割への懸念を示しつつも、クルド人の自治を認めた連邦制を樹立することに同意した、と報じた(未確認情報)。

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クルディーヤ・ニュース(10月20日付)は、人民議会議員を務めるシリア・クルド人国民イニシアチブ代表のウマル・ウースー議員が滞在先のイランで、アサド政権崩壊後に連邦制の樹立を主唱すべきだとのシリア・クルド国民評議会などの主張に異議を拒否すると述べた、と報じた。


レバノンの動き

3月14日勢力を支持する若者グループ(ムスタクバル潮流、レバノン軍団の支持者ら)は、ベイルート県中心に位置する殉教者広場でテントを設営し座り込みを開始し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺への抗議の意思を示すとともに、ナジーブ・ミーカーティー内閣の総辞職を訴えた。

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3月14日勢力は、10月21日を「怒りの日」と名づけ、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の葬儀への参列を国民に呼びかけた。

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前日に引き続き、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に抗議する若者が、ベイルート県、北部県、南部県などで道路を封鎖した。

また北部県トリポリ市アビー・サムラ地区では、住民どうしが衝突し、1人が死亡した。

NNA(10月20日付)が報じた。

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ナジーブ・ミーカーティー首相は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺への対応を協議するための緊急閣議で辞意を表明した。

しかし、ミシェル・スライマーン大統領が慰留し、首相はこれを受け入れた。

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『ハヤート』(10月21日付)によると、ミーカーティー首相の辞意に対して、進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首および国民党争ブロックの閣僚も、政治的真空の発生を懸念しつつ反対した。

Naharnet, October 20, 2012
Naharnet, October 20, 2012
Naharnet, October 20, 2012
Naharnet, October 20, 2012

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『アフバール』(10月20日付)は、ナジーブ・ミーカーティー首相が、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺事件発生の責任をとって辞表するとの意思をナビーフ・ビッリー国民議会議長に伝えていた、と報じた。

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3月14日勢力は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、事件発生を防げなかったナジーブ・ミーカーティー内閣を追及、総辞職を求めた。

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レバノン軍団のサミール・ジャアジャア代表は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、アリー・アブドゥルカリーム・アリー駐レバノン・シリア大使を追放すべきだと述べた。

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レバノン・カターイブ党のサーミー・ジュマイイル国民議会議員は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、「シリアの紛争に我々の国が巻き込まれないようにしなければならない」と述べた。

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マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教は声明を出し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を強く非難、「悪に対抗するための統合」を国民に呼びかけた。

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ムハンマド・ラシード・カッバーニー大ムフティーはテレビ演説で、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を「それによって誰が得をするのかは周知の通りだ」と非難した。

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イラン外務省報道官は外務省HPで、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を「シオニスト」の犯行と断じた。

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サウジ国営通信(SPA)は、同国高官がウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を非難した、と報じた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は、ミシェル・スライマーン大統領とナジーブ・ミーカーティー首相に対して、政治的真空の発生を避けるべきだと伝えた。

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潘基文国連事務総長は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、ナジーブ・ミーカーティー首相に「レバノン国民との連帯」の意思を伝えた。

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ローマ法皇ベネディクト16世は、声明を出し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を非難した。

諸外国の動き

『ミッリイェト』(10月20日付)は、トルコ軍がこれまでシリア領内に87回迫撃砲を発射し、兵士12人を殺害、複数の戦車を破壊したと報じた。

トルコは、シリア領へのサラフィー主義外国人戦闘員の潜入を事実上黙認しつつ、からの迫撃砲着弾への報復として軍にシリア領内を迫撃させている。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、記者会見で、ファールーク・シャルア副大統領への大統領権限の移譲などを骨子ととする持論(「イエメン型解決策」)を撤回した。

ダウトオール外務大臣はこの案を今月8日に公表したが、「イエメン型解決策は9ヶ月前には適切だった」と述べて、撤回した。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、シリアのすべての紛争当事者にイード・アル=アドハー(10月26~28日)の暴力停止を呼びかけた。

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ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハー(10月26~28日)の休戦案への支持を表明した。

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カタール外務省は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハー(10月26~28日)の休戦案への支持を表明した。

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国連の潘基本文事務総長とアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は共同声明を出し、イード・アル=アドハー(10月26~28日)の暴力停止を呼びかけた。

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ヨルダンのナースィル・ジャウダト外務大臣はアンマンで反体制運動指導者の一人リヤード・サイフ元人民議会議員と会談し、シリア情勢について協議した。

AFP, October 20, 2012、al-Akhbar, October 20, 2012、Akhbar al-Sharq, October 20, 2012、‘Akkaz, October 20, 2012、al-Hayat, October 21, 2012、Kull-na Shuraka’, October 20, 2012、al-Kurdiya News,
October 20, 2012、Naharnet, October 20, 2012、NNA, October 20, 2012、Reuters,
October 20, 2012、SANA, October 20, 2012などをもとに作成。

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シャームの民のヌスラ戦線が9月から10月にかけてシリア北部で発生した3件のテロの犯行を主張、レバノンでは内務治安軍総局情報課長のウィサーム・ハサン大佐を含む8人が爆弾テロによって死亡(2012年10月19日)

国内の暴力

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍がワーディー・ダイフ地点に近いタッルミンス村、マアッル・シャムサ村に展開する反体制武装勢力を空爆した。

またワーディー・ダイフ地点攻略で、反体制武装勢力の戦闘員1人が死亡した。

同地点の攻略には2500人の戦闘員が参加しており、対する軍は250人の兵で対抗している、という。

このほかジスル・シュグール市近郊のアアワル高地も砲撃を受けた。

一方、SANA(10月19日付)によると、ハーン・シャイフーン市郊外のバスィーダー村、アームーディーヤ村、カフルヤースィーム村、バーブーリーン村、スィージャル村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討作戦を継続、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

他方、AFP(10月20日付)は、空軍がクラスター爆弾をマアッラト・ヌウマーン市東部での掃討作戦で使用した、と複数の反体制活動家が疑っていると報じた。

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アレッポ県では、複数の反体制活動家が、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区などに攻撃をかけ、同地区を完全に制圧した、と述べた。またマイダーン地区も一部制圧した、という(未確認情報)。

シリア人権監視団によると、アレッポ市のサーフール地区、マイダーン地区などで軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦したという。

一方、SANA(10月19日付)によると、アレッポ市旧市街、ブスターン・カスル地区、スーク・フストゥク地区、バーブ・ナスル地区、ブスターン・バーシャー地区、アターリブ市、アンジャーラ村、カッバースィーン村、ダイル・ジャマール村・マーリア市間、ダイル・ハーフィル市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討作戦を継続し、外国人戦闘員を含む複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、複数の活動家によると、サイイダ・ザイナブ町で軍・治安部隊が反体制武装勢力と激しく交戦した。

またシリア情報センターによると、サクバー市などが軍・治安部隊の砲撃を受けた。

一方、地元調整諸委員会によると、アルトゥーズ町で軍・治安部隊に拷問の末、処刑されたと思われる複数の遺体が発見された。

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ヒムス県では、複数の活動家によると、ラスタン市、クサイル市が軍・治安部隊の砲撃を受けた。

一方、SANA(10月19日付)によると、ジュースィーヤ村、東ブワイダ村、ガントゥー市、ハウラ地方などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討作戦を継続、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月19日付)によると、ダイル・ザウル市各所で軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討作戦を継続、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(10月19日付)によると、マアルバ町、ブスラー・シャーム市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討作戦を継続、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(10月19日付)によると、ナビー・ユースフ地点近くで、トルコからの潜入を試みる反体制武装勢力を軍・治安部隊が撃退した。

一方、『クッルナー・シュラカー』(10月19日付)は、アラウィー派の村ワーディー・ウユーンで、住民と軍・治安部隊が交戦したと報じた(未確認情報)。

反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線は、米国のイスラーム主義系のサイトに声明を送り、9月30日のカーミシュリー市の政治治安部を狙ったテロ、10月3日のダイル・ザウル市での政治治安部を狙った連続自爆攻撃、10月11日のイドリブ市での兵舎への攻撃を実行したと発表した。

またヌスラ戦線は、10月12日に、アレッポ市近郊の第606ミサイル大隊、同市ハナーヌー地区の兵舎、ラッカ県各所の兵舎を攻撃し、32人の兵士を殺害した、と発表した。

このうち第606ミサイル大隊の攻撃には、チェチェン戦闘員からなる「イスラーム・ファジュル運動」が参加した、という。

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レバノンを拠点とするファフド・ミスリー(自由シリア軍行動司令部広報局長)は声明を出し、ヒムス県の対レバノン国境に位置するジュースィーヤ村を奪還したと発表した(未確認情報)。

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シリア国民評議会の執行部メンバーのタウフィーク・ドゥンヤーが声明を出し、自身の参加が「何らの価値も与えることができない」として、脱会を宣言した。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(10月20日付)は、ハサカ県のハサカ市、ラアス・アイン市、ダルバースィーヤ市、カーミシュリー市、ダイリーク市で民主統一党が「青年こそ未来を保障する」と銘打ったデモを行った、と報じた。

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クルディーヤ・ニュース(10月19日付)によると、17~18日にかけてカーミシュリー市で軍の士官複数名が離反し、トルコに逃走した。

ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺(レバノン)

ベイルート県アシュラフィーヤ地区で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、内務治安軍総局情報課長のウィサーム・ハサン大佐を含む8人が死亡、78人が負傷した。

Naharnet, October 19, 2012
Naharnet, October 19, 2012
Naharnet, October 19, 2012
Naharnet, October 19, 2012
Naharnet, October 19, 2012
Naharnet, October 19, 2012

ハサン大佐は、ムスタクバル潮流のサアド・ハリーリー前首相の顧問で、ミシェル・サマーハ元情報大臣のテロ容疑の調査などを主導していた。

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ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺を受け、北部県、ベカーア県、ベイルート県、南部県の高速道路、広場など各所で、3月14日勢力の支持者が道路封鎖などを行い、抗議の意思を示した。

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ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、サウジで暮らすサアド・ハリーリー前首相は声明を出し、「バッシャール・ハーフィズ・アサドによる暗殺を非難する」とアサド政権の関与を断じた。

ハリーリー前首相は父親のラフィーク・ハリーリー元首相の暗殺をシリアの犯行と断じていたが、その後、この断定が「過ち」だったと訂正した経緯がある。

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進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、ジャズィーラ(10月19日付)に対して「バッシャール・アサドと彼の体制が殺したと公然と非難したい」とシリアの関与を断じた。

ジュンブラート党首は2005年のラフィーク・ハリーリー元首相の暗殺をシリアの犯行と断じていたが、その後、この断定が「誹謗中傷が過ぎた」と訂正した経緯がある。

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ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、レバノン軍団のサミール・ジャアジャア代表は「なぜ、ウィサーム・ハサンなのか?彼がミシェル・サマーハを逮捕したからか?」と自問し、シリアの関与を示唆した。

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ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、ヒズブッラーは声明を出し、「邪悪な犯罪」、「安定と国民統合を見出そうとする邪悪な試み」と非難した。

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自由国民潮流代表のミシェル・アウン元国軍司令官は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、「レバノンの安定を脅かそうとする犯罪」と非難しつつも、調査を待って非難すべきだと述べ、シリアの犯行を断じるハリーリー前首相、ジュンブラート党首を暗に批判した。

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ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、「こうした暴力を正当化するものはない」と非難した。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、「レバノンの治安、安定、独立、主権を狙った…テロ行為」を非難した。

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バチカンのフェデリコ・ロムバルディ報道官は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、強い非難の意を示した。

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ベイルート県アシュラフィーヤ地区での爆破テロに関して、シリアのウムラーン・ズウビー情報大臣は、「この手のテロはどこで起きようとも正当化され得ない」と非難した。

この非難声明は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の死亡が確認される前に出された。

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シリア民主世俗主義諸勢力連立は声明を出し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺に関して、アサド政権の存在がシリア国民だけでなく、地域全体を危険にさらすと批判した。

レバノンの動き(そのほか)

『リワー』(10月19日付)によると、レバノンを拠点とするファフド・ミスリー(自由シリア軍行動司令部広報局長)は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の使節と会談したことを明らかにしたうえで、イード・アル=アドハーの停戦案が「いかなる結果も実現せず、現場に変化をもたらさない」と述べた。

またヒズブッラーの戦闘員がヒムス県のジュースィーヤ村、クサイル市を攻撃している、と述べた。

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レバノンの声(10月19日付)によると、ヒムス県ジュースィーヤ村からベカーア県バアルベック郡カーア地方に非難しようとしたレバノン人12人が、軍の要撃を受け殺害された。

諸外国の動き

ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、記者会見で、自由シリア軍がスティンガー・ミサイルを入手したとの情報に関して、「我々は世界じゅうの政府とともに、こうした兵器の根絶をめざしている…。我々は、シリアが脅威の源泉となるのではなく、地域に安定や平和をもたらす勢力になるよう…シリアを支援している…。真の暫定構想を準備し…新たな指導者がシリアを…過激派に抵抗させるため…シリア人を支援している」と述べた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表がシリアに到着した。

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エジプトの大統領府は声明を出し、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハーの停戦を全面支持すると表明した。

AFP, October 19, 2012、Akhbar al-Sharq, October 19, 2012、al-Hayat, October 20, 2012、Kull-na Shuraka’, October 19, 2012, October 20, 2012、al-Kurdiya
News, October 19, 2012、al-Liwa’, October 19, 2012、Naharnet, October 19, 2012, October 20, 2012、Reuters,
October 19, 2012、SANA, October 19, 2012などをもとに作成。

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アレッポ県では軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続、一方イドリブ県では反体制武装勢力とシャームの民のヌスラ戦線が共闘しワーディー・ダイフ基地を迫撃(2012年10月18日)

国内の暴力

アレッポ県では、SANA(10月18日付)によると、アターリブ市、サフィーラ市、マンスーラ村、カフル・ハラブ村、バヤーヌーン町、シャイフ・サルマーン市、マーリア市、アレッポ市旧市街各所などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

al-Hayat, October 19, 2012
al-Hayat, October 19, 2012

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ヒムス県では、SANA(10月18日付)によると、ヒムス市ワアル地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを襲撃するなどして、掃討作戦を継続、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

また『バアス』(10月18日付)が、対レバノン国境のジュースィーヤ村の「浄化」を完了したと報じた。

一方、『ハヤート』(10月19日付)などによると、軍・治安部隊はヒムス市のハーリディーヤ地区などの制圧のための掃討作戦を継続した。

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ハマー県では、SANA(10月18日付)によると、カルアト・マディーク町などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

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ラタキア県では、SANA(10月18日付)によると、軍・治安部隊がナビー・ユースフ山の山頂を経由してトルコからシリア領内に潜入しようとした反体制武装勢力を撃退し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、ラーイド・ミンディールなる反体制武装勢力の戦闘員が、AFP(10月18日付)に対して、反体制武装勢力がワーディー・ダイフ基地に対して「総攻撃を加えている。我々は同基地を制圧するだろう」と述べた。

シリア人権監視団によると、反体制武装勢力とシャームの民のヌスラ戦線が共闘し、基地を迫撃している、という。

一方、マアッラト・ヌウマーン市では、現地の救急隊員によると、軍の空爆によって子供多数を含む44人ががれきの下敷きになって死亡した。

また現地の野戦病院で医療活動を行う医師らによると、空爆で20人が死亡、30人以上が行方不明だという。

シリア人権監視団によると、軍はこのほかにも、マアッラト・ヌウマーン市郊外のダイル・シャルキー村、ダイル・ガルビー村を空爆した。

これに対して、SANA(10月18日付)は、マアッラト・ヌウマーン市郊外の村々で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続し、甚大な被害を与えた、と報じた。

「浄化」作戦が継続されたのは、マアッル・シャマーリーン市、マアッル・ハッタート村、カフルサジュナ村、バスィーダー村など。

またイドリブ市内で、爆弾が爆発し、市民1人が死亡した、という。

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クナイトラ県では、SANA(10月18日付)によると、マスハラ村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を完了した。

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ダマスカス県では、シリアの治安筋によると、カフルスーサ区の内務省施設の近く(300メートル)で、オートバイに乗った男が自爆した、と報じた。

SANA, October 18, 2012
SANA, October 18, 2012

同治安筋によると、爆発によって犠牲者は出なかった。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月18日付)によると、反体制武装勢力がダイル・ザウル市・タドムル市間の石油パイプラインと、ウマル油田とティーム油田を繋ぐパイプラインを爆破した。

シリア政府の動き

シリアの外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長宛に書簡を提出し、サウジアラビア、カタール、トルコがシリアへの武装テロ集団の潜入に関与し、国内の対話や危機の平和的解決を阻害している、と非難、対応を求めた。

SANA(10月18日付)が報じた。

反体制勢力の動き

『タイムズ』(10月18日付)は、英国治安当局が、英国人イスラーム教徒のシリアへの潜入手引きを行っていたとされる英国人の取り調べを行っていると報じた。

同報道によると、この英国人はこれまでに約50人の英国人イスラーム教徒のリクルートを行った、という。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表のシリア訪問に先立って、シリア国家建設潮流は声明を出し、同共同代表特使付のムフタール・ラマーニー代表とダマスカスで会談し、イード・アル=アドハーの休戦に関する意見を交換したと発表した。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(10月18日付)は、クルド最高委員会が最高司法委員会の設置を決定した、と報じた。

同委員会は、シリア・クルド国民評議会の代表者8人、西クルディスタン人民議会の代表者7人から構成される。

レバノンの動き

AFP(10月18日付)は、レバノンの北部県アッカール郡アブーディーヤ市近くから何者かがシリア領に発砲したのを受け、シリア軍がレバノン領内に砲撃を加えた、と報じた。

死傷者は出なかった。

国際社会の動き

ロシアの外務省報道官は、米国が反体制勢力への対空兵器の供与を決定したとの「シリアの信頼できる消息筋」の情報に関して、「国際テロ組織の武器供与」をもたらすと懸念を表明した。

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国連のナバネセム・ピレイ人権高等弁務官は、シリアの紛争をボスニア内戦にたとえ、国際社会に暴力ための一致団結を呼びかけた。

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国際人権団体Avaazは、2011年3月以降の失踪したシリア人が28,000人にのぼると発表した。

AFP, October 18, 2012、Akhbar al-Sharq, October 18, 2012、al-Hayat, October 19, 2012、Kull-na Shuraka’, October 18, 2012、al-Kurdiya News,
October 18, 2012、Naharnet, October 18, 2012、Reuters, October 18, 2012、SANA,
October 18, 2012、The Times, October 18, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クルド民族主義政党および調整17団体はシリア国民評議会組織改編のイニシアチブに与せず、英紙ではイラク人戦闘員が反体制武装勢力掃討のために戦闘に参加していると報じられる(2012年10月17日)

国内の動き

シリアの外務在外居住者省は声明を出し、EUによる追加制裁発動に関して、国民とその糧を標的たもので、法的、道徳的根拠を欠く、と批判した。

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SANA(10月17日付)は、ダマスカス郊外県とアレッポ県での「最近の事件」に関連して逮捕された逮捕者のうち、殺人を犯していない市民それぞれ16人、109人を釈放したと報じた。

国内の暴力

アレッポ県では、SANA(10月17日付)によると、アレッポ県のサーフール地区、シャッアール地区、ナイラブ地区、バーブ街道地区、ハイダラート市、シャッアーラ村、タッル・ラッハール村、マーリア市、ターディフ市、ダイル・ハーフィル市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを襲撃するなどして、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊し、「浄化」を進めた。

SANA, October 17, 2012
SANA, October 17, 2012

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ダマスカス郊外県では、SANA(10月17日付)によると、シャイフーニーヤ村、ジスリーン町などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の浄化を継続し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、SANA(10月17日付)によると、マスウード村、タッル・ムザイラア村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、逮捕した。

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ヒムス県では、SANA(10月17日付)によると、クサイル市郊外のジュースィーヤ村の浄化が完了し、街は治安と安定を回復した。

一方、クサイル市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

地元調整諸委員会によると、ジュースィーヤ村に軍・治安部隊が突入した。

『クッルナー・シュラカー』(10月17日付)は、ヒムス市バーブ・アムル地区、タルビーサ市で、軍警察が90人を逮捕した、と報じた。

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ダルアー県では、SANA(10月17日付)によると、マアルバ町で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討を継続し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月17日付)によると、ダイル・ザウル市内で軍・治安部隊が反体制武装勢力への特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(10月17日付)によると、ワーディー・ダイフに対して、軍・治安部隊が特殊作戦を行い、反体制武装勢力に甚大な被害を与えた。

またマアッラト・ヌウマーン市郊外のカフルナブル市、バスィーダー村、ジスル・シュグール市郊外のビダーマー町、シュグル市でも軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦市、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス県では、各紙によると、治安当局が市内各所でテロに警戒して、道路を封鎖するなどして厳戒態勢を敷いた。

クルド民族主義勢力の動き

クルド最高委員会は声明を出し、クルド民族主義政党および調整17団体は、イスタンブールで現在行われて、近くその成果がカタールで明らかになる予定のシリア国民評議会組織改編の努力をボイコットする、と発表した。

アフマド・スライマーン報道官は、「クルド最高委員会を構成する主要な二つのブロック(シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会)は、シリア国民評議会再編の交渉や努力とは関係ない。交渉は我々への連絡がないままに行われている」と述べた。

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PKKの事実上の党首であるムラード・カライラーンは党本部があるイラク北部で、「PKKはすべてのシリア人の要求を保護し、シリアのクルド人の支援を拡充させる。もしトルコ軍が彼らを攻撃すれば、もっとも激しい報復行動をもってトルコ領に反撃する」と述べた。

反体制勢力の動き

フランスで暮らす離反士官マナーフ・トゥラース准将は、『シャルク・アウサト』(10月17日付)に対して、「私にはシリア国民の救済を支援するため、常にシリアに戻る計画がある…。しかしその時期はさまざまな要素と関係している」と述べ、逃亡生活を続ける意思を暗に示した。

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ロンドンで活動するシリア人権委員会は、軍・治安部隊が乳幼児を家族の前で拷問にかけ、反体制運動に関する情報を聞き出そうとする事件が多発している、との報告書を発表した。

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アラウィー派の有識者約30人が共同声明を出し、軍・治安部隊、シャッビーハによる蛮行を批判した。

共同声明に署名した有識者は、アーファーフ・アフマド、ハーティル・ダワーらいずれも無名。

レバノンの動き

AFP(10月17日付)は、シリア・レバノン国境地帯でシリアの反体制武装勢力とヒズブッラーの戦闘員の戦闘が連日のように発生するようになっている、と報じた。

同報道によると、戦闘はレバノン人が暮らすシリア領内に位置するとみなされている村(ただし両国は国境画定をしていない)で発生しており、村人によると、反体制武装勢力の侵入を防ぐため、ヒズブッラーの戦闘員約5,000人が展開している、という。

この村人によると、戦闘ですでにレバノン側の戦闘員16人が死亡している、という。

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『デイリー・テレグラフ』(10月19日付)は、ヒズブッラーがベカーア県ヘルメル郡からシリア領内の反体制武装勢力の拠点に砲撃を加えた、と報じた。

イラクの動き

ロイター通信(10月17日付)は、イラク人戦闘員(シーア派)が軍・治安部隊とともに、反体制武装勢力掃討のために戦闘に参加していると報じた。

戦闘に参加しているイラク人は、マフディー軍やバドル機構の元戦闘員や離反者、アサーイブ・アフル・ハック、ヒズブッラー大隊の戦闘員など。

その多くはレバノンのヒズブッラーの傘下で任務にあたっているという。

マフディー軍の離反戦闘員のアブー・ハージルはロイター通信の電話取材に対して、「我々はアブー・ファドル・アッバース大隊を結成し、同隊にはイラク人、シリア人、そのほかの外国人戦闘員500人からなる」と語った。

アブー・ハージルによると、これらの部隊の主な任務はダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブなどシーア派の聖地の防衛だが、自由シリア軍のこれらの聖地への攻撃を行おうとしているとの情報が入った場合は、反体制武装勢力との戦闘を行っている、という。

諸外国の動き

シリアでの人権侵害を調査するための国連人権理事会調査委員会のパウロ・セルジオ・ピネイロ委員長は、外国人戦闘員に関して、「彼らの存在は過激化をもたらすだけだ…。彼らはシリアでの民主的国家建設において必ずしも必要な存在ではないにもかかわらず、彼らだけの特別な動機で活動している」と批判した。

ピネイロ委員長によると、外国人戦闘員は「数百人」いる、という。

また同委員会のカーリン・アブー・ザーイドや、外国人戦闘員とシリアの反体制武装勢力が「ほとんどの場合、別々に行動している」としながらも「彼らは自由シリア軍の一部を過激化させている」と指摘した。

AFP(10月17日付)が報じた。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、「(シリア)政府は、ミグ(戦闘機)、TNT樽爆弾を用いることで暴力の新たな段階を越えた。最近では、クラスター爆弾使用の危険が高まっている…。政府がたとえこうした情報を否定しようと、我々には証拠がある」と述べた。

シリア革命諸評議会なる団体の使節団との会談後で述べた。

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AFP(10月17日付)、ロイター通信(10月17日付)によると、トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)に、シリア領から発射された迫撃砲が着弾し、トルコ軍が応戦した。

