米主導の有志連合はシリア領内で3回の爆撃を実施(2015年11月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月4日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回、マーリア市近郊(1回)、ハサカ市近郊(1回)、フール町近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 5, 2015などをもとに作成。

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イランのヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問「シリア情勢をめぐって米国とは協力しない」(2015年11月4日)

IRNA(11月4日付)は、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問がシリア情勢をめぐって「イランは米国と直接、間接に協力していないし、今後も協力はしない」と述べたと伝えた。

AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、IRNA, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダーイシュとの戦闘の末、アレッポ市にいたる唯一の兵站路を奪還:ヒムス県ではロシア軍と思われる戦闘機の爆撃で住民23人とダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が死亡(2015年11月4日)

アレッポ県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハナースィル市・イスリヤー村(ハマー県)街道(アレッポ市・サラミーヤ街道)一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュによって占拠されていた街道一帯を制圧し、アレッポ市にいたる兵站路を開放した。

ハナースィル市・イスリヤー村街道は10月23日にダーイシュによって占拠されていた。

シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュは街道から約10キロ離れた地点で依然として戦闘を続けているという。

シリア軍はまた、シャイフ・アフマド村、タッル・アフマル村、クワイリス航空基地南部一帯でダーイシュ拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', November 4, 2015
Kull-na Shuraka’, November 4, 2015

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市を空爆し、子供3人を含む23人が死亡した。

同監視団によると、この空爆でダーイシュ戦闘員も死亡したというが、その数については明らかにしなかった。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がマヒーン町、カルヤタイン市、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジュッブ・ジャラーフ村東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がジャフラ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、タービヤ村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月4日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に近い消息筋の話として、ダイル・ザウル市内ドゥーワ地区に突入しようしたシリア軍とダーイシュが交戦、シリア軍兵士85人が死亡したと伝えた。

また、ARA News(11月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市で住民70人近くを逮捕した。

ダーイシュによる住民の逮捕は2日前から行われているという。

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ラッカ県では、ARA News(11月4日付)によると、タッル・アブヤド市一帯にトルコ軍が連日攻撃を行うなか、同市東部入り口にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の検問所に対してダーイシュ(イスラーム国)が自爆攻撃を行った。

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ハサカ県では、ARA News(11月4日付)によると、ハサカ市南部のアトシャーン村で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、多数の死傷者が出た。

またラアス・アイン市でも西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の検問所近くで爆弾が仕掛けれたバイクが爆発した。

AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、アレッポ県でのシリア軍とロシア軍の攻撃で40人以上が死亡:ハマー県では反体制武装集団がシリア軍のMiG21を撃墜か(2015年11月4日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、地対地ミサイルと思われる砲弾がドゥーマー市に着弾し、女性1人、子供1人を含む12人が死亡した。

またハーン・シャイフーン・キャンプではシリア軍の砲撃により、女性2人を含む9人が死亡した。

さらにカフルバトナー町では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がハラスター市郊外でイスラーム軍など反体制武装集団と交戦し、サウジ人戦闘員ら18人を殲滅、高速道路に近いアマーン・ビッラー・ガソリン・スタンドおよびその周辺の建物群を制圧した。

シリア軍はまた、ヌーラ村、マルジュ・スルターン村、ダーライヤー市で、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はこのほかにも、ハラスター市郊外一帯でウマル軍団戦闘員多数を拘束した。

他方、クッルナー・シュラカー(11月4日付)によると、シリア軍がダーライヤー市への突入を試みたが、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の反撃に合い、兵士17人以上が死亡したという。

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ハマー県では、ハマー革命司令評議会広報局が、地対空ミサイルでシリア軍の戦闘機を撃墜したと発表、その映像(https://youtu.be/6upNfCquhYc)を公開した。

同広報局が撃墜したと主張するのはMiG21戦闘機。

この戦闘機は、カフルヌブーダ町近郊でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘を航空支援していたところを反体制武装集団によって撃墜されたという。

またスマート・ニュース(11月4日付)によると、「自由シリア軍」とジハード主義武装集団が県北部のウスマーン丘にあるシリア軍の基地を制圧した。

『ハヤート』(11月5日付)によると、同基地を制圧したのは、ナスル軍とカフルヌブーダ作戦司令室で、両組織はこのほかにもシャナービル検問所、ハミーディー・ガソリン・スタンド検問所も制圧したという。

