Monthly Archives: 9月 2015

米国のオバマ大統領が国連総会で演説「ロシア、イランを含むあらゆる国と紛争を解決するために協力する用意があるが、戦争前の現状に立ち返ることはできないということを理解しなければならない」(2015年9月28日)

米国のバラク・オバマ大統領は28日、国連総会で一般討論演説を行った。 シリア情勢に関して、オバマ大統領は以下のように述べた。 「独裁者が、数十万という自国民を殺害するとき、それはもはや一国の内政問題ではない…。またテロ組 … Read More

イランのロウハーニー大統領が国連総会で演説「違法な武力行使への脅迫や、実際の武力行使は暴力と危機をさらに悪化させるだけ」(2015年9月28日)

イランのハサン・ロウハーニー大統領は28日、国連総会で一般討論演説を行った。 シリア情勢に関して、ロウハーニー大統領は以下のように述べた。 「シリアにおける人道危機は、我々の地域における暴力と過激主義の拡散を示す痛ましい … Read More

ロシアのプーチン大統領が国連総会で演説「テロに真正面から果敢に戦いを挑んでいるシリア政府やその軍との協力を拒否することは大きな間違い…アサド大統領の軍、そしてクルド人の部隊以外にシリアでダーイシュなどのテロ組織と真に戦っている者はいないということを認めるべき」(2015年9月28日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は28日、国連総会で一般討論演説を行った。 シリア情勢に関して、プーチン大統領は以下のように述べた。 「いわゆるイスラーム国の旗のもとで、数十万の民兵が戦っている。そのなかには、200 … Read More

潘事務総長が国連総会演説で、ロシア外務副外相の提唱した「連絡グループ会合」に同調(2015年9月28日)

国連の潘基文事務総長は、各国首脳らによる一般教書演説に先立って国連総会で演説した。 シリア情勢に関して、潘事務総長は以下のように述べ、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が提唱した米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、エ … Read More

ロシアのボグダノフ外務副大臣「シリアでの紛争解決に向け、米露、サウジ、トルコ、エジプトなどからなる連絡グループが会合を開くべき」(2015年9月28日)

ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣はスプートニク通信(9月27日付)に対し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が設置に向け準備を続けている四つの作業グループと合わせて、「国連総会終了後 … Read More

ドイツのフォン・デア・ライエン国防大臣「アサド大統領が永遠にシリアの指導者ではない」(2015年9月28日)

ドイツのウルズラ・フォン・デア・ライエン国防大臣は、シリア情勢に関して、「アサド大統領が永遠にシリアの指導者ではない。彼は長期的に紛争解決策の一部とはなり得ない」と述べた。 ARA News(9月28日付)などが伝えた。 … Read More

フランス議員・記者使節団がオランド大統領の強硬姿勢維持を尻目にダマスカスを訪問(2015年9月28日)

ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長は、シリアを訪問中のフランス議員・記者使節団と会談した。 SANA(9月28日付)によると、ラッハーム人民議会議長は会談で、中東地域諸国のタクフィール主義テロへの対応に失敗した … Read More

フランスのオランド大統領「フランスはアサドを解決策の一部として受け入れないとの姿勢において孤立していない」(2015年9月28日)

『ハヤート』(9月29日付)は、フランス消息筋の話として、国連総会出席のためにニューヨークを訪問中のフランソワ・オランド大統領が、トルコのアフメト・ダウトオール首相と会談し、シリア情勢、なかでもシリア北部における「安全地 … Read More

サウジアラビア、カタールは依然としてアサド政権の退陣に固執(2015年9月28日)

『ハヤート』(9月28日付)は、欧米諸国、トルコがアサド政権の進退に関して態度を軟化させるなか、サウジアラビア、カタールは依然として、「シリア政府が正統性を失っており、紛争の政治的解決におけるパートナーとして受け入れるこ … Read More

YPGが、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と「穏健な反体制派」のシャーム戦線を放逐し、アレッポ市シャイフ・マクスード地区を完全制圧(2015年9月27日)