AFP, October 17, 2012、Akhbar al-Sharq, October 17, 2012、The Daily Telegraph, October 19, 2012、al-Hayat, October 18, 2012、Kull-na Shuraka’, October 17, 2012、al-Kurdiya News,
October 17, 2012、Naharnet, October 17, 2012、Reuters, October 17, 2012、SANA,
October 17, 2012、al-Sharq al-Awsat, October 17, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の反体制武装組織「数十団体」が「合同軍事司令部」を発足することで合意したと報じられる(2012年10月16日)

国内の動き

アサド大統領は2012年政令第379号を発し、第10期人民議会議員補欠選挙の投票を12月1日に実施することを決定した。

補欠選挙が実施される選挙区、定数は以下の通り。

1. ハマー県A部門(労働者・農民代表)1議席:ニザール・イスマーイール・ムーサー議員のタルトゥース県知事就任による欠員
2. イドリブ県A部門(労働者・農民代表)1議席:ガッサーン・アフマド・ルトフィー・カナーティリー議員のダイル・ザウル県知事就任による欠員
3. アレッポ県諸地域A部門(労働者・農民代表)1議席:ムハンマド・アナス・ムハンマド・シャーミー議員の離反による欠員
4. アレッポ県諸地域B部門(その他の人民諸組織代表代表)1議席:イフラース・アフマド・バダウィー議員の離反による欠員
5. ハサカ県A部門(労働者・農民代表)1議席:サッターム・ジャドアーン・ダンダフ議員の駐イラク大使就任による欠員

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アサド大統領は、ラーイフ・ラーティブ・ヤースィーンを保健省次官、アドナーン・ハーシム・ウスマーンを農業省次官、サイード・ダーウード・ハルサーニーとアブドゥルハキーム・ムスタファー・ハマードを教育省次官、イリヤース・トゥーマーを電力省次官、スライマーン・カールーを環境省次官に任命した。

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ジハード・マクディスィー外務在外居住者省報道官は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハーの休戦案に関して、「いかなるイニシアチブも、両当事者の対応があって初めて成功する。シリア政府はこの提案を検討する準備はある」と述べた。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区、アーミリーヤ地区、ハムダーニーヤ地区、マイダーン地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

またAFP(10月16日付)によると、反体制武装勢力は、アレッポ市旧市街のアブドゥッラー・ジャービリー広場、バーブ・ジュナインへの潜入を試みたが、軍によって撃退された。

アレッポ市内のカビール・モスク近くの建物に集結していた狙撃手が、シリア遺跡修復委員会のマルワーン・ジャッラーダ氏を射殺した。

同氏は、委員会のメンバーとともにウマイヤ・モスクの修復状況を検査していた。

一方、SANA(10月17日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー、ナーディー・ヤルムーク、バーブ・ファラジュ、マイダーン、旧市街などの地区、ハフサ村、ダーラ・イッザ市、アンジャーラ村、バルクーム市、アターリブ市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(10月17日付)によると、クサイル地方近郊のドゥマイナ村、ヒムス市バーブ・フード地区、ワアル地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

一方、ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区が軍・治安部隊の砲撃を受けた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方やハーマ町が軍・治安部隊の砲撃を受けた。

またアイン・タルマー村、ザマルカー町、ザバダーニー市で軍・治安部隊が反体制武装勢力が交戦した。

シリア人権監視団によると、軍によるこれらの攻撃は、反体制武装勢力が占拠する地域の奪還が目的だという。

またラーミー・アブドゥッラフマーン所長は、14日にダマスカス県南西部の病院の遺体安置所で発見された遺体28体のほとんどが軍の兵士だったと発表した。

一方、SANA(10月17日付)によると、シャイフーニーヤ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

さらにDamas Post(10月16日付)は、ダマスカス県執行局のムハンマド・アイマン・タージャー氏がダマスカス県内の自宅前で武装集団に暗殺された、と報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ヒーシュ村、マアッル・シャムシャ市、マアッル・シャマーリーン市、タッルマンス市、ダイル・ガルビー村、バスィーダ市などマアッラト・ニウマーン市郊外の都市に軍が戦闘機で空爆を加え、反体制武装勢力が対空砲で応戦した。

空爆は反体制武装勢力がマアッラト・ニウマーン市制圧後もっとも激しかったという。

さらに、同監視団は、シャームの民のヌスラ戦線と反体制武装集団が合同でヒーシュ村周辺の軍検問所や拠点を攻撃したことを明らかにし、サラフィー主義者と反体制勢力の共闘を認めた。

このほか、同監視団によると、カフルナブル市への砲撃で子供2人が死亡した、という。

これに対し、SANA(10月17日付)は、ウンム・ガール村、アーリヤ村、ガッサーニーヤ村、ビンニシュ市、マアッルシャムシャ市、ジャーヌーディーヤ町などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊したと報じた。

一方、『クッルナー・シュラカー』(10月16日付)は、イドリブ県マアッラトフルマ市での軍・治安部隊の攻撃で「風船爆弾」が使用された、と報じた。

同報道によると、この爆弾は爆発せず、地上に落下し、異臭を放ち、神経を麻痺させた、というが、事実かどうかは定かでない。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市の軍事情報局施設近くへの砲撃で子供7人を含む9人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(10月17日付)によると、ダイル・ザウル市内で軍・治安部隊が反体制武装勢力の武器庫を破壊した。

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ハマー県では、SANA(10月17日付)によると、ハマー市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、2人が負傷した。

一方、軍・治安部隊はジュッブ・スライマーン村、マスウード村の反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した。

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AFP(10月17日付)によると、ウクライナ人女性ジャーナリスト、アレクサンドル・ディコサロフ氏が反体制武装勢力によって誘拐された。

ディコサロフ氏はアサド政権への支持を表明していた、という。

反体制勢力の動き

『ハヤート』(10月17日付)は、シリア国内で武装闘争を行う反体制武装組織「数十団体」が14日に「国内」で会合を開き、「合同軍事司令部」を発足することで合意したと報じた。

同報道によると、会合に出席した団体は「戦闘員間の軍事的調整の改善、外国勢力が武器供与増大を準備することを期待して統一司令部の創設」をめざした、という。

反体制筋によると、「合意に到達し、あとは署名が必要なだけ」だという。

出席者のなかには、最近シリア国内への潜入を宣言した自由シリア軍のリヤード・アスアド司令官、ムスタファー・シャイフ最高軍事評議会議長、ムハンマド・ハーッジ・アリー少将、そして現地の軍事評議会の指導者たちが含まれ、合同司令部は現地で武装闘争を行う組織の代表60人から構成されるという。

また合同司令部には、イスラーム主義組織の「シリア解放戦線」なども参加する、という。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長は訪問先のカタールのドーハで『ハヤート』(10月17日付)の取材に応じ、そのなかで、「我々は彼(ブラーヒーミー共同特別代表)に、アサドの一味を含む挙国一致政権は意味がない」と述べ、イランの提案を拒否した。

またカタールによるアラブ合同軍の派遣案(国連総会で提唱)についても、「シリア人殺戮停止のための真摯な努力は良いことだ」と述べ支持を表明した。

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パリを拠点とするシリア国民変革潮流は声明を出し、EUによる追加制裁を歓迎した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月16日付)は、ダマスカス郊外の複数の調整筋の話として、自由シリア軍が「シャッビーハ」の誘拐・処刑を「自由シリア軍の名を借りて一部の犯罪者が行った過ち」であり、再発防止に努めている、と報じた。

諸外国の動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はエジプトを訪問し、ムハンマド・アムル外務大臣と会談した。

エジプト外務省報道官によると、会談でエジプト側は、シリアの国土保全の必要を強調するとともに、反体制勢力糾合に向けた自国の努力をアピールした。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表との会談(17日)に先立って、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、イード・アル=アドハー休戦案への賛同の意を示した。

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ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、カタールの首相が吹聴するシリアへの平和維持軍の派遣に関して、シリア政府の合意と安保理での決議が必要だとの立場を示した。

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イラクの複数の消息筋によると、アサド政権は、イラクのヌーリー・マーリキー内閣に、サッダーム・フサイン政権時代のバアス党員数千人に関するファイルを手渡した、と報じた。

「アフバール・シャルク」(10月16日付)が報じた。

同消息筋によると、シリアのムハーバラートはダマスカスのイラク大使館にファイルを提出した、という。

フセイン政権崩壊後シリアに逃走したイラクのバアス党員の多くは、シリアを経由して、イエメン、レバノン、トルコ、イラク・クルディスタン地域など第三国に逃走した、という。

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EUは16日に外相会議で決定した追加制裁の対象となる28人、2法人を官報で発表した。

うち26人はワーイル・ナーディル・ハルキー内閣閣僚、残る2人はスライマーン・マアルーフ(英国籍のビジネスマン)とリダー・ウスマーン(ラーミー・マフルーフに近い)。

また追加制裁の対象となった法人2社はダマスカスに本社を構える軍事科学研究関連会社2社。

一方、サリーム・アルトゥーンとアルトゥーン・グループは制裁対象から削除された。

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ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外務大臣は、ドイツ紙に対して、シリア人避難民の受け入れに関して、国際社会の計画のもと原則的に用意があると述べた。

AFP, October 16, 2012、Akhbar al-Sharq, October 16, 2012、Damas Post, October 16, 2012、al-Hayat, October 17, 2012、Kull-na Shuraka’, October 16, 2012、al-Kurdiya News,
October 16, 2012、Naharnet, October 16, 2012、Reuters, October 16, 2012、SANA,
October 16, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市北部のダウワール・シーハーン検問所で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦するなか、シリア軍が反体制武装勢力弾圧にクラスター爆弾を使用したとの一部報道を否定(2012年10月15日)

国内の動き

アサド大統領は2012年大統領決定第18号を発し、反体制武装勢力から奪還したアレッポ市の修復を目的とするウマイヤ・モスク保存修復委員会を設置、ムハンマド・ワヒード・アッカード・アレッポ県知事を委員長に任命した。

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シリア軍武装部隊は声明を出し、反体制武装勢力弾圧にクラスター爆弾を使用したとのヒューマン・ライツ・ウォッチの発表に対して、「我々はそのような爆弾を保有していない」と反論した。

SANA(10月16日付)が報じた。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市北部のダウワール・シーハーンの検問所で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、軍の兵士8人が死亡した。

Youtube, October 16, 2012
Youtube, October 16, 2012

ラーミー・アブドゥッラフマーン所長によると、この検問所はアレッポ市とアアザーズ市を結ぶ街道に位置し、アレッポ市への主要な入り口の一つだという。

一方、治安筋は、AFP(10月15日付)に対して、ダウワール・シーハーンで、3トンの爆発物を積んだ車を運転する「自爆テロリスト」を殺害したのち、爆弾の解除に成功した、と述べた。

アブドゥッラフマーン所長は、シーハーン国立病院近くの検問所で軍兵士が爆弾がしかけられた車を爆破した、と認めた。

AFP(10月15日付)によると、アレッポ市北東部のターリク・ブン・ズィヤード兵舎(アシュラフィーヤ地区バニー・ザイド)を反体制武装勢力が襲撃したが、軍・治安部隊が撃退し、多数の戦闘員を殺傷した。

このほかシリア人権監視団によると、アレッポ市バーブ・ナスル地区、ジュダイダ地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、サーフール地区では軍・治安部隊が砲撃を行った。

他方、SANA(10月15日付)によると、アレッポ市旧市街、スッカリー地区、アウラム・スグラー村、第2ムハンディスィーン地区、ウワイジャ地区、フライターン市、アンジャーラ村、カフルナーハー村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点などを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備(車輌)を破壊した。

またアレッポ市マルジャ地区で、反体制武装勢力による迫撃砲の攻撃で家族4人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ基地近くで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(10月15日付)によると、ワーディー・ダイフ村、ハーミディーヤ市、マアッラト・ニウマーン市郊外、イフスィム町、バーラ村、サルジャ村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

マアッラト・ニウマーン市郊外で、反体制武装勢力が軍のヘリコプターを撃墜し、乗組員1人を捕捉する映像が、ユーチューブ(10月15日付)で公開された。

「アフバール・シャルク」(10月17日付)などによると、このヘリコプターはマアッル・ハッタート村の空爆を行っていた。

複数の反体制活動家はAFP(10月17日付)に対して、ヘリコプターは上空1500メートルを飛行中に14.5ミリ対空砲の砲弾を浴びた、という。

http://www.youtube.com/watch?v=SUbudh7RnG8

http://www.youtube.com/watch?v=ceePdEI2zks

http://www.youtube.com/watch?v=OXPYS1VR8y0

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市での軍・治安部隊の砲撃で子供3人が死亡した。

一方、SANA(10月15日付)によると、ダイル・ザウル市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラー・シャーム市で子供1人が射殺された。

一方、SANA(10月15日付)によると、ダルアー県西部、北部で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討を継続し、外国人戦闘員を含む数十人の戦闘員を抹殺した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アサーリー地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のカーラ市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力掃討のための砲撃を行った。

一方、SANA(10月15日付)によると、東グータ地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討を継続し、シャイフーニーヤ村などで戦闘員数十人を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市が、軍の砲撃・空爆を受けた。

一方、『ワタン』(10月15日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、バーブ・トゥルクマーン地区、バーブ・タドムル地区など旧市街で、軍・治安部隊が反体制武装勢力掃討のための大規模な軍事作戦を継続した。

またクサイル市郊外のフサイビーヤ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を実行した。

さらに、SANA(10月15日付)によると、タッルドゥー市、ヒムス市スルターニーヤ地区、ハーリディーヤ地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(10月15日付)によると、ムハルダ市郊外で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

自由シリア軍のタウヒード旅団は、アレッポ県シャイフ・ナッジャール地方で軍の戦闘機を撃墜したと発表した。

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『ニューヨーク・タイムズ』(10月15日付)は、複数の米国高官の話として、シリアの反体制勢力のために供与されている武器のほとんどが、過激なイスラーム主義者の手に渡っており、そのことが米国の不快感を高めている、と報じた。

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民主的諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はフェイスブック(10月15日付)で、自身がシリア政府との対話を行うことに執着し、シリア国民評議会を外国の手先とみなしていると述べたとする『ワタン』(10月14日付)の記事は事実に反すると発表した。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(10月15日付)は、クルド最高委員会がハサカ県各地の避難民らに支援物資800パッケージを配給した、と報じた。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、反体制武装勢力弾圧にクラスター爆弾を使用したとのヒューマン・ライツ・ウォッチの発表に対して、「そうした確証はない…。この地域には違法に持ち込まれた大量の武器がある」と述べ、シリア軍が使用したことは確証できないと述べた。

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カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相との会談後の記者会見で、シリア情勢に関して、カタールが提案したアラブ平和維持軍派遣構想がアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の国連軍派遣案に合致している、と述べ、ブラーヒーミー共同特別代表が国連軍派遣を検討していると主張した。

またアラブ監視団であれ、国連監視団であれ、充分な武装が必要との見解を示した。

一方、シリア国内の反体制武装勢力やサラフィー主義者への支援に関しては、「我々は国家として、世界のどの場所でも過激な集団を支援していない。我々が行っていることは、アラブ連盟の指示を受けており、シリアに関する連盟特別委員会の枠内でのことだ」と支離滅裂なことを述べた。

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イラクのバグダードを訪問中のアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は記者会見で、平和維持軍派遣の意思を示したとのカタール首相の虚言を否定した。

またブラーヒーミー共同特別代表は、イラン訪問時に、イード・アル=アドハー期間中の停戦を提案し、イラン側に協力を求めた、という。

アフマド・ファウズィー報道官が声明で明らかにした。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、ブラーヒーミー共同特別代表との会談で「文書化された詳細な、しかし非公式の提案」を行ったと述べた。しかしこの提案の詳細には触れなかった。

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イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、アーラム・チャンネル(10月15日付)に、ブラーヒーミー共同特別代表の訪問時に、「我々は暴力停止、武器供与・テロ集団支援停止、反体制勢力と政府の国民対話の実施を提案した」と述べた。

アブドゥッラフヤーン外務副大臣はまた「大統領選挙と国会選挙が行われる移行期間を…アサド大統領の監督のもとに行う」ことを提案し、シリア側が「この提案に同意している」と付言した。

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イラクのヌーリー・マーリキー首相は、ブラーヒーミー共同特別代表と会談し、「危機の平和的解決の方法について協議した」。

首相府の声明によると、この会談で、マーリキー首相は、「シリア国民の人命の保護、シリアの将来、統合の維持、地域の安定維持に向けた早急な行動」をブラーヒーミー共同特別代表に求めた。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣によると、14日のルクセンブルグでのEU外相会合の晩餐の席でロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「アサドは決して去らないだろう」と述べるとともに、西側諸国による制裁を厳しく非難した。

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EU諸国外相は、アサド政権を支持する28人と2法人への追加制裁を決定した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月15日付)はシリアの治安当局がシリア国内のハマースの複数の事務所を閉鎖したと報じた。

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トルコの非常事態局は、シリア人避難身の数が10万363人に達したと発表し、EU諸国に避難民の受け入れを呼びかけた。

AFP, October 15, 2012, October 17, 2012、Akhbar al-Sharq, October 15, 2012, October 17, 2012、‘Aks al-Sayr, October 15, 2012、al-Hayat, October 16, 2012、Kull-na Shuraka’, October 15, 2012、al-Kurdiya News,
October 15, 2012、Naharnet, October 15, 2012、The New York Times, October 15, 2012、Reuters, October 15, 2012、SANA, October 15, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市のウマイヤ・モスクをタウヒード旅団から奪還、ブラーヒーミー共同特別代表がイランを訪問しアフマディーネジャード大統領を含む同国政府高官らと会談(2012年10月14日)

国内の暴力

アレッポ県では、シリア軍が声明を出し、アレッポ市旧市街のウマイヤ・モスクをタウヒード旅団(自由シリア軍)から奪還したと発表した。

奪還作戦では、火災(13日)が発生し、モスクが部分損壊した。

http://www.youtube.com/watch?v=y04q-CVH7H8&feature=player_embedded

al-Hayat, October 15, 2012
al-Hayat, October 15, 2012

これに関して、軍は「テロ集団がモスクを攻撃し、内部を破壊した…。タウヒード旅団は午後4時に、破壊の跡を残して、モスクからの撤退を決定した」と発表した。

しかし、タウヒード旅団は声明を出し、「軍がモスクから撤退したことを受け、タウヒード旅団はモスク周辺に結集している諸大隊に進軍しないよう支持した」と反論した。

一方、SANA(10月14日付)によると、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・バーシャー地区、マルジャ地区、旧市街(バーブ・アンターキヤーなど)アラブ・ストゥーマ市、ハーン・アサル村、アウラム・クブラー町、ダイル・ハーフィル市、アンジャーラ村、カフルナーハー村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア情報センターによると、カダム区で20人が治安部隊によって処刑された、という。

『ハヤート』(10月15日付)は、複数の活動家の話として、マッザ区のヴィーラート地区などで連続して3発の爆弾が爆発した、と報じた。

これに対して、シリア・アラブ・テレビ(10月14日付)は、マッザ区の路上で爆弾が仕掛けられた車が爆発したと報じた。

またSANA(10月14日付)は、ファトフ・モスク近くでの爆発で2人が負傷した、と報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力がマアッラト・ヌウマーン市に近いワーディー・ダイフ基地への攻撃を続け、2度目となる突入を試みた。

しかし戦闘により、戦闘員1人が負傷、18人が負傷したという。

シリア軍はマアッラト・ヌウマーン市奪還のため、同市および近郊のマアッラト・シューリーン村などを空爆した。

一方、SANA(10月14日付)によると、軍・治安部隊がサラーキブ市、ザーウィヤ山、ジスル・シュグール市西部、ヒーシュ村で、道路閉鎖などを試みた反体制武装勢力戦闘員と交戦、殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍がヒムス市ハーリディーヤ地区、ラスタン市、フーラ地方、タッルカラフ市を砲撃した。

一方、SANA(10月14日付)によると、ヒムス市東部で反体制武装勢力がマイクロバスに爆弾を仕掛けて爆破し、乗っていた女性労働者4人が死亡、20人が負傷した。

またラスタン市、タッルカラフ市では、軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、外国人戦闘員を含む数十人の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア情報センターによると、ダーライヤー市とムウダミーヤト・シャーム市間で、後ろでに縛られた遺体100体が発見された。

一方、SANA(10月14日付)によると、東グータ地方のザバディーン市、ダイル・アサーフィール市、シャブアー町、ムハンマディーヤ町で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の浄化を完了した。

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ダルアー県では、シリア情報センターによると、ガサム村、マアルバ町に対して軍が砲撃を加えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市、ブーカマール市、ムーハサン市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(10月14日付)によると、ダイル・ザウル市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員を殺傷、逮捕した。

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ハマー県では、SANA(10月14日付)によると、ハマー市で反体制武装勢力が市民1人を襲撃、殺害した。

一方、軍・治安部隊はハマー市郊外で特殊作戦を行い、反体制武装勢力を殲滅した。

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ラッカ県では、SANA(10月14日付)によると、カンタリー村のハサカ市・ラッカ市を結ぶ街道で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

国内の動き

ワーイル・ハルキー首相は国家公務員の給与と退職者の年金を引き上げることを決定した。

レバノンの動き

ベイルート県で、ロシアと中国によるシリア支援への謝辞を表明するデモ行進がアサド政権を支持するレバノン人市民数百人によって行われた。

AFP(10月14日付)が報じた。

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サラフィー主義者のシャイフアフマド・アスィールは、ベイルート県での「シリア革命」を支持するデモ集会で演説し、バッシャール・アサド大統領と弟のマーヒル・アサド大佐を「イスラエルの安全の守護者」と批判した。

またイランを「シリア国民を殺戮するために大金をつぎ込んでいる」と非難、ヒズブッラーに対しては「国家の武装、ジハード主義者の義務のための武装を拒否する」と述べ、アサド政権への支援を批判した。

デモ集会の直後、ベイルート県ズカーク・ブラート地区でアマル運動とヒズブッラーの支持者が、アスィールの支持者と衝突した。死者は出なかった。

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NNA(10月14日付)は、ヒムス県の対レバノン国境に位置するラブラ町での軍・治安部隊と反体制武装勢力の戦闘に巻き込まれて、レバノン人2人が死亡した、と報じた。

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は最近の演説で、シリア領内の対レバノン国境の村々に約30,000人のレバノン人が暮らしていると述べていた。

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レバノンの複数のメディアは、シリア軍の戦闘機がベカーア県バアルベック郡アルサール地方上空に侵入した、と報じた。

諸外国の動き

トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、記者団に対して、「シリア政府はまず国民と対話すべきだ」と述べ、シリア・トルコの直接対話のしくみを構築すべきとのロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣の提案を一蹴した。

またシリア政府がトルコ旅客機のシリア領空の通過を禁止したことに関しては「我々にとって価値がない」と述べた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はイランを訪問し、マフムード・アフマディーネジャード大統領、サイード・ジャリーリー国家安全保障最高会議書記、アリー・アクバル・サーレヒー外務大臣らと会談した。

SANA(10月14日付)によると、会談では平和的解決によるシリア危機の解決が必要だとの見解で一致した、という。

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『ハヤート』(10月15日付)は、複数のヨルダン軍・治安筋の話として、ヨルダンに逃亡したシリア軍離反兵の数が約3,800人に上っていると報じた。うち1,120人が士官だという。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチは、シリア軍がアレッポ県やイドリブ県で反体制武装勢力が制圧する地域を奪還するため、市街地などにクラスター爆弾を投下した、と発表した。

http://www.hrw.org/news/2012/10/14/syria-new-evidence-military-dropped-cluster-bombs

シリアは、米中、ロシア、イスラエルなどとともに、クラスター爆弾の使用・製造・保有を禁じるオスロ条約(2010年8月)に参加していない。

Akhbar al-Sharq, October 14, 2012、AFP, October 14, 2012、al-Hayat, October 15, 2012、Kull-na Shuraka’, October 14, 2012、al-Kurdiya News,
October 14, 2012、Naharnet, October 14, 2012、NNA, October 14, 2012、Reuters,
October 14, 2012、SANA, October 14, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力がマアッラト・ヌウマーン市付近で進軍する軍・治安部隊の車列を迎撃、エルドアン首相が「拒否権の悪しき行使がシリアでの問題解決を妨げている」としてロシアおよび中国を批判(2012年10月13日)

国内の暴力

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市の南約12キロに位置するヒーシュ村で反体制武装勢力が、ハマー方面から進軍する軍・治安部隊の車列を未明に迎撃した。

この迎撃に際して、反体制武装勢力の戦闘員12人(ハマー出身)が死亡した、という。

車列は2日前にハマー県を発ち、約40輌の戦車や車輌からなる、という。

また反体制武装勢力が制圧をめざすワーディー・ダイフ基地に対して、シリア軍戦闘機が爆撃を行い、反体制武装勢力の戦闘員22人が負傷した。

このほか、基地に近いマアッル・シャムサ村も砲撃に遭い、3人が負傷し、また軍・治安部隊は、ハーン・シャイフーン市、ヒーシュ村、サルミーン市に対して地上および空から砲撃を加えた。