ただし、ARA News(11月4日付)はと、ファトフ軍が同地一帯を制圧したと伝えた。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がラトミーン村、ラハーヤー村、ムーリク市周辺、バーナ村、ラターミナ町、サイヤード村、マアルカバ村、カフルヌブーダ町、ラスム・ヤティーマ村、タナーヒー丘でファトフ軍の拠点を空爆した。

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アレッポ県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍が国防隊とともに、アレッポ市南西部で反体制武装集団との戦闘を継続した。

一方、ARA News(11月4日付)によると、ロシア軍とシリア軍の戦闘機がアレッポ市マシュハド地区、ブスターン・カスル地区など反体制武装集団制圧地区に対して激しい空爆を行い、マシュハド地区では12人が、ブスターン・カスル地区では10人が死亡した。

このほか、ARA News(11月5日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線はアフリーン市郊外で拘束していたクルド人民間人28人を釈放した。

釈放は、シャーム自由人イスラーム運動、クルド人武装勢力が仲介したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市でのシリア軍との戦闘でジハード主義武装集団戦闘員1人が死亡した。

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ラタキア県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がファラク山、ヒルバト・ジュッブ・ザアルール村を制圧した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、ロシア軍戦闘機が、フーア市・カファルヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市などでのシリア軍と反体制武装集団の停戦合意で戦闘停止地域に含まれているラーム・ハムダーン村、マアッラトミスリーン市を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がハズム・スナー丘、スナー丘一帯を制圧した。

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ダルアー県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がダルアー市郵便局一帯、避難民キャンプ一帯、アシュアリー農場、アトマーン村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

 

AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、November 5, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、November 5, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、SMART News, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外務大臣「シリアをめぐる会合が開催される前に我々は誰が「穏健な反体制派」で誰がテロリストなのかを明確にしなければならない」(2015年11月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

RT(11月4日付)などによると、ラブロフ外務大臣は会談で、紛争解決に向けた政治対話がすべての反体制派を包摂するかたちで行われねばならないとしつつ、「穏健な反体制派」のみを危機解決に向けたパートナーとすべきだと述べ、イスラーム過激派を排除する必要を強調した。

すなわち、ラブロフ外務大臣は以下の通り述べたという。

「シリアをめぐる次の会合が開催される前に我々は誰が「穏健な反体制派」で誰がテロリストなのかを明確にしなければならない…。シリアの危機解決に向けた交渉のテーブルに着くことができる反体制派のリストをめぐる問題に…さほど時間がかからないことを望んでいる。これは、デミストゥラ氏が…準備している交渉においてパートナーとなる「穏健な反体制派」が誰なのかを明らかにするものだ…。ウィーン会議の参加者は、シリア国内でテロリストとみなされるグループを特定することで合意した」。

ラブロフ外務大臣はまた、諸外国が反体制派の統一代表団結成に向けて影響力を行使することでデミストゥラ氏と合意したという。

一方、デミストゥラ氏は、国連がジュネーブでシリア政府と反体制派の和平会合を開催する用意がてきており、「ダマスカスの代表者らは反体制派との会合に参加する用意はできている」と述べた。

デミストゥラ氏はまた「反体制派と政府の対話は前提条件なしで始められねばならない。我々はウィーンでこのことを合意した」と述べたという。

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ロシア大統領府によると、ヴラジミール・プーチン大統領はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談し、シリア情勢への対応などについて協議した。

会談では、シリアの紛争解決に向け政治的対話を継続する意思が確認されたという。


AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、RT, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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最新論考「シリア紛争を戦う武装勢力は誰の代理なのか、シリア紛争に関与する諸外国は誰を代弁しているのか?」(Yahoo Japan! News)

青山弘之「シリア紛争を戦う武装勢力は誰の代理なのか、シリア紛争に関与する諸外国は誰を代弁しているのか?」

Yahoo Japan! News、2015年11月4日

http://bylines.news.yahoo.co.jp/aoyamahiroyuki/20151104-00051092/

ロシア軍がシリア領内での空爆を開始してから1ヶ月が経ち、現地の軍事バランスに変化が生じ始めたことを受け、オーストリアの首都ウィーンでは、米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、イランなど17カ国の外相が一同に会し、シリア情勢への対応をめぐる協議を本格化させた。シリアのいかなる当事者も交えずにその将来を議論するという異様な光景は、シリア紛争が諸外国の「代理戦争」と化してしまったとの印象を強めるものだが、仮にそうだとした場合、国内で対立を続ける武装勢力は、いったい誰の代理として戦い、諸外国はシリア国内の誰を代弁しているのだろうか? ・・・