アレッポ県では、ARA News(9月27日付)によると、26日に再び激化したアレッポ市シャイフ・マクスード地区でのアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装 … Read More

「シャームの土地のコーカサス首長国」を名乗る外国人戦闘員の一団が、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線に忠誠を誓ったばかりの「ムハージリーン・ワ・アンサール軍」から離反していたと発表(2015年9月27日)

「シャームの土地のコーカサス首長国」を名乗る外国人戦闘員の一団は、22日にアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線に忠誠を誓ったばかりの外国人武装集団「ムハージリーン・ワ・アンサール軍」から離反していたと発表した。 … Read More

ハサカ県、ダイル・ザウル県への有志連合の爆撃でダーイシュ(イスラーム国)の広報責任者と司令官が死亡(2015年9月27日)

ハサカ県では、ARA News(9月27日付)によると、タッル・ブラーク町南部に対する有志連合の空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)の広報責任者の一人アブー・バッラー・アンサーリー氏が死亡した。 ** ダイル・ザウル県では … Read More

イドリブ県内の一時停戦対象地域内のタフタナーズ市をシリア軍が爆撃、反体制派もフーア市を砲撃、ヒムス市ワアル地区をシリア軍が攻撃し17人が死亡(2015年9月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が、一時停戦合意に違反して、フーア市を砲撃した。 この砲撃の直前まで、シリア軍がフーア市に近いタフタナーズ市を「樽爆弾」などで空爆していたという。 Elaph.co … Read More

イスラエル軍が占領下ゴラン高原(シリア領)からクナイトラ県のシリア軍拠点を攻撃(2015年9月27日)

ナハールネット(9月27日付)などによると、クナイトラ県でのジハード主義武装集団との戦闘でシリア軍が発射したロケット砲弾1発が、イスラエル占領下のゴラン高原(シリア領)に着弾、イスラエル軍がただちにシリア軍拠点複数カ所に … Read More

フランスがシリア国内でダーイシュ(イスラーム国)に対する爆撃を開始(2015年9月27日)

フランスのフランソワ・オランド大統領は国連総会に出席するために訪問中の米ニューヨークで記者団に対し、「フランスは今朝、シリアで、我が国の安全保障を脅かすダーイシュ(イスラーム国)の訓練キャンプを攻撃した」と述べた。 オラ … Read More

ロシアのプーチン大統領「トルコ、ヨルダン、サウジ、米国にダーイシュ(イスラーム国)とのテロとの戦いのための調整の枠組み作りを提案している」(2015年9月27日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、28日に予定されているバラク・オバマ米大統領との会談に先立って、CBS(9月27日付)のインタビュー(http://www.cbsnews.com/news/preview-pre … Read More

イランのロウハーニー大統領「シリアの体制転換ではなく「テロとの戦い」を優先事項に掲げる国とのみ協力する」(2015年9月27日)

イランのハサン・ロウハーニー大統領は、シリア情勢に関して、シリアの体制転換ではなく「テロとの戦い」を優先事項に掲げる国とのみ協力する意思があると述べた。 ロウハーニー大統領は「このことは、シリア政府に改革の必要がないとい … Read More

オーストラリアのビショップ外務大臣も態度を軟化「アサド大統領がシリアにいるのが現実だ…ロシアの関与は前向きなもの」(2015年9月27日)

オーストラリアのジュリー・ビショップ外務大臣は、国連総会出席のために訪問中の米ニューヨークで、シリア情勢に関して、シリア政府の正統性を否定してきたこれまでの姿勢を軟化させ、アサド政権を支援するロシアの関与に積極的に対処す … Read More

アレッポ市シャイフ・マクスード地区でYPGとアル=カーイダ系のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘が再開(2015年9月26日)

アレッポ県では、ARA News(9月26日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と … Read More

ロシアは過去2週間に貨物機15機でシリアに軍事・技術支援強化(2015年9月26日)

AFP(9月26日付)は、ロシアが26日までの過去2週間で、ラタキア県に少なくとも貨物機15機を派遣し、軍事・技術支援強化を行ったと伝えた。 これらの貨物機は、ロシア軍が滑走路を整備したとされるラタキア県ジャブラ市郊外の … Read More