一方、SANA(10月13日付)によるとファールーキーヤ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

またマアッラト・ニウマーン市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃を続け、サウジ人、トルコ人を含む数十人の戦闘員を殺害した。

シリア人権監視団は、ハーン・アサル村を空爆していたシリア軍の戦闘機が自由シリア軍の戦闘員によって撃墜された、と発表した。

またユーチューブ(10月13日付)に墜落したと思われる戦闘機の残骸の映像が公開された。

http://www.youtube.com/watch?v=rTavf_ZDGsc

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、イザーア地区、サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、ザフラー地区、旧市街で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員4人が死亡した。

またアレッポ市のシャッアール地方に対して、軍・治安部隊は砲撃を加えた。

一方、SANA(10月13日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー、アターリブ街道、ハーン・アサル村、ウマイヤ・モスク、フザイファ・モスク、ハール市場、スーク・フストゥク、バーブ・アンターキヤー、バーブ・ハディード、バーブ・ナイラブ、カッラーサ、カーディー・アスカル、ザバディーヤ、バーブ・ナスルといった地区、カフルダーイル村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷、車などの装備を破壊した。

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AFP(10月13日付)は、反体制武装勢力が制圧したアレッポ県マンビジュ市で犯罪が増加、離反した警官や判事が資金不足のなかで治安維持にあたっていると報じた。

同市は7月に反体制武装勢力によって制圧され、現在は軍・治安部隊による攻撃はないが、事態沈静化を受けて犯罪者が流入したという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区、バーブ・トゥルクマーン地区、クサイル市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(10月13日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、タッルドゥー市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、殲滅した。

他方、『ハヤート』(10月15日付)によると、反体制武装勢力がラスタン市近郊のダイル・フール村の防空大隊の拠点を制圧した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マアルバ町に軍・治安部隊が突入し、兵士5人が死亡した。

一方、SANA(10月13日付)によると、サフワ村、ヒルバト・ガザーラ町とダルアー市を結ぶ街道で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」を追撃、殲滅した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月13日付)によると、ダイル・ザウル市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、SANA(10月13日付)によると、タッル・アブヤド市郊外で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、殲滅した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(10月13日付)によると、軍・治安部隊が東グータ地方での反体制武装勢力の「浄化」を継続した。

一方、『ハヤート』(10月15日付)によると、反体制武装勢力がウタイバ村近郊の防空大隊の拠点を制圧した。

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ラタキア県では、SANA(10月13日付)によると、ナビー・ユースフ山を越えてトルコから潜入を試みた反体制武装勢力を軍・治安部隊が撃退した。

国内の動き

シリア外務在外居住省は声明を出し、シリア・トルコ両国間で安全保障問題を直接協議するための連絡の仕組みを構築する必要があると述べたロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣の発言への支持を表明した。

同声明によると、この支持表明はアズマトゥッラー・クルモハンマドヴ駐シリア・ロシア大使とシリア側の協議を通じて示された、という。

またトルコ旅客機のシリア領空の通過を禁止したと発表した。

SANA(10月13日付)が報じた。

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アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は、ヒムス県ヒムス市での国民対話会合に出席した。

SANA(10月13日付)が報じた。

反体制勢力の動き

レバノン日刊紙『アフバール』(10月13日付)は、信頼できる消息筋の話として、反体制武装勢力がシリア国内唯一の塩素ガス製造工場を占拠した、とシリア政府が国連などに対して通達した、と報じた(事実確認はとれていない)。

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ロイター通信(10月13日付)は、シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長の任期終了を受け、ブルハーン・ガルユーンが事務局長に返り咲く可能性が高いと報じた。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長は『スィヤーサ』(10月13日付)に対して、ヒズブッラーとイランに「ポスト・アサド段階に備える」よう求め、アサド政権への支援を行わないよう訴えた。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(10月13日付)は、トルコに収監中のアブドゥッラ・オジャランを支持するクルド人がハサカ県ダイリーク市に「アサーイシュ」(クルド治安軍)を教練するためのセンターを開設している、と報じた。

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ハサカ県ダイリーク市でクルド語の授業を開始した12の学校が当局によって閉鎖された。

諸外国の動き

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、イスタンブールでの国際会議で「我々みなの努力にもかかわらず、国連安保理はシリアで続く人道的悲劇に20ヶ月も介入しないままだ」と述べるとともに、「拒否権の悪しき行使がシリアでの問題解決を妨げている」とロシア、中国を暗に批判した。

またアフメト・ダウトオール外務大臣は、「シリアによるいかなる国境侵犯に対しても何らの躊躇なく報復するだろう」と述べた。

このほか、両名は、国連の潘基文事務総長、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表、ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外務大臣、シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長と会談した。

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ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、シリア・アラブ航空旅客機の強制着陸をめぐって、(押収された積荷が)「重要な軍装備品であることは疑う余地がない」と断じるとともに、ロシアの対シリア政策を「道徳的に破綻している」と非難した。

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イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、アリー・アクバル・サーレヒー外務大臣が先週、カタールを訪問し、反体制武装勢力が拉致するイラン人質48人の問題を協議したと発表した。

しかしサーレヒー外務大臣がカタールで誰と会談したのかは発表しなかった。

al-Akhbar, October 13, 2012、Akhbar al-Sharq, October 13, 2012、AFP, October 13, 2012、al-Hayat, October 14, 2012, October 15, 2012、Kull-na Shuraka’, October 13, 2012、al-Kurdiya
News, October 13, 2012、Naharnet, October 13, 2012、Reuters, October 13,
2012、SANA, October 13, 2012、al-Siyasa, October 13, 2012などをもとに作成。

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イドリブ県内のワーディー・ダイフ基地周辺で軍・治安部隊が反体制武装勢力が激しく交戦、またシリア軍がヒムス県の対レバノン国境地帯に地対空ミサイルを配備(2012年10月12日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(10月12日付)は、イスラーム情報監視団(ロンドン)からの情報として、エジプトのスエズ県の「人民抵抗」の指導者として知られるジハード主義者の一人ハーフィズ・サラーマがトルコ経由で10日晩にシリア領内に潜入した、と報じた。

同報道によると、この潜入は、「シリアの革命家たちの支援」が目的だという。

サラーマはムアンマル・カッザーフィー政権打倒をめざす反体制運動支援のために2011年にはリビアに潜入していた。

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シリア国民評議会のアナス・アブダ事務局書記長は、AFP(10月11日付)に対して、10月15~16日にカタールで予定されていた組織拡大のための大会を11月初めに延期すると述べた。

「評議会参加にあたって、革命運動体、市民社会運動体、政治組織から予想以上に多くの要求が示されたこと」が主な理由だという。

国内の暴力

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ基地周辺で軍・治安部隊が反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(10月12日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市に近いワーディー・ダイフ地点、イフスィム町、サラーキブ市、ハーン・シャイフーン市、ヒーシュ村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員多数を殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバー村で反体制武装勢力が軍・治安部隊を襲撃し、兵士14人を殺害した。

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アレッポ県では、SANA(10月12日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区、ダウワール・バーブ・ハディード地区、ブスターン・バーシャー地区、アターリブ市、ハルシュー市、カフルダーイル村、ハーン・アサル村、カブターン・ジャバル村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(10月12日付)によると、ラスタン市近郊のダイル・フール村、シャルク・ジャンダル地方、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、クルディーヤ・ニュース(10月12日付)によると、アレッポ街道沿いのタッル・バイダル村、タッル・タムル町上空を軍のヘリコプター2機が飛来した、と報じた。

飛来の理由は定かでないが、自由シリア軍の拠点を砲撃したとの情報や、ヘリコプターどうしが交戦したといった情報が錯綜している、という。

国内の動き

トルコの『エデンリク』(10月12日付)は、アサド大統領が「シリアはPKKを支持していない…。トルコと我々の関係が良好だったとき、この政党を支援しているとの疑惑は向けられなかった…。アンカラはPKKへのダマスカスの支援を疑うことで、シリア国内の武装集団の支援を正当化しようとしている」と述べたと報じた。

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『アフバール』(10月12日付)は、シリア民族社会党のアスアド・ハルダーン党首(レバノン)が、シリア政治局(イサーム・マハーイリー派)を解散し、シャーム問題担当副党首のナズィール・ウズマに新政治局の発足を要請した、と報じた。

シリア民族社会党マハーイリー派は進歩国民戦線加盟政党。

レバノンの動き

『ディヤール』(10月12日付)は、シリア軍がヒムス県内の対レバノン国境地帯に地対空ミサイルを配備したと報じた。

この配備は、トルコがレバノン経由で軍事行動を行うことへの予防的措置だという。

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ミシェル・スライマーン大統領は、「シリア軍は自制し、レバノン領内への砲撃を控えねばならない」と述べた。

一方、ヒズブッラーによるイスラエルへの無人飛行機潜入に関して「国防戦略上必要」と述べた。

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レバノンの軍事裁判所のサクル・サクル長官は、ミシェル・サマーハ元情報大臣のテロ容疑に関して、リヤード・アブー・ギーダー検事に、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官への聴取を要請した。

諸外国の動き

『イェディオト・アハロノト』(10月11日付)は、2010年秋にシリアとイスラエルが米国の仲介のもとに間接和平交渉を行い、ゴラン高原からのイスラエルの完全撤退、大使館交換などで合意したが、シリアへの「アラブの春」波及で実現しなかった、と報じた。

同報道によると、撤退の期間に関して、シリア側は半年から1年、イスラエル側はより長期間を主張し、意見の一致は見られなかったという。

交渉はベンヤミン・ネタニヤフ首相、エフード・バラク国防大臣のみが関与し、他の閣僚には知らされていなかった、という。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は、サウジアラビアのジェッダでアブドゥッラー国王と会談し、シリア情勢について協議した。

al-Akhbar, October 12, 2012、Akhbar al-Sharq, October 12, 2012、AFP, October 12, 2012、al-Hayat, October 13, 2012、Kull-na Shuraka’, October 12, 2012、al-Kurdiya News,
October 12, 2012、Naharnet, October 12, 2012、Reuters, October 12, 2012、SANA,
October 12, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力がダマスカス・アレッポ街道を約5キロにわたって制圧するなか、ヒズブッラーのナスルッラー書記長が「シリア国内で戦闘員を派遣している」との一部情報を否定(2012年10月11日)

国内の暴力

イドリブ県では、『ハヤート』(10月12日付)など各紙が、複数の活動家・目撃者の話として、反体制武装勢力がマアッラト・ヌウマーン市に近いダマスカス・アレッポ街道を約5キロにわたって制圧した、と報じた。

また反体制武装勢力のアクラム・サーリフ大佐はAFP(10月11日付)に対して、「軍は(マアッラト・ヌウマーン市の)奪還を試みたが、反体制活動家はこれを阻止した」と述べた。

さらに反体制活動家のムハンマド・カナアーンは、マアッラト・ヌウマーン市に近いワーディー・ダイフ基地を反体制武装勢力が戦車1台で攻撃、制圧した、と述べた。

このほか、シリア人権委員会によると、スィフヤーン村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と激しく交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区のダマスカス・ダルアー街道の検問所で、軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、軍の兵士2人が死亡した。

またシリア人権委員会なる組織によると、カーブーン区、マイダーン地区で治安当局による逮捕・捜索活動が行われた。

一方、シリア人権監視団はマッザ区の高等教育省に近い軍事裁判所前で「激しい爆発」があったと発表した。被害の詳細は明らかでないという。

これに関して、シリア・アラブ・テレビ(10月11日付)は、高等教育省に近いバラームケ・税関地区で爆破テロが発生したと報じた。

また使徒末裔大隊とアンサール・イスラーム旅団が共同声明を出し、高等教育省に近い総合情報部のコンプレックスに爆弾を仕掛けたと発表した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権委員会によると、アルトゥーズ町などが軍・治安部隊の砲撃を受けた。

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ヒムス県では、地元調整諸委員会によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区で軍・治安部隊に対する掃討作戦を続けた。

一方、SANA(10月11日付)によるとダイル・フール村、シャルク・ジャンダル地方、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃を継続し、多数の戦闘員を殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権委員会によると、シャイフ・マスキーン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(10月11日付)によると、マアルバ町・ブスラー・シャーム市間の街道で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺害した。

『クッルナー・シュラカー』(10月11日付)によると、統一社会主義者党のハーリド・アッブード人民議会議員(事務局長)の弟のアブドゥルムンイム・ムーサー・アッブードがダルアー県ヌアイマ村で暗殺された。

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タルトゥース県では、SANA(10月11日付)によると、反体制武装勢力がアリーダ国境通行所でレバノンからの旅客バスを襲撃し、乗っていたシリア人労働者8人が死亡、8人が負傷した。

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アレッポ県では、SANA(10月11日付)によると、アレッポ市カルム・ジャバル地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を完了した。

またブスターン・カスル地区などで軍・治安部隊は反体制武装勢力の追撃を継続し、多数の戦闘員を殺害した。

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ハマー県では、SANA(10月11日付)によると、アシャーリナ村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺害した。

反体制勢力の動き

反体制勢力の動きシリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長は、ローラン・ファビウス外務大臣と会談、またフランス議会の外交委員会で証言した。

証言後、スィーダー事務局長は、評議会の指導部を「近いうちに」シリア国内に移転させる意思を示した。

また来週、カタールで予定されている会合で、評議会の組織再編(拡大)が行われるだろうと述べた。

レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長がテレビ演説し、シリア国内で戦闘員を派遣しているとの一部情報を否定した。

ナスルッラー書記長は「シリアでの危機発生当初から、一部のアラブ衛星放送は、ヒズブッラーがシリアに3000人の戦闘員を派遣していると報じてきたが、この報道は間違いで偽りだと言ってきた…。殉教者が出れば、我々は遺族に真実を伝える。いつ、どこで、どのように同胞が殉教したかを」と述べた。

また「今の今まで、我々はシリア政府とともに(シリア国内で)戦ったことはない。シリア政府は我々にそうするよう要請していない。我々がそうすることに関心を持っていると誰がいったのか?」と付言した。

一方、対シリア国境での武装集団による殺人、誘拐、強姦などの増加を受け、住民が自衛のため武装を強化していると指摘、「私は、ヒズブッラーに属していようといまいと、国境地域にとどまる人を妨げることはできない」としつつも、「我々は新たな戦線を開くことはない」と述べ、同地域の防衛に直接介入しない意思を明示した。

さらにシリアで死亡したとされるアリー・フサイン・ナースィーフ(アブー・アッバース)については、「アブー・アッバースの殉教に関して言われていることはすべて偽りだ…。ベカーアの住民に聞けば、彼がベカーアの歩兵旅団の司令官だったことが分かる…。(国境の)村々は連日砲撃を受けており、アブー・アッバースを含む多くの殉教者が出ている」と述べた。

自由シリア軍によるナスルッラー暗殺の脅迫に関しては、「シリアの一部の反体制勢力に、我々を脅迫しないようアドバイスする。無駄だからだ…。誤った非難は君たちのためにならずそのことで、私に謝罪を求めることはできない」と一蹴した。

なおこの演説では、10月6日にイスラエル領内で撃墜された無人飛行機を、ヒズブッラーが派遣したこと、また同飛行機がイラン製であることを認めた。

シリア・アラブ航空旅客機の強制着陸に関して

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、シリア・アラブ航空旅客機の強制着陸に関して、ロシア製の軍装備品が積まれていたと述べた。

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アフメト・ダウトオール外務大臣は、シリア・アラブ航空旅客機の強制着陸に関して、「通報」に基づき同機を強制着陸させ、「違法な積荷」を押収したことを明らかにしたが、「通報」元については明言しなかった。

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NTV(10月11日付)、TRT(10月11日付)によると、押収された積荷のなかには、ロケット弾の部品、通信機器などが含まれていた、という。

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シリア外務在外居住者省のジハード・マクディスィー報道官は、トルコ空軍によるシリア・アラブ航空旅客機の強制着陸(10日)に関して、「いかなる武器、禁止された物資も輸送していなかった」と述べた。

マクディスィー報道官によると、同機(14時26分モスクワ発便)は、17時20分にトルコ領内に入るや、トルコ空軍によってアンカラ国際空港に強制着陸され、約2時間待機させられ後、トルコ当局が乗客らを空港内の待合室に移動させ、機内を検査、一部の積荷を調査のためとして押収した、という。

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ロシア外務省報道官は、トルコ空軍によるシリア・アラブ航空旅客機の強制着陸に関して、「ロシア人を含む乗客の安全への脅威」と非難した。

同報道官はまた、「アンカラはロシア人乗客の有無をロシア大使館に通知せず、大使館代表による乗客への医療支援の提供の申し出を拒否した…。明確な説明のないまま二国間の慣習に違反した」と非難した。

諸外国の動き

トルコのタネル・ユルドゥズ・エネルギー天然資源大臣は、「1週間前からシリアがトルコからの電力の購入を停止している」と6日の前言と矛盾する発言をした。

「内戦で電力送電ネットワークが損害を受けた」のがその理由だという。

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イラクのヌーリー・マーリキー首相は滞在先のプラハで記者団に「イラク経由でシリアに武器が流れることはないと強調する…。我々はシリアへの武器流入を抑止するため国境に軍を展開した」と述べた。

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シリア人避難民問題支援担当調整官にパノス・ムムトズィス(Panos Moumtzis)氏は、AFP(10月11日付)に対して、シリア人避難民支援のための資金が不足していると述べ、資金援助を改めて求めた。

Akhbar al-Sharq, October 11, 2012、AFP, October 11, 2012、al-Hayat, October 12, 2012、Kull-na Shuraka’, October 11, 2012、al-Kurdiya News,
October 11, 2012、Naharnet, October 12, 2012、Reuters, October 11, 2012、SANA,
October 11, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

軍・治安部隊と反体制武装勢力がイドリブ県内の各市をめぐって激しい攻防戦を展開する一方、トルコ・ハタイ県の国境付近にシリア領から発射された迫撃砲数発が着弾(2012年10月10日)

シリア政府の動き

シリア外務在外居住者省のジハード・マクディスィー報道官は記者会見で、潘基文国連事務総長に対して書簡を送り、そのなかで武装集団に資金・武器支援、教練を行っている国の活動停止を遵守させるための使節団を派遣することを提案したと発表した。

またサウジアラビア、カタール、トルコを名指しし、これらの国が「先方」による暴力停止のため影響力することを事務総長に求めたと付言した。

国内の暴力

『ハヤート』(10月11日付)によると、軍・治安部隊と反体制武装勢力はイドリブ県のダマスカス・アレッポ街道沿いの都市をめぐって激しい攻防戦を展開した。

サルミーン市の活動家によると、9日に反体制勢力が制圧したとされるマアッラ・ニウマーン市への軍・治安部隊の増援部隊進軍阻止が試みられた。

進軍阻止にあたって、反体制武装勢力はロケット弾、即席爆弾などを駆使している、という。

これに関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、マアッラ・ニウマーン市への経由地であるハーン・シャイフーン市近くで軍・治安部隊と反体制武装勢力は交戦したと述べた。

『ハヤート』(10月11日付)によると、反体制勢力はマアッラ・ニウマーン市に続いて、ハーン・シャイフーン市、サラーキブ市を制圧し、ダマスカス・アレッポ街道の封鎖を狙っているという。

シリア人権監視団によると、イドリブ県各地での戦闘で反体制武装勢力の戦闘員15人、軍・治安部隊兵士5人、市民5人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市カーティルジー地区、カーディー・アスカル地区、イザーア地区、サーフール地区、バーブ街道地区、シャッアール地区が軍の砲撃を受け、スライマーン・ハラビー地区では軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(10月10日付)によると、アターリブ市で、軍・治安部隊が二つの特殊作戦を行い、外国人戦闘員(イラク人、エジプト人など)を含む戦闘員数十人を殺害した。

またタッル・リフアト市・アフタリーン市間街道で、反体制武装勢力の車輌11台を破壊した。

アレッポ市では、ダウワール・アグユール地区、フィルドゥース地区、バーブ・ハディード地区、マルジャ地区、旧市街ウマウィー・モスク入口、バーブ街道などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点などを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

一方、アッサーン村では、反体制武装勢力が組織したデモに武装集団自らが発砲し、子供1人が負傷した。

このほか、アクス・サイル(10月11日付)は、アレッポ市ジュダイダ地区のファルハート教会に迫撃砲が着弾したと報じた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月10日付)によると、イフバーリーヤ・チャンネルのカメラマン、ムハンマド・アシュラムが反体制武装勢力に殺害された。

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ラッカ県では、SANA(10月10日付)によると、タッル・アブヤド地方バージリーヤ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺害、装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(10月10日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区、ラスタン市やハウラ地方ブルジュ・カーイー村、クサイル地方各所で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

また『ワタン』(10月10日付)は「数時間、ないしは数日中にヒムス県の安全が宣言されるだろう」と報じた。

AFP(10月10日付)は、軍消息筋の話として、軍・治安部隊が来週末までにヒムス県一帯の反体制武装勢力の拠点の制圧をめざしていると報じた。

シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、旧市街が砲撃を受け、一部の地区には軍・治安部隊が突入、制圧した。

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ダルアー県では、SANA(10月10日付)によると、ヤードゥーダ村、カフルシャムス町、クルク・シャルキー市、ガーリヤ・シャルキー市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊がダイル・アサーフィール市に突入、少なくとも4人が死亡した。

反体制勢力の動き

ゴラン高原出身のアラウィー派で軍の大佐だというズバイダ・ミーキーがフェイスブック(10月10日付)にビデオをアップし、離反を宣言した。

http://www.youtube.com/watch?v=Rt8zoqkulRw&feature=player_embedded

諸外国の動き

ロイター通信(10月10日付)によると、ハタイ県の国境に位置するアズマリン市に、シリア領からの迫撃砲数発が着弾した。

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トルコのネジュデト・オゼル参謀長は、ウルファ県アクチャカレ市を訪問し、「我々は報復した。彼らが(砲撃を)続ければ、より強硬なかたちで報復するだろう」と述べた。

またオゼル参謀長は、トルコ軍の砲撃によって、シリア側が「重大な被害」を受けたと述べたが、詳細は明かさなかった。

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トルコ空軍は、軍装備品を輸送しているとの理由で、モスクワ発ダマスカス行きのシリア・アラブ航空機をアンカラ国際空港に強制着陸させた。

アナトリア通信(10月10日付)などが報じた。

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『ハヤート』(10月11日付)によると、ヨルダン軍総司令部の高官は、シリア人避難民の流入や、化学兵器の拡散・使用に関する危機に対処するため、米軍が領内に駐留している、とのレオン・パネッタ米国防長官の発言を否定した。

ブリュッセル訪問中のパネッタ国防長官は、米国が約150人の兵員をヨルダン領内の対シリア国境約50キロの地点に展開し、シリア人避難民の流入と、シリアでの化学兵器の管理が不可能となるというシナリオを想定して支援を行っている、と述べていた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者団に対して、シリアとトルコの関係に関して、事態正常化のために直接対話を行う必要があるとの考えを示した。

また「シリアをめぐる作業グループ会合をいつでも開催する準備があるが、そのためには準備が必要だ」と述べる一方、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表に関して、ジュネーブでの合意を基礎として解決策を検討している、と評価した。

AFP, October 10, 2012、Akhbar al-Sharq, October 10, 2012、‘Aks al-Sayr, October 11, 2012、al-Hayat, October 11, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 10, 2012、al-Kurdiya News, October 10, 2012、Naharnet.com, October 10, 2012、Reuters, October 10, 2012、SANA, October 10, 2012、al-Watan, October 10, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線が前日発生したハラスター市の空軍情報部へのテロの犯行を主張、クルド国民評議会がイラクで軍事教練されたクルド人避難民を活動に導入することを拒否することで合意(2012年10月9日)

国内の動き

アサド大統領は2012年政令第358号を発し、サッターム・ジャドアーン・ダンダフを駐イラク大使に任命、同日中に認証式を行った。

SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012

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進歩国民戦線加盟政党による「政治対話と国民和解は治安と安定回復への我々の道だ」が2日間の日程を終え、閉幕した。

閉幕声明では、外国の干渉拒否、シリアをめぐる国際会議開催要請の拒否、外国から輸入されたテロの根絶、国内での政治的対話の必要を確認した。

また、外国の干渉に関しては、カタールを「米国の手先、イスラエルの信頼できる同盟国」と名指しで批判した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月9日付)は、アフマド・サイイド・ダマスカス第一検事が、アブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領、フィラース・トゥラース、アドナーン・アルウール(シャイフ)、ムハンマド・シャンムート(医師)、ムハンマド・イドリビー、ジョルジュ・ヤーズジー、タージッディーン・イーサーをテロ法廷に起訴したと報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、SANA(10月9日付)によると、ザブラターニー地区のバス停留所で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、敷地内の施設や停車中の車が被害を受けた。

SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、前日に空軍情報部で爆弾テロが発生したハラスター市で、軍・治安部隊と反体制武装勢力の交戦が続いた。

一方、SANA(10月9日付)によると、グータ東部で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」の追撃を続けた。