米主導の有志連合はシリア領内で6回の爆撃を実施(2015年11月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回、ハサカ市近郊(2回)、フール町近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 4, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダのザワーヒリー氏がダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線の統合に向けて幹部を派遣(2015年11月3日)

『クドス・アラビー』(11月3日付)は、アル=カーイダに近い複数の消息筋の話として、アル=カーイダのエジプト人幹部(シューラー会議メンバー)の一人サイフ・アドル氏がイドリブ県に派遣された、と伝えた。

アドル氏は、シリア国内で対立を続けているとされるダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線の統合を最終目的としているという。

なお、ヌスラ戦線支持者らはツイッターで、「アイマン・ザワーヒリー氏の指示のもと、ヌスラ戦線の方針を正すため…、イランで解放された5人の指導者のうちの1人がシャームに到着した」などと綴っているという。

アドル氏は2015年3月にイラン当局が釈放したアル=カーイダ幹部5人のなかの1人。

Kull-na Shuraka', November 4, 2015
Kull-na Shuraka’, November 4, 2015


AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、al-Quds al-‘Arabi, November 3, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア領内のYPG拠点への攻撃を継続(2015年11月3日)

ラッカ県では、ARA News(11月3日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市西部の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点に対して攻撃を継続した。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダーライヤー市一帯を激しく攻撃(2015年11月3日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が国防隊とともに、ダーライヤー市一帯でジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員2人を含む5人が死亡、またシリア軍側も兵士12人が死亡した。

シリア軍はまた、ムウダミーヤト・シャーム市一帯を4回にわたって空爆した。

一方、SANA(11月3日付)によると、シリア軍が、東グータ地方一帯でイスラーム軍などジハード主義武装集団と交戦し、マシュタル丘、ハラスター市内の複数の建物群を制圧した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がジュッブ・アフマル村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

ジハード主義武装集団は米国製TOW対戦車ミサイルでシリア軍を攻撃としたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がアレッポ市ラーシディーン地区の「ファミリー・ハウス」一帯を砲撃し、シリア軍、国防隊に複数の死傷者が出た。

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ヒムス県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がタルビーサ市一帯でシャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月3日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市内のパン配給所一帯を空爆し、住民16人が死亡、数十人が負傷した。

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アレッポ県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がハーディル村、ズィルバ村、シャーミル村、アマーラ村、フライターン市、ハンダラート難民キャンプ一帯、カフルダーイル村、マンスーラ村一帯、アレッポ市バニー・ザイド地区で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員40人以上を殲滅し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がラトミーン村、サイヤード村、カフルズィーター市、ラハーヤー村、ラターミナ町、マアルカバ村でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がダルアー市ゼノビア学校東部一帯、ヒルバト・ガザーラ町近郊のガーリヤート橋北西部、アトマーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサナマイン市に籠城する反体制武装集団が、同市北西部の住宅地を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月4日付)によると、ジーザ町でスンナ青年師団の司令官ズハイル・フィラース氏が何者かに爆殺された。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月3日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動の幹部で、ウマル・ファールーク旅団司令官でもあるアブー・ファールークを名乗る指導者が、サラーキブ市内を車で移動中に、道路に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、死亡した。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、November 4, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線がアレッポ市郊外工業団地地区のシリア軍拠点を奇襲する一方、ラッカ市のダーイシュ拠点・検問所が激しい爆撃を受ける(2015年11月3日)

アレッポ県では、ARA News(11月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャイフ・ナッジャール市工業団地地区のシリア軍拠点を北東部から攻撃、また時を同じくしてシャームの民のヌスラ戦線とアンサール・ディーン戦線からなる反体制武装集団が同地北部のシリア軍拠点に対して攻撃を加えた。

一方、では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系戦闘員がウンム・アルキーラ村、シャイフ・アフマド村、タアーナ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

シリア軍はまた、国防隊、クドス旅団とともに、ハナースィル市・イスリヤー村街道一帯でダーイシュと交戦した。

他方、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がマンビジュ市、マフラサ村、ウンム・アルキーラ村、クワイリス航空基地南部一帯、ハラビーヤ村、シャイフ・アフマド村、ラスム・アブド村、スースィヤーン村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍ないしはシリア軍所属と思われる戦闘機がラッカ市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点、検問所を16回にわたって空爆し、ダーイシュ戦闘員13人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハサカ市北東部に進軍し、有志連合の航空支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ARA News(11月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のアラブ民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、フール町郊外バフラト・ハーヌーティーヤ村近郊のガス配給所を制圧した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信は、ダーイシュはハサカ市郊外のマスルーサ村で爆弾を仕掛けた車を爆破し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘員20人以上を殺害、同村を制圧したと発表した。