ザバダーニー市、フーア市・カファルヤー町での停戦合意実施に向けた準備が進むなか、サラーキブ市一帯(イドリブ県)で停戦合意に反対するデモ(2015年9月26日)

シリア人権監視団によると、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)一帯およびフーア市・カファルヤー町一帯の一時停戦合意に従い、フーア市、カファルヤー町からの重傷者を受け入れるための病院の準備、女性、子供からなる住民の避難に向け … Read More

駐トルコの反体制活動家(シリア国民連合、シリア民主主義者連合)がロシアによるシリアへの軍事・技術支援を批判、これを支援する国内の反体制派を牽制(2015年9月26日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ロシアによるシリアへの軍事・技術支援強化に関して「シリアにおけるロシア軍の展開は占領に他ならず…、国を分割し、その一体性を破壊し、主権を侵害するも … Read More

シリア軍が一時停戦合意対象地域外のサラーキブ市(イドリブ県)などを爆撃(2015年9月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、反体制派との一時停戦合意対象地域外に位置するサラーキブ市を6回にわたって空爆した。 一方、SANA(9月26日付)によると、シリア軍がバフサ村、マウザラ村一帯を集中的 … Read More

ダーイシュ(イスラーム国)はシリア政府と西クルディスタン移行期民政局が分割統治するハサカ市南部に再び進攻(2015年9月26日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(9月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市南部のパノラマ交差点近郊に再び進攻し、シリア軍、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点に対して攻撃を加え、双方に複数 … Read More

イスラエルは、ロシアによるシリアへの軍事・技術協力増強容認の代償として、シリア、レバノンへの「必要に応じた領空侵犯」黙認をロシア側に求める(2015年9月26日)

『ハヤート』(9月26日付)は、イスラエルの軍部・政界の話として、ベンヤミン・ネタニヤフ首相およびイスラエル軍幹部のロシア訪問(21日)で、ロシアによるシリアへの軍事・技術協力増強に伴う緊張を軽減するため、イスラエル側が … Read More

米中央司令部は、「穏健な反体制派」新規戦闘員約70人がアル=カーイダ系のヌスラ戦線に装備の25%を引き渡していたことを認める(2015年9月25日)

米中央軍は、25日午後1時頃、最近になってシリアに進入した「穏健な反体制派」新規戦闘員約70人(第30師団、新シリア軍)の司令官が、作戦実行地域内での安全な移動を確保するため、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦 … Read More

シリアで戦闘に参加しているロシア軍兵士とされる動画公開(2015年9月25日)

AFP(9月25日付)は、シリア国内でシリア軍とともに戦闘に参加しているというロシア軍兵士の動画(https://youtu.be/o1lCLPV4xbE)をユーチューブなどを通じて配信した。 ロシア軍兵士とされる男性は … Read More

ヒズブッラーのナスルッラー書記長「一部の大国がシリア政府とその同盟者の不屈を前に従来の姿勢を転換させているようだ」(2015年9月25日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はマナール・チャンネル(9月25日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢について、一部の大国がシリア政府とその同盟者の不屈を前に従来の姿勢を転換させつつある、との見方を示し … Read More

クナイトラ県の反体制武装集団が「堪え忍ぶ者たちに吉報をもたらせ」と銘打って、シリア軍への攻撃を激化(2015年9月25日)

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(9月25日付)によると、クナイトラ県で活動する反体制武装集団が、ダマスカス郊外県西グータ地方に対するシリア政府の包囲を解除するため「堪え忍ぶ者たちに吉報をもたらせ」の戦いを開始し … Read More

アレッポ県で、有志連合、シリア軍、YPG主体のユーフラテスの火山作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)に爆撃・砲撃(2015年9月25日)

アレッポ県では、ARA News(9月25日付)によると、有志連合は米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」の反体制武装集団のハルバル村、タラーリーン村、スーラーン町、アフティムッラート村のダーイシュ(イスラーム国)拠点 … Read More