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アレッポ県では、SANA(10月9日付)によると、カフルハムラ村、ザルーナ村、カフルトゥーラーン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を実施し、多数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市では、ブスターン・カスル地区、ダウワール・ハーウーズ地区、ダウワール・シャッアール地区、カルム・ジャバル地区、ブスターン・バーシャー地区などで反体制武装勢力の拠点を攻撃し、戦闘員を殺害、装備を破壊した。

一方、アレッポ市内の清掃局の労働者に反体制武装勢力が発砲、2人を殺害した。

SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012
SANA, October 9, 2012

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イドリブ県では、シリア人権監視団のアリー・アブドゥッラフマーン所長がAFP(10月9日付)に対して、マアッラト・ヌウマーン市の入口にある検問所1カ所を除く同市から軍・治安部隊が撤退した、と発表した。

同市は2012年6月に反体制武装勢力が一時制圧していたが、軍・治安部隊の攻撃で撤退を余儀なくされていた。

同監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市での砲撃により、反体制武装勢力の戦闘員12人、民間人10人が8日に死亡し、9日には子供1人が死亡した。

一方、SANA(10月9日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市で軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またトルコ領内からタッル・ザハブ地区に潜入しようとした反体制武装勢力戦闘員と軍・治安部隊が交戦し、複数名を殺害した。

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ヒムス県では、SANA(10月9日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

またクサイル地方のズィラーア市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、アフガニスタン人、チェチェン人など戦闘員多数を殺害する一方、レバノン領からの潜入を試みた戦闘員を撃退した。

シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区に軍・治安部隊が突入したことを認めつつ、「未だに制圧されていない」と述べた。

またアブ-・ビラ-ル・ヒムスィーを名のるヒムス市の活動家は、AFP(10月9日付)に対して、「ヒムス市では800世帯が包囲されている」と述べた。

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ハマー県では、SANA(10月9日付)によるとハマー市内の複数地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」を追撃、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した。

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ラタキア県では、SANA(10月9日付)によると、ラウダ村、マイダーン村、バイト・ファーリス村、アルジャ村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の浄化を完了した。

反体制勢力の動き

ハラスター市の空軍情報部へのテロ(8日)に関して、シャームの民のヌスラ戦線は車2台を使用して自爆攻撃を行ったと発表した。

これに対して、シリア治安筋は『ハヤート』(10月9日付)などに、爆弾が仕掛けられた車2台のうち1台は阻止されたと反論した。

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シリア国内外の反体制活動家が「賢人会議」結成に向けた枠組み構築を完了した、と「アフバール・シャルク」(10月9日付)などが報じた。

賢人会議は、反体制勢力の統合と移行期間における行政の担当を目的としており、以下のような指導者が参加する予定。

ブルハーン・ガルユーン(シリア国民評議会前事務局)
アブドゥルハミード・ダルウィーシュ(シリア・クルド進歩民主党書記長、シリア・クルド国民評議会)
ミシェル・キールー(シリア民主フォーラム)
アーリフ・ダリーラ(シリア民主フォーラム)
フサイン・アウダート
アスラーン・アブドゥルアリーム
イスビーリードゥーン神父
アリー・サドルッディーン・バヤーヌーニー(シリア・ムスリム同胞団前最高監督者)
ハイサム・マーリフ((シリア革命評議会代表(暫定政府首班)
アフマド・スィヤースィナ(シャイフ)

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民主的変革諸勢力国民調整委員会在外局は声明を出し、メンバーのアブドゥルアズィーズ・ハイイルがフランス訪問中にリフアト・アサド副大統領と会談した、とのアラビーヤ(10月7日付)でのワヒード・サクルの発言を否定した。

ハイイルは先月、空軍情報部に拘束されたとされ、その処遇をめぐってラタキア県カルダーハ市でハイイル家、ウスマーン家がアサド家との対立を強めていると言われる。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(10月9日付)は、民主社会運動(TEV-DEM)幹部の話として、シリア・クルド国民評議会が事務局会合で、イラクのクルディスタン自治区で軍事教練されたクルド人避難民を活動に導入することを拒否することで合意した、と報じた。

「現段階で軍事力は必要ない」というのが理由。

シリアから避難したクルド人は、ハンナス・キャンプで軍事教練を受けているとされ、シリア・クルド国民評議会はその存在を脅威とみなす一方、民主統一党が同調するか否かを疑念をもって注視しているという。

ハンナス・キャンプで教練を受けたクルド人は600人が既に対シリア国境に展開し、700人が現在教練を受けており、この動きはPKKや民主統一党の動きを牽制する効果を持っているとしてトルコ政府によって歓迎されていた。

一方、民主統一党は、「人民防衛隊」の名で独自の民兵の結成をめざしている。

同部隊は2大隊からなり、15,000人の戦闘員を擁するという。

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PKKの事実上の党首であるムラード・カライラーンはイラク北部でAFP(10月9日付)の取材に応じ、「地域情勢の進展、とりわけシリア情勢の進展とクルド問題の顕在化はトルコ政府の懸念を強めている…。なぜなら(2011年3月のような)イラク・クルディスタンでの試練がシリアで繰り返されることを恐れているからだ」と述べた。

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クルディーヤ・ニュース(10月9日付)によると、数百人のクルド人がアレッポで反体制武装闘争を行うタウヒード旅団に参加している、と報じた。

同報道によると、「自由クルド軍」として知られている「サラーフッディーン・アイユービー大隊」もタウヒード旅団の傘下に入ったという。

サラーフッディーン・アイユービー大隊のビユワール・ムスタファー大尉によると、同大隊は300人の離反兵からなり、アフリーン市に主に展開しているが、同市は民主統一党の戦闘員が実効支配している。

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民主的諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、民主統一党(の民兵)が委員会の軍事部門として機能しているとの一部非難を否定した。

また民主統一党の民兵だとされる武装集団に関しても、「民主統一党員ではなくPKKのメンバー」と述べ、「人民防衛隊」(YPG)の結成を通じてシリア北東部の軍事支配を強化しようとしているとの見方を否定した。

ザマーン・ワスル(10月9日付)が報じた。

レバノンの動き

自由シリア軍合同司令部中央広報局のファフド・ミスリーは、MTV(10月9日付)に対して、ヒムス県の検問所に配置されていたヒズブッラーの戦闘員13人を拘束したと述べた。

ミスリーは「ヒムス県郊外の軍・治安部隊の検問所に配置されていた完全武装のヒズブッラー戦闘員13人を捕捉した…。彼らは宗教関係者でもなければ、観光客でもなければ、同地の家族を訪れた者でもない」と述べた。

そのうえで、ヒズブッラー指導部に戦闘員を撤退させ、主権侵害を止めるよう警告し、これに応じない場合、「ダーヒヤの中心で忘れることのできない教訓を与えることができる。我々はナスルッラーに言う、我々はお前の居場所の探し方を知っている。我々の攻撃に対してお前、そしてお前の悪党ども安全ではない」と脅迫した。

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ヒズブッラーおよびアサド政権と対立するムスタクバル潮流は、自由シリア軍のミスリーによるダーヒヤへのテロ脅迫とも思える発言を批判する一方、ヒズブッラーのシリアでの活動について集中的な調査を行うべきだとの声明を出した。

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AFP(10月9日付)は、軍・治安部隊によるヒムス県クサイル地方などでの反体制武装勢力掃討作戦激化に伴い、過去24時間でシリア人約400人がレバノン領内に避難した、と報じた。

諸外国の動き

フィリップ・ゴードン米国務副長官は『ル・モンド』(10月9日付)に、反体制勢力が発足をめざしている暫定政府の承認に関して「時期尚早」との見方を示した。

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アナス・フォー・ラスムセンNATO事務局長は記者会見で、「そうしなければならないなら、我々にはトルコを防衛する計画がある」と述べた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は「アサド大統領は終わった。松葉杖をついている」と批判した。

トルコ軍のネジュデト・オゼル参謀長がハタイ県を訪問した。

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国連の潘基文事務総長はフランスのフランソワ・オランド大統領と会談し、シリア情勢に関して、アサド政権に一方的な発砲停止を呼びかけた。

AFP, October 9, 2012、Akhbar al-Sharq, October 9, 2012、al-Hayat, October 10, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 9, 2012、al-Kurdiya News, October 9, 2012、MTV, October 9, 2012、Naharnet.com, October 9, 2012、Reuters, October 9, 2012、SANA, October 9, 2012、Zaman al-Wasl, October 9, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民評議会事務局長がアサド大統領退任後にシャルア副大統領が「政治的役割を果たすことに反対しない」と発言、サウジアラビアとカタールがシリアの反体制武装勢力への重火器の供与を停止したと報じられる(2012年10月8日)

シリア政府の動き

『ハヤート』(10月8日付)はインターネット版速報で、リヤード・ハッダード駐露シリア大使が、ヒムス県で反体制武装勢力がフサーム・アサド(大統領の甥)を拘束したとの報道を否定した、と報じた。

SANA, October 8, 2012
SANA, October 8, 2012
SANA, October 8, 2012
SANA, October 8, 2012

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『クッルナー・シュラカー』(10月8日付)は、シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長、ブルハーン・ガルユーン前事務局長、ジョルジュ・サブラー、ムハンマド・タイフール、ムハンマド・リヤード・シャカファ、ワヒード・サクル、バッサーム・ジャッアーラ、(シリア革命評議会のハイサム・マーリフ代表(暫定政府首班)、アンマール・カルビー、アブドゥルカリーム・リーハーニーがテロ法廷に起訴された、と報じた。

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進歩国民戦線加盟政党はダマスカス県のダマローズ・ホテルで「政治対話と国民和解は治安と安定回復への我々の道だ」と題した対話会合を開催した。

会合にはロシア、イラン、中国の外交官も出席した。

バアス党は参加しなかった。

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シリア・アラブ・テレビ(10月8日付)は、ファールーク・シャルア副大統領が暫定政府首班にふさわしいとしたトルコのアフメト・ダウトオール外務大臣の発言に関して、「政治的、外交的混乱を反映している…。トルコはオスマン朝ではなく、トルコ外務省はダマスカス、メッカ、カイロ、エルサレムの元首を氏名できない」と批判した。

国内の暴力

ヒムス県では、ロイター通信(10月8日付)によると、軍・治安部隊はヒムス市ハーリディーヤ地区に初めて突入した。

シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、クサイル市で激しい砲撃に曝された。

軍消息筋は、AFP(10月8日付)に対して、反体制武装勢力の拠点である、ヒムス市やクサイル市の奪還を進めていると述べた。

一方、SANA(10月8日付)によると、クサイル市郊外のズィラーア市、フサイビーヤ市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、殲滅した。

またウブーディーヤ市でレバノンからの潜入を試みた武装集団を国境警備隊が撃退した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、クルク(・シャルキーヤ)市に対して、軍・治安部隊が激しい砲撃を加えた。

これに関して、シリア人権ネットワークは100人以上が、シリア革命総合委員会は30人が軍・治安部隊に虐殺されたと宣伝した。

一方、SANA(10月8日付)によると、クルク(・シャルキー)市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討を継続し、多数の戦闘員を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のマイダーン地区、サーフール地区、サラーフッディーン地区、サイフ・ダウラ地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(10月8日付)によると、軍・治安部隊がアレッポ市ダウワール・シャッアール地区、バーブ街道地区、カルム・ジャバル地区、ハーン・ラスラーン地区、アッサーン村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の残党追撃、拠点攻撃を継続、多数の戦闘員を殺傷、逮捕、装備を破壊・押収した。

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同じくアレッポ県では、AFP(10月9日付)が、アターリブ市近郊の要所である第46中隊基地を反体制武装勢力が数週間も制圧できずにいる、と報じた。

同報道によると、アターリブ市攻略は同市出身のアフマド・ファッジュ准将の指令のもとにアレッポ県、イドリブ県の戦闘員1,500人を動員した決戦の一貫として計画されていた。

同基地の兵舎には軍兵士数百人が駐留しており、同地からシハーラ、アウラム・クブラーなど周辺の都市に対する攻撃部隊が出動しているという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区で、軍・治安部隊が民家を破壊した。

またバルザ区は一昨日の警察署爆破を受け、多くの人々が避難・殺到した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(10月8日付)によると、軍・治安部隊がグータ東部のザバディーン市で反体制武装勢力と交戦、殲滅した。

「アフバール・シャルク」(10月9日付)は、午後8時半頃にハラスター市の空軍情報部本舎を標的とした爆弾テロが発生したと報じた。

テロは爆弾が仕掛けられた車2台によって行われ、爆発後に激しい戦闘があったという。

シリア人権監視団によると、標的となったのは、軍車輌のメインテナンスが行われる「第411開放区」と空軍情報部で、ラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、数十人が犠牲になった模様。

また同敷地内の拘置所で拘束されていた逮捕者の行方は不明だという。

しかしシリア公式筋はこの爆発に関して何の発表もしておらず、反体制武装勢力のプロパガンダに過ぎない可能性もある。

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ラッカ県では、SANA(10月8日付)によると、軍・治安部隊がタッル・アブヤド市で反体制武装勢力の車を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(10月8日付)によると、アブー・バクル村で軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃し、多数の戦闘員を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月8日付)によると、軍・治安部隊がダイル・ザウル市で外国人狙撃手4人を殺害した。

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トルコ高官筋は、AFP(10月7日付)に対して、ハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)のアルテュズへのシリア領からの迫撃砲着弾に対して、トルコ軍が反撃した、と述べた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長は、ファールーク・シャルア副大統領が暫定政府首班にふさわしいとしたトルコのアフメト・ダウトオール外務大臣の発言に関して、「殺戮に与していない…バアス党員が現政権打倒後に政治的役割を果たすことに反対しない」と述べた。

Youtube, October 8, 2012
Youtube, October 8, 2012

Youtube, October 8, 2012
しかし、「彼(シャルア)が殺戮に荷担したとの情報はないが、彼は政治指導部に属している」と述べ、是非は明言しなかった。

UPI(10月7日付)が報じた。

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ブルハーン・ガルユーン前事務局長は、シャルア副大統領を暫定政府首班とすることで反体制勢力が合意したと述べたとしつつ、「彼はこの地位(大統領職)を務める能力はないし、それを望んでいない」と否定的な考えを示した。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のラジャー・ナースィルは、RT(10月7日付)に対して、「シャルアの名前を出すことは時期尚早だ。今は発砲停止と人道的悲劇の停止に集中しなければならない」と述べた。

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Youkal.net(10月8日付)は、アラウィー派の士官7人が「集団離反」し、ヨルダンに逃走した、と報じた(未確認情報)。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシリア領内に不法入国し、アターリブ市を訪問した。

訪問は「地元の高官と会談し、情勢検討を行い、革命のために共同行動できることを合意するため」という。

スィーダー事務局長にはアレッポ県とイドリブ県の反体制武装勢力の司令官と自由シリア軍合同司令部で会談し、資金援助などの支援方法を協議した。

スィーダー事務局長には、シリア国民評議会メンバー、自由シリア軍最高軍事評議会議長のムスタファー・シャイフ准将が随行した。

会談後、スィーダー事務局長らは、「解放区」で現地の反体制運動を指導することなく、同日中にトルコ領内に避難した。

http://www.youtube.com/watch?v=M0VyUaziBks

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「ジャズィーラ県アラブ愛国委員会」を名のる集団が「声明第1号」を発表、民主統一党によるハサカ県の支配に反対の意思を表明した。

発足声明となるこの声明で、彼らは、「武装したクルド人集団の寡占」に対抗するとして民主統一党の主導下での自治に異議を唱えるとともに、「クルド人は自らを守る集団が国を蹂躙、支配することの最大の責任を負う」と非難した。

また「シリアはあらゆる宗教、民族からなるすべてのシリア人のもの」と主張し、マジョリティ、マイノリティのいかんにかかわらず他者を排斥することを拒否するとし、「相互理解と合意のための言語創出」をめざすとの意思を示した。

レバノンの動き

レバノンの声ラジオ(10月8日付)などによると、北部県アッカール郡の対シリア国境に位置するアッブディーヤ村、ハクル・ジャニーン村にシリア軍が砲撃を加え、住民が避難した。

Naharnet.com, October 8, 2012
Naharnet.com, October 8, 2012

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ヒズブッラーの支持者2000人以上が参列し、シリア・レバノン国境で殺害されたフサイン・アブドゥルガニー・ニムル(35歳)の葬儀がベカーア県バアルベック郡で執り行われた。

AFP(10月8日付)によると、ニムルはシリア・レバノン国境で殺害され、10月7日に遺体が引き渡されていた。

葬儀にはムハンマド・ヤズバクが参列した。

諸外国の動き

国連の潘基文事務総長は、シリア情勢に関して「悲劇的なまでに悪化している」と懸念を表明し、「武器を供与する国々に対して供与停止を火急に求める。紛争の軍事化は状況悪化をもたらすだけだ」と述べた。

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『ニューヨーク・タイムズ』(10月8日付)は、サウジアラビアとカタールが、米国の支持を得られずシリアの反体制武装勢力への重火器の供与を停止した、と報じた。

AFP, October 8, 2012、Akhbar al-Sharq, October 8, 2012, October 9, 2012、al-Hayat, October 8, 2012, October 9, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 8, 2012, October
9, 2012、al-Kurdiya News, October 8, 2012、Naharnet.com, October 8, 2012、The New York Times, October 8, 2012、Reuters, October 8, 2012、SANA, October 8, 2012、Youkal.net,
October 8, 2012などをもとに作成。

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軍・治安部隊がダマスカス郊外県クドスィーヤー市およびハーマ町の「浄化」を完了、カタールのブン・ジャースィム首相がバッラー大隊による人質殺害予告を自重するよう呼びかけ(2012年10月7日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(10月7日付)によると、軍・治安部隊がクドスィーヤー市、ハーマ町で反体制武装勢力の「浄化」を完了した。

一方、シリア人権監視団によると、軍によって射殺された男の遺体10体が発見された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、マイダーン地区、カッラーサ地区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。

交戦と時を一にして、SANA(10月7日付)などは、アレッポ市東部(サーフール地区一帯)を制圧し、反体制武装勢力が逃走したと報じた。

AFP(10月7日付)特派員によると、反体制武装勢力は夜、ハナーヌー地区の兵舎を襲撃したが、失敗に終わり、シリア・アラブ・テレビ(10月7日付)も「兵舎への潜入は失敗した」と報じた。

このほか、SANA(10月7日付)によると、アレッポ市のアルクーブ地区、ブスターン・カスル地区、ブスターン・バーシャー地区、サーリヒーン地区、ハラビーヤ市、アウラム・クブラー町、アウラム・スグラー村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の掃討を継続し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区が砲撃を受けた。

一方、SANA(10月7日付)によるとクサイル市郊外で軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃を継続し、多数の戦闘員を殺傷した。

またヒムス市バーブ・アムル地区では反体制武装勢力の戦闘員8人を殺害した。

このほか、タッルカラフ地方では、レバノン領内からの潜入を試みる反体制武装勢力を国境警備隊が撃退した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市各地区に軍が展開した。

一方、SANA(10月7日付)によるとフワイズ村、ワールーディーヤ市で軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃・破壊した。

またハマー市のハミーディーヤ地区で特殊作戦を行い、反体制武装勢力の戦闘員を殺害した。

トルコをめぐる動き

トルコのウルファ県アクチャカレ市に、シリア領からの迫撃砲が着弾した。

アナトリア通信(10月7日付)、NTV(10月7日付)などによると、トルコ軍はただちに応戦した。

迫撃砲は公共施設の庭に着弾したが、犠牲者はなかった。

ロイター通信(10月7日付)などによると、イドリブ県の対トルコ国境地帯を制圧した反体制武装勢力は、掌握した軍の拠点(国境から約1キロの地点に位置)に結集し、委任統治時代の旗を掲揚した。

一方、シリア人権監視団によると、対トルコ国境に位置するヒルバト・ジャウズ村に対して軍・治安部隊が砲撃を加えた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、RTN(10月7日付)にで、アサド大統領退任後の暫定政府の首班としてファールーク・シャルア副大統領がふさわしいと明言した。

シャルア副大統領に関して、ダウトオール外務大臣は「知性と両親の人物で、シリアでの虐殺に参加していない。彼ほどシリアの体制を良く知る者はいない」と断じた。

また反体制勢力は「シャルアを(将来のシリア政府の指導部に)受け入れようとしている」と述べた。

反体制勢力の動き

アサド大統領の報道担当を9月で辞めて離反、トルコに逃亡したと自称するアブドゥッラー・ウマルなる人物が、アサド政権は存続不可能であることを既に悟っており、大統領の家族のロシアへの亡命が計画されていると語るインタビューをジャズィーラ(10月7日付)のプロパガンダとして放送した。

ウマルによると、ロシアはアサド家受け入れのため、アパート300戸以上を準備中で、ロシアに段階的に逃亡を開始するという。

レバノンの動き

『タイムズ』(10月7日付)は、空軍情報部を離反したシリア人などの証言をもとに、レバノンのヒズブッラーが約1,500人をアサド政権を支援するために派遣していると報じた。

諸外国の動き

シリア国内でのテロ活動を支援するカタールのハマド・ブン・ジャースィム首相は、「イラン人質をめぐる危機を知恵と対話をもって解決」すべきと述べ、バッラー大隊による人質殺害予告を自重するよう呼びかけた。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は『シュピーゲル』(10月7日付)に対して、アサド政権が「状況を完全に掌握しており、反体制組織はシリアの14県のうち4~5県を(点在的に)掌握しているに過ぎない」と述べた。

また「国民に大量破壊兵器を用いた政府は正統性を失う。このことはシリアにも当てはまる」と述べた。

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駐イラク・イラン大使はメフル通信(10月7日付)に対して、イラクでのイラン航空機の臨検に関して、両国航空会社間の合意に反する、と述べ、すでに抗議を行ったと述べた。

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『サンデー・タイムズ』(10月7日付)は、諜報筋の話として、イラン・イスラーム革命防衛隊のクドス軍団の兵士275人がシリアから撤退した、と報じた。

西側の制裁によるイラン経済の逼迫が主因だという。

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ヨルダンのアブドゥッラー国王はアンマンでジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長と会談し、シリアでの流血停止のため「政治的解決」の必要を改めて強調した。

バローゾ欧州委員会委員長はUNICEFのヨルダン緊急教育プロジェクトに対して460万ユーロの供与を行う旨、ヨルダン政府に伝えた。

AFP, October 7, 2012、Akhbar al-Sharq, October 7, 2012、Aljazeera, October 7, 2012、al-Hayat, October 8, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 7, 2012、al-Kurdiya News, October
7, 2012、Naharnet.com, October 7, 2012、Reuters, October 7, 2012、SANA, October
7, 2012、The Sunday Times, October 7, 2012、The Times, October 7, 2012などをもとに作成。

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アサド大統領が第4次中東戦争戦勝記念日に合わせて無名戦士廟を訪問するなか、自由シリア軍(バッラー大隊)がイラン人巡礼者48人を人質にシリア軍のグータ地方からの撤退を求める(2012年10月6日)

Kull-na Shurakāʼ, October 6, 2012
Kull-na Shurakaʼ, October 6, 2012

シリア政府の動き

アサド大統領は、第4次中東戦争戦勝記念日に合わせて、カシオン山中腹にある無名戦士廟を訪れ、献花した。

ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣ら、軍幹部が同行した。

SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012

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ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣は第4次中東戦争戦勝記念日に合わせて、シリア・アラブ・テレビ(10月6日付)に出演し、「我々は勝利の約束の日の間近にいる」と述べた。

トルコをめぐる動き

トルコや欧米の複数のメディアは、アサド大統領がシリア軍に対トルコ国境から約10キロ離れて展開するよう求めたとし、「シリア・トルコ国境地帯に幅10キロの緩衝地帯が作られるだろう」と報じた。

シリア、トルコ両政府は、この報道にコメントしていない。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、数時間の戦闘の末、反体制武装勢力が対トルコ国境のヒルバト・ジャウズ村を制圧した。

この戦闘では、軍・治安部隊の兵士25人が殺害され、数十人が負傷、反体制武装勢力の戦闘員も3人死亡した、という。

ヒルバト・ジャウズ村に面するハタイ県のギュヴェッチ(Güveççi)村には、早朝、シリア領からの迫撃砲が2発着弾した。

迫撃砲はトルコ領内50メートルの地点に着弾した。

犠牲者は出なかったが、ハタイ県の発表によると、トルコ軍が直ちに迫撃砲4発を発射し、反撃した。

またシリア軍は国境近くに展開する反体制武装勢力に砲撃したという。

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SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012
SANA, October 6, 2012

SANA(10月6日付)によると、イドリブ県北部で軍・治安部隊が反態勢武装勢力のアジトを攻撃し、多数の戦闘員を殺害、装備を破壊した。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タイバ村への軍・治安部隊の砲撃により、反体制武装集団6人を含む20人が「殉教」した。

同市の住民のほとんどは既に避難していたという。

またヒムス市のハーリディーヤ地区への軍・治安部隊の砲撃も続いた。

一方、SANA(10月6日付)によると、ジュースィヤ村一帯、ダイル・バアルバ地方などで軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、戦闘員多数を殺傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市スッカリー地区、アーミリーヤ地区、マルジャ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、フィルドゥース地区、サーリヒーン地区が砲撃を受けた。