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ヒムス県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、マヒーン町郊外の飼料倉庫西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する特殊作戦を行い、戦闘員25人を殲滅、装備・車輌を破壊した。

シリア軍はまた、カルヤタイン市、東ヒブラ村、西ヒブラ村、サダド市東部、タドムル市郊外柑橘農園一帯のダーイシュ拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がイスリヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月3日付)によると、シリア軍がジャフラ村、マリーイーヤ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、ヒサーン村、ハトラ村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、戦闘員約40人を殲滅した。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区一帯でダーイシュを撃退した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラジャート高原のマドゥーラ村を制圧したと発表した。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍の出撃回数が1,600回を越える(2015年11月3日)

SANA(11月3日付)は、ロシア軍消息筋の情報とした、9月30日の空爆開始以降、ロシア軍戦闘機の出撃回数が1,631回に達し、2,084の目標を破壊したと報じた。

空爆では、司令拠点287カ所、教練キャンプ52カ所、爆弾製造工場40カ所、武器弾薬庫155カ所、壕485カ所、居住キャンプ1,065カ所が破壊されたという。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者副大臣はウィーン声明が求める移行期を拒否(2015年11月3日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は公式訪問先のイランで、米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、イランなど17カ国が採択した「ウィーン声明」、とりわけ難民の選挙への参加などを定めた移行期に関する規定に関して、「現場で暮らしていない人々の頭のなかにあるだけ」と述べ、批判した。

ミクダード外務在外居住者副大臣は「我々は国民対話、拡大政府、立憲プロセスについて話しているのであって、いわゆる移行期について話しているのではない…。シリア政府と反体制派の会談に関して何も受け取っていない」と述べた。

『ハヤート』(11月3日付)が述べた。

30日に採択された「ウィーン声明」では移行期に関して以下の通り規定している。

「7. 2012年のジュネーブ合意と国連安保理決議第2118号に従い、参加国は、国連にシリア政府と反体制派の代表を招集させ、信頼でき、包括的で、非宗派主義的な統治を樹立し、新憲法制定と選挙実施を行うための政治プロセスを推し進める。選挙は国連の監視下で行われ、透明性、信頼性といった点で国際水準を満たす自由且つ公正なものなければならず、また難民を含むすべてのシリア人が参加する。」

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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ロシア空軍はシリア領空で初の合同訓練を実施する一方、反体制派の情報をもとにテロリストを爆撃(2015年11月3日)

シリア駐留ロシア軍のアンドレイ・カルタボロフ作戦司令官(中将)は、米・ロシア両空軍が昨日(2日)、シリア領内で初となる合同訓練を実施したと発表した。

カルタボロフ作戦司令官はまた、「ロシア軍戦闘機複数機が、反体制派の代表の情報をもとにシリア領内のテロリストの標的を初めて空爆した」と述べる一方、「メンバーは明かせないが調整グループを設置した」と付言、シリア軍と「シリアの愛国的な勢力」(西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊などを示唆)の「信頼できる協力関係」を構築したいとの意思を示した。

『ハヤート』(11月4日付)によると、米軍も、シリア領空でロシア軍戦闘機との試験通信を行ったことを明らかにし、合同訓練を実施したことを認めた。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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ロシアのボグダノフ外務副大臣、「モスクワ3」を来週開催すると発表(2015年11月3日)

ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣は、ロシアが来週中に、シリア政府と反体制派の和平交渉に向けた協議「モスクワ3」を開催する予定だと述べた。

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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、アサド大統領の進退に関して「ロシアはアサドが残らねばならないなどと言ったことはない。これはシリア国民が決めることで、ロシアは、去らねばならないとか、とどまらねばならないとは言わない」と述べた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領はEURO 1(11月3日付)に対し、シリア紛争解決の唯一の方法が選挙実施にあるとしたうえで、次期大統領選挙にアサド大統領は出馬できないと述べた。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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オバマ米政権の対ダーイシュ(イスラーム国)戦略担当上級補佐官がイラクでPYD、YPG幹部と会談(2015年11月3日)

ARA News(11月3日付)は、11月1、2日の両日、バラク・オバマ米政権の対ダーイシュ(イスラーム国)戦略担当のブレット・マクガーク上級補佐官がイラク・クルディスタン地域のエルビル市を訪問し、イラク・クルディスタン自治政府高官と会談する一方、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党、人民保護部隊の代表と会談したと伝えた。

会談では、シリア領内でのダーイシュとの戦いでの調整などについて意見が交わされたという。

AFP, November 3, 2015、AP, November 3, 2015、ARA News, November 3, 2015、Champress, November 3, 2015、al-Hayat, November 4, 2015、Iraqi News, November 3, 2015、Kull-na Shuraka’, November 3, 2015、al-Mada Press, November 3, 2015、Naharnet, November 3, 2015、NNA, November 3, 2015、Reuters, November 3, 2015、SANA, November 3, 2015、UPI, November 3, 2015などをもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2015年11月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月2日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回、ハサカ市近郊(3回)、マーリア市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 3, 2015などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、離反士官がカイロで秘密会合を開き、「最高軍事評議会」設置について協議(2015年11月2日)

オリエント・ネット(11月2日付)は、複数のアラブ筋の話として、10月31日にエジプトの首都カイロで、シリア国内で戦う武装集団の代表者が極秘会合を開き、「最高軍事評議会」設置について協議したと報じた。

この極秘会合は、フランス、そしてサウジアラビア、カタールといったアラブ湾岸諸国の要請を受けて、エジプト外務省が主催したもので、カイロ空港近くのセミラミス・ホテルで開催された。

会合には、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム国、イスラーム戦線、離反士官

またエジプトの総合情報部の士官ら200人が会合の準備にあたり、米国、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、エジプトの治安機関代表も参加した。

「最高軍事評議会」は、シリア国内で活動する反体制武装集団、離反士官から構成され、その設置案では、「シリア国民の虐殺に関与した士官約100人の追放」、「第4師団、共和国護衛隊の解体とその将兵のシリア軍への編入」、「空軍情報部、軍事情報局、政治治安部の解体」、「戦争犯罪に関与した士官の裁判」、「国防隊の解体と武装解除」などが定められているという。

また「最高軍事評議会」に、政権内の一部のアラウィー派士官やキリスト教徒士官の懐柔し、参加させることも検討しているという。

なお、会合では、その議長として、マナーフ・トゥラース元准将が推挙されたが、「アサド大統領と近しい関係にあったために国内で受け入れられない」、「離反士官のなかにはトゥラース氏よりも上位の士官(少将、中将)がいる」といった理由で、多くの出席者の反対を受けたという。

Orient Net, November 2, 2015をもとに作成。

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反体制武装集団がラタキア県北部、アレッポ市南部の要衝を奪還(2015年11月2日)

ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月2日付)によると、シリア軍が11月1日に制圧したガマーム村を反体制武装集団(第2沿岸師団など)が奪還した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の空爆と並行して、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が、ワディーヒー村、シュカイディラ村、バッカーラ丘、バンジーラ山、カラースィー村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、後者はシリア軍に制圧されていたバンジーラ山一帯の複数の拠点を奪還した。

またARA News(11月2日付)によると、シャーム戦線(「命じられるがまま進め」連合)がシリア軍との戦闘の末、ハーディル村周辺の丘陵地帯を奪還した。

他方、シャーム戦線のアブー・マーヒル・ヒムスィー副司令官は声明を出し、戦線傘下の治安機関を解体すると発表した。

治安機関解体は、統合的な治安機関の設置をめざすアレッポ市および同市一帯の住民や革命家たちの要請を受けたものだという。

このほか、シャーム軍広報局は声明を出し、マルジュ・ダービク大隊(自由シリア軍)がシャーム軍に合流したと発表した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市を砲撃し、子供3人を含む6人が死亡した。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がマルジュ・スルターン航空基地一帯、ハラスター市農場地帯でシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアンタル丘、カフルシャムス町一帯、ウンム・アウサジュ村一帯を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマスハラ村、ウンム・バーティナ村、西サムダーニーヤ村、ハミーディーヤ村を砲撃した。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がウーファーニヤー村、タルジャナ村、ジュャバーター・ハシャブ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がラターミナ町、スカイク村、ラトミーン村でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまたスカイラビーヤ市一帯でファトフ軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区、タルビーサ市郊外でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Durar al-Shamiya, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、November 3, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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シリア民主軍がハサカ県でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、複数の村を制圧(2015年11月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市・フール町間の一帯などで、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シリア民主軍がタッル・ブラーク町南部のハッラーブ・アッタール村、ハッラーブ・アリー・サギーラ村、ライナス村などを制圧した。