一方、SANA(10月6日付)によると、アレッポ市カスル・ブスターン地区で、軍・治安部隊が特殊作戦を実施、トルコ人4人を含む多数のテロリストを殲滅した。

またフィルドゥース地区、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・ヒドル地区でも同様の作戦を実施したほか、シャイフ・サイード地区、ブスターン・バーシャー地区、ダウワール・ブアイディーン地区、ダウワール・マルジャ地区、ダウワール・カーディー・アスカル地区などで、反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、グータ地方東部で軍・治安部隊の砲撃が続いた。

一方、SANA(10月6日付)によると、クドスィーヤー市で軍・治安部隊が反体制武装勢力の残党を追撃、ウマリー・モスクやバラダー・ビールの工場で、武器弾薬、麻薬を押収した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月6日付)によると、ダイル・ザウル市各所で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続した。

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ダルアー県では、SANA(10月6日付)によると、軍・治安部隊がムサイフラ町、カラク村などで反体制武装勢力の「残党」を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月6日付)は、ムハンマド・アサド暴行事件に関連して、弾圧を受けるラタキア県カルダーハ市のイスマーイーリー家が反体制運動に与することを決定したと報じた。

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Youtube, October 6, 2012
Youtube, October 6, 2012

『クッルナー・シュラカー』(10月6日付)は、ハールーン・アサド(大統領の従兄弟)が殺害された、とドゥライド・アサド弁護士がフェイスブックに綴ったと報じた。

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ダマスカス県では、晩に、ファハーマ地区のハーリド・ブン・ワリード通りで、爆弾が仕掛けられた車が爆発した。シリア・アラブ・テレビ(10月6日付)が速報で報じた。

シリア人権監視団によると、県南部のハーリド・ブン・ワリード通りに位置する警察署で爆発音が聞こえ、その後激しい銃声が鳴り響いた。

爆発の発生後、現場に至道路は閉鎖され、被害状況は不明だという。

一方、SANA(10月7日付)は、この爆発で警官1人が死亡した、と報じた。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=v87jbMP_Dms

反体制勢力の動き

自由シリア軍(バッラー大隊)は、シリア軍がグータ東部から48時間以内に撤退しなければ、自らが拉致しているイラン人革命防衛隊元隊員(巡礼者)48人を1人ずつ殺すと脅迫した。

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ダマスカス郊外県グータ東部の空軍基地(第55師団第591防空大隊本部)襲撃(4日)に関して、自由シリア軍シャーム自由人大隊は声明を出し、イマーム・フサイン大隊との合同作戦で、コブラ・ミサイル(地対空ミサイル)を含むすべての兵器・弾薬を獲得、基地内の全員を捕捉した、と発表した。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=VDmeX5cy70c

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『クッルナー・シュラカー』(10月6日付)は、シリア・ビジネスマン評議会が、シリア国民評議会に参加しないと正式に回答した、と報じた。

クルド民族主義勢力の動き

Syria Steps(10月6日付)は、PKKのアブドゥッラ・オジャラン前党首が、シリアの治安を乱すいかなる者も許さないとしたうえで、アサド政権のために4,000人の殉教者を擁していると述べたと報じた。

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クルド最高委員会は声明を出し、カーミシュリー市などでの学校閉鎖に関して、ハサカ県知事、教育局長との面談を行うための使節団を結成・派遣しないと発表し、アサド政権の正統性を否定しているとの姿勢を明示した。

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『クッルナー・シュラカー』(10月6日付)は、軍・治安部隊の部分撤退を受け、アレッポ県アイン・アラブ市および郊外で大麻の栽培が活発になっている、と報じた。

複数のクルド人活動家によると、同地域における麻薬栽培の道義的責任は民主統一党にあるという。

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サウジ日刊紙『アッカーズ』(10月6日付)は、信頼できるクルド消息筋の話として、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会が、合同治安委員会の設置を協議していると報じた。

同報道によると、西クルディスタン人民議会を指導する民主統一党が難色を示している、という。

またシリア・クルド・イェキーティー党の消息筋によると、クルド人の武装組織結成の動きが顕在化している、という。

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『クッルナー・シュラカー』(10月6日付)は、シリア・クルド国民評議会事務局メンバー兼シリア・クルド青年運動メンバーのクーハドルズ・タマルと同僚2人が、イラクからの帰路で逮捕されたと報じた。

3人は民主統一党の人民保護委員会の制圧地域で逮捕されたという。

諸外国の動き

SANA(10月6日付)は、ロシア政府からの人道支援物資24トンが到着した、と報じた。

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イラン外務省は、シリアで8月に拉致されたイラン人巡礼者(革命防衛隊元隊員)48人の即時釈放を求めた。

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トルコのタネル・ユルドゥズ・エネルギー天然資源大臣は、シリアからの迫撃砲着弾に関して、「シリア国民は無罪」と述べ、電力供給を続けると発表した。

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ヒラリー・クリントン米国務長官は、トルコ領内へのシリア軍の迫撃砲着弾に関して、「諸外国はアサド政権に発砲停止と政治的移行期間開始を説得すべき」と述べた。

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パレスチナのハマースのムシール・ミスリーは「ハマースは不正と専制に抵抗する革命的人民の意思を支持する」と述べた。

AFP, October 6, 2012、Akhbar al-Sharq, October 6, 2012、al-ʻAkkaz, October 6, 2012、al-Hayat, October 7, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 6, 2012、al-Kurdiya News, October
6, 2012、Naharnet.com, October 6, 2012、Reuters, October 6, 2012、SANA, October
6, 2012、Syria Steps, October 6, 2012, October 7, 2012などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県で反体制武装勢力がシリア空軍のヘリコプターを撃墜、シリア国民評議会事務局長は記者会見で近く評議会の構成を改編すると発表(2012年10月5日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、各紙によると、反体制武装勢力が、グータ地方で空爆を行っていたシリア空軍のヘリコプターを撃墜、サクバー市に墜落した。

Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012

シリア革命総合委員会によると、ヘリコプターに乗っていた兵士(4人)が墜落前に脱出したが、ただちに反体制武装勢力に拘束された、という。

http://www.youtube.com/watch?v=QvqPp9FatQI&feature=youtu.be

 

http://www.youtube.com/watch?v=UiCwzYK3RFc

https://www.youtube.com/watch?v=QM-TQSLDbsc&feature=player_embedded

 

 

 

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同じくダマスカス郊外県では、反体制武装闘争と思われる集団がグータ東部にある空軍基地を制圧したと発表するビデオがユーチューブ(10月5日付)で公開された。

この集団はドゥーマー市出身の集団で、攻撃は4日に行われたという。

また映像に映っている基地内の武器庫(ミサイル庫)と思われる施設からは黒煙が上がっていた。

『ハヤート』(10月6日付)によると、武器庫の爆破は即席爆弾によって行われた可能性が高い。

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同じくダマスカス郊外県では、共和国護衛隊のアフマド・ルアイディー大佐が(クドスィーヤー市で)反体制武装勢力に拘束されたと証言、そのビデオがユーチューブ(10月5日付)で公開された。

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同じくダマスカス郊外県では、SANA(10月5日付)によると、クドスィーヤー市で反体制武装勢力によって拉致されていた市民8人を軍・治安部隊が解放した。

またハーマ町、ジャムラーヤー市では、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃し、大量の武器弾薬を押収した。

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Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012
Youtube, October 5, 2012

ダイル・ザウル県では、反体制武装勢力がムーハサン市上空でMiG戦闘機を撃墜したとするビデオが、ユーチューブ(10月5日付)にアップされた。

http://www.youtube.com/watch?v=3d_0CFdHa6c

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

またクルディーヤ・ニュース(2012年10月5日付)によると、アフリーン市の検問所でマイクロバスが発砲を受け、6人が死亡した。

一方、SANA(10月5日付)によると、アレッポ市サーフール地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力を追撃し、外国人戦闘員を含む複数の戦闘員を殺害した。

またアレッポ市アズィーズィーヤ地区、カルーム地区、ヒヤーン地区、アウラム・クブラー地区、マア-ディー地区、アナダーン市・フライターン市街道などでは、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員を殺傷、車輌などを破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊がヒムス市ハーリディーヤ地区、ラスタン市を砲撃した。

同監視団のアリー・アブドゥッラー代表によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、ハーリディーヤ地区は反体制派の手に落ちている、という。

一方、SANA(10月5日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、バーブ・トゥルクマーン地区、クサイル郡ブワイダ市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力を追撃し、戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マアダーン町で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、またラッカ市で活動家の逮捕摘発が行われた。

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ダルアー県では、SANA(10月5日付)によると、ムサイフラ町で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、殲滅した。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のホームページ(10月5日付)は、ムハンマド・アサド傷害事件に関して、ラタキア県カルダーハ市で治安部隊と「シャッビーハ」がイスマーイール家とウスマーン家の家や商店に砲火・破壊し、報復を行っていると発表した。

トルコをめぐる動き

ロイター通信(10月5日付)、AFP(10月5日付)などは、住民などの話として、トルコ軍が戦車や対空ミサイルを展開し、軍備を強化するなか、住民がラッカ県タッル・アブヤド市を自由に往来、シリア人に水や食糧などの供与を始めたと報じた。

5日早朝現在、アクチャカレのトルコ軍による越境攻撃は行われていない、という。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相はイスタンブールでの演説で、「我々は戦争を望んでいない…。アサド政権とその支持者に改めて言う。トルコの忍耐を試すような冒険を止めよ」と述べた。

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トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)の公式筋は、アナトリア通信(10月5日付)に対して、シリア領(イドリブ県)からの迫撃砲がハタイ県に着弾、トルコ軍が直ちに反撃した、と報じた。

迫撃砲はエルドアン首相の演説直後にハタイ県に着弾した。

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トルコの著名なジャーナリスト、ジュネイト・オズデミルはCNN Turk(10月5日付)で、「(トルコ)憲法は議会に対して、国境外での政府による軍の使用を承認する権限を与えた。しかし、憲法はまた、トルコ領への外国の軍隊の駐留を認める権限が議会にしかないと規定している。このことを政治家たちは無視している。誰がこの人々にトルコへの駐留を認めたのか?」と述べ、自由シリア軍と「アル=カーイダ」がトルコ領内を拠点にシリアでの反体制武装闘争を行っていることを強く批判した。

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メフル通信(10月5日付)によると、イラン軍のハサン・フェイルーズ・アーザーディー参謀長は、トルコとシリアの国境地帯での応酬に関して、「この戦争(トルコとシリアの戦争)は、アメリカの要請で、両国高官は国境で事態を沈静化し、互いの内政への干渉を止めねばならない…。間違いが起きたことは明らかだが、戦争ではこの間違いは取り繕えず、二つのイスラーム国家を混乱な事態に直面させるだけだ」と述べた。

反体制勢力の動き

トルコを拠点に反体制活動を行うシリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長はイスタンブールで記者会見を開き、評議会の構成を改編し、近く新たな組織を新規加入させ、指導部選挙を実施すると述べた。

記者会見に同席したサミール・ナッシャール執行部メンバーは、この組織改編により、革命運動勢力や市民社会団体が新規加入するとしたうえで、評議会の定数を300から600人に増やし、その3分の1以上を39の新規革命組織に与えるとの意向を示した。

また、「革命」開始後に結成された市民社会団体24団体が新規加入し、その代表が定数の10%以上を占め、また女性も15%に達すると述べた。

定数を拡大した評議会の大会は10月半ばに召集される、という。

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「自由アラウィー派」を名のる反体制活動家が、アラウィー派に反体制運動への参加を呼びかけた。

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各紙によると、金曜礼拝後にアレッポ県、ハマー県、ダマスカス郊外県などで反体制デモが発生したが、20人が逮捕されたハマー市クスール地区以外では大きな混乱もなく終わった。

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シリア人権監視団によると、ハマー市各所で金曜礼拝後に反体制デモが発生し、クスール地区では治安当局によって20人が逮捕された。

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インターネット上では、アレッポ市ブスターン・カスル地区、ダマスカス郊外県ドゥーマー市、イドリブ県カフルナブル市、ハーッス村などで反体制デモが行われているビデオがアップされた。

このほか、『ハヤート』(10月5日付)によると、ダルアー県、ハサカ県、ヒムス県でも反体制デモが発生した。

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インターネット上では、「我々の子供たちを氏から守るため、声明ではなく武器が欲しい」金曜日と銘打って、反体制デモが呼びかけられていた。

クルド民族主義勢力の動き

『クッルナー・シュラカー』(10月5日付)は、ハサカ県のアームーダー市、ダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市、マアバダ(カルキールキー)市の学校が閉鎖された。

閉鎖は、クルド語の学校教育を求める民主統一党が受け入れられなかったため。

シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会は合同使節団を結成し、ハサカ県知事と教育局長を訪問し、クルド語教育解禁を求める予定。

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シリア・クルド・アーザーディー党中央広報局は、10月3日にカーミシュリー市近くの検問所で市民4人が逮捕された、と発表した。

4人はアレッポ県からカーミシュリー市に向かっていた。

レバノンの動き

レバノンのナビーフ・ビッリー国民議会議長は第4次中東戦争戦勝記念日に合わせて、アサド政権に祝電を送り、「抵抗と矯正に向けたあなたの試練は、危機の克服を可能とするだろう」とエールを送った。

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MTV(10月5日付)は、内務治安総軍諜報局がミシェル・サマーハ元情報大臣のテロ未遂事件に、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官が関与していることを突き止めたと報じた。

同報道によると、サマーハ元情報大臣のダマスカス滞在中にシャアバーン大統領府政治情報補佐官に電話で、自らの計画の進捗を報告した、という。

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レバノン軍団のサミール・ジャアジャア代表は、モーラ・コネリー米大使との会談後、ヒズブッラーのメンバーがシリア国内で殺害された事件に関して、「シリアでのこれらのメンバーの死はシーア派に危険な影響を及ぼすだろう…。(アサド政権支援は)ヒズブッラー指導部による不適切、かつ賢明さを欠く振る舞い」と述べた。

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NNA(10月5日付)は、レバノンの内務治安総軍がシャブアー農場に密入国したシリア人2人を拘束した、と報じた。

諸外国の動き

国連安保理はプレス向け声明(SC/10784)を採択、アレッポ市でのシャームの民のヌスラ戦線による連続爆弾「テロ」を「もっとも強い調子」で非難した。

声明の全文は以下の通り:

The members of the Security Council condemned in the strongest terms the terrorist attacks in Aleppo, Syria, on 3 October, causing dozens of deaths and over 100 civilians injured, responsibility for which was claimed by the Jebhat al-Nusra group affiliated with Al-Qaida. They expressed their deep sympathy and sincere condolences to the families of the victims of these heinous acts and to the people of Syria.

The members of the Security Council reaffirmed that terrorism in all its forms and manifestations constitutes one of the most serious threats to international peace and security, and that any acts of terrorism are criminal and unjustifiable, regardless of their motivation, wherever, whenever and by whomsoever committed.

The members of the Security Council reiterated their determination to combat all forms of terrorism, in accordance with its responsibilities under the Charter of the United Nations.

The members of the Security Council reminded States that they must ensure that measures taken to combat terrorism comply with all their obligations under international law, in particular international human rights, refugee and humanitarian law.

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エジプトのムハンマド・カーミル・アムル外務大臣は、トルコへの越境砲撃に関して、「シリア政府に流血、暴力停止とその拡大防止の責任がある」と非難した。

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パレスチナのイスラーム聖戦ラマダーン・シャッラフ書記長は、ガザでの組織結成31周年の集会で、パレスチナ人数万人を前に、「軍事的決着の道はいずれの方向にも閉ざされている…。政治的解決以外に出口はない」と述べた。

AFP, October 5, 2012、Akhbar al-Sharq, October 5, 2012、al-Hayat, October 6, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 5, 2012、al-Kurdiya News, October
5, 2012、MTV, October 5, 2012、Naharnet.com, October 5, 2012、NNA, October
5, 2012、Reuters, October 5, 2012、SANA, October 5, 2012などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県クドスィーヤー市で発生した「爆弾テロ」により共和国護衛隊メンバー21人が殺害される、国連安保理はシリア軍によるトルコ領内への砲撃を「もっとも強い調子」で非難(2012年10月4日)

シリア政府の動き

シリアの外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長に書簡を送付、そのなかでアレッポ市での同時爆破テロの被害およびアル=カーイダの一派であるシャームの民のヌスラ戦線の犯行だったことを報告、国際社会に対してシリア国内でのテロ撲滅のための非難、必要な措置を求めた。

SANA(10月4日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊がクドスィーヤー市への2度目の特殊作戦を実施したが、共和国護衛隊メンバー21人が殺害された。

監視団のラーミー・アブドゥッラー代表は「発砲、マイクロバスを標的とする爆発、そして交戦によって共和国護衛隊メンバーの死者数は21人に上った」と発表した。

だが、目撃者・医師などの話として「クドスィーヤー市の共和国護衛隊の団地に複数の救急車が派遣されており、犠牲者数は上る可能性がある」と付言した。

犠牲者のほとんどは爆発による犠牲者で、「おそらく武装集団は、団地近くに小型爆弾を仕掛けたようだ」と述べ、テロの可能性を示唆した。

またザーキヤ町では、軍・治安部隊の砲撃で市民5人が死亡、また反体制武装勢力との交戦で兵士4人が死亡した、という。

さらに、サクバー市でも軍・治安部隊の砲撃で市民5人が死亡した、という。

アブドゥッラフマーン代表はAFP(10月4日付)に対して、軍・治安部隊はダマスカス郊外県での反体制武装勢力との戦闘に決着をつけるべく、3日から大規模作戦を行い、各地で砲撃を行っているが、いまだ成功していないという。

一方、SANA(10月4日付)によると、クドスィーヤー市、ザーキヤ町などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力を交戦・追撃し、多数の戦闘員を殺害、逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街、マイダーン、アーミリーヤ、スィルヤーン、サイフ・ダウラ、サーフール、アルクーブといった地区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、反体制武装勢力の戦闘員6人が死亡した。

一方、サラーフッディーン地区での戦闘では、軍・治安部隊兵士6人が殺害された。

これに対して、SANA(10月4日付)は、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の残党を掃討、「浄化」を完了したと報じた。

またアレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ハナーヌー地区、ナズラ・ファイイド地区などで、反体制武装勢力の拠点を攻撃、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した、という。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市、ハウラ地方、ラスタン市、カルアト・ヒスン市が軍・治安部隊の砲撃を受けた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月4日付)によると、ダイル・ザウル市、ダイル・ザウル市・マヤーディーン市街道、ムーハサン市、マリーイーヤ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(10月4日付)によると、ダルアー市内の避難民キャンプ、ダム街道地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力を掃討、「浄化」を完了した。

またタッル・シハーブ町では、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、SANA(10月4日付)によると、ハマー市、バーブ・ターカ村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した。

トルコをめぐる動き

AFP(10月4日付)は、トルコ治安筋の話として、3日夜に行われたトルコ軍のタッル・アブヤド市への攻撃は、4日早朝に再開された、と報じた。

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国連安保理はプレス向け声明(SC/10783)を採択し、シリア軍によるトルコ・アクチャカレへの砲撃を「もっとも強い調子」で非難した。

声明全文の内容は以下の通り:

The members of the Security Council condemned in the strongest terms the shelling by the Syrian armed forces of the Turkish town of Akcakale, which resulted in the deaths of five civilians, all of whom were women and children, as well as a number of injuries. The members of the Security Council expressed their sincere condolences to the families of the victims and to the Government and people of Turkey.

The members of the Security Council underscored that this incident highlighted the grave impact the crisis in Syria has on the security of its neighbours and on regional peace and stability. The members of the Council demanded that such violations of international law stop immediately and are not repeated. The members of the Security Council called on the Syrian Government to fully respect the sovereignty and territorial integrity of its neighbours.

The members of the Security Council called for restraint.

諸外国の動き

欧州評議会議員会議(ストラスブール)は、シリアでの「目にあまる継続的、体系的な人権侵害」を「人道に対する罪」として非難する決議を賛成多数で可決した。

この決議は「近隣諸国への避難民流失への国際社会の沈黙」に遺憾の意を表すとともに、政府と反体制勢力の双方に暴力停止を求めた。

しかし、アレッポ市での連続爆破テロに代表されるサラフィー主義者の外国人戦闘員の暴力については言及しなかった。

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一方、欧州評議会のソービョーン・ジャグランド(Thorbjørn Jagland)事務局長は、シリアからとトルコへの越境攻撃による犠牲者の発生に「大いなる懸念」を表明した。

しかしアレッポ市での連続爆破テロに代表されるサラフィー主義者の外国人戦闘員の暴力とその犠牲者については言及しなかった。

AFP, October 4, 2012、Akhbar al-Sharq, October 4, 2012、al-Hayat, October 5, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 4, 2012、al-Kurdiya News, October 4, 2012、Naharnet.com, October 4, 2012、Reuters, October 4, 2012、SANA, October 4, 2012などをもとに作成。

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アレッポ市内でヌスラ戦線による連続爆弾テロが発生し多数が死亡、トルコではシリア領内からの越境砲撃により死傷者が発生しシリア側が謝罪(2012年10月3日)

アレッポ市での連続爆破テロ

アレッポ県では、SANA(10月3日付)によると、アレッポ市内で反体制武装勢力による3件の爆弾テロが発生し、34人が死亡、122人が負傷した(内務省発表)。

SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012

内務省によると、最初のテロは、サアドゥッラー・ジャービリー広場(サアドゥッラー・ジャービリー地区)で7時50分に発生し、爆弾を搭載した2台の車が自爆した。

2回目のテロは、アレッポ県庁前で8時17分に発生し、500キロ以上の爆弾を搭載した車1台が自爆し、また県庁ビル近くに迫撃砲が着弾した。

3回目のテロは、アミール・ホテル、アレッポ商業会議所、シリア中央銀行アレッポ支店近くで10時35分に発生し、約1トンの爆発物を処理班が解除使用としたときに爆発が起きた。

また事件現場では34人が死亡、122人が負傷、「テロリスト」3人の遺体が発見されたほか、現場近くの街区が破壊された。

シリア人権監視団によると、アレッポ市での連続爆破テロでの死者数は48人に達した。

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『ハヤート』(10月3日付)速報によると、シャームの民のヌスラ戦線が犯行声明を出した。

SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012

ヌスラ戦線はアレッポ市での連続爆破テロを「アジト爆破攻撃」作戦と名づけ、「ヌサイリー(アラウィー)派の敵に属す治安関連地区に対して同時に攻撃を行い…、将校グラブ、スィヤーヒー・ホテル、県庁、アミール・ホテル」を標的としたことを明らかにした。

また将校グラブとスィヤーヒー・ホテルに自爆攻撃をかけた戦闘員2人の名前(アブー・ハムザ・シャーミー、アブー・スライマーン・シャーミー)を公表した。

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シリア人権監視団によると、「死傷者のほとんどは軍人で、爆発は将校クラブ、正規軍の検問所を標的としていた」という。

トルコへの越境砲撃

トルコのウルファ県アクチャカレ市の市長は、シリア領からの砲撃により、女性1人、子供1人を含む市民3人が死亡、9人が負傷したと報じた。

アクチャカレ市に面するシリアのラッカ県タッル・アブヤド市は、2週間前に反体制武装勢力によって制圧され、シリア軍・治安部隊が奪還のため大規模な攻撃を行っていた。

また事件の前日、トルコ軍がシリア領内をパトロール中の民主統一党(PKK系)の国境警備隊に攻撃し、2人を殺害していた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、シリア領内からの砲撃に対して、「直ちに我々の武装部隊が反撃し…、レーダーで捉えらえた(迫撃砲)国境上の発射地点に対して砲撃した」と述べた。

SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012
SANA, October 3, 2012

またアフメト・ダウトオール外務大臣は国連の潘基文事務総長に、事件に対する「トルコ政府の深い懸念」を伝えた。

潘基文事務総長付報道官によると、これに対して事務総長は、「緊張緩和のため、シリア当局と充分な連絡のチャンネルを維持するよう、ダウトオール外務大臣に促した」。

さらに国連安保理に、シリア軍による「敵対行為を終わらせるための措置の実施」を求める書簡を提出した。

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レジェップ・タイイップ・エルドアン内閣は、トルコ国会に、1年間を期限とする越境砲撃の許可を求め、賛成多数で承認された。

与党公正発展党(AKP)、民族主義者行動党(MHP)の320人が賛成した一方、平和民主党(クルド政党)、共和人民党(CHP)の129人は反対票を投じた。

地上軍の投入やシリア領内の空爆などトルコ軍の海外での軍事行動には国会の承認が必要となる。

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トルコのベシル・アタライ副首相は、国会での審議後に記者団に対して、「シリア側は自らの行為を認め、謝罪した」と述べ、トルコ領への砲撃を謝罪したことを明らかにした。

副首相はまた「彼らは、こうした事件が繰り返されないだろうと述べた。これは良いことだ。国連の仲介のもと、シリアに晩にそう伝えた」と付言した。

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「アフバール・シャルク」(10月4日付)は、トルコ軍によるタッル・アブヤド市への報復攻撃により、軍の兵士多数が死亡した、と報じた。

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アンカラの国会議事堂前では左派の活動から数百人がシリアへの軍事力行使に反対するデモを行い、警官隊が催涙ガスで強制排除を断行した。