また、ARA News(11月2日付)によると、シリア民主軍はフール町東部のバフラト・ハーヌーティーヤ村方面に進軍し、ダーイシュと交戦した。

進軍に先立ち、同地一帯を有志連合が空爆したという。

一方、ARA News(11月2日付)は、ダーイシュに近い匿名筋の話として、ダーイシュがタッル・ブラーク町南部のシリア軍と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の合同部隊の車列に対して自爆攻撃を行ったと伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がターディフ市のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

またハナースィル市・イスリヤー村街道一帯、シャイフ・アフマド村、タッルアラン村、タッル・ハースィル村、タアーナ村一帯では、シリア軍、国防隊がダーイシュとの戦闘を続けた。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部・北部のタッル・スィースィーン村、ハザワーン村、タイバ村、ワディーア村、ターディフ市、ラドワーニーヤ村、ジュッブ・サファー村、シャイフ・アフマド村、ラスム・アブド村、ウンム・アルキーラ村、マフラサ村、マスカナ村南部、クワイリース航空基地一帯、ジャービリーヤ村、カスキース村のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がマヒーン町およびその一帯、フワーリーン村でダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、マヒーン町一帯、タドムル市一帯(柑橘農園)でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がムーハサン市北部、ジャフラ村、マリーイーヤ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ハミーディーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるタドムル市(ヒムス県)を13回にわたり爆撃(2015年11月2日)

ロシア国防省は、ロシア軍が過去48時間で131回出撃し、ハマー県、ラタキア県、ヒムス県、アレッポ県、ラッカ県、ダマスカス郊外県で、ダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の施設237カ所を破壊したと発表した。

空爆では、ダーイシュの司令拠点17カ所、武器弾薬庫7カ所、防衛拠点・教練キャンプ22カ所、壕・避難所189カ所を破壊したという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍機と思われれる戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるタドムル市を10回にわたって空爆した。

またSNN(11月2日付)によると、タドムル市西部郊外砂漠地帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、タイフール航空基地一帯では、シリア軍とダーイシュが交戦した。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、SNN, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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民主的変革国民調整委員会はウィーンでの外相会合の成果に支持を表明(2015年11月2日)

民主的変革国民調整委員会の執行部は声明を出し、23日、29~30日にオーストリアの首都ウィーンで開催された外相会議(ウィーン1会議、ウィーン2会議)と30日に採択された声明(ウィーン声明)に関して、「正しい報告に向けた措置とみなし、支持する」と表明した。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア領内で9回の爆撃を実施(2015年11月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月1日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回、フール町近郊(1回)、ハサカ市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(6回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 2, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県タッル・アブヤド市のYPG拠点を攻撃(2015年11月1日)

ラッカ県では、ARA News(11月2日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点複数カ所に対して数時間にわたり重火器での攻撃を加えた。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動と「穏健な反体制派」が共同声明でトルコ総選挙でのAKPの勝利に祝意(2015年11月1日)

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動をはじめとする主要なジハード主義武装集団および「穏健な反体制派」と目される武装集団が共同声明を出し、トルコの総選挙での公正発展党(AKP)の勝利に祝意を表明した。

共同声明を発表したのは、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、アジュナード・シャーム連合、シャーム軍団、ラフマーン軍団、サフワ大隊、中部師団、ナスル軍、スルターン・ムラード旅団、南部戦線。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダのザワーヒリー指導者が米国、ロシア、イラン、シーア派、アラウィー派の攻撃に対抗するよう呼びかける(2015年11月1日)

アル=カーイダの指導者アイマン・ザワーヒリー師と思われる人物がインターネットを通じて音声声明を発表し、シリア、イラクにおいて米国およびロシアの攻撃に対抗するよう呼びかけた。

声明のなかでザワーヒリー師は「米国人、ロシア人、イラン人、アラウィー派、そしてヒズブッラーは我々に対する戦いにおいて協調している。我々は、我々内部の戦いを止め、彼らに対して、我々の努力のすべてを向けることはできないだろうか?」と述べた。

そのうえで「すべての場所、すべての組織のムジャーヒディーン同胞よ、すべてのムジャーヒディーン組織のジハードの民よ、我々は今日、米国、欧州、ロシア、そしてシーア派、ヌサイリー派の攻撃に対抗している…。我々は東トルキスタンからマグリブにいたる地域で戦列を一つにして、イスラームに敵対する悪魔の同盟に立ち向かわねばならない」と主唱した。

AFP, November 2, 2015、AP, November 2, 2015、ARA News, November 2, 2015、Champress, November 2, 2015、al-Hayat, November 3, 2015、Iraqi News, November 2, 2015、Kull-na Shuraka’, November 2, 2015、al-Mada Press, November 2, 2015、Naharnet, November 2, 2015、NNA, November 2, 2015、Reuters, November 2, 2015、SANA, November 2, 2015、UPI, November 2, 2015などをもとに作成。

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ドゥーマー市(ダマスカス郊外県)へのシリア軍の爆撃を避けるため、イスラーム軍は捕捉したシリア軍将兵とその妻を「人間の盾」として利用(2015年11月1日)

SNN(11月1日付)は、シリア軍による空爆激化を受け、ドゥーマー市で抵抗を続ける「革命組織」が、捕捉したシリア軍将兵やその夫人を鉄格子に閉じ込め「人間の盾」として利用し、シリア軍による空爆停止を求めていると伝えた。

ARA News(11月1日付)によると、シリア軍将兵やその妻らを「人間の盾」として利用している「革命組織」はイスラーム軍。

Kull-na Shuraka', November 1, 2015
Kull-na Shuraka’, November 1, 2015
Kull-na Shuraka', November 1, 2015
Kull-na Shuraka’, November 1, 2015
Kull-na Shuraka', November 1, 2015
Kull-na Shuraka’, November 1, 2015

 

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なお、シリア人権監視団によると、シリア軍はダマスカス郊外県ドゥーマー市を「樽爆弾」などで攻撃した。

AFP, November 1, 2015、AP, November 1, 2015、ARA News, November 1, 2015、Champress, November 1, 2015、al-Hayat, November 2, 2015、Iraqi News, November 1, 2015、Kull-na Shuraka’, November 1, 2015、al-Mada Press, November 1, 2015、Naharnet, November 1, 2015、NNA, November 1, 2015、Reuters, November 1, 2015、SANA, November 1, 2015、SNN, November 1, 2015、UPI, November 1, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がヌスラ戦線などとの戦闘の末にアレッポ市南部の戦略的要衝を制圧(2015年11月1日)

アレッポ県では、ARA News(11月1日付)によると、ロシア軍の航空支援をうけたシリア軍部隊が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム革命家大隊との戦闘の末にアレッポ市南部の戦略的要衝のハミーディー村、ダーディーン村、カフルハッダード山一帯を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍がカフルダーイル村、マンスーラ村一帯を空爆した。

またアレッポ市南部では、シリア軍と反体制武装集団がアラブ・ファトゥーマ村などで交戦を続けた。

このほか、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がフライターン市、シャーミル村、シャワーヤー丘、アルド・マッラーフ地区、ハーン・トゥーマーン村、ハーディル村、カフル・ハラブ村、ハルサ村、アレッポ市カルム・マイサル地区、カーディー・アスカル地区で反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がガマーム村およびガマーム山一帯で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がカフルズィーター市、トゥータフ村、アブー・ムッルー村、アニーク村、バージラ村を空爆した。

また、シリア軍がカサービーヤ村を砲撃した。

一方、SANA(11月1日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハウワーシュ丘、カッブー村、バーナ村、サフル丘(カフルヌブーダ町北部)で反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がインヒル市を「樽爆弾」で空爆した。

これに対して、ジハード主義武装集団はサナマイン市近郊の第79師団一帯を砲撃した。

なお、クッルナー・シュラカー(11月1日付)は、ロシア軍がインヒル市、ハーッラ市を空爆したと伝えた。

一方、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がダルアー市難民キャンプ地区一帯、サフワト・カムフ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がタマーニア町でファトフ軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の拠点などを攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がタルビーサ市郊外でシャーム自由人イスラーム運動と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, November 1, 2015、AP, November 1, 2015、ARA News, November 1, 2015、Champress, November 1, 2015、al-Hayat, November 2, 2015、Iraqi News, November 1, 2015、Kull-na Shuraka’, November 1, 2015、al-Mada Press, November 1, 2015、Naharnet, November 1, 2015、NNA, November 1, 2015、Reuters, November 1, 2015、SANA, November 1, 2015、UPI, November 1, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)は、シリア政府と和解していた地元の武装組織と連携してヒムス市のマヒーン町を制圧(2015年11月1日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるマヒーン町(カルヤタイン市東部)に進攻し、同地を制圧した。