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シリアのウムラーン・ザイーム情報大臣は、アクチャカレへの砲撃に関して、シリア・アラブ・テレビ(10月3日付)で、「友好的なトルコ国民に対して、シリアの名において、厚く哀悼の意を示す」と述べるとともに、「(迫撃砲の)発射地点を特定した」と述べた。

またトルコ政府による安保理への書簡提出に対して、シリア政府も国連安保理に書簡を提出、トルコに「英知、知性、主権尊重、善隣関係、国境警備の協力、両国間の武装テロ集団の潜入阻止」を求めた。

さらにバッシャール・ジャアファリー・シリア国連代表は、トルコ軍の報復攻撃によって、シリア軍の士官2人が負傷したと述べたうえで、「シリア軍は自制し、トルコの砲撃に応戦していない」と強調した。

また「シリアの関係当局は、発砲地点を厳密に特定した…。自制的でない武装テロ集団が存在するなかで国境地帯は特別な状態にあり…、それがシリアの治安だけでなく、地域の国々の治安を脅かしている」と述べた。

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北大西洋条約第4条に基づくトルコ政府の要請に基づき、NATO緊急会合が開催された。

会合は1時間弱で閉会、声明では、トルコへの支持を表明する一方、越境砲撃に関して、「加盟国にとっての大いなる懸念の源泉であり、強く非難する」とし、シリア政府に「国際法違反の停止」を求めたにとどまった。

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国連では、潘基文事務総長が、「シリアの危機が周辺諸国に波及する危険の増大」への懸念を表明、「国際社会の安全と平和への脅威」と警鐘をならした。

また「シリア国内でのテロが、地域紛争の危険を高めていると危機感を示した。

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国連安保理では、シリアからトルコへの越境砲撃を非難する決議案が回付されたが、スーザンライス米代表によると、ロシアによる修正提案が多くの国に受け入れられず廃案となった。

アゼルバイジャンが提出した決議案は、シリア軍による越境砲撃を国際法の侵害だと非難していたが、ロシアは「シリア領からの砲撃」と修正するよう求めるとともに、「国際法の侵害」、「国際の平和と安全への脅威」という文言の削除を迫ったという。

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トルコのアタライ副首相の発言に先立って、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、訪問先のイスラマバードで、越境砲撃に関して、「大いなる懸念」を示す一方、「我が国の大使を通じてシリア当局と連絡を取った。シリア当局は…対トルコ国境での時間が悲劇的なもので、二度と繰り返されないだろうと明言した…。これに対して我々はダマスカスがその旨発表すべきだと考える」と述べ、シリア政府に謝罪を促したことを暗示した。

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シリアからトルコへの越境砲撃に関して、西側諸国は一斉に非難の声をあげた。

だが、多くの国は双方に自制を呼びかける一方、同日に発生したアレッポでのシャームの民のヌスラ戦線によると思われる同時爆破テロについては言及せず、国際テロリストに暗に与するという自己矛盾した対応に終始した。

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ヒラリー・クリントン米国務長官は記者会見で、「我々は怒りを感じる。なぜならシリア人が国境を越えて発砲し…、残念ながトルコ側に犠牲者が出たからだ」と述べた。

またヴィクトリア・ヌーランド国務省報道官は、クリントン国務長官がトルコのアフメト・ダウトオール外務大臣に、「同盟国トルコの主権と領土の安全を米国が支持する」と電話で伝えたことを明らかにするとともに、「シリア政府の常軌を逸した行動」を示す新たな事例と非難、「それゆえに権力の座から去らねばならない」と断じた。

さらに米国家安全保障会議のトミー・ヴィーター報道官は声明を出し、「アサド政権に対する受けいられざる虐待を行った…。アサドが去るときが来たことを明示するためにすべての国は責任を負わねばならない」と越境砲撃とは無関係の主張を行った。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、シリアからトルコへの越境砲撃に関して「国際社会の平和と安全に深刻な脅威」と非難し、トルコへの支持を表面するとともに、国連に対して、シリア政府への明確な非難のメッセージを示すするよう求めた。

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ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外務大臣は、トルコへの支持を表明しつつ、トルコ政府に「我々は節度ある行動を呼びかける」と自制を求めた。

またシリア政府にもトルコの主権と領土保全を尊重するよう呼びかけた。

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キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、シリアからトルコへの越境砲撃に関して、「シリア危機が近隣諸国に及ぼした悲劇的結果」と表し、シリア政府に暴力停止を求めつつも、「すべての当事者に自制」を求めた。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、シリアからトルコへの越境攻撃に関して、地域の安全と平和を脅かすとの懸念を表明した。

その他の国内の暴力

アレッポ県では、『ハヤート』(10月4日付)によると、反体制武装勢力はアレッポ市内の政治治安部施設や、軍が集結していた野菜市場を砲撃、また市内で戦車2輌を破壊した、という。

一方、SANA(10月3日付)によると、アレッポ市カッラーサ地区、フィルドゥース地区、ブスターン・カスル地区、スッカリー地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」を追跡し、多数の戦闘員を殲滅した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、自由シリア軍が「拠点」とするクドスィーヤー市、ハーマ町に対して、軍・治安部隊が砲撃を加え、その後突入、逮捕・捜索活動を行った。

アレクスィアを名のる女性活動家はAFP(10月3日付)に対して、「軍の攻撃は激しくはなかった…。二つの都市(クドスィーヤー市、ハーマ町)のすべての出入り口は閉鎖され…、人々は市内で包囲されていて、軍は住民が街を離れないようにしている」と述べた。

一方、SANA(10月3日付)によると、バーラ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃し、戦闘員を殲滅、武器弾薬を押収した。

SANA(10月3日付)はまた、クドスィーヤー市で任務にあたる前線司令官の話として、シリア軍部隊は反体制武装勢力のアジトに関する正確な情報を持っており、そのことが浄化の任務を容易なものとするだろうと述べた、と報じた。

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ハマー県では、SANA(10月3日付)によると、カルアト・マディーク町、マスウード村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(10月3日付)によると、ナーミル村、ダルアー市(避難民キャンプ)などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」を追撃し、戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビダーマー町で反体制武装勢力が軍・治安部隊を攻撃し、兵士15人を殺害した。

一方、SANA(10月3日付)によると、サルキーン地方ガザーラ村で、トルコから潜入しようとした反体制武装勢力を撃退した。

シリア政府、野党の動き

バアス党シリア地域指導部は声明を出し、アレッポ市での連続爆破テロを非難した。

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人民議会は、アレッポ市での連続爆破テロを非難する決議を採択した。

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『リワー』(10月3日付)は、国連総会出席のため米国を訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相と会談、シリアの危機へのレバノン内閣の不充分な協力に遺憾の意を示した、と報じた。

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野党の国民青年公正成長党バルウィーン・イブラーヒーム書記長はエルナシュラ(10月3日付)に対して、ハサカ県カーミシュリー市での爆破テロに「テロリストの指紋がついている」と述べ、批判する一方、「クルド人は国民対話を支持している」と述べた。

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ダマス・ポスト(10月3日付)は、人民議会が、アリー・ムハンマド・ビッシュ議員(アレッポ県諸地域A部門、バアス党)と、離反しトルコに逃亡したイフラース・アフマド・バダウィー議員(アレッポ県諸地域B部門、バアス党)の起訴を提案した、と報じた。

この提案はテロ対策法、一般処罰法に依拠している。

反体制勢力の動き

自由シリア軍国内合同司令部は声明を出し、ヒズブッラーを標的とした「報復」を今後も続けるとの意思を示した。

声明で、彼らは「我々はシリアに駐留するヒズブッラーのメンバーに、シリアへの干渉とシリア国民を殺戮するアサド政権への支援に対して、激震をもたらすような厳しい報復を行うだろうと約束する…。(ヒズブッラーとハサン・ナスルッラー書記長を)眠れなくするほど驚かすだろう…。我々は、テロ民兵であるヒズブッラーのシリア国内での作戦司令官である犯罪者、ムハンマド・フサイン・ハーッジ・ナースィーフ・シャンマスを殺害したとの朗報を、偉大なるシリア国民に伝える」と述べた。

レバノンの動き

ヒズブッラーの広報局が声明を出し、ベカーア県バアルベック郡ナビー・シート市でイスラエルが投下した不発弾が爆発し、ヒズブッラーの戦闘員3人と複数名が負傷した、と発表した。

AFP(10月3日付)によると、死者数は9人、負傷者数は7人(うちシリア人4人)。

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進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は機関誌『アンバー』(10月3日付)で、シリア情勢、とりわけアレッポ市での混乱に関して、シリア、イラン政府だけでなく、「シリアの友連絡グループ」にも責任があると非難した。

その理由として、ジュンブラート党首は「反体制勢力への必要な支援、対空・対ロケット弾兵器の供与を自ら禁じている」との暴論を展開した。

諸外国の動き

ロシア外務省は声明を出し、アレッポ市での連続爆破テロを強く非難した。

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トルコ訪問中の英国ニック・クレッグ副首相は、トルコ赤新月社に、100万英ポンド掃討の人道支援物資を供与すると発表した。

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ハマースは、プレス向け声明で、シリア・アラブ・テレビによるハマース批判に遺憾の意を表明した。

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ブラジルのリマでアラブ・ラテンアメリカ首脳会談が開催された。

アラブ諸国からは、レバノン、チュニジアの大統領、ヨルダンの国王が出席したのみだった。

会談では予定の時間を大幅に延長して非公式の審議がなされ、シリア情勢が協議されたが、閉幕声明では、直接の言及はなされなかった。

AFP, October 3, 2012、Akhbar al-Sharq, October 3, 2012, October 4, 2012、Damas Post, October 3, 2012、Elnashra.com, October 3, 2012、al-Hayat, October 3, 2012, October 4, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 3, 2012、al-Kurdiya
News, October 3, 2012、al-Liwa‘, October 3, 2012、Naharnet.com, October 3, 2012、Reuters, October 3, 2012、SANA, October 3, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのマルディン県当局が声明のなかで治安部隊が「分離主義テロリスト」2名を殺害したと発表、ヒムス県内でヒズブッラーの司令官が反体制武装勢力との戦闘中に死亡(2012年10月2日)

Youtube, October 2, 2012
Youtube, October 2, 2012

シリア政府の動き

シリアの人民議会を代弁する国営紙『サウラ』(10月2日付)は社説で、エジプトのムハンマド・ムルスィー政権に関して、「知性が欠けており、アラブの国家安全保障を破壊しようとしている」と批判した。

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SANA(10月2日付)は、ヒムス県、ハマー県での「最近の事件」に関連して逮捕された逮捕者のうち、殺人を犯していない151人を釈放したと報じた。

釈放者の地域別内訳はヒムス県タッルカラフ市で107人、ハマー県ハマー市及び郊外が44人。

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『シャルク・アウサト』(10月2日付)は、ラタキア県カルダーハ市でのムハンマド・アサド殺害およびハイイル家襲撃事件(未確認情報)に関して、活動家の話として最新情報を伝えた。

それによると、事件は9月29日に発生、ムハンマド・アサドは危篤状態で、いまだ死亡していない。

またアサド大統領がハイイル家襲撃事件に関与した者を処罰することを条件に、ハイイル家、ウスマーン家をカルダーハに追放することで事態の収集が進められている。

この活動家によると、事件の背景には、アサド政権が崩壊した場合、アラウィー派を誰が守るのかというカルダーハ市民の不安があった。

事件は29日、ムハンマド・アサドがアーリフ・ハイイルの喫茶店で、アサド政権の行方をめぐってアーリフの息子と口論となり、ムハンマド・アサドが撃たれた。

これを受け、ムハンマド・アサドの「子飼い」がハイイル家やカウズィー・ウスマーンの家を襲撃、ハイイル家の子息4人が負傷、ウスマーン家の子息5人が死亡した。

その後、共和国護衛隊や治安部隊が展開し、事態収拾をめざした。

だが、9月30日には、リフアト・アサド前副大統領の支持者がデモを行い、アサド政権の弾圧への遺憾の意を示すとともに、ハイイル家殺害に関与した者の処罰を求めた。

また10月1日には、ダイル・ザウル県での戦闘で死亡した兵士2人の遺体(アドラー家、ファーディル家の子息)がカルダーハ市に到着したのを受け、デモが発生した。

なおこれら一連の情報の事実確認はとれていない。

国内の暴力

アレッポ県では、『ハヤート』(10月3日付)は、活動家の話として、軍・治安部隊のアレッポ市への増援により「虐殺」の可能性がある、と報じた。

SANA, October 2, 2012
SANA, October 2, 2012

一方、SANA(10月2日付)によると、アレッポ市郊外のカルラク地方、アレッポ国際空港街道などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、殲滅、装備を破壊した。

またアレッポ市のスライマーン・ハラビー地区、カルム・ジャバル地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺害した。

アッサーン村で、反体制武装勢力の戦闘員が略奪品の分配で仲違いを起こし衝突、ラスラーン家の戦闘員2人を含む3人が死亡した、という。

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ダマスカス郊外県では、SANA(10月2日付)によると、ハラスター市で軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、数十人の戦闘員を殺害した。

AKI(10月2日付)は、アンワル・ブンニー弁護士の話として、シリア法律研究調査センター執行委員長のハリール・マアトゥーク弁護士がダマスカス郊外県サフナーヤー市の自宅で逮捕されたと報じた。

一方、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市での砲撃で2人死亡、また「革命戦闘部隊」の攻撃で軍兵士6人が殺害された。

またザバダーニー市、サクバー市、フーシュ・アラブ村、バービッラー市でも空爆があったという。

『ワタン』(10月2日付)は、住民の話として、過去最大級の掃討作戦がドゥーマー市で行われていると報じた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区とアサーリー地区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(10月2日付)によると、ヒムス市ブスターン・ディーワーン地区、ワルシャ地区、バーブ・フード地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力が交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(10月2日付)によると、対ヨルダン国境のナスィーブ村で車爆弾が誤爆し、反体制武装勢力の戦闘員多数が死亡した。

ラジャート高原の学校に、反体制武装勢力が侵入し、器物を破損し、生徒を誘拐した、という。

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ハマー県では、SANA(10月2日付)によると、サラミーヤ地方のアカシュ村、アミール村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺害した。

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ラタキア県では、SANA(10月2日付)によると、ラタキア市・カサブ町間のカスタル・マアーフ町、バッルーラ村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、数十人の戦闘員を殺害した。

反体制勢力の動き

シリア革命支援クルド総合委員会は、信頼できる治安筋(アラウィー派)の話として、カーミシュリー市での自爆テロは政権が仕組んだ自作自演だと発表した。

しかし、事件に関しては自由シリア軍が犯行を認めている。

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シリア人権監視団はHPで、2012年10月1日現在の死者数は、民間人22,257人、兵士7,578人、離反兵1,187人に達したと発表した。

2012年9月の死者数は4,727人に上るという。

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ユーチューブ(10月2日付)で戦闘服を着た老人が、自身、子供、孫とともに「ムスタファー末裔大隊」を名のる武装組織を結成したと発表した。

この老人は自らの家族を「アッラーのための革命家たち」と自称、アレッポ市のサイフ・ダウラ地区におり(未確認情報)、アサド政権の軍を放逐すると述べた。

http://www.youtube.com/watch?v=I6SGiMBpk9E&feature=player_detailpage

クルド民族主義勢力の動き

トルコのマルディン県当局は声明を出し、同県シェイユルト地方にシリア領内から潜入しようとした「分離主義テロリスト」(PKK)と治安部隊が交戦し、2人を殺害したと発表した。

声明は、ハサカ県ダルバースィーヤ市の国境を警備中の「人民防衛隊」にトルコ軍が未明に発砲し、隊員3人が死亡した、とシリア人権監視団が発表したのを受けて出された。

「人民防衛隊」はPKK系の民主統一党の民兵組織。

レバノンの動き

「アフバール・シャルク」(10月2日付)は、ヒズブッラーのメンバーでシリア国内での作戦司令官を務めていたとされるムハンマド・フサイン・ハーッジ・ナースィーフ・シャンマス(通称アブー・アッバース)が9月30日にヒムス県クサイル地方での反体制武装勢力との戦闘中に戦死し、レバノンで葬儀が行われたと報じた。

複数の情報によると、シャンマスは自由シリア軍の要撃を受け、乗っていた車を即席爆弾で爆破され、死亡したという。

この要撃では、ヒズブッラーの兵士複数が死傷したという。

ヒズブッラーもシャンマスが「職務を遂行中に殺害された」として認めており、葬儀にはムハンマド・ヤズバク、イブラーヒーム・アミーン・サイイドら幹部が参列した。

ファールーク大隊のバッラー大隊が、ユーチューブ(10月2日付、その後削除)クサイル地方でのヒズブッラー・メンバー要撃の実行声明を発表した。

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チュニジアのムンスィフ・マルズーキー大統領は『ハヤート』(10月2日付)に対して、「マイノリティを安心させ、暫定機関を保護するため、シリアへのアラブ平和維持軍」を派遣するべきだと述べるとともに、「反体制勢力が暫定機関を指導するための挙国一致政権を樹立」するべきだと持論を展開した。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「こうした過程が現実のものとなれば、すべての終わりだ」と述べた。

AFP(10月2日付)が報じた。

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エジプトのムハンマド・カーミル・アムル外務大臣は『ハヤート』(10月4日付)に対して、「アサド大統領は来るべき(紛争和解のための)対話において何らの役割も果たさない…。改革の時が来た。現体制を変革せねばならない」と述べた。

AFP, October 2, 2012、Akhbar al-Sharq, October 2, 2012, October 3, 2012、AKI, October 2, 2012、al-Hayat, October 3, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 2, 2012、al-Kurdiya News, October
2, 2012、Naharnet.com, October 2, 2012、Reuters, October 2, 2012、SANA, October
2, 2012、al-Sharq al-Awsat, October 2, 2012、al-Watan, October 2, 2012、Youtube, October 2, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ムアッリム外相が国連総会で演説し、シリア国内外のすべての当事者に対して「祖国の屋根の下での建設的対話」に加わるよう呼びかけ(2012年10月1日)

シリア政府の動き

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が国連総会で演説した。演説における主な発言は以下の通り。

SANA, Ocboter 1, 2012
SANA, Ocboter 1, 2012

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「我が国は1年半にわたり体系的なテロに直面し、それは国民、人的・知的スタッフ、国家機関、そして歴史的史跡に及び、爆破テロ、暗殺、虐殺、略奪破壊に遭っている…。そのなかにはアル=カーイダの一派とされるヌスラ戦線による犯行もある」。

「我々は安保理がこれらの爆破テロを非難することに失敗したことを奇異には思わない。なぜなら安保理メンバーの一部がこうした行為を支援しているからだ」。

「外国に支援されたテロ、そしてそれとともに行われる前代未聞のメディアの煽動は、宗教的な過激主義に依拠しており、それは地域において旧知の複数の国によって保護されている。そしてこれにより、武器、資金、戦闘員の国境からの流入が促されている」。

「こうした現実において、我々は自問せざるを得ない…。テロとの戦いをめぐる国際社会の合意は、真剣に遵守されているのか?カタール、サウジアラビア、トルコ、米国、フランスは…資金、武器、外国人戦闘員を通じて、どれほど紛れもなくシリアでのテロを煽動・支援していることか」。

「シリア政府は事件発生当初から対話を呼びかけてきた。しかし、ほとんどの反体制勢力はそれに応えてこなかった」。

「国際社会の(紛争解決に向けた)あらゆる試みの成否は、シリア政府の遵守のみだけでなく、我が国における武装集団を支援する国々の遵守を必要とする。こうした国の筆頭にあげられるのが、トルコ、サウジアラビア、カタール、リビアなどで、これらの国は、武器供与、資金提供、教練、武装戦闘員の潜入を停止し、対話を促し、暴力を停止させる必要がある」。

「私はシリア国内外のすべての当事者に対して、祖国の屋根の下での建設的対話を呼びかける。シリアの門戸は対話と国家建設を望む全ての人々に開放されている。これを実現するため、私は本総会に出席する国の代表に呼びかける。我が国の暴力を終わらせるため、武器供与、資金提供、武装集団の潜入教練停止に向けて圧力をかけることを」。

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ムアッリム外務在外居住者大臣は、国連の潘基文事務総長と会談し、SANA(10月1日付)によると、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表のミッションを含むあらゆる側面で協力し、すべての当事者による暴力の停止、国民対話の開始をめざすことを確認した。

しかし、『ハヤート』(10月2日付)によると、潘事務総長は「もっとも強い調子」で、アサド政権による暴力行使と人権侵害を非難した。

マーティン・ネシルキー国連事務総長報道官によると、会談で潘事務総長は、シリアでの人権危機は周辺諸国の懸念も増幅させていると述べたという。

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ムアッリム外務在外居住者大臣は、マヤーディーン(10月1日付)に対して、米国が化学兵器問題を口実にして、イラクのフセイン政権を崩壊させる前に行ったことに似た「キャンペーン」を行っているのではと批判した。

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イタリア紙『コリエル・デラ・セラ』(10月1日付)は、フランスの諜報機関がアサド政権からリビアのムアンマル・カッザーフィー大佐の衛星電話の番号を入手し、居場所を突き止め殺害した、と西側外交筋の話をもとに報じた。真偽は定かでない。

カッザーフィー大佐は殺害される直前、シリアへの亡命を計画し、シリア側に衛星電話の番号を与えていた、という。

国内の暴力

アレッポ県では、SANA(10月1日付)によると、アレッポ市マルジャ地区、ハナーヌー地区、シャッアール地区、カーディー・アスカル地区、サーフール地区、カッラーサ地区、アウラム・クブラー町、バーブ市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

al-Hayat, October 2, 2012
al-Hayat, October 2, 2012
SANA, Ocboter 1, 2012
SANA, Ocboter 1, 2012
SANA, Ocboter 1, 2012
SANA, Ocboter 1, 2012

アレッポ県のワヒード・アッカード県知事はAFP(10月1日付)に対して、アレッポ市旧市街での火災が「軍の前進を妨害し、略奪を隠蔽するための武装テロ集団の犯行」と断じた。

また消防隊が消火のために現場に近づこうと試みた際、「武装テロ集団」の狙撃主が消防隊員1人を射殺したと付言した。

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AFP(10月1日付)は、地元の商人の話として、アレッポ市のアカバ地区、アワーミード地区、ウマウィー・モスク周辺など、旧市街の市場に軍は展開しておらず、その外の検問所から発砲を続けていると伝えた。

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アレッポ県では、SANA(10月1日付)によると、アレッポ市郊外のヌッブル市に、軍が人道支援物資を輸送した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、アイン・タルマー村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力掃討のため攻撃を加えたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルキーン市を軍が空爆し、18歳以下の子供8人を含む市民21人が死亡したという。

一方、SANA(10月1日付)によると、サルキーン市、ダーナー市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で5人が砲撃により死亡した。

一方、SANA(10月1日付)によると、タファス市、ザイズーン地方で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、アル=カーイダの戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市・タドムル市間の幹線道路で、反体制武装勢力が軍を要撃し、兵士18人を殺害した。

一方、SANA(10月1日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、サムアリール村(ハウラ地方)などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月1日付)によると、ダイル・ザウル市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

al-Hayat, October 2, 2012
al-Hayat, October 2, 2012

反体制勢力の動き

自由シリア軍副参謀長を名のるアーリフ・ハンムード大佐は『シャルク・アウサト』(10月1日付)に対して、「ハサカ県軍事評議会が最近発足し、県内での軍事活動を開始した…。この作戦はより大きな軍事作戦への始まりだ」と述べ、9月30日のカーミシュリー市での自爆テロへの関与を認めた。

ハンムード大佐によると、ハサカ県軍事評議会は、ハサン・アブドゥッラー大佐によって結成されたという。

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シリア記者連盟は、2011年3月以降、78人のジャーナリストがシリアで死亡、2012年9月の死者数は13人に上ったと発表した。

13人中、5人がダマスカス県・ダマスカス郊外県、4人がダイル・ザウル県、2人がアレッポ県、1人がハマー県、1人がヒムス県で死亡した。

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シャーム・ウラマー連盟は、「国内の占領に対する努力と勢力の糾合」を呼びかけ、アサド政権の打倒を訴えた。

諸外国の動き

アナス・フォー・ラスムセンNATO事務局長はブリュッセルで記者会見を開き、「我々は軍事的解決を考えていない…。我々は軍事的オプションに関して何ら話し合っていない」と述べた。

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アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、2012年のシリアからの避難民の数が当初の予想の4倍近くの70万人以上に達する恐れがあると述べ、同年の避難民の発生数が今世紀最大規模に達するとの懸念を表明した。

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ヨルダン治安当局は、ザアタリー国営避難民キャンプでのシリア人避難民の抗議デモを催涙ガスを使用して強制排除した。

聖典スンナ教会のザーイド・ハマード代表によると、デモには約500人のシリア人避難民が参加し、ヨルダン側治安要員を含む数十人が負傷した。

またデモ参加者は野戦病院、キャンプに放火、救急車を破壊した、という。

ヨルダンの総合治安局長報道官は、1日のヨルダンの天候は風が強く、数百のキャンプが風で飛ばされたのに抗議し、デモが発生したと述べた。

しかし、ハマード代表は、アサド政権を支持する集団が避難民のなかに潜み、暴動を煽ったと疑っている。

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AFP(10月1日付)は、ヨルダンのマフラクで「伝統的武器」や暗視ゴーグルを所持しているシリア人4人が逮捕されたと報じた。

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ハマースのハーリド・ミシュアル政治局長はトルコを訪問し、AKPの大会に出席した。

大会でミシュアル政治局長は「我々は自由と尊厳をめざすシリア国民の革命を歓迎する…。我々は、我々が自由、民主主義、改革を実現することと、レジスタンスを行い、覇権と占領に抵抗することが矛盾しないと考えたい」と述べた。

これを受け、シリア・アラブ・テレビ(10月1日付)は、ハマースのハーリド・ミシュアル政治局長が「レジスタンスを売り渡し…マフムード・アッバース大統領にとって代わろうとしている」と非難した。

http://www.youtube.com/watch?v=lVvRD-Opv8E

AFP, October 1, 2012、Akhbar al-Sharq, October 1, 2012, October 2, 2012、Corriere della Sera, October 1, 2012、al-Hayat, October 2, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 1, 2012、al-Kurdiya News, October
1, 2012、al-Mayadin, October 1, 2012、Naharnet.com, October 1, 2012、Reuters,
October 1, 2012、SANA, October 1, 2012、al-Sharq al-Awsat, October 1, 2012などをもとに作成。

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アレッポ県で激しい戦闘が続くなか、ラタキア県でシャッビーハ創設者の一人とされるムハンマド・アサド氏が殺害されたと報じられる(2012年9月30日)

アサド政権の動き

国連総会出席のため訪米中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、ベラルーシ、スーダン、アルメニアの外相、国連総会議長らと会談した。

al-Hayat, October 1, 2012
al-Hayat, October 1, 2012
SANA, September 30, 2012
SANA, September 30, 2012
SANA, September 30, 2012
SANA, September 30, 2012

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ラタキア県では、『クッルナー・シュラカー』(9月30日付)がカルダーハ市の信頼できる複数の消息筋の話として伝えたところによると、反体制デモが日常化し、地元有力者で「シャイフ・ジャバル(山の長老)」の称号を持つムハンマド・アサドがハイイル家の一人に暗殺された、と報じた(未確認情報)。

暗殺の数日前にあたる9月20日、中国から帰国した民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーズ・ハイイル渉外局長が失踪、反体制勢力は空軍情報部による犯行と断じていた。

同報道によると、ムハンマド・アサドはシャッビーハ(武装犯罪集団)創設者の一人とされる。

一方、ハイイル家はアラウィー派の名家でカルダーハ市において重要な地位を占め、ハーフィズ・アサド前大統領の政権掌握を背後で支えていたとされる。

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アラビーヤ(9月30日付)は、アサド大統領がダマスカス県カッザーズ地区での5月の「爆破テロ」を命令したとの極秘文書を入手したと発表した。文書の真偽は定かでない。

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『クッルナー・シュラカー』(9月30日付)は、ナジュムッディーン・ハリート国務大臣(シリア共産党ニムル(旧ファイサル)派)の家族が大臣に離反を求めている、と報じた(未確認情報)。

ダイル・ザウル県出身の大臣の家族は、弾圧によりほとんどが処刑されたという。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市のガルビー地区で爆弾が仕掛けられた車が自爆し、8人の兵士が死亡、15人が負傷した。

『クッルナー・シュラカー』(9月30日付)によると、爆発は政治治安部の建物の近くで発生し、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(9月30日付)に対して、自爆攻撃が政治治安部の施設を主に狙ったものだと述べ、同地区が政治治安部、軍事情報局など治安機関の施設が密集していることを明らかにした。

一方、SANA(9月30日付)によると、爆破は建設中のビルの前で発生し、4人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、ジャンダル地区、カッラーサ地区、バーブ・ハディード地区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

また反体制武装勢力は夜間、アレッポ市郊外のナイラブ航空基地を襲撃し、ヘリコプター2機を破壊した、という。

このほか、ブアイディーン地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、マルジャ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、フィルドゥース地区、カルム・ジャバル地区が夜間、軍・治安部隊の砲撃を受けたという。

一方、SANA(9月30日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ブスターン・カスル地区、旧市街のバーブ・アンターキヤー(アンタキア門)周辺、ダーラ・イッザ市、ジスル・バルクーム市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

SANA(9月30日付)によると、アレッポ市のアズィーズィーヤ広場では、軍をたたえる市民の行進があった、という。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カダム区、ハラスター市などで軍・治安部隊が厳戒態勢を強化した。

『クッルナー・シュラカー』(9月30日付)は、ダマスカス県ジャウバル区のラバイア・モスクで礼拝時間中に共和国護衛隊の兵士が土足でモスク内に突入し、シャイフを射殺したと報じた(未確認情報)。

『クッルナー・シュラカー』(9月30日付)はまた、反体制武装勢力がダマスカス県サウラ通りで「シャッビーハ」を4人殺害したと報じた(未確認情報)。

一方、ダマスカス郊外県では、SANA(9月30日付)によると、軍・治安部隊がハラスター市、スバイナ町などで反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

またダマスカス県では、軍・治安部隊がカーブーン区で反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の政治治安部施設近くの戦闘で、反体制武装勢力の司令官1人を含む戦闘員4人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(9月30日付)によると、クサイル市郊外のハイダリーヤ村で反体制武装勢力が村人17人を虐殺、多数を誘拐した。

軍・治安部隊はヒムス市バーブ・フード地区、バーブ・トゥルクマーン地区、スルターニーヤ市、ジャンダル市などで、反体制武装勢力と交戦した。

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ラッカ県では、SANA(9月30日付)によると、タッル・アブヤド市で軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、戦闘員多数を殺傷し、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月30日付)によると、ムザイリーブ町、タッル・シハーブ町、ヤードゥーダ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(9月30日付)によると、ラーム・ハムダーン村、マアッル・タムリーン村、カッリー村、サルマダー市、イドリブ市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

また反体制武装勢力がタフタナーズ航空基地を襲撃しようとしたが、軍・治安部隊に撃退されたという。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン前事務局長は『アッカーズ』(9月30日付)に対して、「シリア国民評議会をはじめとする反体制勢力は、シリア人の政治家からなる賢人会議を設置し、同会議に暫定内閣発足の任務を委ねることを提案している」と述べた。

クルド民族主義勢力の動き

ハサカ県では、クルド人民運動(TGK)は、ラアド・バッシュー代表がハサカ市で何者かに暗殺されたと発表した。

28日にもカーミシュリー市で、同運動メンバーのファイサル・サイフーが暗殺未遂に遭っていた。

諸外国の動き

「アフバール・シャルク」(9月30日付)は、在アンマンのシリア大使館内で青年が職員から暴行を受けた、と報じた。

暴行を受けたのは、ダルアー県出身のアフマド・ヒラーキー氏。

AFP, September 30, 2012、Akhbar al-Sharq, September 30, 2012、ʻAkkaz, September 30, 2012、Alarabia.net, September 30, 2012、al-Hayat, October 1, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September 30, 2012、al-Kurdiya News,
September 30, 2012、Naharnet.com, September 30, 2012、Reuters, September
30, 2012、SANA, September 30, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市の「決戦」がなおも継続するなか、シリア・ムスリム同胞団を含む24のイスラーム組織が「シリア改革連合」なる政治同盟を結成(2012年9月29日)

シリア政府の動き

国連総会出席のため訪米中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表と会談し、事態収拾の成否は、テロリストへの教練・武器供与の抑止にかかっていると伝えるとともに、シリア人への制裁解除の必要を強調した。

またムアッリム外務在外居住者大臣は、トーゴ、レバノンの外相と会談した。

SANA(9月29日付)が報じた。

アレッポ市での「決戦」

al-Hayat, September 30, 2012
al-Hayat, September 30, 2012

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ・アンターキヤー(アンタキヤ門)地区、ジュルーム地区、バーブ・ジュナイン地区、シャイフ・ヒドル地区周辺、ブスターン・バーシャー地区周辺、マイダーン地区、イザーア地区、サラーフッディーン地区、サーフール地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、アアザミーヤ地区などに軍・治安部隊が砲撃し、反体制武装勢力と激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、戦闘は反体制武装勢力が進軍を試みたことで激化した。

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UNESCOで世界文化遺産されているアレッポ市旧市街の一区画で火災が発生した。

『ハヤート』(9月30日付)は、複数の活動家の話として、火災は28日夜から29日未明にかけての反体制武装勢力と軍・治安部隊の砲撃・発砲により発生したと報じた。

シリア人権監視団によると200件、反体制活動家によると700から1,000件の商店が焼失した、という。

火災発生前に軍・治安部隊と反体制武装勢力は旧市街のアンタキヤ門で激しく交戦していた。

反体制武装勢力の複数の戦闘員は、この戦闘でアンタキヤ門を制圧したと述べたが、別の戦闘員によると戦闘は続いており、反体制武装勢力も軍・治安部隊も門を制圧していない、という。

シリア人権監視団によると、軍・治安部隊と反体制勢力の双方が出火の原因をめぐって非難を応酬している、という。

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Ugarit News Network, September 29, 2012
Ugarit News Network, September 29, 2012

一方、SANA(2012年9月29日付)によると、アレッポ市カッラーサ地区、バーブ・ナイラブ地区、ブスターン・カスル地区、バーブ・ハディード地区、マサーキン・ハナーヌー地区、マルジャ地区、サーフール地区、アーミリーヤ地区、タッル・ザラーズィール地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点・アジトを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

またアサド湖で反対武装勢力の船舶4隻を破壊した。

このほかワディーヒー村、カフルダーイル村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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SANA(2012年9月29日付)によると、サクラーヤー村で武装テロ集団に反対するデモが発生し、反体制武装勢力が発砲し、排除した。

その他の国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アサーリー地区バルザ区で軍・治安部隊が反体制武装勢力追跡のために展開、激しく交戦したという。

またカーブーン区では家々が軍によって破壊され、バサーティーン・バルザ区では恣意的逮捕が行われている、という。

一方、SANA(2012年9月29日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃、多数の戦闘員を逮捕、武器弾薬などを押収した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市、フーシュ・アラブ村、ランクース市、東グータ地方で、軍・治安部隊が砲撃を行った、という。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で軍・治安部隊が要撃を受け、兵士3人が殺害された。

またムザイリーブ町・タッル・シハーブ町間で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(2012年9月29日付)によると、ムザイリーブ町および周辺で軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(2012年9月29日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ラスタン市、クサイル市郊外などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

またタッルカラフ市郊外で、レバノンからの潜入を試みた反体制武装勢力戦闘員を軍・治安部隊が撃退した。

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ラッカ県では、SANA(2012年9月29日付)によると、タッル・アブヤド市郊外の反体制武装勢力拠点を軍・治安部隊が破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2012年9月29日付)によると、タフタナーズ市近郊の武装集団を軍・治安部隊が殲滅した。

反体制勢力の動き

ロンドンに拠点を置く反体制組織のシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(9月29日付)に対し、ダマスカス県・ダマスカス郊外県での軍・治安部隊が「革命戦闘部隊戦闘員が存在を強めた」のを受けて激化したと述べた。

また反体制武装勢力について、「厳戒態勢のなかでもダマスカスで活動でき、政府が反体制勢力を根絶できないことを政府に示そうとしている」と述べた。

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アンマンに家族だけを連れて脱走したリヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相はテレビ局のインタビューに応じ、アサド大統領が「治安対策は非論理的・非客観的」だとするバアス党地域指導部メンバーの意見を却下し、弾圧を続けた、と述べた(真偽は定かでない)。

また軍による「樽爆弾」などを用いた空爆を非難した。

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『クッルナー・シュラカー』(9月29日付)は、反体制武装勢力で活動を行う女性戦闘員の写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', September 29, 2012
Kull-na Shuraka’, September 29, 2012
Kull-na Shuraka', September 29, 2012
Kull-na Shuraka’, September 29, 2012

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「アフバール・シャルク」(9月30日付)は、シリア・ムスリム同胞団、イスラーム教徒ウラマー連盟、国民民主潮流、シリア解放ウラマー協会など24のイスラーム組織が「シリア改革連合」なる政治同盟を結成したと報じた。

同報道によると、29日にカイロで結成大会が開かれ、最高機関である諮問(シューラー)評議会議長にはムーサー・イブラーヒームが就任した。

イブラーヒーム議長は、国内のすべての活動家のための統一ビジョンの作成をめざし、革命への寄与、国民へのサービス提供、情報活動などを行う、という。

またシリア国民評議会との共同行動を行う一方、現下の状況における暫定政府発足にはメリットがないと拒否し、体制打倒後に発足すべきとの立場を示した。

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Elaph(9月29日付)は、自由シリア軍のリヤード・アスアド大佐がトルコからシリア国内への司令部移転を発表した声明に関して、クルド民族主義勢力によるトルコ国内での武装闘争激化を受け、トルコ政府が支援を断念したことが背景にあると報じた。

同報道は、自由シリア軍に近いカイロの活動家の話として、この移転に際して、トルコ軍内のアレヴィー派の幹部が政府に強い圧力をかけたと指摘した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は国連総会で演説し、シリア国内の紛争激化への懸念を表明し、政府と反体制勢力に即時停戦と交渉のテーブルにつくことを受け入れさせ、事態すべてのシリア人が満足するような改革の内容にいたるための国際社会の努力を調整すべきだと主張した。

また「ジュネーブ合意の実施に反対する者は…、政府だけが停戦することに固執し、反体制勢力に作戦強化を促し、流血を深刻化させている」と非難した。

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イランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティー外務担当上級顧問はイラン・イスラーム共和国通信(9月29日付)に対して、アサド大統領が「蜂起を打ち負かし、米国とその同盟国への勝利を実現し、それがイランにとっての勝利ともなろう」と述べた。

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CNN Turk(9月29日付)によると、国連総会出席のため米国滞在中のアフメト・ダウトオール外務大臣は、ニューヨークで記者団に対して、シリアからの迫撃砲着弾に関して「我が国国境へのこのような侵害が続くなら、我々は(報復)権利を保持し、この権利を行使することになるだろう」と述べた。

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UAEのアブドゥッラー外務大臣は国連総会で演説し、シリア政府が「正統性を失った」と発言した。

AFP, September 29, 2012、Akhbar al-Sharq, September 29, 2012, September 30, 2012、Elaph, September 29, 2012、al-Hayat, September 30, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September 29, 2012、al-Kurdiya News,
September 29, 2012、Naharnet.com, September 29, 2012、Reuters, September
9, 2012、SANA, September 29, 2012、Syria News, September 29, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力が国連総会に合わせるかたちでアレッポ市に対する攻勢を強め激戦の様相を呈する、シリア・クルド・アーザーディー党が声明のなかで民主統一党を非難(2012年9月28日)

al-Kurdīya News, September 28, 2012
al-Kurdiya News, September 28, 2012

シリア政府の動き

国連総会に出席するために米国滞在中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、イラン、ロシア、キューバなどの外相と相次いで会談した。

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イタルタス通信(9月28日付)は、英国の国際戦略研究所専門家の話として、アサド政権が60,000人の「シャッビーハ」からなる精鋭部隊の結成を進めていると報じた。

英国の国際戦略研究所専門家によると、西側諜報機関は、イラクの革命防衛隊を模したアラウィー派の「シャッビーハ」からなる武装治安大隊の編成をシリア政府が進めているとの情報を得た、という。

「シャッビーハ」という表現を用いているが、武装犯罪集団を意味するのではなく、アサド政権を熱烈に支持する軍人、諜報機関要員、市民を指すと思われるが、こうした言説は政権支持者を十把一絡げに犯罪者扱いする価値判断を含んだ表現である。

アレッポ市での「決戦」

国連総会に合わせるかたちで、反体制武装勢力が27日夜からアレッポ市に対する攻勢を激化させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部を中心に27日晩から反体制武装勢力による「複数の前線での…前例のない」攻勢が始まり、軍・治安部隊との激しい戦闘が続いた。

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自由シリア軍のタウヒード旅団の司令官の一人、アブー・フラートはAFP(9月28日付)に対して、「サラーフッディーン戦線で、我々は正規軍の基地の一つを制圧し、少なくとも25人の兵士を殺害した」と述べた。

タウヒード旅団の戦闘員は、「我々は無線で兵士たちが司令官に援軍を求めているのを傍受した。彼らは泣いており、全滅すると訴えていた」と述べた。

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『ハヤート』(9月29日付)は、戦闘員の話として、27日からの戦闘で20人の反体制戦闘員が死亡、60人が負傷したが、数千の戦闘員が体系的に複数の戦線から正規軍に攻撃を行い、サイフ・ダウラ地区、サラーフッディーン地区、イザーア地区、アーミリーヤ地区、スッカリー地区の奪還を目指している、という。

反体制勢力の複数の司令官によると、イザーア地区で進軍に成功した、という。

しかし、サラーフッディーン地区では、アブー・フラートによると、「市街戦を行うには、迫撃砲が必要だ。だが残念ながら、我々は保有していない」という。

旧市街のウマウィーイーン・モスクも、AFP(9月28日付)によると、反体制武装勢力の標的となっている、という。

シリア人権監視団などによると、軍・治安部隊がアレッポ市カッラーサ地区を砲撃した。

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シリア人権監視団のアリー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(9月28日付)に対して、「政府は決着をつけることはできず、また革命家たちも街区を敢然に制圧はできない」と述べた。

このほか、住民によると、サイイド・アリー地区でも、これまでにない激しい戦闘が、軍・治安部隊と反体制武装勢力によって行われ、4人が死亡した。

シリア人権監視団によると、木曜晩からの同地区での死者数は5人だという。

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AFP(9月28日付)によると、反体制武装勢力が制圧しているとされるアルクーブ地区、マイサルーン地区に対して、軍・治安部隊が激しい攻撃を加えた。

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ロイター通信(9月28日付)は、ベイルートからの電話取材で、戦闘員が「我々はスライマーン・ハラビー地区に到達し、一部地区を解放した。今のところ楽観的だが、我々の組織について懸念している。我々は体制を駆逐できない。もっともよく見積もっても幾つかの地区で前進できるだけだろう」と述べたと報じた。

また別の戦闘員は、「一部の反体制勢力の部隊が前線に撤退した。また一部の部隊は、そもそも戦闘にさえ加わっていない」とロイター通信(9月28日付)に述べたという。

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シリア人権監視団によると、クルド人が多く住むアレッポ市シャイフ・マスウード地区に反体制武装勢力が突入したが、戦闘員10人が殺害された。

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一方、SANA(9月28日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、旧市街、ブスターン・バーシャー地区、バルクーム橋周辺、カフル・ハラブ村、アウラム・クブラー町、バーブ市、マーリア市・アフタリーン市間の街道などで軍・治安部隊が「テロリスト」と「外国人傭兵」からなる反体制武装勢力と交戦したほか、拠点、アジトを攻撃し、甚大な被害を与えた。

アクス・サイル(9月28日付)は、アドナーン・アブドゥー・サフニー工業大臣の弟のマルワーン・サフニー(アジア製薬社社長)が27日にアレッポ市内で10人ほどからなる反体制武装勢力に誘拐された、と報じた。

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このほか、シリア人権監視団によると、軍の戦闘機がアアザーズ市を空爆した。

その他の国内での暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区、ジャウバル区、カーブーン区で軍・治安部隊が反体制武装勢力を追撃した。

一方、SANA(9月28日付)によると、カーブーン区で軍・治安部隊が反体制武装勢力によって誘拐されていた民間人2人の釈放に成功した。

またカーブーン区、バルザ区で戦闘員多数を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月28日付)によると、スィーディー・ミクダード町で、反体制武装勢力が正統カリフ・モスク、イブン・アスワド・カンディー・モスクに砲撃を加え、損害を与えた。

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ヒムス県では、SANA(9月28日付)によると、ヒムス市バーバー・フード地区、スルターニーヤ地区、スーク・ハシーシュ地区、タルビーサ市、ティル・マアッラ村、ガントゥー市、ラスタン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員多数を殺傷、甚大な被害を与えた。

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イドリブ県では、SANA(9月28日付)によると、サルミーン市、アリーハー市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員多数を殺傷、甚大な被害を与えた。

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ラタキア県では、SANA(9月28日付)によると、サルサキーヤ村、スーラース遺跡、バイト・ハリービーヤ村、ザフラー村などの森林に反体制武装勢力が放火した。

また反体制武装勢力はスーラース遺跡の民家を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(9月28日付)が、ダルアー・スワイダー県ムフティーのリズク・アバーズィード師が27日晩に反体制武装勢力によって誘拐されたと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア作家連盟が声明を出し、小説家のイブラーヒーム・ハリートと、息子のスーミルが平和的デモを支持し、「アサド殺人大隊、シリア人、イラク人、イラン人からなるシャッビーハの罪を非難」したとの理由で、ダイル・ザウル市で治安部隊に処刑された、と発表した。

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SANA(6月28日付)は、イフバーリーヤ・チャンネルのHPがハッカーによる侵略を受けたと報じた。

反体制勢力の動き

「アフバール・シャルク」(9月29日付)は、国内外の反体制武装組織が革命軍事評議会合同司令部なる新たな組織を結成し、反体制活動家に参加を呼びかけた、と報じた。

この組織は、総司令部、連絡調整局、各県軍事評議会からなる。

報道官にあたるマーヒル・ヌアイミー連絡調整局長は、国内の武装組織の80%がこの組織に参加していると豪語した。

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タウヒード旅団のアブドゥルカーディル・サーリフ作戦司令官は、同旅団のフェイスブックで、クルド民族主義政党の民主統一党支持者に対して自由シリア軍に武力抵抗しないよう「最後の要請」を行った。

サーリフ司令官は、「武器を放棄し、負け戦に身を投じないよう、PKKの悪党たちに最後の要請を行った…。戦闘大隊に武器を向ける者は、ただちに狙撃されるだろう」と警告を発した。

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シリア人権監視団は、アレッポ市のフィルドゥース地区、ブスターン・カスル地区、アンサーリー地区、アシュラフィーヤ地区、スッカリー地区、フルカーン地区、バーブ・クンサリーン地区、マアーディー地区、シャッアール地区、カーティルジー地区、ハラブ・ジャディーダ地区で反体制デモが行われたと発表した。

デモでは自由シリア軍の糾合が求められたという。

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フェイスブックなどでは、反体制活動家が「自由シリア軍諸大隊統一の金曜日」と銘打ってデモを呼びかけていた。

クルド民族主義勢力の動き

ハサカ県では、『クッルナー・シュラカー』(9月28日付)によると、ダイリーク市、マアバダ町、タルバースィーヤ市、カーミシュリー市、アームーダー市、ダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市で、金曜礼拝後に反体制デモが発生し、クルド人が居住する地域での自由シリア軍の諸大隊の統合が求められたと報じた。

同報道によると、デモには若干のアラブ人が参加する一方、キリスト教徒は不参加だった、という。

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『クッルナー・シュラカー』(9月28日付)は、ハサカ県で、民主統一党が軍・治安部隊の協力のもと検問所を増設し、自由シリア軍を含む反体制武装勢力の潜入への警戒態勢を強めている、と報じた。

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シリア・クルド・アーザーディー党は声明を出し、民主統一党がクルド最高委員会に関するエルビルでの合意を無視し、挑発的な方法でアーザーティー党の活動を非難・抑圧しようとしていると批判した。

諸外国の動き

『ハヤート』(9月29日付)は、ヨルダンのザアタリー国営避難民キャンプでの処遇に抗議して、シリア人非難民約7,000人がシリアに帰国した、と報じた。

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国連人権理事会で、シリアでの人権侵害を調査するための国連人権理事会調査委員会(パウロ・セルジオ・ピネイロ委員長)の任期延長の採決が行われ、承認されたた。

ロシア、中国、キューバが反対票を、インド、ウガンダ、フィリピンが棄権した。

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レオン・パネッタ米国防大臣は、シリアの化学兵器に関して、アサド政権が「より安全な」場所に移動させたとしたうえで、「反体制武装勢力がこれらの武器を入手したかどうかは分からない」と述べた。

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ニューヨークで、シリアの友連絡グループ会合が開かれ、約20カ国の代表、反体制活動家9人が出席した。

会合で議長を務めたヒラリー・クリントン米国務長官は、イランによるアサド政権全面支持を強く非難、シリアの反体制勢力に4500万ドル相当の「人道支援」を行うと発表した。

また『ハヤート』(9月29日付)によると、クリントン米国務長官は、「米国の新路線はイラクでの経験に基づく「覚醒」の発想に力点を置くこと」と述べ、シリア・ムスリム同胞団の傀儡と化したシリア国民評議会への支援停止を示唆、「過激派に部族を対抗させる…覚醒」をめざすとの意思を示した。

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トルコのドーアン通信(9月28日付)によると、シリア領から発射された迫撃砲がトルコ領内のアクチャカレに着弾し、家屋などが被害を受けた。

AFP, September 28, 2012、Akhbar al-Sharq, September 28, 2012, September 29, 2012, October 2, 2012、ʻAks al-Sayr, September 28, 2012、al-Hayat, September 29, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September 28, 2012、al-Kurdiya News,
September 28, 2012、Naharnet.com, September 28, 2012、Reuters, September
28, 2012、SANA, September 28, 2012などをもとに作成。