進攻に際して、ダーイシュは地元の武装集団との連携に合意、2回にわたる自爆攻撃を行うなどして町入口のシリア軍検問所を攻撃する一方、地元の武装集団が町内で蜂起し、マヒーン町は容易に陥落したという。

マヒーン町では、地元の武装集団とシリア軍が停戦(国民和解)に合意し、シリア軍が町の周辺に検問所を設けるかたちで包囲し、同地一帯の均衡は保たれていた。

マヒーン町制圧後、ダーイシュは、ダマスカス・アレッポ街道上のサダド市方面で攻勢を強め、サダド市周辺では、シリア軍と住民(キリスト教徒)などからなる国防隊がダーイシュと交戦、またシリア軍は同地一帯やタドムル市一帯を空爆した。

この戦闘で、ダーイシュはサダド市郊外のシリア軍拠点2カ所を制圧した。

また、クッルナー・シュラカー(11月1日付)によると、マヒーン町がダーイシュの手に落ちたことを受け、シリア軍は100回以上にわたり同地を空爆、これに対して、ダーイシュもサダド市に対して砲撃を加え、迫撃砲弾8発が着弾した。

一方、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の柑橘農園、フナイフィース村、ラスム・サブア村、ガズィーラ村でダーイシュ(イスラーム国)を空爆・攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、フール町とタッル・ハミース市間の地域で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のアラブ民主軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(11月2日付)によると、シリア民主軍はハサカ県カーミシュリー市内を軍事行進を行った。

一方、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がタッル・マビード村とハサカ市を結ぶ街道でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、爆弾を積んだ車輌を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がアレッポ市北東部のラフマーニーヤ村・タアーナ村間の街道でダーイシュ(イスラーム国)を要撃し、戦闘員数十人を殲滅した。

シリア軍はまた、航空士官学校一帯、シャイフ・アフマド村、マクバラ村、マフラサ村、ダクワーナ村などでダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信は、ダーイシュがシリア軍との戦闘の末、タアーナ村のタアーナ丘一帯を制圧したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市労働者住宅地区、マリーイーヤ村、ジャフラ村、ムーハサン市などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆・攻撃し、ダーイシュ・メンバー59人を殲滅した。

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スワイダー県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにフルバト・グーサ村、ラシュダ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, November 1, 2015、AP, November 1, 2015、ARA News, November 1, 2015、Champress, November 1, 2015、al-Hayat, November 2, 2015、Iraqi News, November 1, 2015、Kull-na Shuraka’, November 1, 2015、November 2, 2015、al-Mada Press, November 1, 2015、Naharnet, November 1, 2015、NNA, November 1, 2015、Reuters, November 1, 2015、SANA, November 1, 2015、UPI, November 1, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北部の「安全地帯」内のダーイシュ(イスラーム国)の拠点を初めて爆撃、地上ではトルコマン人の武装集団がダーイシュと交戦(2015年11月1日)

ARA News(11月1日付)は、シャーム戦線の前線司令官の話として、米トルコ両政府が設置合意したアレッポ県北部の「安全地帯」における反体制武装集団の拠点都市マーリア市一帯で、31日夜から1日にかけて、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム戦線などからなる武装集団が交戦、トルコ軍戦闘機と有志連合の戦闘機が後者を航空支援したと伝えた。

シャーム戦線の前線司令官によると、トルコ軍戦闘機はダーイシュの拠点複数カ所を空爆する一方、地上では、スルターン・ムラード旅団、スルターン・ムハンマド・ファーティフ大隊などトルクメン人武装集団がシャーム戦線とともに、ダーイシュと交戦したという。

トルコ軍が有志連合とともにシリア領内でダーイシュを空爆するのはこれが初めて。

なお、シリア人権監視団によると、有志連合がハルバル村一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員18人が死亡した。


AFP, November 1, 2015、AP, November 1, 2015、ARA News, November 1, 2015、Champress, November 1, 2015、al-Hayat, November 2, 2015、Iraqi News, November 1, 2015、Kull-na Shuraka’, November 1, 2015、al-Mada Press, November 1, 2015、Naharnet, November 1, 2015、NNA, November 1, 2015、Reuters, November 1, 2015、SANA, November 1, 2015、UPI, November 1, 2015などをもとに作成。

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