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アレッポ県で自由シリア軍のサラーフッディーン・アイユービー大隊と民主統一党に属する人民保護委員会が交戦(2012年9月27日)

シリア政府の動き

AKI(9月27日付)によると、当局が携帯電話のSMSサービスを利用して、反体制武装勢力戦闘員に投降を呼びかけるメッセージを発信した。

メッセージはシリア・アラブ軍の名で発信され、少なくとも4種類のメッセージの配信が確認されている。

これらのメッセージでは、「国家への犯行に関与する者よ。あなたの名を使って資金を得た者たちは、あなたに二つの選択肢を迫っている。国家と戦ってあなたが殺されるか、彼らがあなたを殺して、あなたとの関係を清算するかか、という選択肢を。国家はあなたに慈悲をかけるだろう。考えて決めよ」、「国家に対して武器を向ける者へ、彼らはあなたが死ぬように仕向けている…。武器を捨て、命を大事にせよ」、「国家に対して武器を向ける者へ、ゲームは終わった。周辺国からの戦闘員を排除するためのカウントダウンが始まった。国家はその民を守る。決断を下せ」などと書かれているという。

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国連総会に出席するために米国を訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が、マレーシア、ウクライナ、アルジェリアの外相と会談した。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、県南部の石油パイプラインで大きな爆発があり、またタッル・バイダー給油所の所長が誘拐された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ナイラブ航空基地で激しい戦闘があり、軍・治安部隊と反体制武装勢力の双方が甚大な被害を被ったという。

またICARDA近くの検問所で爆弾が仕掛けられたバスが爆発した。AFP(9月27日付)によると、バスには乗客は乗っていなかった。

AFP(9月27日付)は、タウヒード旅団の司令官アブー・フラートが、アレッポ市に通じる街道沿いのすべての地区を制圧したと述べている、と報じた。

しかし、アレッポ市スライマーン・ハラビー地区、サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、バーブ街道地区、カッラーサ地区は軍の激しい砲撃に曝され、またサーフル地区、アシュラフィーヤ地区、ザフラー地区では軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦し、多数が死傷したという。

さらに、シリア人権監視団によると、「トゥルクマーン山とクルド山」の村々で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(9月27日付)は、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ハイダリーヤ地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、戦闘員数十員を殺害、多数を負傷させた、と報じた。

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ダマスカス県では、SANA(9月27日付)によると、軍・治安部隊がジャウバル区の浄化を完了した。

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ハマー県では、SANA(9月27日付)によると、ハウワーシュ村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、戦闘員多数を殺傷した。

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ダルアー県では、ダルアー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力がムザイリーブ町が警官を拉致したのを受け、軍・治安部隊が砲撃、突入し、複数が死傷した。

一方、SANA(9月27日付)によると、ダーイル町などで軍・治安部隊が反体制武装勢力「残党」を追撃し、多数の戦闘員を殺傷し、大量の武器弾薬を押収した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市、ジュワイスィーヤ市に軍・治安部隊が砲撃を再開した。

一方、SANA(9月27日付)によると、ヒムス市各地、ズィラーア市、シヤーハート市、ジュワイスィーヤ市、ラスタン市、クサイル市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

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ラッカ県では、SANA(9月27日付)によると、タッル・アブヤド市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員多数を殺害、車3台を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市が砲撃に曝され、子供4人を含む5人が死亡した。

またジスル・シュグール市近郊では、軍の兵士2人が殺害された。

一方、SANA(9月27日付)によると、アブー・ズフール市で軍・治安部隊が外国人戦闘員の拠点に対する特殊作戦を行い、装備を破壊した。

またガッサーニーヤ村を襲撃した外国人戦闘員を追撃した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、前日にバーニヤース市で逮捕されていた女性が釈放された。

反体制勢力の動き

AKI(9月27日付)は、(在外の)自由シリア軍消息筋が、リヤード・アスアド大佐による司令部の国内への移転を受け、「解放区」における反体制武装集団の統合プロセスを急ピッチを進めており、共同活動を受け入れない武装集団は、「解放区」からの退去を求められるか、強制的に追放されると述べた、と報じた。

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シリア・ムスリム同胞団のムハンマド・リヤード・シャカファ最高監督者はAFP(9月27日付)に対して、ロシアの拒否権行使は他の主な大国がアサド政権打倒に向けて行動しないことの口実になっている、と述べ、これまで反体制勢力を支援してきた欧米諸国などを暗に批判した。

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シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、国連総会に合わせるかたちで声明を出し、2011年3月1日以来の死者としては最大となる305人が殺害されたと発表した(真偽は不明)。

AFP(9月27日付)が伝えた。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(9月27日付)は、アレッポ県アフリーン地方で、自由シリア軍のサラーフッディーン・アイユービー大隊とPKK系の民主統一党に属する人民保護委員会(民兵)が交戦したと報じた。

アフリーン友愛調整なる組織はフェイスブックで、戦闘が民主統一党の要撃で始まり、自由シリア軍兵士1人、民主統一党の戦闘員2人が死亡したと発表した。

しかし、PKKに近いユーフラテス通信は、戦闘が自由シリア軍の外国人戦闘員による民家攻撃に端を発していると反論、サラーフッディーン・アイユービー大隊がトルコの諜報機関とシリア・クルド・アーザーディー党の後援を受けていると批判した。

レバノンの動き

NNA(9月27日付)は、シリア軍がベカーア県バアルベック郡カーア地方に進入し、ムハンマド・アキール・ラーディー氏の家を破壊した。

シリア軍は、武装集団を追跡していたという。

諸外国の動き

国連難民高等弁務官事務所は、現在30万人におよぶシリア人国外避難民の数が2012年末までに70万人に達する恐れがあると発表した。

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欧州委員会のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ国際協力・人道援助・危機対応担当委員はNGO関係者やシリアへのドナー国の代表との会談で、シリアへの人道回廊の開設を呼びかけた。

またアサド政権と反体制武装勢力の双方に「交戦法と国際法の尊重」を求めた。

AFP, September 27, 2012、Akhbar al-Sharq, September 27, 2012、AKI, September 27, 2012、al-Hayat, September 28, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September 27, 2012、al-Kurdiya News, September 27, 2012、Naharnet.com, September 27, 2012、NNA, September 27, 2012、Reuters, September, 27 2012、SANA, September 27, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県マウィーイーン広場付近のの参謀本部で複数の爆発が発生し「革命以来もっとも激しい戦闘」が発生、一方同県では「民主的・平和的変革諸政党・勢力大会」が開催され35の団体が参加(2012年9月26日)

ダマスカス県参謀本部に対する自爆テロ

ダマスカス県では、午前7時頃、ウマウィーイーン広場近くの参謀本部の敷地内と外でそれぞれ爆発が発生した。

al-Hayat, September 27, 2012
al-Hayat, September 27, 2012

各紙によると、爆発は6時56分、7時7分に発生した。

また2発目の爆発により約2時間にわたって火災が発生、敷地内の建物などが被害を受け、敷地外の現場(道路上)には深さ2メートルの穴が空いた。

AFP(9月25日付)によると、事件発生後、ダマスカス県内の主要道路はすべて閉鎖された。

一方、SANA(9月25日付)などは、シリア軍消息筋の話として、複数のテロリストが参謀本部周辺で市民をパニックに陥れるため、無差別発砲を行ったが、治安部隊が直ちに撃退、残党追跡を行った、と報じた。

Kull-na Shuraka', September 26, 2012
Kull-na Shuraka’, September 26, 2012
Kull-na Shuraka', September 26, 2012
Kull-na Shuraka’, September 26, 2012

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自由シリア軍のダマスカス県・郊外軍事評議会はフェイスブック上のページで「自由シリア軍はダマスカスのウマウィーイーン広場で参謀本部を攻撃する」と発表していた。

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自由シリア軍のダマスカス県・郊外軍事評議会のアフマド・ハティーブ報道官はAFP(9月25日付)に対して、2度にわたる爆破は爆弾をしかけた自動車によるもので、自爆攻撃でないと述べた。

そのうえで、攻撃が参謀本部内の複数の兵士の協力と調整(諜報活動)のもとに実行されたと述べた。

また「自由シリア軍の兵士が参謀本部周辺に近づき、機関銃と迫撃砲で攻撃を加えた」と付言した。

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ロンドンを活動拠点とする反体制組織のシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(9月25日付)に対して、「作戦は参謀本部内で行われたようだ…。革命に与する施設内の兵士がこの作戦実行に寄与した」ことを示唆した。

また「革命以来もっとも激しい戦闘」が発生したとしたうえで、軍と反体制武装勢力の双方に人的被害が出た、と付言した。

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「ダマスカス県・郊外県アンサール・イスラーム連合」は声明を出し、「我々の殉教ジハード戦士の一人が正門入口で車を爆発させることで攻撃を行い…、4人のジハード戦士からなる別の集団が入口から突入し…、施設内で複数の高貴なる者たちの支援を受け…、施設の4階で即席爆弾を爆発させた」と発表した。

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ウムラーン・ズウビー情報大臣は、シリア・アラブ・テレビ(9月25日付)に対して、爆発を「武装テロ集団」による犯行と断じるとともに、仕掛爆弾のうち一発は「敷地内におそらく仕掛けられていた」と述べた。

その後、この爆発で、参謀本部の守衛4人が殺害され、14人が負傷したと報じられた。

SANA, September 26, 2012
SANA, September 26, 2012
SANA, September 26, 2012
SANA, September 26, 2012
SANA, September 26, 2012
SANA, September 26, 2012

ズウビー情報大臣また、施設内の司令官、士官は全員無事だと述べ、国防大臣ら士官が負傷したとの衛星テレビ放送などの過剰報道を否定した。

また初動捜査の結果として、爆弾が仕掛けられた車2台がいずれも「自爆犯」によって運転され、うち1台が参謀本部周辺、もう1台が敷地内で爆発したことを明らかにした。

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シリア・アラブ・テレビ(9月25日付)は、ウマウィーイーン広場のオペラ・ハウスに設置された監視カメラの映像を公開した。

映像には、1台の車が参謀本部に面する道路で徐行しながら爆発、もう1台は施設内の死角で爆発する様子が撮影されており、少なくとも施設外の爆発が自爆テロだとの初動捜査の結果を裏付けた。

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国防省は声明を出し、爆発で国防大臣ら複数の司令官が負傷したとの衛星テレビ放送やインターネット上の報道について否定した。

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イランのプレスTVとアーラム・テレビはそれぞれ速報を出し、ダマスカス県ウマウィーイーン広場で参謀本部を狙ったテロで、プレスTVのマヤー・ナーセル特派員が武装集団に撃たれて死亡、またアーラム・テレビのホセイン・ムルタダー支局長が負傷したと報じた。

ムルタダー氏はレバノン国籍で、プレスTV支局長も兼務していたという。

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http://www.youtube.com/watch?v=9nwc25DLHiY

国内の主な動き

反体制組織や野党の代表者がダマスカスで「民主的・平和的変革諸政党・勢力大会」を開催し、すべての反体制勢力を一同に会した大会の開催を改めて呼びかける必要があると閉幕声明で提言した。

「民主的・平和的変革諸政党・勢力大会」はシリア国民救済大会に続く動きで、平和的変革の道潮流(ファーティフ・ジャームース代表)、シリア民主党、変革解放人民戦線、アラブ民主団結党、祖国シリア党、シリア青年公正開発党、シリアのための第三潮流、シリア国民青年党 国民改革党(ニダール・ハミーディー)など35の団体が参加した。

また離反兵のハーリド・アブドゥッラフマーン・ザーミル大尉(自由シリア軍南部地方軍事評議会の元副議長)、ヤースィル・アブド(アレッポの武装集団の元指導者)も参加した。

ザーヒル大尉は、「我々は自らが大胆にもしてしまったことからの復帰と、国民和解担当省への協力を決定し、我々の状況の正常化をめざす。我々は再び、軍司令部のもとに自らの身を置く。シリアにおける問題解決は、武力行使、暴力、破壊、爆破によっては不可能だ」と述べた。

ロシア大使、中国大使館代表、イラン大使も出席した。

同大会はまた外国の内政干渉拒否を確認した。

SANA(9月26日付)が報じた。

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『クッルナー・シュラカー』(9月26日付)は、ザーヒル大尉とともに出席し、離反を撤回したスポーツウェアを着た元反体制武装勢力戦闘員ヤースィル・アブドが数ヶ月前に逮捕され、シリア・アラブ・テレビに出演して自身の犯行を証言したヤースィル・アブドと同一人物だと報じた。

国内の暴力

アレッポ県では、SANA(9月26日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、スッカリー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、イシャーラート地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷し、装備を破壊した。

またハーン・ユースフ地区、バーブ・ハディード地区、ハイダリーヤ地区などで特殊作戦を行い、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(9月26日付)によると、ヒムス市内各所で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦市し、戦闘員4を殺害、車輌3台を撃破した。

またタルビーサ地方のカム村などでも交戦があり、戦闘員が殺傷された。

アッシリア人権ネットワークは、25日に軍・治安部隊がヒムス市郊外のブスターン・ディーワーン地方にある聖母教会を再び砲撃したと発表した。

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ハマー県では、SANA(9月26日付)によると、スーラーン町一帯、ハマー市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

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ダルアー県では、SANA(9月26日付)によると、カフルシャムス町、ダーイル町、ダイル・ブフト村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、武器弾薬を押収した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月26日付)によると、ダイル・ザウル市各所、フサイニーヤ町などで軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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シリア人権監視団は、国連総会に合わせるかたちで、ダマスカス県バルザ区で、女性6人、子供3人を含む16人が親体制武装集団に処刑されたと発表した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市で女性25人、子供3人を含む68人が逮捕された。摘発はムハンマド・ザイティー総合情報部内務課タルトゥース支部長(准将)とアブドゥルカリーム・アッバース軍事情報局タルトゥース支部長(准将)の指示のもとに行われたという。

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「アフバール・シャルク」(9月26日付)は、反体制活動家がダマスカス郊外県ズィヤービーヤ町で40人以上の市民が軍・治安部隊に虐殺されたと主張し、遺体の映像を公開した(虐殺の真偽は不明)。

反体制勢力の動き

自由シリア軍のアフマド・ファッジュ大佐は、「イスラーム主義者たちの数はさほど多くない、シリア全土で1,000人以下だろう」と述べ、多数の外国人戦闘員がシリア国内で活動していることを認めた。

また地域の武器商人と武器密輸業者のすべてが反体制武装勢力に対空ロケット弾、対戦車迫撃砲の売却を拒否していると暴露した。

同大佐によると、商人らは売却には米諜報機関の許可が要る、と述べている、という。

ファッジュ大佐は初期離反者の一人で、アレッポ西部で反体制武装闘争を行っているという。

AFP(9月25日付)が報じた。

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シャームの民のヌスラ戦線は21日付で声明を出し、9月初めにアレッポ市のハナーヌー地区の兵舎に突入し、勝利した、と発表した。

また声明において、戦線は、アレッポ市内の学校や病院などを拠点とする軍を38度にわたって攻撃し、27人を殺害した、と主張した。

これが事実だとすると、アレッポ市内の軍兵舎への攻撃の多くが、自由シリア軍ではなく、アル=カーイダ「系」の組織によるものだということになる。

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シリア人権監視団は、2011年3月からの死者数が30,024人に達したと発表した。うち民間人が21,534人、軍人が7,322人、離反兵が1,168人だという。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー事務局長は、サウジ日刊紙『ヤウム』(9月26日付)に対して、エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領によるシリア問題四カ国連絡グループ設置の動きに歓迎の意思を示した。

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シリア民主フォーラムのミシェル・キールーは『バヤーン』(9月26日付)に対して、ロシアによるアサド政権との対話会合の呼びかけを「国民を裏切ることになる」と述べ拒否する意思を明らかにした。

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シリア・アラブ・テレビの記者たちがフェイスブック上に「シリア・テレビ調整」なるグループを立ち上げた。

『クッルナー・シュラカー』(9月26日付)が報じた。

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離反兵マナーフ・トゥラース准将が『デイリー・テレグラフ』(9月26日付)のインタビューに応じ、国内の反体制勢力への資金援助、人道支援、混乱収拾のためのNGOの設立を行うと誓約した。

支援のための「私財」の出所については明言しなかった。

レバノンの動き

『サフィール』(9月27日付)は、レバノン軍が、ナバティーヤ県ラーシャイヤー郡ビーラ村・ラーフィド村間の山岳地帯で、シリアへの武器密輸を目的としていると思われる訓練キャンプを発見し、制圧したと報じた。

諸外国の動き

イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は記者会見で、政権と反体制勢力の愛国者たちによる対話と相互路階の開始を促す意思がある、と表明し、「さまざまな国からなる連絡グループの結成の努力を行っている」と述べた。

大統領は折衝中の国を明示せず、近くイラン外務省が発表すると述べた。

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赤十字国際委員会はアンマンにシリア人避難民との連絡事務所を開設したと発表した。

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米国務省のフォード・ホフ・シリア問題担当特別顧問が「家族とより長く時間を過ごしたい」との理由で辞職した。

AFP, September 26, 2012、Akhbar al-Sharq, September 26, 2012, September 27, 2012、AKI, September, 26, 2012、al-Bayan, September 26, 2012、The Daily Telegraph, September 26, 2012、al-Hayat, September 27, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September 26, 2012、al-Kurdiya News,
September 26, 2012, September 27, 2012、Naharnet.com, September 26, 2012、Reuters,
September 26, 2012、al-Safir, September 27, 2012、SANA, September 26, 2012、al-Yawm, September 26, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県で自由シリア軍国内合同司令部のサアドッディーン空軍大佐が暗殺未遂に遭う、オバマ大統領が「国民を殺害する独裁者に未来はない」と発言(2012年9月25日)

国内の暴力

AFP(9月25日付)は、自由シリア軍国内合同司令部のカースィム・サアドッディーン空軍大佐がハマー県で暗殺未遂に遭ったと報じた。

SANA, September 25, 2012
SANA, September 25, 2012

自由シリア軍の国内の広報局によると、サラミーヤで、サアドッディーン大佐が乗った車が「シャッビーハ」の要撃を受け、激しい戦闘の末、「シャッビーハ」数人が死亡したという。

サアドッディーン大佐は、アレッポでアレッポ県軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐との会談を終え、ヒムスに戻る途中に襲われたという。

一方、SANA(9月25日付)によると、サラミーヤ地方で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員複数を負傷させた。

またジナーン地方で特殊作戦を行い、反体制武装勢力戦闘員多数を殺傷した。

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クナイトラ県では、『ハヤート』(9月26日付)などによると、軍と反体制武装勢力が交戦し、迫撃砲がイスラエル占領地内に着弾した。

シリア人権監視団によると、ゴラン高原のハミーディーヤ村、フッリーヤ村の検問所2カ所を反体制勢力が襲撃し、兵士5人、反体制側の戦闘員2人が死亡した。

イスラエル軍が発表したところによると、「迫撃砲は最近の紛争のなかで、シリア領内の村を標的」としており、国連に対して異議申し立てを行うという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ビータール交差点近くの殉教者子息学校委員会の施設で複数回の爆発が起きた。

反体制活動家によると、この施設は、軍・治安部隊、民兵が拠点として使用していたという。

これに関連して、ジャズィーラなどアラブ衛星放送局は、カッザーズ地区の軍事情報局パレスチナ課施設近くで爆発が起き、士官を含む数十人が死亡した、と報じた。

同報道によると、使徒末裔旅団が作戦を実行した、という。

しかし『ハヤート』(9月26日付)は、アンサール・イスラーム(アンサール・シャリーア)を名のる民兵のアブー・ムアーッズなる司令官が、午前9時35分に7発の爆弾を2回に分けて爆発させた、と発表した。

同司令官によると、爆弾攻撃は、軍・治安部隊、民兵の定例の週間会合を狙ったもの。

一方、SANA(9月25日付)は、武装テロ集団が仕掛けた爆弾2発が建物(学校)で爆発し、7人が負傷したと報じるとともに、校長の話として、学校が軍事目的で利用されていたことなどを否定した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月25日付)によると、軍・治安部隊がスバイナ町の浄化を完了した。

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アレッポ県では、AFP(9月25日付)が軍消息筋の話としてアレッポ市東部のアルクーブ地区一帯での「作戦は終了し、武装部隊兵士は建物の捜索を行っている」と報じた。

またSANA(9月25日付)も、軍消息筋がアルクーブ地区の浄化を完了したことを確認したと報じた。

しかしシリア人権監視団は、AFP(9月25日付)に対して、アルクーブ地区での「戦闘は続いている」と反論した。

このほか、SANA(9月25日付)によると、軍・治安部隊がアレッポ市スライマーン・ハラビー地区、サーフール地区、シャッアール地区、ブスターン・バーシャー地区、バーブ市、アフタリーン市、カブターン・ジャバル村、ダイル・ハーフィル市、ハンダラート・キャンプ、タッル・ラッハール村などで反体制武装勢力の掃討を続け、外国人戦闘員を含む戦闘員多数を殺傷、その装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市が軍・治安部隊の砲撃を受けた。またクサイル市も砲撃に曝され、4人が死亡した。

シリア革命総合委員会によると、タルビーサ市が軍・治安部隊の砲撃を受けた。

一方、SANA(9月25日付)によると、クサイル市郊外、タッルカラフ市、スルターニーヤ市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市が軍・治安部隊の砲撃に曝された。

一方、SANA(9月25日付)によると、軍・治安部隊がヒルバト・ジャウズ村一帯の対トルコ国境からの潜入を試みる戦闘員を殺傷、撃退した。

またアイン・バーリダ村、マアッルディブサ村、マアッル・タムサリーン市、ハルブヌーシュ村、クマイナート市、サラーキブ市、タフタナーズ市、シャラフ村、マアッラト・ヌウマーン市が軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した。

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ロイター通信(9月25日付)は、ヒムス市住民(アラウィー派)が治安維持のため「シャッビーハ」に月300ドル掃討の支援を余儀なくされていると住民の証言などをもとに報じた。

シリア政府の動き

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣とファイサル・ミクダード副大臣はニューヨークでの国連総会出席のためプライベート・ジェット機でベイルート国際空港に到着した。

NNA(9月25日付)が報じた。

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バアス党シリア地域指導部は声明を出し、シリア国民救済大会で「多元的民主制への移行を含む暫定機関を開始するための最善の政治的方法を検討するため、すべての関係当事者が参加する国際会議」の開催が求められたことを「外国のために足場を築こうとしている」と批判した。

レバノンの動き

5月にアレッポ県で反体制武装勢力に拉致されたレバノン人巡礼者(シーア派)11人の一人、アワド・イブラーヒーム氏が釈放され、トルコに到着した。

LBCI(9月25日付)などが報じた。

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NNA(9月25日付)によると、23日にナバティーヤ県ハースバイヤー郡の国境地帯で、警察が身柄拘束したシリア人5人が釈放された。

諸外国の動き

ヨルダンでイスラーム主義組織の弁護士を務めるムーサ-・アブドゥッラートは、AFP(9月26日付)に対して、ヨルダン国境警備隊がシリアに潜入しようとしたムジャーヒドゥーン6人を逮捕したことを明らかにした。

逮捕された戦闘員のなかには、アブー・ムスアブ・ザルカーウィーの甥のアブー・アスヤド・ザルカーウィーが含まれているという。

また「シリアのタウヒード旅団に属するサラフィー主義のムジャーヒドゥーンが100人におよぶ」ことを明らかにした。

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米国のバラク・オバマ大統領は国連総会で演説し、「国民を殺害する独裁者に未来はない」と述べ、「アサド政権は国民を苦しめることを止めるため、終わらねばならない」と改めて述べた。

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米国務省高官は、記者団に対して、今週末に米国が反体制勢力への追加支援を発表すると述べた。

同高官によると、支援は「彼らが自衛できるようにするため」だというが、武器供与については否定した。

「アフバール・シャルク」(9月26日付)が報じた。

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エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領はBBC(9月25日付)に対して、外国の軍事的介入を「支持しない。もし行われれば大きな間違いになると思う」と述べつつ、「アサド大統領には去る以外の選択肢はない」と主張した。

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カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣はBBC(9月25日付)に対して、「平和的にシリアの危機を解決できると思うし、そう願っている」としたうえで、「数週間中に新たな計画が作られ…シリア国民を救済する幾つかの措置が講じられるだろう」と述べた。

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カタールのハマド・ブン・ハリーファ首長は、国連総会で演説し、「アラブ諸国自身が人道的、政治的、軍事的な義務に基づき介入するのがよい」と述べた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領と潘基文国連事務総長は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とシリア情勢について協議した。

AFP, September 25, 2012、Akhbar al-Sharq, September 25, 2012, September 26, 2012、Aljazeera.net, September 25, 2012、BBC, September 25, 2012、al-Hayat, September 26, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September 25, 2012、al-Kurdiya News,
September 25, 2012、LBCI, September 25, 2012、Naharnet.com, September 25,
2012、NNA, September 25, 2012、Reuters, September 25, 2012、SANA, September
25, 2012などをもとに作成。

 

(C)青山弘之 All rights reserved.